引越し当日の追加料金トラブル8選!追加料金が発生する理由と対策を解説

引越し業者が当日になって「追加料金を払ってもらえないと荷物を運べません」と言ってきて、トラブルになることがときどき発生しています。引越しできないとなると困るので渋々追加料金を支払ったものの、どうも腑に落ちないという経験をした人も少なくないようです。

そこでここでは、なぜ引越しで追加料金が発生するのかについて解説し、その対策についても合わせてご紹介していきます。これから引越しをする予定の人は、しっかりと頭に入れておき、金銭トラブルのないスムーズな引越しになるよう役立ててください。

引越しで追加料金が発生する8つの理由と対策

まずはどのようなケースで追加料金トラブルが発生するのかについて、一般的な理由を見ていきましょう。

  1. 見積もり作成時よりも荷物が増えてしまった
  2. 業者が到着するまでに荷造りが終わっていない
  3. 通常の方法で家財を搬出・搬入できなかった
  4. 業者のトラックを建物の近くに停められなかった
  5. 引越し先物件の情報を正しく伝えていなかった
  6. 追加のダンボールが必要になった
  7. 引越し当日に不用品処分を依頼した
  8. エアコンの取り外し・取り付けで追加工事が必要になった

理由を見ていくとわかりますように、ほとんどのケースで問題は利用者側にあります。なぜこれらが追加料金トラブルにつながるのか、そしてどのような対策をすればいいのかについて、わかりやすく解説していきます。

1.見積もり作成時よりも荷物が増えてしまった

一般的に引越し料金は運ぶ荷物ごとの運搬料金を合算してベースとなる金額を算出します。このため、見積作成時にリストアップされていない荷物があると、引越し当日に「聞いていない」となって追加料金を請求されます。

  • 見積作成後に家具や家電を買い足した
  • 運搬してもらう荷物のリストに漏れがあった

よくあるのがこの2つのケースで、いずれも見積もりを作ったときには含まれていなかった家財を運ぶことになるので、追加料金の請求対象となります。引越し業者が把握している運ぶものリストに含まれていないわけですから当然です。

ただし必ずしも追加料金が発生するというわけではなく、冷蔵庫や洗濯機、書棚などの大型の家具や家電を後から追加したり、荷物の総量が大幅に増やしてしまって引越し業者が用意したトラックでは運べなかったりするケースで追加料金となります。

対策

見積作成時よりも荷物が増えた場合、基本的な考え方として追加料金を回避することはできません。ただし、追加した荷物や申告漏れしていた荷物を事前に伝えておくことで、再度金額を提示してもらえますので、引越し当日のトラブルを回避できます。

また申告漏れがないように、運ぶ荷物をきちんと把握しておくことも重要です。そのうえでできるだけ荷物を増やさず、新居で必要なものは引越しをしてから買い揃えるようにしてください。それでも荷物が増えた場合には、必ず担当者に伝えておきましょう。

2.業者が到着するまでに荷造りが終わっていない

引越し当日までに荷造りが終わっていない場合には、引越し業者は梱包が終わるまで待つことになり、それだけ引越しにかかる時間が長くなります。本来は4時間作業で済むはずは、5時間6時間にもなると、人件費が増えるため追加料金を請求されます。

引越し業者によっては、荷造りを手伝ってくれることもありますが、この場合も作業費が発生しますし、引越しそのものが遅れてしまうことには変わりありません。荷造りの手伝いは本来有料オプションですので、こちらもやはり追加料金の対象となります。

また追加料金で済めばいいほうで、繁忙期に荷造りが終わっていない場合には、引越し業者が帰ってしまうケースもあるので注意が必要です。

対策

荷造りは何があっても、引越し業者が到着する前に終わらせておきましょう。どれだけ仕事が忙しくても前日に休むなどして終わらせないと、追加料金を回避できません。どうしても荷造りが間に合いそうにないなら、事前に有料オプションを使って荷造りを手伝ってもらいましょう。

