引っ越し難民にならないための対策と引っ越し難民になったときの対処法

毎年2月から4月は引っ越しの繁忙期となります。理由は受験シーズンが終わり、卒業式近くになると大学入学や新卒の就職などに向けて、引っ越しを考える人が急増するためです。

そして今SNS上で話題になっているのが「引っ越し難民」というキーワードです。引っ越しをしたいけど事情があって引っ越しができないのが「引っ越し難民」です。

ではなぜ近年引っ越し難民が急増しているのでしょうか??その原因と引っ越し難民にならないための対策について詳しく説明していきます。

引っ越し難民とは?

引っ越し難民とは
「学生でお金がないのに引っ越し料金が高額すぎる」、「部屋は決まっているのに、希望日がどの業者の予約もうまっていて引っ越しができない」、といった理由で引っ越しにたどり着けない人々のことを呼んでいます。

毎年3月4月は、学生は実家から一人暮らしへ、卒業者は就職先へ引っ越し、会社員は人事異動で転勤など、様々な人の流れが多くなるのがこの時期です。そのため、どうしても引っ越し需要が集中してしまいがちです。

テレビのニュースやネット上でも毎年この時期は引っ越し事情についての話題が出てきます。そのときに誕生した言葉が「ネットカフェ難民」ならぬ「引っ越し難民」です。

引っ越し難民増加の原因


3月4月の繁忙期はになると「引っ越しできない」という状況は近年からではなく昔からよくある話です。

しかし、「引っ越し難民」という言葉が誕生するほど深刻なものになっているのでしょうか?改めてその原因について説明していきます。

引っ越し難民発生の原因

  1. 引っ越し業者の人手不足
  2. 引っ越し大手の引越業務停止
  3. 引っ越し業者優位の状況
  4. 国交省によるの引っ越し時期分散の呼びかけ

引っ越し業者の人手不足

引っ越ししたいのにできない一番の原因として、引っ越し業者の人手不足が深刻な理由と言われています。なぜ引っ越し業者の人手不足は起きるのでしょうか?

その背景には、アマゾンやヤフーショッピングなどの「インターネットショッピング」の普及による、配達荷物の急激な増加によるものとも言われています。

結果、運送会社も通年忙しい宅配業者の賃金を上げ求人募集する傾向が強くなり、一時の繁忙期のために引っ越し業者の賃金を上げるという傾向が見られないためです。

また、引っ越し作業は体力勝負です。給料は宅配の配送よりは高いとはいえ、長年働く職業としてはあまり人気はなく離職率の高さも長年問題となっていました。

また、2019年4月より始まる政府による「働き方改革」により、過度な重労働は避けましょうという国全体の動きもあり、一日に受ける引っ越し件数を減らす引っ越し業者が今後増えていくのも懸念されます。

引っ越し大手の引越業務停止

大手として宅配だけでなく、引っ越しでも有名「クロネコ」で有名なヤマトホームコンビニエンスは現在新規引越サービスの受付を停止しています。

理由は、2016年5月〜2018年6月に受けた法人の顧客に対して過大請求していた問題で、貨物自動車運送事業法第33条第1項(※1)に基づく行政処分、及び同法第26条(※2)に基づく事業改善命令を受けたためです。

貨物自動車運送事業法第33条第1項
国土交通大臣は、一般貨物自動車運送事業者が次の各号のいずれかに該当するときは、六月以内において期間を定めて自動車その他の輸送施設の当該事業のための使用の停止若しくは事業の全部若しくは一部の停止を命じ、又は第三条の許可を取り消すことができる。

一 この法律若しくはこの法律に基づく命令若しくはこれらに基づく処分若しくは道路運送法(昭和二十六年法律第百八十三号)第八十三条若しくは第九十五条の規定若しくは同法第八十四条第一項の規定による処分又は許可若しくは認可に付した条件に違反したとき。

二 第五条各号のいずれかに該当するに至ったとき。

少し難しい内容ですが、実際に行った引越業務が見積もりで出していたものより軽い作業にもかかわらず、そのまま高い金額の見積もり料金を不正にもらっていたため、処分を受けて引っ越し事業を停止している状態です。

引っ越し業務再開の予定はあるそうですが、繁忙期である3月4月に再開する保証はなく、この影響でクロネコを利用しようと思っていた顧客がどこも人手不足の他者へ流れることは言うまでもありません。

引っ越し一括見積もりを利用してヤマト以外の引っ越し業者を探す

引っ越し業者優位の状況

引っ越し業者の人手不足を受け、引っ越し会社も一日に受けられる引っ越し件数を減らさなくてはいけないため、一回の引っ越し料金単価を値上げする傾向にあります。

実際、引っ越し難民が増えていることにより、引っ越し業者も足元を見た割高な引っ越し料金を提示してきているケースも発生しています。

近年、「引っ越ししてあげましょうか?」という引っ越し業者優位な状態になってしまっているため、高額な料金を突きつけらた利用者は、引っ越しは依頼するわけにはいかず結果的に「引っ越し難民」の人の数は増加の一方をたどってしまうのです。

引っ越し料金相場は必ず把握しておくようにしましょう

もちろんすべての引っ越し業者が高額な見積り金額を提示するわけではありませんが、少なくとも相場の3倍以上は足元見すぎです。このような引っ越し業者を避けるためにも、まずは引っ越し一括見積りサイトを利用して複数社から見積もりすることを忘れないようにしてください。なるべく利用者優位の立場に持っていくことが大切です。

