軽トラックのレンタカーで引越し料金はいくら?格安で借りる裏技紹介

keitorahikkosi

荷物の少ない簡単な単身引越しなら、引越し業者に運んでもらうのではなく、軽トラをレンタカーして自分で運んだほうが、出費を抑えられ、なおかつ作業そのものも自分のペースで行なえます。ただ軽トラは積載量に限りがあるなど、いろいろと制約があります。

そこで、ここでは軽トラをレンタカーして引越しするときの料金総額と、軽トラで引越しするときの注意点などをまとめてご紹介していきます。少しでも安く引越しをしたいという人は、ぜひ参考にしてください。

軽トラで引越しをするための4つの条件

軽トラはレンタカー料金も安く、荷物を載せやすいというメリットがありますが、どんな引越しにも適しているわけではありません。まずは軽トラでの引越しに適した条件を挙げていきます。

  1. レンタカー店が近くにある
  2. 荷物が少ない
  3. 移動距離が短い
  4. サポートしてくれる人がいる

この4つの条件が揃っていれば、軽トラでも問題なく格安の引越しができます。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

レンタカー店が近くにある

レンタカーを手配できないことには、どうにもなりません。まずは近くにレンタカーの営業所があるか探しましょう。後ほどレンタカー業者ごとの料金については詳しくご紹介しますが、基本的にはどこで借りてもそれほど料金に大きな差はありません。

借りに行きやすいレンタカーの営業所で借りましょう。ただし、返却したときに今度は新居までの足がないと困ります。借りるときだけでなく、返した後のことも考えて、借りる店舗を決めましょう。

荷物が少ない

軽トラは思った以上に荷物が乗りません。ダンボールだけならたくさん積めますが、家具や家電と行ったかさばるモノが多いと、荷物が乗り切らずに何往復もすることになります。距離が近いならそれでも問題ありませんが、片道20〜30km以上あると往復作業は大変です。

往復するにしても1往復で済む荷物の量なら軽トラを借りましょう。2回で運びきれない場合にはハイエースなどのバンタイプのレンタカーがおすすめです。軽トラ1台に積み込みできる荷物の量は下記のようになります。

  • 冷蔵庫(小)
  • 洗濯機
  • 薄型テレビ
  • 布団
  • 電子レンジ
  • ダンボール10個

上手く積み込めば、衣装ケースやマットレス、テーブルなどを積むこともできますが、軽トラは荷物がむき出しになるので、荷崩れして他の人に迷惑をかけてしまう可能性があります。これ以上の荷物があるなら2回に分けて運ぶか、大きめの車をレンタルしましょう。

移動距離が短い

すでにお伝えしましたように、軽トラは荷物がむき出しになります。このため積み込みしやすいというメリットはありますが、その状態で車を走らせ続けるのは危険です。高速道路で荷物を落下させると回収に行くこともできませんので、長距離の引越しには適していません

軽トラでの引越しは、片道20〜30km程度までの近距離までにしておきましょう。それよりも長い距離を運びたいなら、オプションで幌をつけてもらうか、別の営業所に返却できる乗り捨てサービスを利用しましょう。

サポートしてくれる人がいる

軽トラで荷物が少なく短距離の引越しをするなら、自分1人でなんとかなると思うかもしれませんが、冷蔵庫や洗濯機があるなら1人での引越しはおすすめできません。ケガや家電の破損リスクを回避するために、親しい友人にサポートをお願いしましょう。

2人作業なら搬出も搬入もあっという間に終わりますので、引越し作業で疲れないというメリットもあります。何かトラブルがあったときに他に動ける人がいると、何かと助かりますので、1〜2人のサポートをお願いして、スムーズな引越しを目指しましょう。

軽トラで引っ越しするときにかかる料金総額

keitorarentaruhiyou

軽トラを借りてレンタカーをすると、引越し料金を抑えられるとされていますが、実際のところどれくらいの料金になるのか、具体的な金額をご紹介します。

軽トラのレンタカー料金

まずは軽トラをレンタカーで借りるときに、どれくらいの料金になるのか見ていきましょう。人気レンタカー業者ごとに料金をリストアップしておきます。

ニッポンレンタカー(T-Hクラス)

車種例キャリイ
6時間5,500円
12時間6,600円
24時間7,700円
延長料金1,100円/h

ニコニコレンタカー(T1クラス)

車種例ハイゼットニコパス価格
6時間4,510円3,960円
12時間5,500円4,730円
24時間6,820円5,830円
延長料金2,310円/h1,980円/h

