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8月は学校の夏休みやお盆で連休がとりやすいため、家族が引っ越しをしやすいタイミングというイメージを多くの人が持っているかもしれません。
9月からの新学期や秋の人事異動に合わせた引っ越しが多そうな8月の引っ越しですが、実際のところ、8月の引っ越し事情はどうなっているのでしょう。
また、「暑い中の引っ越しは大丈夫?」、「台風が多い時期だけど心配」など気になる方も多いでしょう。
ここでは8月の引っ越し料金の相場や、引っ越しを安くなる方法、熱中症対策などを紹介しますので8月の引っ越しを考えている方は参考にしてください。
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8月の引っ越し料金の相場
距離 | 単身 | 2人 | 家族 |
---|---|---|---|
~50km未満 | 36,159円 | 61,732円 | 89,892円 |
~200km未満 | 47,630円 | 87,669円 | 132,725円 |
~500km未満 | 67,625円 | 135,070円 | 214,651円 |
500km以上 | 102,938円 | 176,782円 | 260,424円 |
記載料金は平均値
以下相場を計算したデータに関して詳しくはこちら
8月の引っ越し料金相場と7月9月との比較
夏休みということもあり、引越し料金相場が少し高くなりそうな8月ですが、7月や9月と比較して、どれくらい料金が安くなっているのか見ていきましょう。
単身1人
距離 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 |
---|---|---|---|---|
同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 | |
7月 | 36,159円 | 47,630円 | 67,625円 | 102,938円 |
8月 | 35,303円 | 45,338円 | 64,721円 | 97,301円 |
9月 | 35,699円 | 46,076円 | 65,756円 | 99,185円 |
単身引越しの場合、7月や9月と比べると8月の引越し料金相場が安くなっているのがわかります。このため7月から9月にかけての引越しは8月にするのがベストです。ただし、数千円の差でしかありませんので、最安値にこだわる必要がないなら、いつ引越ししても問題ありません。
夫婦、カップル2人
距離 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 |
---|---|---|---|---|
同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 | |
7月 | 61,732円 | 87,669円 | 135,070円 | 176,782円 |
8月 | 66,949円 | 87,725円 | 127,767円 | 167,858円 |
9月 | 63,181円 | 80,351円 | 118,531円 | 170,441円 |
夫婦やカップルの場合、500km以上の距離を除いて9月のほうが引越し料金相場が安くなります。500km以上も8月と9月でそれほど変わらないため、7月から9月の間で引越しをしようと考えているなら9月に引越しするのがおすすめです。
家族3人以上
距離 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 |
---|---|---|---|---|
同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 | |
7月 | 89,892円 | 132,725円 | 214,651円 | 260,424円 |
8月 | 89,231円 | 138,513円 | 199,452円 | 252,362円 |
9月 | 87,061円 | 144,577円 | 200,169円 | 241,822円 |
3人以上の家族引越しの場合、200km以上で7月の引越し料金相場が高くなるため、200km以上の距離は8月もしくは9月に引越しするのが理想です。200km未満ではどの月に引越しをしてもOKですが、できれば比較的引越しに適した気温になる9月の引越しがおすすめです。
引越し料金相場だけを考えると、荷物の量や移動距離に関係なく、8月はリーズナブルに引越しできる月になります。ただし、総合的に考えた場合には、必ずしもおすすめとは言えません。料金が安いのになぜおすすめではないのかは、次章以降で詳しく解説していきます。
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8月の引っ越し料金は高くなる?安くなる?
7月後半の繁忙期から引き続き、8月はオフシーズンの中でも引っ越し料金が高くなります。
やはり夏休みやお盆休みで連休がとりやすため、転校や転勤を伴う家族での引っ越しをしやすい時期ということがその理由になります。
どうしても8月に引っ越しをする場合は、早め早めの行動で、できるだけ早いタイミングで引っ越し業者選びをはじめるようにしてください。
面倒だからといって先送りしていると、引っ越しをしたい日に引っ越しできなかったり、料金が高くなります。
見積もりは早めで安く!
