引越しおまかせパック!引越し業者おすすめ5選!やることリストまとめ

引越しはとてもエネルギーが必要になる作業で、荷物の運搬だけでなく手続きもたくさんあり、頭も体も疲れ切ってしまいます。そんな引越しを少しでも楽にするために、引越し業者の多くが荷造りから荷解きまで依頼できる「おまかせパック」を用意しています。

ただし料金が高いこともあって利用者が少なく、おまかせパックの情報があまりないため、利用を躊躇している人もいるかと思います。そこで、ここではおまかせパックの基本的な情報と、上手く活用するために自分のやることなどのアドバイスをまとめてご紹介します。

おまかせパックとは

おまかせパックはほとんどの作業を自分でやることなく、引越し業者におまかせできる魅力的なサービスです。

通常のプランでは、家具や家電の荷造りや荷解きまでは行ってくれますが、ダンボールに入れて運ぶような荷物の梱包は自分でしなくてはいけませんが、おまかせパックなら小物の梱包から開梱までお願いできます。

衣類や小物の梱包というのは、引越し作業の中でもとにかく時間がかかります。家族の引越しの場合には食器だけでも大量にあり、荷造りに1週間くらいかかりますが、おまかせパックを使えば、専門のスタッフが数時間で終わらせてくれます。

そんな便利なおまかせプランですが、引越し業者ごとにプランに含まれている作業内容に違いがありますので、プランの流れや作業内容について、もう少し詳しく解説していきます。

おまかせプランの流れ

まずは引越しをする時の全体の流れを見ていきましょう。

荷造り(おまかせプラン)

家具や家電の梱包
搬出
輸送
搬入
家具の配置
荷解き(おまかせプラン)

通常の引越しでは2〜6までが基本プランになっています。これに対しておまかせプランは、「1.荷造りに」や「7.荷解き・片付け」を引越し業者が行ってくれます。荷造りも荷解きもお願いすると料金が高額になるので、荷造りだけ行うプランを用意している引越し業者もあります。

荷造りの荷物が多い場合には前日作業になり、専門のスタッフがスピーディに梱包してくれます。荷解きはその日のうちに行ってくれますので、引越し作業が完了したらすぐに新生活を始められます。

おまかせパック引越し業者おすすめ5選

引越し業者ごとにおまかせパックの名称やサービス内容に違いがありますので、人気が高い3つの引越し業者のおまかせパックの内容をご紹介します。ここでご紹介する業者以外でも、大手であればおまかせパックに対応していますので、各引越し業者のサイトでチェックしてみましょう。

アート引越センター

アート引越センター

アート引越センターのおまかせパックは、「ハーフコース」と「フルコース」の2種類が用意されています。ハーフコースは荷造りをおまかせでき、荷解きを自分で行います。フルコースは荷解きに加えて、後片付けまで対応してもらえます。

※基本プラン:家具や家電の梱包+搬出+輸送+搬入+家具の配置

ハーフコース荷造り+基本プラン
フルコース荷造り+基本プラン+荷解き・片付け

サカイ引越センター

サカイ引越センター

サカイ引越センターには4つのおまかせパックがあります。

食器だけを荷造りしてくれる「らくらくCコース」、すべて荷造りしてくれるけど荷解きは食器だけという「らくらくBコース」、全部おまかせできる「らくらくAコース」に加えて、部屋の掃除までおまかせできる「らくらくコースプレミアム」がラインナップされています。

らくらくCコース食器荷造り+基本プラン+食器荷解き・片付け
らくらくBコース荷造り+基本プラン+食器荷解き・片付け
らくらくAコース荷造り+基本プラン+荷解き・片付け
らくらくコースプレミアム片付けらくらくAコース+ダスキンのお掃除サービス

アリさんマークの引越社

arisan

アリさんマークの引越社はアート引越センターと同様で、荷解きは自分で行う「アリさんパック」とすべておまかせの「アリさんフルパック」が用意されています。

アリさんパック荷造り+基本プラン
アリさんフルパック荷造り+基本プラン+荷解き

アーク引越しセンター

アーク引越しセンターでは「すべてお任せフルフルプラン」があります。荷造りから荷ほどきまですべての作業をアーク引越しセンターがやってくれます。家族で利用する場合は短距離、長距離どちらでも対応出来ます。