国交省によるの引っ越し時期分散の呼びかけ

上記のことを踏まえ、全日本トラック協会は引越混雑予想カレンダーを発表しています。特に3月23日から4月7日頃が特に混雑が予想される時期となっており、利用者に向けてこの時期の引っ越しを避けるよう協力を呼びかけています。

参考 分散引越にご協力をお願いします全日本トラック協会

引っ越し難民にならないための対策


引っ越し難民の一つの原因に、引っ越し業者の空きがないということをお伝えしてきましたが、実は引っ越しを事業として行なう業者は、運送と引っ越しの兼業業者を含めれば全国で5万社以上有ると言われています。

もちろん物流がメインだったり、地域限定で引っ越しを行なう業者がほとんどですので、知らない引っ越し業者がたくさんあっても仕方ありません。

そのうち日通やサカイなどの広範囲の引っ越しをカバーできる引っ越し業者はせいぜい150社程度です。では引っ越し難民にならないためには、どのように引っ越し業者を探せば良いのでしょうか?

引っ越し登録者数が多い引っ越し一括見積りで業者を探す

一番手っ取り早く引っ越し業者を探せるのはネットで引っ越し一括見積りサイトを利用することです。

しかし、引っ越し見積もりサイトと言っても複数のサイトがあります。同じように見えるサイトですが、それぞれの違いは「引っ越し業者登録数」です。

そして現在、引っ越し業者登録数が一番多い引っ越し見積もりサイトが「引越し侍」の271社となっています。

さっそく引越し侍で引っ越し業者を探す

引っ越し一括見積もりサイトについてさらに詳しくはこちら
引越し見積もりサイト5社を安さや電話頻度に登録業者数から徹底比較

引っ越し日をどうにかずらす

引っ越し難民の一つの事例として、「希望日の引っ越し費用が高すぎる」、「退去日まで引っ越し業者がどこも空きがない」など、入居日と退去日のタイミングがあわないこともあります。

希望の引っ越し日ではないけど近い日程なら予約が取れそうという場合は、荷物を旅行バックくらいに収め思い切って数日程度格安ホテルで過ごしたり、少しの間だけ旧居から通勤・通学は不可能か、また荷物預かりサービスなどを利用して、可能な範囲で引っ越し日を数日から数週間ずらせないか検討してみましょう。

引っ越し難民になったときの対処法

予算内や希望日に引き受けてくれる引っ越し業者が見つからない「引っ越し難民」になってしまった場合、諦めずに次の方法も検討してみてください。

地域密着型業者や軽貨物運送業を狙う

例えば東京都内だと、「まつり引っ越しサービス」や軽貨物運送業の「赤帽」など、大手以外の地域密着型引っ越し業者に見積もりを依頼してみてください。

地域密着型引っ越し業者はその地域に特化している引っ越し業者なので、いろいろと融通がきいたりコスパに優れています。

赤帽なども全国に約180ヵ所の営業者所があります。近距離で少ない荷物の引っ越しなら一日に多くの件数を引き受けてくれる可能性もありますので連絡してみましょう。

自力で引っ越しをしてみる

近距離引っ越しや自家用車を所有している場合は、リスクは伴いますがマイペースに引っ越しをしてみるといのも方法です。

大型家具・家電などは、思い切って処分するか買取をしてもらい、新居で新品を購入するようにしすれば運搬を避けられます。

自分で引っ越しについてくわしくはこちら
自力で引越しは安いしお得なの?【自分で引越しをした失敗談】

引っ越し一括見積もりを利用して引っ越し業者を探す

ゆうパックを利用する

引っ越し業者がだめなら、ゆうパックや佐川などの宅配便を利用も検討してみてください。個数によっては費用が高くなってしまいますが、複数口送る場合様々な割引サービスもおこなっています。

ゆうパックで引っ越しについてくわしくはこちら
単身引っ越しはゆうパック引越しが最安値【ダンボールのみ】

引っ越し難民をうまく回避して新生活を気持ちよくスタートできる

引っ越し難民の発生原因は、ネットショッピング普及による深刻なドライバーの人手不足です。また近年の引っ越し繁忙期には、高額な引っ越し見積り金額を提示する引っ越し業者が利用者より優位な状態ができてきているのが現状です。

引っ越し料金に関しては、引っ越し業者一社との交渉はなるべく避け、複数社と比較見積もりが行える引っ越し一括見積もりサイトのなかで引っ越し業者登録数が200社以上ある引越し侍を利用して引っ越し業者を探したいものです。

引っ越し日に関しては、国交省から「引越時期の分散に向けたお願い」が出されているほどです。なるべく早めに物件を探し、物件契約も引っ越しの混雑時期を避けるように行ってください。

なんとかなるという気持ちでは「引っ越し難民」となってしまう可能性がどんどんあがっていってしまいます。しかも引っ越しは終わってからもやることがたくさんあります。

しかりとしたスケジュールが重要になってきますので早め早めに動いて引っ越し難民を回避し、新生活は気持ちよくスタートさせたいものです。

単身引っ越しについて詳しくはこちら
単身引っ越しの料金相場と人気の引っ越し業者