引っ越し業者から出てくる見積もりも高いものになる傾向がありますので、8月の引っ越しはスケジュールにゆとりを持って行うようにしましょう。
8月の引っ越しのメリット・デメリット
ここで8月の引っ越しのメリット・デメリットを紹介します。
- 8月前半は予約がとりやすい
8月前半の平日であれば、比較的希望の日時の予約がとりやすいです。 - 学生・子供の転校に合わせられる
学校区域が変わるような引っ越しにいいタイミングになります。 - 賃貸物件の初期費用が安くなる
8月までは不動産業界もオフシーズンのため家賃、敷金、礼金などを安くしています。
8月引っ越しのメリットは、引っ越し費用は閑散期の中でも高めですが、予約が比較的取りやすく賃貸物件の契約の際に初期費用が安い傾向にあることです。
- 気温が高い
一年で一番暑いので、作業員の動きも暑さでにぶくなったり、熱中症のリスクがあります。 - 8月中旬以降は繁忙期になる
お盆の連休を利用しての引っ越しや、夏休み終了前の駆け込み需要で予約が取りづらくなります。
8月引っ越しのデメリットは、やはり年々上昇している気温の中の引っ越しになるため、熱中症などにならないようしっかり対策をしておきましょう。
8月に引っ越しを上手にするためのポイント
8月の引っ越しは需要が高いため、引っ越し料金も高くなる傾向にあります。ただし、夏休み期間であることを最大限に活かせば、8月の前半から中頃までは平日の引っ越し料金は安くなります。
8月は仕事も夏休みに入る人も多いので、平日の引っ越しがしやすいタイミングでもあります。
仕事でまとまった休みが取れた場合は、この時期は土日にこだわらずに、引っ越し業者がスケジュールを組みやすい平日の引っ越しがおすすめです。
8月の引っ越しが安くなる日
ここで2024年8月の引っ越しお得日を紹介しますので、参考にしてください。
8月は初旬から中旬にかけての月曜日〜木曜日の引越料金が、安く設定されています。ただし、山の日である8月11日の前日にあたる、8月10日は通常料金となります。
また、お盆時期は引越し料金が安くなる傾向にあるものの、8月は土日の需要が多いため、お盆休みが始まる8月10日から11日までは通常料金となっています。
このため、2024年のお盆休みで安く引っ越しできるのは、後半の14日から16日までとなっていますのでご注意ください。
また、8月下旬は夏休み最後の駆け込みの引っ越し需要が増え、繁忙期になることが予想されるので注意が必要です。
お盆の引っ越しは狙い目?
例年であればお盆前が8月の中で一番お得に引っ越しができると説明しましたが、お盆休み期間中に引っ越しをしようと考えている人が、どれだけいるのか気になりますよね。
実は、8月13日〜16日のお盆時期は引っ越ししようとする人が少ないのでこちらも料金が安くなる傾向にあります。
理由は、親や親戚などから「お盆の引っ越しは縁起が悪い」ということで、「そんなタイミングで引っ越しをするものではない」と叱られてしまうこともあり、まだまだ引っ越しを避ける傾向にあるようです。
逆にそういったのを気にしないという方は8月の中でも安く引っ越しができる穴場でもあります。
引越し一括見積もりサイトなどを利用して、相見積もりの状態にして、1円でも安く引っ越しができるようにしましょう。
交通渋滞に注意
ただし、お盆の引っ越しは長期休暇を利用して里帰りする人たちとかさなり、交通が若干渋滞するので思ったより引っ越しに時間を取られてしまうことも想定しておきましょう。
8月に引っ越しをするときの準備・注意点
ここで、8月に引っ越しするときの準備や注意点を紹介します。
- 学校の転校手続き
- アルバイト作業員
- 熱中症対策
- エアコン工事
- 台風情報
以下詳しく説明していきます。
学校の転校手続き
もし、子どもの小中高校の転校が必要な引っ越しの場合は、引っ越しが決まった時点で担任の先生に転校の手続きのために余裕をもって連絡しましょう。
また転校先の学校にも連絡して、必要な書類等を確認しておきましょう。学校転校手続きについて詳しくは以下の記事で解説いたします。
【引越し準備やることリスト】荷造り・手続き・引越し準備期間の総まとめ 【2024年保存版】子供(保・幼・小・中・高)の引越しに必要な手続き方法まとめ夏休み期間だけのアルバイト作業員が増える
8月は夏休み期間ですので、アルバイトのスタッフが多い時期でもあります。
このタイミングでの引っ越しはアルバイトの作業者が多くなるため、引っ越し作業の質がどうしても下がってしまう傾向にあります。
引っ越し業者はこの繁忙期に少しでも多くの仕事を引き受けるため、質が落ちてでもアルバイトを雇うことになります。
本当に壊れてしまうと困るものは、自分で運ぶなどして、大事なものを自分で守るようにしてください。
8月はとにかく暑いので熱中症対策を!
