10月は学期の切り替わりあとですので、それほど引っ越し料金が高くないイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょう。
実はこの10月というのは、閑散期の中でも引っ越し業者は繁忙期になり、タイミングによっては引っ越し料金が高くなる場合があります。
ここでは10月の引っ越し料金が高くなる理由と、10月の引っ越し事情について紹介します。
この記事の目次
10月の引っ越し料金が高くなる理由
10月は1年で見ても引っ越し料金が高くなる時期になります。
学生がこの時期に動くことはほとんどありませんが、会社は10月から下期が始まるため、人事異動などで人が動きやすくなるためです。
10月でも特に体育の日のような、月の前半にある連休は家族での引っ越しが増えるため、希望日に引っ越しができないこともあります。
10月なんて引っ越しをする人なんていないだろうと、高をくくっていると大失敗ということがよくありますので10月に引っ越しをする人は気をつけましょう。
10月の引っ越し料金相場
年間の引越し料金の目安は以下の通りです。引越し時期の参考にしてください。
次に人数・距離別の10月の料金相場を紹介します。
同都道府県内(50km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都内程度の距離です。
単身1人の場合 | 平均30,000円 |
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夫婦、カップル2人の場合 | 平均58,000円 |
家族3人以上 | 平均70,000円 |
同一地方内(200km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都から静岡県ぐらいまでの距離です。
単身1人の場合 | 平均48,000円 |
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夫婦、カップル2人の場合 | 平均75,000円 |
家族3人以上 | 平均82,000円 |
遠距離地方(500km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都から大阪府ぐらいまでの距離です。
単身1人の場合 | 平均58,000円 |
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夫婦、カップル2人の場合 | 平均126,000円 |
家族3人以上 | 平均130,000円 |
エアコン取付け取り外しがある場合は、上記の平均料金にプラスで、エアコン取付け取り外し工事等のオプション料金が加算されます。
見積もりについては、引越し一括見積もりサイト引っ越し一括見積もりサイトでさらに詳しい料金の見積もりが簡単にできますので利用してみてください。