トヨタレンタカー(T0クラス)

車種例ピクシス
6時間5,500円
12時間6,600円
24時間8,800円
延長料金1,100円/h

タイムズレンタカー(T1クラス)

車種例スクラム・ハイゼット・キャリィ
6時間5,390円(会員価格:4,312円)
12時間6,600円(会員価格:5,280円)
24時間7,700円(会員価格:6,160円)
延長料金1,100円/h

オリックスレンタカー(TSSクラス)

車種例ハイゼット・ミニキャブ
6時間5,500円
12時間6,600円
24時間7,700円
延長料金1,100円/h

各レンタカー会社の料金一覧

会社別6時間12時間24時間延長料金
ニッポン5,500円6,600円7,700円1,100円/h
ニコニコ4,510円5,500円6,820円2,310円/h
トヨタ5,500円6,600円8,800円1,100円/h
タイムズ5,390円6,600円7,700円1,100円/h
オリックス5,500円6,600円7,700円1,100円/h

レンタカー以外で発生する費用と引越し総額

レンタカーを借りた場合には、ガソリンを満タンにして返却する必要があり、さらには荷物の梱包資材にも費用がかかります。友人に協力をお願いする場合には、交通費や食事代くらいは出す必要があります。それらの金額とレンタカーを12時間借りたときの総額を見ていきましょう。

項目別費用
ガソリン代(4L)500円
梱包資材2,000円
交通費2,000円(1,000円×2人)
食事代3,000円(1,500円×2人)
レンタカー6,600円
引越し総額13,500円

単身引越しの赤帽に依頼する場合、近隣への引越しなら1万円台が相場ですので、料金としては赤帽よりもやや安いくらいです。ただ友人への食事代として居酒屋などでごちそうすると、赤帽よりもレンタカーでの引越しのほうが高くなります。

赤帽引越し口コミについて詳しくはこちら

格安で軽トラックを借りれるアプリサービス【Anyca (エニカ)】

anyca

株式会社ディー・エヌ・エーとSOMPOホールディングス株式会社が出資して出来たサービス「Anyca (エニカ)」は、個人間で車の貸し借りができるのが特徴であり大手レンタカー会社よりも格安で借りることが出来ます。

スマホでアプリをダウンロードして希望車種を予約する事が出来ます。地域によっては近くにレンタルできる車がないこともありますが、費用が安いので探してみる価値はあります。

例えば、ハイゼットは神奈川県で24時間4,300円で借りれます。大手レンタカー会社に比べると約3000円近く安いです。

anyca

個人で軽トラックを持ってる人が少ないため登録数は少ないですが、アプリ登録と検索は完全無料で出来ますので、まずは探してみると良いです。あとハイエースなどのバンも格安で借りれるので、一緒に探してみるのも良いです。ハイエースなら屋根ついてるので雨でも心配ありません。

ハイエース平日24時間5,000円で借りれます。

軽トラの引越しで注意するポイント

Keitorakkuhikkoshichūi

軽トラ引越しの上面も満たし、料金も安く抑えられるとなったら早速レンタカーを予約しましょう。ただし引越し当日までにしておくこと、引越し当日に気をつけることがいくつかあります。そこで、軽トラで引越しをするときの注意点をご紹介していきます。

引越し当日は運び出すだけの状態にしておく

軽トラで引越しをする場合には、荷物の搬出や搬入時に車をどこかに停めておく必要があります。長時間の停車は周りの人に迷惑をかけることになりますし、建物の前の道が狭い場合には頻繁に移動させなくてはいけません。

このため、引越しをするときにはスムーズな積み込みと荷降ろしが必須になります。引越し当日までに荷物をまとめて、あとは運び出すだけというような状態にしておきましょう。レンタカーを借りてきたのに、まだ荷物が梱包できていないというのは絶対に避けましょう。

また、小物は必ずダンボールに詰めてガムテープで閉じておきましょう。荷物がむき出しになっていますので、ダンボールに入れておかないと運搬中に落としてしまう可能性があります。面倒でも必ずダンボールに入れて運ぶようにしてください。

レンタカーはオートマ車を借りる

軽トラはマニュアル車とオートマ車の2タイプがあります。何も考えずに借りたらマニュアル車で、運転が難しくて困るということが起きます。マニュアル車の運転に慣れているのでなければ、必ずオートマ車を借りましょう。

軽トラはただでさえ普通の車とは視界が違いますし、荷物を積むと重たくなって運転性能が下がります。事故を起こしたのでは、自分で引越しをする意味がありませんので、運転しやすいオートマ車の軽トラを利用しましょう。

