仏壇の引越しは大変?仏壇の引越し費用と方法と業者選び

意外と知られていませんが仏壇の引越しには作法があります。

年配の方ほどこの作法に厳しく「知らなかった」ではすまされないと親族間でトラブルにもなりかねません。

「仏壇って引越し業者に頼めるの?」や「儀式について近くにお寺がなくて相談できない」、「自分で移動していいの?」などわからない部分が多いと思います。

ここでは、仏壇の引越しに必要な儀式や費用の相場、自分で移動させたいときの方法などを紹介しますので、仏壇を引越しさせるために知っておきたい知識として参考にしてください。

仏壇の引越しは移動させるだけではありません

仏壇がある家の引越しをするときに、ただ引越し業者に依頼するだけでは、きちんと引越しをしたことにはなりません。

仏壇は位牌を置くだけの場所ではなく、そこにはご本尊が安置されています。
ほとんどの場合は仏像の形かと思いますが、安置されているご本尊は信仰する宗派によって変わってきます。

ご本尊は信者を導くものとして代々受け継がれ、亡くなられた方の位牌にも魂が入っているとされています。

引越し作業は決して丁寧なものではありませんので、引越し作業中に仏様の居心地が悪くならないようにと、一時的に仏壇から出ていただく儀式が必要になります。

魂の抜けている仏壇はただの箱でしかありませんから、引越し業者も気兼ねなく運ぶことが出来るというわけです。

仏壇引越しの流れ

  • STEP.1
    仏壇の寸法を確認
    移動させる上で、搬出口や搬入口の出し入れがスムーズにいくかあらかじめ確認しましょう。
  • STEP.2
    抜魂
    お仏壇やお墓に宿っている魂をお坊さんに抜いてもらう仏教の儀式のことです。
  • STEP.3
    梱包
    自身もしくは引越し業者に梱包してもらう。
  • STEP.4
    移動・引越し
    引越し業者にトラックに運んでもらって移動します。
  • STEP.5
    荷解き・飾りつけ
    新居についたら早めに飾りつけなどをすませます。 
  • STEP.6
    入魂
    仏壇内部の正面に祀ってある「ご本尊」と「位牌」同時に入魂する儀式です。新居で準備ができたらなるべく早く入魂しましょう。

仏壇を引越しする際の「入魂・抜魂」とは

仏壇に宿る魂を抜く作業、そして魂を戻す作業をそれぞれ「抜魂」「入魂」と呼びます。

あたりまえですが、素人にできる作業ではありません。熟練の引越しスタッフであっても「抜魂」「入魂」はできません。

「入魂・抜魂」は誰が行う?

「抜魂」「入魂」をできるのはお坊さんと呼ばれる僧侶だけです。

僧侶にお経をあげてもらい、正式な手順で行わなければ仏壇から魂を抜くことも、戻すこともできません。

またお坊さんは「今日来てください」で動けるわけではありませんので、引越しが決まったらすぐにお寺に相談して、「抜魂」「入魂」のスケジュールを決めてください。

「抜魂」「入魂」は同じお坊さんに依頼するのが理想ですが、引越し先が遠方の場合はお坊さんに相談するようにしましょう。

最近では、「お坊さん便」と呼ばれるインターネットでお坊さんを手配できるシステムもありますので、引越しによる「抜魂」「入魂」をどこにお願いしていいかわからない場合は利用してもよいでしょう。

儀式の時間と準備するもの

「抜魂」「入魂」それぞれ儀式にかかる時間は大体15分程度になります。

お坊さんにお支払いする費用は、「お布施袋」といわれる袋に入れます。
コンビニでも購入できる白い無地の封筒の場合は、漢字で上部に「御布施」と書いても大丈夫です。あらかじめ用意しておきましょう。

