【3月の引っ越し料金相場】引っ越し難民が多い3月に引っ越しをするコツとは

4月から新生活を始めるために、3月に引っ越しを予定しているという人もいますよね。引っ越しをすることは決まってるけど、業者への依頼は直近になってからでもいいかなと思っている人もいるかと思います。でも、そんなゆっくりとしていたのでは、引っ越し難民になってしまいます。

3月は引っ越しの予約を取りにくく、引っ越し料金もかなり高くなる傾向にあります。なぜそのようなことになるのか、どうすれば引っ越し難民にならずに済むのかについて、ここでは分かりやすくご紹介していきます。

3月は引っ越しの繁忙期!早めに動かないと引っ越し難民になる

世の中はどこも人手不足な状態にあり、引っ越し業界も繁忙期になると人員がまったく足りないという状態になっています。ところが、世の中の仕組みは変わりませんので、3月になると日本全国で大移動が始まります。

進学で一人暮らしを始める人もいれば、就職で都会に行くという人もいます。人事異動によって見知らぬ土地で暮らし始めるという人もいて、3月には90万人以上の人が生活拠点を変えます。通常は30万人程度ですので、普段の3倍近い人が引っ越しをします。引っ越し業者にしてみれば、とても重要な稼ぎどきでもあります。

ところが、肝心の荷物を運ぶ人が足りません。以前はアルバイトを雇って人手不足を補っていましたが、最近は体力的に負荷の大きい引っ越しのアルバイトをする人が減ってきました。その結果、引越し業者が対応できる件数が減っています。

そうなると引越業者への申込みが遅くなった人は、見積もりをするまでもなく断られてしまいます。どの業者にも断られたからトラックを借りて自分で運ぼうとしても、そのトラックのレンタカーすら残っていないような状況になっています。

3月に引っ越しを予定しているという人は、このような事態になっているということに、危機感を持つようにしてください。ゆっくりしていたら、3月に引越しできなくなる可能性がありますので、いますぐに動き出しましょう。

3月の引っ越し料金相場

3月の引っ越しがいかに大変なことになっているか、わかってもらえたかと思いますが、この時期の引っ越しにはもうひとつ大きな問題があります。それが引っ越し料金相場の高騰です。

SUUMO引越し見積もりによると、4人家族の月ごとの引越し料金相場は次のようになっています。

1月 12万4574円
2月 12万9057円
3月 18万8056円
4月 16万1086円
5月 13万1126円
6月 11万9801円
7月 13万5284円
8月 13万4292円
9月 12万3822円
10月 12万6909円
11月 12万526円
12月 12万3888円

これは4人家族の相場ですが、1人暮らしても夫婦2人でも同じ傾向にあります。最も安値になっている6月と比べると、3月の引っ越し料金は1.5倍以上も高くなっています。4月も同様に高くなっていますが、これは3月の引っ越しを断られた人が溢れた結果によるものです。

荷物の量や移動距離にもよりますが、3月の引っ越しは1年間で最も高く、通常の1.5倍程度の料金になるということを頭に入れておいてください。また、この金額はあくまでも平均値です。移動距離や荷物の量によって、金額が大きく変わることも頭に入れておいてください。

引っ越し料金が高くなる理由

3月の引っ越し料金相場が、相場よりもかなり高くなることをわかってもらえたかと思います。なぜこのように料金が上がってしまうのでしょう?ここではその理由について、わかりやすく解説していきます。

・散期があるので3月に稼がなくてはいけない
・アルバイトを雇う必要がある

このタイミングで料金が上がる理由はこの2点です。それぞれの理由について見ていきましょう。

閑散期があるので3月に稼がなくてはいけない

引っ越しには繁忙期と閑散期があります。繁忙期には請けきれないくらいの仕事があり、社員はほとんど休みなく働き続けます。ところが、閑散期になるとほとんど仕事がないような状態になります。引っ越しをする人数が1/3になりますので、単純に仕事量も1/3になります。

ところが、引越し会社は社員を雇っていますし、トラックの維持費も発生します。仕事がなくても給料やメンテナンス費用を払わなくてはいけません。閑散期の支払いで困らないようにするには、繁忙期に稼ぐしかありません。

そうなってくると、必然的に繁忙期に料金を上げることになります。通常であれば、料金の高い業者は淘汰されてしまいますが、3月に関しては利用者と引越し業者の立場が逆転します。どうしても3月に引っ越しをしないといけないため、いくら高くても依頼してくれる人がいくらでもいます。

そのような立場を利用して、業者によっては相場の2倍以上の金額をふっかけてくることもあります。引越し業者も利益をあげないことには事業を継続できないので、この時期に値段があがることは仕方ないことだと受け入れてください。

アルバイトを雇う必要がある

3月に料金が高くなる理由としては、引越しのためにアルバイトを雇わなくてはいけないためです。閑散期のことを考えると、引越し業者が抱えられる社員の数には限りがあります。そこで、不足している人数をアルバイトとして雇いますので、その費用が上乗せされます。

アルバイトを何人雇うかは引っ越しの規模にもよりますが、1人につき1万〜2万円の引っ越し料金の上乗せがあります。アルバイトが3人いたら、3万〜6万円ですのでかなり割増になります。すでにお伝えしましたように、人手不足なのでアルバイトの時給も高騰しているという問題もあります。