近距離でも12時間プランで借りる

レンタカー業者によっては3時間から借りることができ、短距離の引越しならすぐに終わるからと短い時間のプランで借りる人がいますが、移動距離が短くても12時間プランで借りましょう。時間に余裕があれば安全運転を心がけることができますし、荷物が乗り切らなくても焦らず対応できます。

金額も6時間プランと比べて1,000円程度しか変わりません。1円でも安く引越ししたい気持ちはわかりますが、積み込みに1時間、荷降ろしに1時間、移動に往復3時間かかったとして、余裕が1時間しかありません。確実に1回で運び終えて距離も短いというのであれば6時間でもOKですが、余裕を持たせて12時間プランを利用してください。

雨が降りそうならオプションで幌を借りる

軽トラの弱点は荷物がむき出しになることです。短距離の引越しならそれほど気にする必要はないのですが、引越し当日が雨になると話は変わってきます。短い距離でも荷物を雨に晒すことになるので、家具や家電はもちろんのことダンボールまで濡れてしまいます。

ほとんどの家電は壊れてしまいますので、雨が降る予報になっているなら、オプションで幌を借りてください。梅雨などの雨の季節に引越しをするなら最初からオプションで付けておいてもらったほうが安心です。雨の心配がない季節に借りる場合には、いつまでオプション追加に対応できるか確認しておきましょう。

重たいものから積み込み、荷物はしっかりと固定する

軽トラに荷物を積むときには、重たいものから前に積んでいきましょう。まずは冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を積んで、後ろ側には軽いものを積むことで運転しやすくなります。ポイントは隙間なく積むということです。そうすることで運搬中の荷崩れ防止になります。

すべての荷物を積んだら、ブルーシートを被せて、ロープで固定しましょう。いずれもレンタカー業者のオプションで借りられますが、繁忙期などで在庫がないときにはホームセンターでブルーシートとロープを購入しておきましょう。

また、パソコンなどの精密機器は荷台ではなく、助手席に置いて運びましょう。毛布などに包んで振動がかからないように気をつけながら運搬してください。運転はいつも以上に慎重に行い、急発進や急ブレーキをしないように心がけてください。

赤帽のような軽トラ引越し業者もおすすめ

akabou

参照:赤帽公式サイト

軽トラでの引越し料金でお伝えしましたように、レンタカーを借りて友人にサポートをお願いするとなると、実は思ったほど引越し料金が安くなりません。それなのに自分で運転をしなくてはいけませんし、破損リスクも自分で負う必要があります。

もし軽トラを使って1回で運べるくらいの荷物しかないのであれば、レンタカーではなく赤帽などの軽トラを使った引越し業者に依頼するという方法も検討しましょう。

赤帽引越しの頼み方について詳しくはこちら

赤帽だけでなく、地域密着型の格安業者も軽トラでの引越しに対応していますので、まずは見積依頼をしましょう。

とはいえ、そのような格安業者を自分で探すのは大変です。そこでおすすめなのが、引越し一括見積もりサイトです。このサイトを使って見積依頼をすれば、自分で見つけることができないような小さな引越し業者までリストアップしてくれます。

しかも複数の業者にまとめて見積依頼できますので、必然的に相見積もりになり、業者同士が競争することになるので相場よりも安値で引越しができます。もちろん見積依頼は無料で、料金が合わなければ利用しないということもできます。

レンタカーを借りるよりも安く引越しできるケースもありますので、まずは見積依頼してレンタカーと比較してみましょう。同じくらいの金額ならプロにおまかせできる引越し業者に運んでもらいましょう。

まとめ

軽トラはレンタル料金も安く、1万円台での引越しが可能です。ただし、荷物が多くなると往復しなくてはいけなくなり、さらには長距離の引越しには適していません。このためワンルームで荷物が少ない単身引越しに適しています。

ただしレンタカー料金は安いのですが、引越しを手伝ってもらう場合には食事代などがかかります。このため移動距離によっては、赤帽や格安の引越し業者に依頼するほうが安くなるケースもあります。同一市内や近隣への引越しをするのであれば、まずは引越し一括見積もりサイトを使って見積依頼だけでもしてみましょう。

もしレンタカーを借りるよりも安くなるようであれば、引越しのプロに任せてしまうのがおすすめです。最初から軽トラを借りる前提にするのではなく、格安業者も選択肢に入れておき、料金と安全性のバランスを考えて、最適な方法を選びましょう。

赤帽引越しのキャンセルについて詳しくはこちら