女性1人の引っ越しでダンボールは何個必要?もらう方法と梱包のコツをご紹介

女性が引っ越しするときの悩みのひとつが、ダンボールを何個用意すればいいのかということですよね。何度も引っ越しをしている人なら、自分の持ち物からダンボールの個数を推定することが可能ですが、引っ越し経験の少ない人や、家財がたくさんある人はそうもいきません。

そこでここでは、1人暮らしの女性が引っ越し用のダンボールを何個用意すればいいのかについて、詳しく解説していきます。ダンボールをどこで調達すればいいのかわからないという人のために、調達方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ダンボール数20個必要!女性1人暮らしの引越し

1人暮らしの人が引っ越しをするときに必要なダンボール個数は、一般的に10〜15個といわれています。実際に引越し一括見積もりサイト「引越し侍」の調査によると、78.4%の単身引越者が、15個以下のダンボールで荷造りをしています。

個数1人2人3人
10個29.1%11.4%5.8%
15個24.7%9.6%3.6%
20個14.1%23.5%13.9%
30個5.5%25.0%20.9%
引越し侍

ただし、女性の場合は持ち物が多い傾向にあり、10〜15個のダンボールでは足りない可能性があります。このため荷物が少ないという自覚がある人でも15個、収納スペースから荷物が溢れているというのであれば20個は用意したいところです。

また現在暮らしている部屋の広さによってもダンボール数は変わってきます。20個というのはワンルームなどで暮らしている場合の数で、1LDKや2DKといった広めの物件で暮らしているなら、さらに多くのダンボールが必要になる可能性もあります。

おすすめは20個ですが、実際に必要になる個数は人それぞれ異なりますので、自分の家財がどれくらいあるのかによって判断しましょう。とはいえダンボールは入手性もいいので、女性の場合は20個用意して、足りなくなったら追加するという考え方でOKです。

引っ越し用ダンボールを準備する方法

ダンボールを用意するといっても、どうやって調達すればいいのかわからない人もいますよね。ここではそのような人のために、ダンボールの調達方法をご紹介していきます。一般的な調達方法は下記の3つになります。

  1. 引っ越し業者(無料)
  2. ネットショップやホームセンター(有料)
  3. スーパーやドラッグストア(無料)

それぞれの調達方法について詳しく見ていきましょう。

引っ越し業者にもらう

ほとんど引っ越し業者が無料のダンボールを用意しているため、まずは引っ越し業者からダンボールをもらうというのがおすすめです。引っ越し業者に依頼すると、引っ越し前にダンボールを自宅まで届けてくれるので、たくさんのダンボールを持ち歩かなくても済みます。

ただし単身引っ越しの場合には、最大枚数を10枚程度に設定している業者もあり、さらには軽貨物車を使って引っ越しする格安業者の場合には、ダンボールが有料になったり、そもそも自分で用意しなくてはいけなくなったりするケースもあります。

引っ越し業者に用意してもらう場合には、見積依頼するときに無料のダンボールがあるかどうかを確認しておきましょう。自分で調達しなくてはいけない場合には、他の2つの方法で必要になる数を揃えましょう。

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ネットショップやホームセンターで購入する

引っ越し業者にダンボールを用意してもらえなかったり、もらえる個数が少なかったりした場合には、ネットショップやホームセンターでダンボールを購入しましょう。ネットショップなら自宅まで届けてもらえるので、まとまった数のダンボールが必要なときにおすすめです。

ただし、ネットショップは自宅に届くまでに1〜2日かかりますので、いますぐ必要というようなケースでは使えません。追加で2〜3個すぐに手に入れたいという場合には、近所のホームセンターでダンボールを購入してください。

ちなみに100円ショップでもダンボールは販売していますが、すべて小さなサイズのものばかりですので、引っ越しには向いていません。ガムテープなどの梱包資材なら100円ショップでもいいのですが、ダンボールはネットショップかホームセンターでお求めください。

無料のダンボールをもらってくる

引っ越し業者にもらったダンボールでは不足して、あと1〜2個手に入れたいという場合には、スーパーやドラッグストアのダンボールをもらうのがおすすめです。それらのお店では購入した商品を持ち帰るためのダンボールが用意されています。

ただし買い物で使わないのに黙って持っていくのはNGで、お店が忙しくなさそうな時間を狙って「1〜2個もらえませんか」と聞いてみてください。また、ダンボールによっては十分な強度がないものや、そもそもお店の方針で譲ってもらえないケースも考えられます。

またダンボールの大きさが不揃いだと、運搬しにくいなどのデメリットもあります。ダンボールが足りなくなり、すぐに必要だけど近所にホームセンターがないという緊急時に利用する場所と考えておきましょう。

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荷物を減らして引越し費用を安くする

ダンボールは1個200〜400円するので、個数が増えるとそれなりの金額になってしまいます。しかもダンボールの数が多いほど引っ越し料金も上がってしまいますので、引っ越し前にはできるだけ荷物を減らしておきたいところです。

そこでここでは、引っ越しのタイミングで荷物を減らすコツについてご紹介していきます。

1年以上使っていないものは捨てる

まずは1年以上使っていないものを思い切って捨てましょう。卒業アルバムのように記念として残しておきたいものまで捨てる必要はありませんが、1年も使っていないものは引っ越しをしてからも使う可能性は低く、新居に運んでも無駄になります。

