エレベーター有り無しの引越し費用とエレベーターがない家への引越し注意点

引っ越し料金は引っ越し元や引っ越し先の条件によっても見積もり価格が変わってきます。新居の近くにトラックを停められない場合など、引っ越し作業が大変になればなるほど料金が上がっていくのですが、その代表的なものとしてエレベーターの有無があります。

アパートやマンションの1階であれば割増料金が発生しませんが、例えばエレベーターなしの4階への引っ越しと、エレベーターありの4階への引っ越しでは見積もり価格は変わってくることになります。

それではエレベーターの有無で、どれくらい引っ越し見積りの料金が変わってくるのかをチェックしてみましょう。

エレベーターの有無で引っ越し料金が変わる理由


なんとなくは分かっているかもしれませんが、エレベーターがない場合、なぜエレベーターがないと引っ越し料金が上がってしまうのでしょう。その理由を理解しておけば、割増料金が妥当な金額かどうかが見えてくるはずです。

まずはエレベーターがないと引っ越し料金があがる理由について説明します。

階段での運搬は時間がかかる

エレベーターを使える場合とそうでない場合とでは、作業時間に大きな違いが発生します。大きな家具を階段を使って3階や4階まで運ぶのは、想像以上に大変な作業になります。なおかつ、家具を傷つけないように慎重に運ぶ必要もあります。

作業時間が伸びるということは、それだけ作業員の人件費が高くなります。その高くなった人件費分だけ見積金額が高くなるのです。

物損事故の可能性が高くなる

上記では「慎重に運ぶ」とお伝えしましたが、それでもエレベーターよりも階段のほうが圧倒的に物損事故の確率が高くなります。どれだけ丁寧に作業しても階段での物損は一定の割合で発生します。

物損は補償しなくてはいけませんので、物損の割合を考慮した高めの料金設定を引っ越し業者は提示してくることになり、引っ越し料金が高くなります。

作業者を増やすケースもある

2人作業で行えるはずの引っ越しでも、階段があることで3人作業でないと運べないというようなケースもあります。

この場合作業者を増やすことになるので、当然人件費で見積金額が上がってしまいます。

引っ越し料金の割増は1500円/階


引っ越し業者によって変わりますし、階段の状況によっても変わりますが、一般的に階段作業がある場合は、1階につき1500円前後の割増料金になります。

4階までを階段で上がる場合は、3階分階段を上がることになりますので、1500円×3階で4500円の差額が発生することになります。

もちろん旧居と新居、どちらでも発生する割増料金になります。

思ったよりも高くないと感じるかもしれませんし、賃貸アパートの場合物件の安全も考えたら2階以上に暮らすほうが確実ですので、この場合発生する差額は仕方がないものだと考えましょう。

むしろ階段での作業があっても割増なしになっている引っ越し業者のほうが不安です。きちんと作業する引っ越し業者だからこそ、差額が発生しますので、安全な引っ越しのためには必要な出費だと考えましょう。

クレーンを使った場合の料金

エレベーターが使用できず、階段も狭くて運べない場合はクレーンなどを使用して吊り上げあくてはいけません。

ですがクレーンの使用にはいろいろと許可も必要になるため引越し当日に急にクレーン車を手配することは困難です。別の日程に運びますという事態にもなりかねません。

クレーン使用の追加料金は最低でも1万5千円以上からとなります。建物の構造や運ぶ荷物によっては10万円程度まで上がることもあるため思わぬ出費になってしまいます。

事前に詳細な情報があれば引っ越し業者もリスクが減り、現場で運べないという可能性もなくなるため、ストレスのない引っ越しが可能になります。

そのためにも事前にエレベーターで運べなかったときの経路や階段の幅などを採寸して写真を撮っておいたりすることが大切です。

エレベーターが使用できない引っ越しをする場合の注意点


エレベーターが有る場合でも思わぬ理由で使用できない場合があります。その注意点を説明します。

住人のエレベーターの使用時間

エレベータを住人が頻繁に利用する時間帯に注意が必要です。例えば、朝の7時〜9時などは仕事へ出かける人やゴミを出すために利用する人が多い時間帯です。

ここは引っ越し業者の方も知っていることなので特に心配はありませんが、混み合う時間はなるべく避けたほうがスムーズに作業ができます。

エレベーターが点検中

エレベーターの定期点検などが急に入ったりすることもあります。告知も大体1週間前とかなので念のために引越し元や引っ越し先の管理会社に電話などで問い合わせてみてもよいでしょう。

サイズオーバーで入らない

エレベーターが使えても、エレベーターに入りきらない荷物がある場合は、個別に割増料金を設定することもあります。

割増料金ならまだいいのですが、いざ運び込もうと思ったら「階段から上げられない」ということもあります。

注意
引っ越し先が1階でない限り、エレベーターの有無を確認すると同時にエレベーターのサイズを計測する必要があります。

引っ越し元と先の状況はしっかり把握しておく

部屋以外の通路やエレベーターは普段住んでいて意外と気づかないものですが、大きな荷物を運ぶと意外と狭かったりします。

エレベーターが有る場合でも、見た目だけでなんとなく大丈夫だろうではなく寸法をしっかり測っておくことが大切です。

エレベーターの無い物件への引っ越しの場合は、1500円/階程度の追加費用が発生します。これは避けられない費用ですが、実際に作業するときになって作業者に「上げられない」と言われないように、引っ越し先の下調べはしっかり行っておきましょう。

エレベーターが小さかったり、階段が狭かったりするとベランダへの吊り上げなどが必要になり、さらに割増料金が発生することもあります。

そうならないためにも下調べは重要です。引っ越し先や引越元のエレベーターと階段の情報が見積もり前に用意しておくようにしてください。