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春になると進学や就職のために、引っ越しをするという学生も多いかと思いますが、3月から4月にかけては繁忙期で費用が高くなるだけでなく、のんびりしていたら引っ越し難民になってしまうケースもあり、この時期の引っ越しは計画的に行う必要があります。
一方で学生は引っ越し予算にも限度があり、できるだけ安く引っ越しをしたいというのが本音ですよね。そこで、ここでは学生の引っ越し費用相場と格安で引越しできるコツ、そして引っ越し難民にならないためのポイントについてわかりやすく解説していきます。
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学生の引っ越し費用相場
それではまず、学生の引っ越しにどれくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。引っ越し費用は3〜4月の繁忙期とその他の通常期で大幅に費用が違うため、それぞれの時期と移動距離ごとの平均費用をリストアップします。
以下の料金相場は引越し宣言で集計した料金を元に作成しております。
距離 | 5月~2月 | 3〜4月 |
---|---|---|
50km未満 | 35,762円 | 49,954円 |
200km未満 | 47,269円 | 66,227円 |
500km未満 | 68,727円 | 93,839円 |
500km以上 | 101,749円 | 132,052円 |
学生の引っ越しに多い3〜4月の繁忙期ですと、50km程度の単身引越しでも平均で約5万円もかかっています。地方から都市部への引越しになると、繁忙期でなくても10万円を超えるような見積金額を提示されることもあります。
安い引越し業者
ただしこの金額は平均であり、もっと安い料金で引っ越しをしている学生はたくさんいます。ここでご紹介した金額は参考程度に考えておき、これからご紹介する内容を頭に入れて、格安での引っ越しを目指しましょう。
自分で引っ越ししたら格安になる?
学生が引っ越し費用を抑えようと考えたとき、まず思い浮かぶのがレンタカーを借りて、友人に手伝ってもらうという方法ですよね。ただし、この方法は思ったほど安くなりません。実際にどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
距離 | 費用 |
---|---|
※レンタカー料金 | 13,750円 |
レンタカー保険 | 1,100円 |
ガソリン代(100km) | 2,200円 |
引越資材 | 2,000円 |
合計 | 19,050円 |
合計が19,050円ですので、それほど高く感じないかもしれませんが、高速道路を使うとさらに追加費用がかかりますし、遠方への引っ越しだった場合には乗り捨て料金もかかり、ガソリン代ももっと高額になります。
そして何よりも大きいのが、友人に払う食事代と交通費です。2人にランチをご馳走し、交通費を払うとなると、5,000円前後の出費になります。それでも100kmの引っ越し料金相場の6.9万円と比べれば半額以下にはなりますので、とにかく安く引っ越したいなら選択肢としてはありです。
ただ、搬出や搬入中にテレビやパソコンが落下して壊れたとしても、友人に責任を取らせるわけにもいきませんし、住居の床や壁を傷つけても自己責任になってしまいます。慣れない運転での事故リスクもあります。自分で引っ越しをするときには、そのようなリスクがあることを頭に入れておきましょう。
自分で引越し失敗談!自力で引越しは安くてお得なのか?検証してみた引越業者の学生向け引っ越しサービス3選
自分で引っ越しをするよりも高くなるかもしれませんが、学割のようなサービスを用意している引越業者もあり、学生がリーズナブルに引っ越しできるケースもあります。そこで、引越業者が用意している学生向けのサービスを3つご紹介していきます。
アート引越センター:学割パック
アート引越センターは学生を対象に、特別料金で引っ越しできる「学割パック」を用意しています。通常料金よりも安いだけでなく、利用者全員にカーテンがプレゼントされます。基本的に訪問見積もりもなく、スマートに引っ越しできます。