10月の引っ越しのメリットとデメリット
ここで10月の引っ越しのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
10月は閑散期で気候なども暑すぎるということがないため、引っ越し作業が比較的行いやすい時期でもあります。
しかし、閑散期で交渉はしやすいですが、先程も言った通り会社の人事異動が多い時期でもあるので、希望の引越し日がある場合は早めに交渉して抑えておきましょう。
デメリット
9月の転勤や大学入学時期の流れで、10月上旬までは引っ越し予約が取りにくいことが予想されます。
また、秋休みを利用して引っ越しを考える方も増えてくるため、学校の転校が必要な家族の長距離引っ越し需要が高くなり費用が高くなる傾向にあるので注意が必要です。
10月に引っ越しを上手にするためのポイント
10月の引っ越しは、閑散期の中でも費用が少し高めという説明をしてまいりました。
ここで、プチ繁忙期である10月の引っ越しを上手に行うためのポイントについて紹介します。
10月引っ越しを上手に行うポイント
- 閑散期でも予約は早く取るようにする
- 引っ越し希望日程候補を3つ程度決める
閑散期でも予約は早く取るようにする
10月の引っ越しは転勤シーズンなどで引っ越し業者が忙しくなるため、できるだけ早めに動き出す必要があります。
理由は、引っ越しのため選択肢を広げるためです。
引っ越しが確定し、引っ越し先に入居できる日が決まったら、すぐに引っ越し業者選びを始めるようにしてください。
引っ越し希望日程候補を3つ程度決める
引っ越し料金が高くても午前中の引っ越しを希望するなど、自分の都合で引っ越しの条件を決めることが出来るのは、早めに引っ越し業者と連絡を取り合った人の特権です。
できれば、「この日なら一日中時間が空いているから午後や夕方の引っ越しでも大丈夫」という日程を3つ程度候補に上げておくと、予約も取りやすくなるでしょう。
いつまでも連絡せずに先送りしてしまうと、引っ越しの日取りも時間も開いているところでお願いするしかなくなります。
早めに動いて交渉期間を作る!
いずれにせよ、閑散期だからといって気を抜いていると、予想外に引っ越し費用が高くなってしまいますので、スケジュールには余裕をもち早め早めに動くようにしましょう。
希望日時で引越し一括見積もりをする
10月の引っ越しを安くするためのコツ
値段交渉などを行う期間のことも考えると、やはり早め早めの行動が重要になります。
10月の引っ越しを安くするポイントは次のとおりです。
- 平日に引っ越しする
- 時間は午後か指定なしにする
- 見積もりは3〜4社以上からとる
- 値引き交渉をする
- 家具や家電など古いものは思い切って処分する
- 自分でなるべく梱包する
また先ほど案内したように、連休中は引っ越し料金が高くなりますので、連休は避けてできることなら平日の引っ越しを依頼しましょう。
簡単に引っ越し料金を安くするには?
引っ越し料金はどうしても高くなりがちですので、上記のポイントを抑えつつ引越し一括見積もりサイトを利用して、相見積もりにすることで引っ越し料金を下げるようにしてみましょう。
10月の引っ越しが安い日
引っ越し業者ごとの引っ越し費用がお得な日を紹介しますので参考にしてください。
業者別お得な日カレンダー
サカイ引越センター | 2日、3日、8日〜10日、15日〜17日、21日〜24日、28日 |
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アーク引越センター | 4日、8日、11日、15日、17日〜18日、21日、23日〜24日 |
アリさんマークの引越社 | 1日〜4日、7日〜11日、15日〜18日 |
10月上旬が9月に引き続き転勤シーズンにかかるため、値段が高めになってしまうことがありますので、10月中旬頃の平日を狙いましよう。
引越し見積もりサイトはどれが良い?
上記の日程を参考に、電話営業はありますが引っ越し費用が最安になる引越し侍か、電話見積もりが一切無いSUUMO引っ越しなど自分に合った引っ越し一括見積もりサイト利用してみましょう。
10月に引っ越しをするときの注意点
気候なども涼しく、費用が少し高い以外に何も問題がないようにみえる10月引っ越しですが、いくつか注意点があります。
雨の日の引っ越しも想定する
10月の下期開始に合わせた人事異動による引っ越しの場合は、10月の初旬に引っ越しをしたくなりますが、この時期に気をつけなくてはいけないのが雨です。
地域によって異なりますが、ほとんどの地域で10月初旬はまだ秋雨前線が停滞している時期になります。
このタイミングで引っ越しをしようとすると、雨の中での引っ越しになる確率が高くなります。
引っ越し元や引っ越し先からの荷物の搬出を、あまり雨に濡らさずにできる場合は気にする必要はありませんが、近くに引っ越し業者のトラックを停められないようなケースは、引っ越し作業の難易度が上がってしまいます。
手を滑らせて、荷物を落としてしまうようなこともありますので、できるだけ雨の中の引っ越しは避けたいところです。
可能であれば、10月前半よりも体育の日(10月中旬)以降を引っ越しの日に設定しましょう。

10月の長距離引っ越しは高くなる
転勤の場合、ほとんどが県外への長距離引っ越しを伴う場合が多いため、長距離引っ越しの需要が高くなります。
10月の引っ越し料金の相場は、近距離引っ越しだとオフシーズンの平均値ですが、長距離引っ越しだとオフシーズンの中でも割高になるため、しっかり複数社からの相見積もりを取ることが重要です。

10月よりは11月の引っ越しが安くなる
ここまで10月の引っ越しについて説明しましたが、もし可能であれば11月まで引っ越しを待ってみましょう。
理由は、11月は引っ越し費用相場が1年で一番安くなるからです。
先ほどもお伝えしたとり、9月より10月は引っ越し費用が高くなります。
転勤を伴う引っ越しが増加するため、とくに長距離引っ越しだとオフシーズンの平均値より高くなる傾向にありますので、無料の引っ越し一括見積もりサイトを利用して、複数社から相見積もりを取って競わせることを忘れないようにしてください。
どうしても10月に引っ越しをしなければいけない場合は仕方ありませんが、引っ越しを急いでない場合は、11月に見積もりを取るのも引っ越し費用を安くおさえる方法になります。
10月に引っ越しをする場合も、早めの見積もりを取ることで業者よりもこちら側に有利に交渉する事ができますので、閑散期だからといって先延ばしはやめましょう。