すべてお任せフルフルプラン荷造り+基本プラン+荷解き・片付け

ハート引越しセンター

ハート引越しセンターでは「パーフェクトプラン」があります。急な長距離の単身引越しだったり、妊娠中の方などに安心して利用できるサービスです。突然の引越しに素早く対応してくれます。

パーフェクトプラン荷造り+基本プラン+荷解き・片付け

引越し業者にまかせずに自分でやること

荷造りから荷解きまでやってもらえるなら、自分でやることは何もないと思うかもしれませんが、実は意外とたくさんやることがあります。ここでは、引越し当日までにやることと引越し当日にやることについて、それぞれについてご紹介していきます。

事前にやること

それではまず、引越し作業として事前にやることを見ていきましょう。

  • 不用品の仕分け
  • 自分で管理する貴重品のまとめ
  • 見られたくないもの触れられたくないものを梱包
  • 冷蔵庫と洗濯機の水抜き
  • 新居のレイアウト図の作成

すべての荷物を新居に持っていくというのであれば必要ありませんが、新居で買い換えるものや引越しを機に捨てるものがあるなら、前日までに仕分けして処分しておきましょう。引越し業者によっては処分もオプションで引き受けてくれることもありますが、少なくとも仕分けだけは当日までに終わらせましょう。

また、小物の梱包をまかせることができるとはいえ、印鑑や通帳などの貴重品や、作業スタッフに見られたくない下着などの梱包は自分で事前に行っておきましょう。新生活ですぐに必要になるものもまとめて梱包しておくといいでしょう。

冷蔵庫と洗濯機を運ぶ場合には、それらの水抜きが必要になります。洗濯機は当日でも大丈夫ですが、冷蔵庫は前日のうちにコンセントを抜いておかなくてはいけません。忘れてしまうと引越荷物が水浸しになることもあるので注意しましょう。

冷蔵庫の引き取りについて詳しくはこちら
Reizōko sōji 冷蔵庫の引き取りに掃除はどこまで必要?4つのやるべき掃除を解説

そして、もうひとつ忘れてはいけないのが、新居での家具や家電などのレイアウト図です。どこに何を置くのかをできるだけ細かく書き込んでおきましょう。そうすることで、開梱時の作業がスムーズになります。

引越し当日にやること

引越し当日は基本的に見ているだけでいいのですが、下記の3つの作業が必要になります。

  1. 梱包と開梱の指示
  2. 部屋の掃除
  3. 搬出後の最終確認

まず荷物の梱包や開梱の指示はある程度、自分でやらなくてはいけません。全部任せるとどこに何を収納したのかわからなくなるので、面倒でも指示をしてください。

業者が荷物を運び始めたら、退去立会いのために部屋の掃除をしておきましょう。引き渡した後に業者の清掃が入るので、ピカピカにする必要はありませんが、敷金の返却額にも影響するので、荷物を運び終えた部屋から掃除機をかけていきましょう。

業者はすべての収納スペースを把握しているわけではないので、搬出忘れすることもあります。荷物を搬出したら、忘れ物がないかチェックして回りましょう。おまかせプランでは梱包漏れのトラブルが多いので、気をつけて見て回ってください。

おまかせパックのメリットとデメリット

おまかせパックの概要を把握してもらったところで、次におまかせパックのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

メリット

おまかせパックのメリットは次の2点です。

  • 作業の負担がないので楽できる
  • 荷解きまでお願いするとダンボールが片付く

最大のメリットは、なんといっても引越し作業が楽になるという点です。自分でやることがいくつかあるにしても、自分でやるとなると1週間くらいかかる梱包作業を数時間で終わらせてくれます。それも自分はのんびりしながら、必要に応じて指示を出すだけでいいわけです。

そして、荷解きまでお願いするとダンボールがすべて空になりますので、そのままダンボールを回収してもらえます。引越しのダンボールは多いときには100箱近くなることもあり、折りたたんでも置き場に困りますが、引越し当日に回収してもらえるので部屋がすっきりします。

デメリット

引越しが楽になるおまかせパックですが、残念ながら下記のようなデメリットもあります。

  • 通常の引越しよりも料金が高くなる
  • 自分で荷解きするとどこに何が入っているかわからない

荷造りや荷解きをお願いするわけですから、それだけ人件費と作業費が発生します。どれくらいの料金が割増になるのかは引越し条件によって変わりますが、作業員1人につき3万〜4万円の追加費用がかかるのが一般的です。2人作業なら通常料金に6万〜8万円くらいプラスになります。