・370km・荷物の量 6㎥:66,200円〜
・特典:全員にカーテン(2枚組1セット)をプレゼント
全国学生引越センター
全国学生引越センターは学生の引っ越しに特化した引越業者です。東京・神奈川・千葉・埼玉から全国への引っ越しに対応しており、低料金でありながら長距離にも対応しており、格安で引っ越しをしたい人から高く評価されています。
スタンダードプラン(2tトラック):25,000円〜
単身引越しのハッピードライブ
単身引越しのハッピードライブは、大学の多い京都に拠点を持つ地域密着型の引越業者です。学生の活動を応援するために、学生は1,000円の値引きをしてもらえます。京都市内限定ではありますが、1万円ポッキリ引越し便サービスを行っており、格安で引越しできます。
大阪市内の引っ越し:16,200円
兵庫から岡山への引っ越し:32,400円
学生が引越業者を使って格安に引っ越しするコツ
学生向けのお得なサービスを3つご紹介しましたが、実は他にも学生の引っ越し費用を安くするコツがいくつかあります。ここでは、少しでも安く引っ越しをするためのポイントを、詳しく解説していきます。
荷物を可能な限り少なくする
引っ越し料金は移動距離と荷物の多さで決まります。その他の要素も影響しますが、学生が引っ越し費用を抑えたいのであれば荷物をできるだけ減らしましょう。例えばこれからひとり暮らしを始めるというのであれば、家具や家電は新居で揃え、実家から持っていく荷物は最小限に抑えてください。
就職に合わせて実家に戻るのであれば、使うことのない冷蔵庫や洗濯機などの家電をすべて処分するだけでも引っ越し費用が大幅に下がります。家具や家電だけでなく、衣類や書籍も可能な限り減らしてください。ウォークインクローゼットにすべて収まるくらいの量が理想です。
まだ使える家電はリサイクルショップで買取してもらえますので、それらを売ることで引っ越し予算も増えます。思い出の品と日常生活で必要なもの以外はすべて処分するくらいの気持ちで、思い切って荷物を減らしましょう。
平日のフリー便を利用する
引越業者に依頼するときに、こちらから日時を指定せずに、業者の都合のいいタイミングで引っ越しをするフリー便を利用すると、引っ越し費用を抑えることができます。学生は社会人よりも時間の融通が効くはずですので、すべておまかせにしてしまいましょう。
おまかせにするとはいえ、引っ越しの日程は早い段階で決めてもらえますし、スタート時間も前日までに連絡があります。どうしてもNGな日時だけ伝えておき、あとはおまかせにすることで繁忙期でも割増しなしで引っ越しできます。
どうしても自分の都合で日時を決めなくてはいけないのでなければ、平日のフリー便を利用して格安で引っ越ししてください。
専用ボックスで家財を運ぶ単身パックを利用する
荷物を減らすことができれば、専用ボックスを使った単身プランで引っ越しができます。これは引っ越しというよりは宅配便に近いサービスで、専用ボックスに乗るだけの荷物を格安で運んでもらえます。
既存の物流ネットワークを使うため、繁忙期の割増しもなく、長距離の引越しでもリーズナブルに運んでもらえます。ただし、専用ボックスごとの料金になりますので、ボックスが2つになると料金が倍になるといったデメリットもあります。
それでもヤマトホームコンビニエンスなら、東京大阪間の引っ越しが28,000円からと、通常の引っ越しでは考えられない格安料金で利用できます。専用ボックスを使った引っ越しができる業者をリストアップしておきますので、格安で引っ越しをしたい人は参考にしてください。
赤帽などの軽貨物車を使った引越業者を利用する
専用ボックスを使った引っ越しもおすすめなのですが、物流ネットワークを使う関係で同一市内でも配達が翌日になったり、そもそも専用ボックスに入り切らない荷物は運んでもらなかったりします。専用ボックスに収まりそうにない場合や、ベッドなどの大型家具がある場合には、赤帽などの軽貨物車を使った引越業者を利用しましょう。
赤帽の場合は荷物の搬出・搬入を手伝う必要がありますが、近距離の引っ越しであれば1万円台で対応してもらえます。他の業者も料金をかなり低めに設定しており、市内の引っ越しであれば1万円以下で対応してくれる業者もあります。