3.通常の方法で家財を搬出・搬入できなかった

大きなソファや大型の書棚、ピアノなど部屋のドアから運び出せない場合には、分解するかクレーン、専用の機材などを使って搬出することになります。分解するのにも作業費がかかりますし、クレーンも車両を利用するのに料金がかかります。

もちろん搬入するときも同じで、通常の搬入ルートを使えない場合には、特殊な方法で搬入することになり、高額な費用を請求されます。もしくは搬出ができないということで、旧居にそのまま置いていかれる可能性もあります。

対策

部屋に入れるときにベランダから搬入した家具や家電がある場合や、部屋で組み立てた家具等がある場合には、見積依頼するときに必ず申告しておきましょう。また再組み立て不可の家具があるなら、事前に処分することも選択肢に入れておいてください。

4.業者のトラックを建物の近くに停められなかった

引越しトラックを建物の近くに停められない場合、近隣のコインパーキングに停めて荷物を搬出搬入することがあります。この場合にはコインパーキングの駐車料金が発生し、さらに時間内に作業を終わらせるために作業人員を増やすことになります。

また、トラックを停める予定だった場所に他の車両が駐車してあり、遠くに駐車して作業するなんてことも考えられます。いずれにしても、追加料金の対象となり、作業人員を増やした場合には高額請求となることもあります。

対策

駐車スペースは基本的に引越し業者が確認してくれますが、たとえば引越し当日に近所でお祭りがあり、通行止めになるといった情報などまでは引越し業者側で把握することはできません。建物近くに停められない可能性がある場合には、必ず引越し業者に伝えておきましょう。

また集合住宅の場合には、当日にトラックを停める場所をしっかりと確保しておきましょう。

5.引越し先物件の情報を正しく伝えていなかった

引越し先の建物にエレベーターがなく、それを引越し業者に伝えていない場合、予定しているよりも搬入作業に時間がかかるため、追加料金の対象になってしまいます。しかも階段が狭くて家具や家電を玄関に運べない場合には、クレーンなどを使って搬入することになります。

またエレベーターがあってもメンテナンス中で使えない場合や、タワーマンションなどでしっかりとした養生を求められる場合も想定外の作業をすることになり、追加料金が発生します。

対策

きちんと事前に新居の下見をしておき、引越し業者と搬入経路の共有をしておいてください。タワーマンションの場合には、多くのケースで搬入のための規約が用意されていますので、そちらも入手して引越し業者に渡しておきましょう。

6.追加のダンボールが必要になった

引越し当日になって追加でダンボールをもらおうとすると、ダンボール代を請求される可能性があります。ダンボールは無料だと考えている人もいるようですが、無料で用意してくれる枚数には制限があり、それ以上は有料となる業者が多く、思わぬ出費となってしまいます。

ダンボールの料金は1個あたり数百円ですが、数が積み重なると数千円になります。しかも当日いなって荷造りが終わっていないことに対しても追加料金が発生するため、トータルでの請求額が高額になるケースもあります。

対策

引越し当日になってダンボールが必要になるということが、基本的にはNGです。ダンボールが足りなくて荷造りが前日までに終わらないという場合には、コンビニやドラッグストアなどでダンボールをもらうなどして、必ず当日の朝までに梱包作業を終わらせておきましょう。

7.引越し当日に不用品処分を依頼した

引越し当日までに粗大ごみ(大型ごみ)の回収が間に合わず、引越し当日になって引越し業者に処分してもらうとなると、まだ使用できるような家具や家電であっても追加料金が発生します。高価買取を掲げている引越し業者であっても、当日は査定できる人がいないので、ほとんどのケースで有料回収となります。

対策

引越しが決まったら、不用品は計画的に処分しましょう。自治体の回収スケジュールに間に合わない場合には、リサイクルショップや不用品回収業者を利用するなどして、前日までに処分しておきましょう。もしくはとりあえず新居まで運んでもらい、生活が落ち着いてから処分してください。

8.エアコンの取り外し・取り付けで追加工事が必要になった

引っ越しに伴うエアコンの移設(取り外し・取り付け)を依頼した場合、追加で部材が必要になったり、追加工事をしたりするケースで追加料金が発生します。とくに室外機を設置する場所がなかった場合には、大掛かりな工事になり高額請求となります。