荷造りや荷解きは人が動くので、どうしてもこれくらいの費用は発生します。荷物が多い引越しの場合にはプラス10万〜15万円くらいになることもあり、予算に余裕がある人でないと利用できないのは大きなデメリットになります。

また荷造りだけを依頼した場合、自分で荷造りをしたわけではないので、どのダンボールに何が入っているのか分からないという問題もあります。引越しをしてすぐに必要になったものを見つけ出せずに、急ぎだったから新しく購入したというような話も聞きます。

大きなメリットがあるおまかせパックですが、このようなデメリットがあることも頭に入れておきましょう。

おまかせパックが向いている人

引越しでとても便利なおまかせパックですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。利用が適している人とそうでない人がいますので、どのような人に適しているのかを挙げていきます。

  1. 仕事が忙しくて荷造りする時間がない人
  2. 妊娠中や育児中で作業が難しい人
  3. 体が不自由で梱包作業ができない人
  4. 金銭的に余裕がある人(会社のお金で引越しできる人)

おまかせパックに適しているのは、この4つのいずれかの条件に該当する人です。

仕事が忙しい人や育児中の人は、荷造りする時間を確保するのが難しく、引越し当日になっても梱包作業が終わっていなくて引越し業者に迷惑をかける可能性があるので、荷造りだけでも引越し業者にまかせてしまいましょう。

妊娠中や体が不自由で梱包や開梱作業をすることにより、何らかの負荷が体にかかりそうで不安という人もおまかせパックが向いています。そのようなケースでは、荷造りだけでなく荷解きもしてくれるプランがおすすめです。

金銭的に余裕があるという人も、すべて引越し業者にまかせてしまいましょう。例えば引越し代金がすべて会社負担になるのであれば、金額が割増になっても気にする必要はありませんよね。少しでも楽に引越しできるおまかせパックで依頼しましょう。

料金を抑えたいなら引越し一括見積もりサイトを使おう

hikoshisamurai

おまかせパックが便利なのはわかっているけど、料金の高さがネックになるという人は、引越し一括見積もりサイトを使って、業者選定を行いましょう。引越し一括見積もりサイトは1回の申込みで、複数の業者にまとめて見積依頼できるサービスですが、これを使うことで引越し料金を格安にできます。

業者に単独で見積依頼をするときには業者は少しでも多く儲けるために、相場よりも高額な金額を提示してきます。ところが引越し一括見積もりサイトを使うと、業者同士で競い合うことが前提になるので、どの業者も他社に負けないように安値を提示してきます。

引越しの業者選定をスマートに行うことができ、引越し作業が楽になるおまかせパックをリーズナブルな料金で対応してもらえる。こんなメリットがあるなら、このサービスを使わないのはもったいないですよね。予算は限られているけど、どうしても荷造りや荷解きが難しいという人は、ぜひ活用してください。

引っ越し一括見積もりサイトについてはこちら
【4月版】 引越し一括見積りサービス12社を徹底比較!おすすめのランキング評価紹介

まとめ

自分でやることを最小限に減らすことができるおまかせパックは、忙しくて梱包作業をする時間がない人にぴったりのサービスです。荷解きまで依頼するとほとんど何もせずに引越しが完了しますので、妊婦さんや育児中の方にもおすすめです。

ただし料金が高額になるというデメリットもあり、利用したいという思いがあっても、躊躇してしまうという人もいるかと思います。そういう人は引越し一括見積もりサイトを使って、相見積もりの状態にして申し込むことで、引越し料金を大幅に下げることが可能です

また、作業時間が限られている荷造りだけをお願いして、荷解きは自分で行うプランを用意している引越し業者もありますので、そのようなプランと引越し一括見積もりサイトを組み合わせれば、思ったよりもリーズナブルに利用できます。

見積依頼をする前から、高そうだからやめておこうと諦めるのではなく、まずは見積依頼をしてください。引越しの疲れは思った以上に後を引くので、無理に自分でなんとかしようとするのではなく、おまかせパックを利用してスムーズに新生活への移行しましょう。