そこまで安いと、レンタカーを借りて引っ越しをするメリットがありませんよね。業者によっては新居まで同乗させてくれることもあり、交通費を浮かすことも可能です。柔軟な対応を得意としており、多少無理なお願いでも聞いてくれるのも魅力です。
ただし、長距離には対応していないことが多く、さらには業者ごとに接客応対のアタリハズレがあります。それでも料金を考えれば許容範囲内ですので、50km以内の引っ越しを格安で行いたい場合には、軽貨物車を使った引越業者を利用しましょう。
一括見積もりサイトを利用する
引っ越しは定価のないサービスですので、業者が料金を自由に決めることができます。このため、少しでも安く引っ越しをするには値引き交渉が必要になります。
ところが引越業者も値引き交渉されることを前提に最初から高い金額で見積もりを出すため、値引きしてもらったと思ったら、実はまだ相場よりも高かったなんてことがあります。
そうならないために、引っ越しでは相見積もりをするのが一般的です。相見積もりというのは複数の業者に対して見積依頼をして、1番条件のいい業者に依頼するという方法で、社会人になると仕事でもよく使うテクニックのひとつです。
相見積もりをするときには3〜5社に見積依頼するのが理想ですが、個別に見積依頼するのは手間も時間もかかります。そこでおすすめなのが引越し一括見積もりサイトです。このサービスを使えば、1度の情報入力でまとめて複数社に見積依頼できてしまいます。
しかも業者は相見積もりであることを前提にしているため、他社に取られないようにするために、交渉をしなくてもどの業者も自社で出せる最安値を提示してくれます。一括見積もりサイトを使うことで引っ越し費用が半額になったケースもありますので、格安で引越ししたいなら、引越し一括見積もりサイトを利用しましょう。
【9月版】 引越し一括見積りサービス12社を徹底比較!おすすめのランキング評価紹介引っ越し難民にならないためのポイント
学生の引っ越しは3月に集中しますが、最近は引越業者も人手不足になっており、需要と供給のバランスが崩れて、繁忙期に引っ越しをしようと思っても、業者のスケジュールが埋まっており、どこも対応できなくて引っ越し難民になることがあります。この時期はレンタカーすら埋まってしまいます。
学校や会社が始まるのに、引っ越しができていないというのでは困りますよね。そうならないために次のポイントを頭に入れておきましょう。
- 引っ越し先が決まったらすぐに引越業者を予約する
- 引越し予定日に幅をもたせて平日に引っ越しをする
- ダンボールは宅配便で送り荷物をできるだけ減らす
とにかく大事なのは早めの予約です。どこに引っ越しをするのかが決まったら、すぐに住居を決めて賃貸契約を結びましょう。搬入できる日が決まったら、急いで引越業者に見積り依頼しましょう(引越し一括見積もりサイトでかまいません)。
3月に引っ越しをするなら2月初旬には予約を済ませておきましょう。このとき、引越し予定日を1日に絞らずに1週間程度幅を持たせておきましょう。
もし3月になるまで引越先を決めることができず、引っ越し難民になりそうだったらダンボールの荷物は宅配便で送り、大きな家具や家電だけヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」で送るという方法もあります。意外とリーズナブルに引っ越しできますので、このような裏技があることも覚えておくといいでしょう。
まとめ
学生の引っ越しが多い3月から4月までは、引越業界の繁忙期にあたり、引っ越し費用が1.5〜2倍くらいにまで上がってしまいます。少しでも安く引っ越しをするために、レンタカーを借りるという方法もありますが、事故などのリスクを考えるとあまりおすすめできません。
安く引っ越しをしたいなら、学生向けのサービスを用意している業者を利用するか、荷物を減らして専用ボックスを使った引っ越しを利用しましょう。50km程度の移動距離であれば、軽貨物車で運んでくれる業者を利用するという選択肢もあります。
さらに一括見積もりサイトを利用することで、相場よりも安い料金で引越しできます。荷物の量や移動距離によっては、レンタカーを借りるよりも安くなるケースもあります。引越予算が限られているという学生は、一括見積もりサイト経由で業者を選びましょう。
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