引越し後に住所が変わった場合の車検証は必ず変更しなければならない?

引越しをしたときには様々なところに、住所変更の届け出を出すことになります。基本的には住所を登録しているものはすべて変更しておかないと、郵便物が届かないなどのトラブルになることがあります。

とはいえすべての住所変更をするのは面倒ですよね。特に手続きが複雑なものは可能であればそのままにしておきたいところです。その代表的なものが自動車の車検証の住所変更ではないでしょうか?

実際のところ住所が変わったら車検証の変更が必要なのか、変更しなければどうなるのかについて個々では説明します。

法律上は車検証の住所変更は必要ですが

いろいろな解釈があるかと思いますが、法律という観点から考えたとき、住所が変わったら15日以内に、車検証の住所変更の手続きをする必要があります。

違反した場合は3ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金になります。

これを聞いて驚いた人や焦った人いませんか?実は多くの人がこの罰則を知らずに、車検証の住所変更手続きをしていません。

なぜなら、車検証の住所変更手続きをしていなくても咎められた人なんて、ほとんどいないからです。

もし住所変更手続きをしていない状態で、スピード違反などで捕まったとしても、住所変更されていないことを咎めることはほとんどなく、あっても「住所変更しておいてください」と言われるくらいです。

法律で定められているけど、実際はまじめに守っている人なんてほとんどいないというのが現状になります。

住所変更しないときに起こる問題

それでは住所変更をしなくてもまったく問題ないのでしょうか?

この場合発生する問題は2つあります。

・自動車税の請求が前の住所に送られる
・車を手放すときに、現在の住所と車検証の住所が違う理由を証明しなくてはいけない

自動車税の請求は確かに前の住所に送られてくるのですが、郵便物の転送設定をしておけば1年間は郵便物として新居に転送されますので、1年目の自動車税の請求はやってきます。

このときの納税通知には住所変更届が同封されていますので、それに新住所を記入して投函すれば、翌年以降の自動車税はその住所に送られてくることになり、自動車税と車検証の結びつきを解消することが出来ます。

面倒なのが車を手放すときです。引越しが1回であれば住民票だけあれば、車検証の住所と現住所が紐づけされていることが証明できるのですが、何度も引越しをしている場合はそうはいきません。

最初の住所をAとし、現在の住所をDとします。その間にBとCという街に引越したとします。この間で車検証の住所変更をしていない場合、車検証にはAの住所が記載され、住民票にはCとDの住所が記載されていますので、Aの住所とDの住所のひも付けが出来ず、そのままでは売却できないというルールがあるのです。

これを解消するためには、戸籍の附票を取り寄せる必要があります。

本籍が近い場合は、戸籍の附票を自分で取りに行くことは可能ですが、本籍が遠い場合は取り寄せを依頼する必要があり、すぐに入手できないなど利便性が非常に悪くなります。

少なくとも車検時には変更しておこう

このように売却時の不便さもあり、しかも厳密には違法であることを考えれば、車検証の住所は変更しておく必要があります。

ただしやっぱり手続きが面倒だということもあると思いますので、車検のタイミングで住所変更をするようにしてください。

この場合は車検を行う業者に、住所変更の依頼をするだけですべて解決します。

ナンバープレートの変更などがある場合は、別途費用が発生してしまいますが、住所変更をしないままにしておくわけにもいきません。

引越しのタイミングで住所変更を出来なかった人も、意図的にしなかった人もできるだけ車検のタイミングで住所変更をするようにしてください。

また車検証の住所変更には車庫証明書が必要になりますので、忘れずに手続前に入手しておきましょう。

まとめ

車検証の住所変更は法律上、引越しから15日以内に手続きをする必要がありますが、実際に行っている人も少なく、咎められた人もほとんどいません。

とはいえ法律で定められているルールですし、変更手続きをしておかないと、車を手放すときに手間がかかってしまうこともあります。少なくとも引越し後、最初の車検で住所変更をすることをおすすめします。