引っ越しのアルバイトは力仕事で、ある程度の筋力が求められます。同じ時給でもっと楽な仕事はいくつもありますので、あえて引っ越しのアルバイトをする人が減りつつあります。そうならないように高い時給で募集をするわけですが、その費用はまるまる引っ越し料金に反映されます。

このような仕組みになっているため、3月の引っ越しはどうしても高額になってしまいます。

3月に引っ越しをするときのコツ

これから引っ越しをしようという人は、ここまでの説明で少し憂鬱な気分になってしまったかもしれません。でも危機感を持って行動すれば、引っ越し難民になるのは防げますし、費用も少しは安くできます。

具体的には下記の4点を意識してください。

・引越し先が決まったらすぐに予約する
・平日も選択肢に入れておく
・引越業者に運んでもらう荷物を減らす
・相見積もりにして安い業者を探す

これだけでは理解できないかもしれませんので、それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。

引越し先が決まったらすぐに予約する

まずはなんといっても、すぐに予約をすることです。細かいことは後からでかまいませんので、とにかく引っ越しをしてくれる業者を確保しましょう。引越し先の住所と、引っ越しを希望する日がわかればそれでOKです。

いろいろ決めてからと思っていたら、条件のいい日はあっという間に埋まってしまいます。

引越し業者によっては3ヶ月前から予約を受け付けていますので、3月に引っ越しをしたければ12月中に申込むようにしましょう。2ヶ月前から予約できる業者もありますので、3ヶ月前に予約できなくても諦める必要はありません。

引越し先の物件がまだ決まってなくても、引っ越しすることが確定しているなら、まずは相談してみるのもおすすめです。

平日も選択肢に入れておく

仕事をしている人は、土日に引っ越しをしたいと思いますが、会社を休めるのであれば平日の引っ越しも検討してください。平日のほうが予約は埋まりにくく、さらに料金も少し低めに抑えることができます。

土日でないと引越しできないとなると、予約を確保するだけでも大変です。こだわってしまった結果、引っ越し難民になる可能性もありますし、相場の何倍もする引越し費用が発生することもあります。「土日じゃなきゃだめ」と言っている場合ではないので、必ず平日の引っ越しも視野に入れておきましょう。

引越業者に運んでもらう荷物を減らす

引っ越し料金は運ぶ荷物の量で決まります。この時期は段ボール箱1個あたりの金額も上がりますので、予約はできたけど金額が高すぎると言いう場合には、運んでもらう荷物は最小限に抑えておきましょう。自家用車があるなら車に荷物を詰め込んで、さらにダンボールの荷物を宅配便で送るという方法もあります。

家電や家具などは運んでもらうよりも、買い替えたほうが安く済むこともあります。あまりにも見積もりが高かったら、必要なさそうなものを思い切って断捨離して、荷物を大幅に減らした上で運んでもらいましょう。

相見積もりにして安い業者を探す

3月の引っ越しは予約を確保するだけでも大変ですが、それでも1社に絞ってしまうのではなく、必ず相見積もりの形にしましょう。そうしないと、引っ越し料金が青天井で上がってしまいます。それを防ぐには複数社に見積依頼するのが基本です。

一括見積りサービスを利用すれば、希望する日に引っ越しできる業者だけが連絡をくれますし、相見積もりであることを前提にした金額を提示してくれます。1社ずつ予約できるか確認するよりも効率よく業者探しができますので、手間を掛けたくないという人は、一括見積りサービスを利用しましょう。

どうしても予約できないなら引っ越しを4月にずらそう

3月になってから引っ越しが決まることがあります。そうなると引っ越し料金が相場の4〜5倍になることもあります。そうなったときには次のどちらかを選びましょう。

・単身パックで運んでもらう
・引っ越しは4月に行う

どうしても3月に引っ越しを済ませないといけない場合には、荷物を必要最低限に絞って単身パックで送ってもらいましょう。単身パックは専用のトラックではなく、物流に載せて運んでもらえるので3月になってからでも対応してもらえます。

ただし、大きな家具を運ぶことはできません。ベッドやタンスなどは買い替えになりますが、費用は大幅に抑えることができますので、トータル費用は安く済むこともあります。

どうしても家具や家電を持っていきたいなら、引っ越しを4月にずらしましょう。布団などの生活に最低限必要なものだけを単身パックで送っておき、あとは4月になってから運んでもらいましょう。

気をつけたいのは、引越し料金を抑えられてもその他に下記の経費が発生するという点です。

・賃貸物件の家賃
・往復の交通費

賃貸物件の場合には家賃が二重にかかる期間が発生します。さらに、引っ越しのタイミングで元の家に戻らなくてはいけませんので、往復の交通費も発生します。これらを合わせると5万〜10万円になるケースもあり、結果的に割高になる可能性もあるので注意してください。

まとめ

3月は引っ越しの需給バランスが反転する数少ない期間ですので、ここぞとばかりに引っ越しの業者は高値を提示してきます。どの引越業者も足並みをそろえて高値になりますので、この期間だけは大幅に安く引っ越す方法はありません。

むしろ、引っ越し難民にならないだけでもOKだと考えておきましょう。昨今の人手不足のアオリを受けて、引越業者もスタッフの数が足りておらず、すべての業者に断られたという話も聞きます。そうならないためにも、とにかく1日でも早く動き出しましょう。

一括見積りサービスを利用すれば、対応できる業者側からアプローチがありますので、1社ずつ予約可能かどうかの確認をしなくて済みます。とても便利なサービスですので、ぜひ上手く利用して予約を確保しましょう。