「お布施」のお渡し方法は、直接手渡しや床の上に置くのは失礼になるので、お盆の上などにのせてお渡しすようにしましょう。

その他にも用意しなければいけないものがないか僧侶の方に確認しましょう。

仏壇の引越し費用の相場

仏壇の引越しにかかる費用は大きく分けて2種類あります。

それはお坊さんに依頼する「入魂、抜魂」の費用と、引越し業者の追加費用になります。

入魂、抜魂の費用相場10,000〜30,000円
仏壇引越し費用相場10,000〜20,000円

入魂、抜魂費用は宗派によっても異なり、また引越し先が遠方の場合の対応も変わってくるため、まずはお寺に相談するようにしてください。

そして引越し家財の中に仏壇が含まれている場合は、きちんと見積もり依頼時に申告するようにしてください。

仏壇の引越しをお願いする引越し業者の選び方

仏壇の引越しをするときの引越し業者選びでは、「仏壇の引越しを引き受けてくれるかどうか」という基準で引越し業者を選ぶことになります。

どれだけ安く引越しができても、仏壇の引越しができなければ意味がありません。

基本的には1社1社、仏壇の引越しの可否を確認していくことになります。

大手の引越し業者であればよほどのことがない限り、仏壇の引越しは問題なく行えますが、中小の引越し業者の場合は仏壇を運べないことがあるので注意してください。

お坊さんへの依頼の仕方について知りたいという方は次の記事が参考にばるはずです。

あわせて読みたい
【お坊さん便の評判】実際に使ってみたい人のために批判も口コミも調べてみた
 

手っ取り早く引越し一括見積もりサイトで探すほうが早い

引越しの見積もりを複数社に依頼するのに、いちいち「仏壇は運べますか?」と聞くのは大変です。

そんなときに利用したいのが引越し一括見積もりサイトです。

引越し一括見積もりサイトの引越し侍の場合、見積もり依頼時に「仏壇あり」の情報を含めて一括で依頼をすることが出来ます。
引越し侍仏壇

そのことにより、仏壇を運べない引越し業者を除くことができ、そして仏壇の追加費用込みでの見積もりをしてもらうことが出来ます。

小さなことかもしれませんが、見積もりを1社1社に依頼することは想像以上に労力が必要で、大変な作業です。そこに仏壇の引越しまで加わるのですから、業者選びはできるだけ時間も手間もかけずに行いたいですよね。

↓↓以下のサイトから簡単に無料で見積りができます。

位牌やご本尊は引越し業者任せではなく自分で運ぶようにする

仏壇の引越しは引越し業者がしてくれるものだとはいえ、ご先祖様と仏様がいらっしゃるわけですから、位牌やご本尊のような大切なものは自分で運ぶようにしてください。

自分で仏壇を移動させたい場合

「抜魂」を終えた仏壇を、自分達で運ぶことは基本問題ありません。

しかし先に述べておきたいのが、大事な仏壇の破損や事故を防ぐため、なるべく運搬のプロである引越し業者に運んでもらうほうが安心だということです。

まずは、引越し一括見積もりサイトで無料見積もりをしてから自分で運ぶかどうか判断しても遅くはないでしょう。

どうしても仏壇を自分で運べられないか?と考えられる方のために、注意点を紹介したいと思います。

まず、仏壇のサイズや、搬入口・搬出口がスムーズに通れるか確認しましょう。

そして移動方法ですが、あまり大きい仏壇ではなく自家用車でも運べそうな場合は、助手席かワゴン者の後ろに立てた状態で置き、ブレーキなどの反動で仏壇が動かなように紐などで必ず固定しましょう。

移動の際に注意したいのが、仏壇はご先祖様が宿る大切な場所なので、床に直接置いたり、横にして運ばないように気をつけましょう。

また、よくあるのが仏壇の引き出しの奥などに、貴重な金品や通帳などが入ってる場合があるので必ず確認するようにしましょう。

しかし、仏壇を自分で運ぶかどうかは、大切な仏壇を破損しかねないことでもありますので、トラブル防止のためにも家族や親戚への相談を忘れないようにしましょう。

近年「抜魂」「入魂」を行わない家庭が増えている

「抜魂」「入魂」を行うかどうかは気持ちの問題ということで、お仏壇に手を合わせるだけの人もいます。

ただ親族に礼儀作法にうるさい人がいた場合、「抜魂」「入魂」を行わなかったことを叱ってくる人もいるかと思います。

壇家離れや核家族が多い現代では、引越し先の近場にお寺がなくて相談できない、仏壇のことを周りに聞ける親戚がいなくて困っている人が増えているのも現状です。

そして、何よりも何よりも「抜魂」「入魂」されていない仏壇は運べないという引越し業者もいますので、「抜魂」「入魂」を行わない場合は、引越し業者に相談するようにしてください。