この時期は気温も高く、作業者は大量の汗をかきます。これは仕方がないことですが、汗が濡れないようにカバーをしっかりするなどの対応が必要になります。
汗をかくということは熱中症になりやすいのも、この時期の引っ越しの注意点になります。
自分たちだけでなく、作業衣をしている人たちにもスポーツドリンクを差し入れするなどして、作業が円滑に進むようにサポートしてあげましょう。
そこまで気を使う必要もないと思うかもしれませんが、数百円の投資で引っ越し作業がトラブルなく行えるのであれば安いものです。
熱中症で作業効率が悪くならないように、余裕を持って引っ越し作業を行えるように配慮しましょう。
8月はエアコン工事が混む
8月は一番気温の高い月でもありますので、エアコンの取り付け工事が非常に込み合います。
引っ越しではなく、エアコン工事のみ依頼した場合でもこの時期は1週間以上待たないといけないケースもあります。
せっかく新居に引っ越したのに、エアコンが取り付けられず熱中症などになると大変です。
前もって引っ越し業者に、エアコン取り付け工事もスムーズにできるのか確認しましょう。
もし、引っ越し業者では間に合わない場合は、エアコン工事業者の一括見積もりサイトを使って、エアコン工事業者に直接お願いするのも一つの手です。
台風情報を逃さないようにする
夏の天候で気になるのが台風です。
過去の気象情報によると2022年までの台風接近数をみると、7月〜10月の間に台風の接近が集中しており、この影響で雨の中の引っ越しになってしまうことも考えられます。
基本悪天候の場合は業者からキャンセルの連絡がくると思いますが、もしキャンセルになった場合は再度、引っ越し日時を予約しないといけないので台風情報に注意が必要です。
2022年までの月別台風接近数
9月よりは8月の引っ越しがおすすめ
9月は8月より引っ越し料金が安くなるから9月にしようと考えていませんか?もし賃貸物件に引っ越しを考えているならそれは間違いです。
たしかに年間の引っ越し料金の相場を見ると、8月より9月が若干安くなる傾向にあります。
しかし、引っ越しの前に重要なのが物件探しで、不動産業界にもオンシーズンとオフシーズンがあります。
5月から8月は不動産業界もオフシーズンとなり、とくに8月は1年で一番入居希望者が少ないため、大家さんも必死で入居者を探そうと家賃交渉に応じてくれたり、敷金や礼金を安くで探すことができます。
オンシーズンが9月から4月頃といわれ、9月からは会社の人事異動や大学の新学期などの人の流れが増えてきます。
そのため家賃が高めになる傾向にあり、引っ越し費用が安くても物件の初期費用である家賃や敷金、礼金が高くなってしまうのです。
つまり、物件の初期費用と引っ越し費用のトータルから考えると、9月よりは8月の方がおすすめだということです。
できれば、8月で家賃等が安くなる物件を探し、お盆時期の平日に引っ越しをすれば引っ越しにかかる費用を安くおさえることができます。
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