1年間着ていない衣服や、1年以上読んでいない書籍などを手放せば、ダンボール数個分の荷物を減らせます。スキャナーがあるなら書類や年賀状などをスキャンして、かさばる紙類は処分して、電子データとして保管しておくのもおすすめです。

10年以上使った家電は買い換える

家電は寿命が10年とされているものが多く、それ以上経過するといつ壊れてもおかしくありません。引っ越しの運搬中に壊れてしまう可能性もありますので、古い家電は引っ越しのタイミングで捨ててしまい、新居で新しい家電を購入しましょう。

家電の場合には捨ててもダンボールの個数には影響しませんが、運ぶ荷物が少なくなればそれだけ引っ越し料金を下げられます。より多くのダンボールを運べるようにもなるので、古い家電があるなら、引っ越しのタイミングで買い換えも検討してください。

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迷ったら「持っていく」でOK

引っ越しのタイミングでなければ、捨てるかどうかを悩んでもいいのですが、引っ越しはとにかく忙しいので、捨てるか持っていくか迷っている時間がありません。このため、迷ったときには新居に持っていきましょう。

捨てるかどうかの判断は新生活を始めてからでも構いません。本格的な断捨離をしながら引越し準備をするとなると、かなりの手間と時間がかかりますので、テンポよく引越し準備をすすめるために「迷ったら持っていく」を心掛けましょう。

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ダンボールに荷物を梱包するときのコツ

荷物を減らしたら、いよいよダンボールへの梱包になりますが、引っ越しの場合、荷物はただダンボールに詰めればいいというわけではありません。そこでここでは、引っ越しするときに知っておきたい梱包のコツについて解説していきます。

重たいものは小さなダンボールに詰める

引っ越し経験が少ない人にありがちなミスが、大きなダンボールに書籍などの重たい荷物を詰め込んでしまうということです。大量の書籍や書類を詰め込むと、自分では持てないくらいの重さになり、ダンボールによっては底が抜けてしまいます。

ダンボールに荷物を詰めるときには、1箱あたり10〜15kgまでに収まるようにしてください。このため紙類は小さめサイズのダンボールに入れて、大きめサイズのダンボールには衣類などの比較的重量のない荷物を詰めるようにしてください。

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ダンボールは荷物の種類ごとにわけて品名を記載する

ダンボールに詰めるときには、荷物の種類ごとに分けて梱包し、ダンボールには何を入れたか品名を記載しましょう。そうすることで、新居に到着したときに何から開梱すればいいのかすぐに判断でき、スマートに新生活をスタートできます。

もちろん細かく記載する必要はなく「衣類」「調理器具」といった感じで、自分でわかるようになっていればOKです。新居に部屋がいくつかある場合には、「キッチン」や「寝室」のように、どこに運び込めばいいかわかるようにしておくのもおすすめです。

しばらく使うことのない荷物から詰めていく

荷物の梱包は使わないものから詰めていくのが基本。季節外の衣類や買い置きしている日用品など、引っ越しまで使うことのないものから梱包していきましょう。使う可能性があるものをダンボールに入れてしまうと探すのが大変で、梱包をやり直すことにもなりかねません。

使う可能性がある荷物は引っ越し当日の梱包でOKですが、梱包ないままの荷物がたくさんあると、当日になってダンボールに気付いて困る可能性があります。そうならないためにも、ダンボールは少し余裕を持って調達しておきましょう。

衣装ケースはそのまま運んでもらおう

もし衣類を衣装ケースに収納しているのであれば、ダンボールに移し替えずにそのままの状態で、引っ越し業者に運んでもらいましょう。引き出しが飛び出さないように、ガムテープでしっかりと固定しておけば、ダンボールと同じように新居まで運んでもらえます。

ただし衣装ケースが重すぎたり、衣類以外のものが入っていたりする場合にはNGとされる可能性があります。そのまま運んでもらえるかどうか判断つかない場合には、事前に引っ越し業者に連絡し、問題ないか確認しておきましょう。

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早めに梱包作業をスタートさせる

梱包作業は思った以上に時間がかかります。のんびりしていると前日になっても梱包が終わらずに焦ってしまうことになりますので、きちんと計画的に梱包してください。引っ越し業者が来たときに、梱包が終わっていないと運搬を拒否される可能性もあります。

そうならないためにも、どんなに忙しい日でも1日1箱ずつ詰めていくのがおすすめです。この場合、ダンボール20個なら引っ越し20日前から始めることになりますが、梱包が間に合わないという失敗を確実に防げます。

梱包がどうしても間に合いそうにないなら、引っ越しの荷造り代行サービスの利用も検討しましょう。他人を招き入れるのは不安という人もいるかもしれませんが、女性スタッフが対応してくれるサービスもありますので、そのような荷造り代行サービスも選択肢に入れておきましょう。

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まとめ

1人暮らしで引っ越しをするときのダンボールは10〜15個というのが相場ですが、女性の場合は荷物が多くなる傾向にあるため、できることなら20個あると安心です。ダンボールは引っ越し業者に依頼すれば無料で用意してもらえます。

ただし引っ越し業者によっては個数制限があったり、有料対応だったりしますので、その場合にはネットショップやホームセンターなども活用して揃えましょう。スーパーなどの無料のダンボールもOKですが、たくさんもらうわけにもいきませんので、20個では足りなかったときなどに利用するのがおすすめです。

また、梱包は早めにスタートさせて、引っ越し当日に間に合うように心掛けましょう。当日になって「ダンボールが足りない」と慌てずに済むように、少なくとも前日までに終わらせるようにスケジュールを組んでください。