対策

エアコンを取り外したり取り付けたりする場合、条件によっては追加費用が発生します。実際に作業をしてみないと費用がいくらになるかわからないケースもあるため、これに関しては多めにお金を用意しておくしか対策はありません。

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追加料金によるトラブルを防ぐためのポイント

引越しはさまざまな理由で追加料金が発生することを理解してもらえたかと思いますが、実はこれらのトラブルのほとんどが、事前の対策で回避できます。そこでここでは、追加料金トラブルを回避するためのポイントを3つご紹介していきます。

できるだけ訪問見積をしてもらう

最近はオンライン見積もりサービスを提供している引越し業者も増えており、訪問見積なしで料金を提示してもらえるようになっています。ただし、このオンライン見積もりではすべての家財を把握できるわけではありません。

しかも業者による搬出経路の採寸もできませんので、当日になって運び出せないといったトラブルも考えられます。それらを回避するには、実際に現場を見てもらう必要があります。不要なトラブルを避けるためにもできるだけ訪問見積をしてもらいましょう。

見積書の明細を出してもらう

引越し業者から出てきた見積書が「引越し作業一式」となっていた場合、必ず明細も出してもらいましょう。明細には何をどのような条件で運ぶのかが記載されており、運ぶ荷物の申告漏れがないかを確認できます。

引越し業者によっては明細に運搬する荷物が記載されていないケースもありますので、その場合には何を運んでもらうことになっているのかリストアップしたものを提出してもらい、お互いの共通認識のもとで引越し準備を進めていきましょう。

追加料金なしと明記している引越し業者を選ぶ

追加料金をどうしても避けたいのであれば、引越し業者のホームページなどで「追加料金なし」と明記してある業者を選びましょう。そうすることで予定よりも大幅に荷物が増えたり、運搬条件が変わったりしないかぎり、提示された見積料金で引越しできます。

荷物が少ない単身引っ越しであれば、ヤマトホームコンビニエンスのように専用ボックスを使って荷物を運んでくれる引越しサービスを利用するのもおすすめです。ただし、専用ボックスに収まらない荷物が発生するとボックスが追加になり、料金が倍になるのでご注意ください。

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悪徳な引越し業者に注意しましょう

最近は悪徳引越し業者の数も減ってきましたが、それでもまだ少ないながらも営業を続けています。多くの悪徳引越し業者が安値を提示しておきながら、実際に運ぶときにさまざまな理由をつけて高額な追加料金を請求してきます。

少しでも引越し料金を抑えたくて、格安業者を使いたくなる気持ちはわかりますが、信頼性のない業者を利用することでトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。そうならないためにも、口コミを事前にチェックするなどして、信頼できると感じた業者に依頼しましょう。

どうしても安く引越しをしたいのであれば、リスクの高い業者に依頼するのではなく、引越し一括見積もりサイトをご利用ください。引越し一括見積もりサイトに登録されている業者は、いずれも実績があり、口コミも掲載されていますので安心して利用できます。

しかも相見積もりになるため値引き交渉をしなくても、最初から安値を提示してもらえます。リスクを抑えて安く引越しできるサービスですので、料金トラブルを回避したいなら引越し一括見積もりサイト経由で業者を選びましょう。

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まとめ

引越しはスムーズに行えたとしても疲労困憊になるのに、それに加えて追加料金のトラブルなどが発生するとなると、せっかくの新生活を気持ちよくスタートさせることができませんよね。ただ、追加料金トラブルの多くが対策を立てることで回避できます。

大切なのは引越し業者の担当者とコミュニケーションをしっかりと取るということで、「伝えなくても大丈夫だろう」と自己判断しないように心がけてください。些細な変更や気になったことでもきちんと伝えて、情報共有を行っておけばトラブルのなく引越しできます。

また口頭だけで伝えると「言った言わない」でもめることになるため、重要な伝達事項は電話や対面で伝えるだけでなく、メールなどを使って文章としても残しておいてください。きちんと自分に否がない状態にしておき、追加作業が発生したときには業者負担で対応してもらえるように備えておきましょう。