離島への引越し費用の相場!おすすめ引越し業者10選と注意点を詳しく解説

離島への引越しは荷物量と距離で大きく金額が異なります。ここでは引越し見積もりサイトの引越し侍のデータをもとに解説していきます。料金はあくまでも目安になりますので、時期によって変動することはあります。

離島への引越し料金相場

距離単身平均家族平均
200km未満125,420円153,948円
200km~500km未満140,910円375,000円
500km以上312,125円454,000円
参照:引越し侍
人数時期費用
札幌市→礼文島2人2月190,000円
新潟市→佐渡島1人3月270,000円
東京都→佐渡島1人12月150,000円
大村市→壱岐島2人5月162,000円
福岡県→壱岐島3人12月140,000円
東京都→対馬1人8月189,000円
佐世保市→五島1人3月50,000円
長崎市→久賀島2人12月170,000円
福岡県→種子島1人6月56,000円
東京都→徳之島3人1月300,000円
福岡県→奄美大島2人4月400,000円
参照:引越し侍

離島への引越しおすすめ業者10選

サカイ引越センターやアート引越しセンターなどの大手引越し業者は一部地域を除いて離島への引越しは可能になりますので、ご自身の引越し先が対応なのか聞いてみるのが良いです。その他の地域密着型の引越し業者については以下にまとめてみましたので参考にしてください。

各社エリア
東海汽船大島、新島、三宅島、八丈島、青ヶ島
引越センターTSUDA利尻、伊豆諸島、壱岐諸島、芸予諸島、沖縄
さくらコンテナ引越し便種子島、屋久島、徳之島、沖永良部島、与論島
中村引越センター五島、壱岐、対馬、沖縄本島、奄美大島
アイランデクス奄美大島、宮古島、石垣島、屋久島
宮古島引越し便宮古島
コンテナ引越しセンター宮古島、石垣島
五島引越し便五島
奄美引越便奄美引越便
鹿児島海陸運送喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、沖縄

荷物が届くまでの生活拠点はどうすればいい?

離島への引越しで1番悩むのが家電家具です。家財が届くのに数日かかるとなると、それまでの生活をどうすればいいのか?家財と一緒に船に乗れないの?と思うかもしれませんが、例えば、関東~宮古島間の船便はすべて貨物船になるため、荷物と一緒に同乗することはできません。

このため、基本には下記のいずれかの方法で家財の到着を待つことになります。

  • 生活に必要なものを近所で購入して家財を待つ
  • 新居近くのビジネスホテルに宿泊する
  • 実家や友人の家に泊めてもらう
  • 途中で観光して時間をつぶす

それぞれの方法について、もう少し具体的に説明していきます。

生活に必要なものを近所で購入して家財を待つ

新居に家財が届いていないとしても、電気やガス、水道などのライフラインは開通できるので、寝具と必要最低限のアイテムを購入して、家財の到着を待ちましょう。寝具は安いものなら一式1万円前後で購入できますし、家財が届いたら来客用にすれば無駄になりません。

生活をスタートさせるメリットは宿泊費用を安くできるのと、新しい拠点に慣れやすいという点にあります。例えば、宮古島への引越しの場合、埼玉県で暮らしていたときよりも近所付き合いが大切になるので、早めに挨拶して地域に馴染んでおきましょう。

新居近くのビジネスホテルに宿泊する

すぐに仕事や学校が始まるというのであれば、できるだけ安いビジネスホテルを探して、そこを家財が届くまでの拠点にするというのもおすすめです。ビジネスホテルの近くにはコンビニや飲食店も多いので、食事に困ることもありません。

ただし4人家族や5人家族のように人数が多い場合には、ビジネスホテルとはいえ数日泊まるとなるとかなりの金額になってしまいます。会社勤めの人なら、会社負担で宿泊費用を捻出してもらえないか相談してみてください。

実家や友人の家に泊めてもらう

離島からの引越しも、離島への引越しも、両親や友人に会う機会が減ってしまうもの。引越し先での生活をすぐにスタートさせる必要がないなら、この機会に里帰りをしたり、友人の家に泊めてもらったりするなどして、大切な人に挨拶しておきましょう。

会って話をしておくことで両親の心配もなくなりますし、何よりも生活が落ち着いた頃に遊びに来てもらいやすくなります。親しい友人に泊めてもらうなら、そのときに遊びに来てもらう日程を決めておくのもいいかもしれません。

こういうときに頼られるのは家族でも友人でも嬉しいものです。ぜひ思い切って泊めてもらえないか相談してみましょう。

途中で観光して時間をつぶす

せっかく時間があるのですから、移動しながら観光するというのもおすすめです。埼玉県から宮古島市に引越しするなら沖縄本島経由になるため、沖縄観光しながら荷物の到着を待ちましょう。宮古島市から埼玉県に引越しするなら、東京観光がいいでしょう。

もちろん、まったく違う場所に旅行するというのもOKです。ちょっとした休暇だと考えて、これまで行きたかったけど、行けなかった場所に足を運ぶ絶好の機会です。急ぎではないのであれば、荷物が届くまでの日数を有効活用しましょう。

離島へ引越しするときの4つの注意点

離島の引越しでは、いくつか注意しなくてはいけないポイントがあります。

  1. ダンボールは隙間なく梱包する
  2. 離島で購入できるものは処分して荷物を減らす
  3. 暖房器具は持っていこう
  4. 仕事道具や書類は自分で運ぶ

これらが宮古島などを含む離島へ引越しするときの注意点になります。それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

ダンボールは隙間なく梱包する

船便で荷物を送るときに気をつけなくてはいけないのが、船の揺れによる家財の破損です。船の揺れはトラックの揺れよりも大きく、ダンボール内に隙間があると、中に入れた荷物が揺れにより動いて、破損する恐れがあります

宮古島市-埼玉県間の引越しのように貨物船を使って引越しする場合には、ダンボールの隙間には緩衝材を詰めるなどして、揺らしても動かない状態にしておきましょう。緩衝材が手に入らない場合には、Tシャツやタオルを緩衝材代わりに詰めてください。

ただし、本などの重たい荷物を詰め込みすぎると、今度は搬出・搬入時にダンボールの底が抜ける可能性もあります。隙間を避けるためであっても、重たい荷物だけを詰め込むのはやめておきましょう。

離島で購入できるものは処分して荷物を減らす

上記の料金相場を見てもらうとわかりますように、引越し料金は荷物の量(使用するコンテナのサイズ)によって大きく変わります。少しでも安く引越ししたいのであれば、離島で購入できるものは処分しておき、引越しをしてから必要なものを買い揃えましょう。

たとえば宮古島市には下記のような大型店舗があり、生活に必要なものを簡単に入手できます。

  • ファッションセンターしまむら
  • ドン・キホーテ
  • ダイソー
  • ヤマダデンキ
  • イオンタウン
  • 無印良品

都市部の大型店舗と比べると、店舗に並んでいるアイテムの種類は少ないかもしれませんが、商品によっては取り寄せも可能です。10年以上使っている古い家電などは、引越しのタイミングで思い切って買い換えて、新居に運ぶ荷物を減らしましょう。

暖房器具は持っていこう

宮古島市など比較的暖かい地域への引越しの場合、暖房器具や冬物衣料を引越し前に処分してしまう人もいるようですが、宮古島くらいの南にある島でも冬は思った以上に冷えます。宮古島で買い直すことも可能ですが、冬に引越しする場合にはすぐにでも必要になります。

長く使っている暖房器具なら買い換えてしまうのもありですが、購入して数年というのであれば引越荷物として新居に持っていきましょう。衣類も冬物を減らすのはいいのですが、すべて手放すと後悔するので、お気に入りのアイテムだけでも持っていきましょう。

仕事道具や書類は自分で運ぶ

引越しをして家財が届くまでに仕事が始まったり、契約するものがあったりするときには、仕事道具や書類などは必ず自分で新居まで運ぶようにしましょう。スーツを船便の荷物に入れてしまい、仕事に行くための服がないといった失敗は絶対に避けたいところです。

  • クレジットカード
  • 預金通帳
  • 印鑑
  • 現金
  • 数日分の衣類
  • 転出証明書
  • 筆記用具
  • 仕事道具
  • ノートパソコン
  • 充電器

これくらいは自分で新居まで運んでください。忘れがちなのが印鑑で、各種届出や契約に必要になります。クレジットカードや預金通帳、印鑑はセットにして手荷物として肌身離さず持っておくようにしてください。また離島は電子決済ができない店舗も多いため、現金も多めに用意しておきましょう。

離島への移動は日数に余裕を持ってスケジュールを組む

離島への到着、もしくは離島からの出発は、できるだけ日数に余裕があるスケジュールを組みましょう。たとえば3月20日に宮古島市に家財が届くなら、2日前の3月18日には現地入りしているのが理想です。少なくとも3月19日の午前中には到着する予定でスケジュールを組んでください。

離島への飛行機やフェリーは天候により欠航することが多く、予定通りに移動できないことが多々あります。荷物が届いたのに受け取れないとなると、引越業者に迷惑をかけてしまいます。

台風などで身動きが取れなくなった場合には、遅延がわかった段階で引越業者に連絡して遅れることを伝えておいてください。