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「引っ越しをするなら料金の安い1月がおすすめ」と聞いたことがありませんか?引っ越し料金には定価がなく、同じ荷物、同じ移動距離であっても季節ごとに引っ越し料金が変動します。料金が高くなる月もあれば安くなる月もあり、その中でも1月は特におすすめのシーズンと言われています。
「安いといっても1〜2割ぐらいでしょ?」と思うかもしれませんが、それどころではない安値でできてしまうのが1月の引っ越しです。ここではどれくらいの料金相場なのかについて、お伝えししながら1月の引っ越しについてのノウハウを解説していきます。
1月は引っ越し料金が4割〜5割も安くなる
1月の引っ越しが安くなるとお伝えしましたが、実際にどれくらい安いのかを見ていきましょう。
SUUMO引越し見積もりによると、4人家族の月ごとの引越し料金相場は次のようになっています。
1月 | 12万4574円 |
---|---|
2月 | 12万9057円 |
3月 | 18万8056円 |
4月 | 16万1086円 |
5月 | 13万1126円 |
6月 | 11万9801円 |
7月 | 13万5284円 |
8月 | 13万4292円 |
9月 | 12万3822円 |
10月 | 12万6909円 |
11月 | 12万526円 |
12月 | 12万3888円 |
1月の引っ越し料金が安くなってはいますが、6月や11月のほうが安くなっています。だったら6月や11月のほうがいいのでは?と思うかもしれませんが、よく考えてみてください。1月にはお正月があります。
後ほど詳しく説明しますが、年末年始の引っ越しは特別料金での対応ですので割高になります。このため1月の平均で考えたときには、思ったほどには安くなりませんが、1月も年始が過ぎれば6月や11月よりも安く引っ越しができます。
また6月は梅雨時期ですので、雨の中での引っ越しになる可能性が高いため、荷物が濡れてしまったり、手が滑って壊れてしまうリスクもあります。もちろん保険には加入していますが、大切なものが壊れてしまったら、それは2度と戻ってきません。
それに対して雪国を除いて1月は比較的天候が良いので、引っ越ししやすい時期でもあります。高い時期よりも4割から5割も安くなることも珍しくないので、自分で引っ越しのタイミングを決められるなら1月がおすすめです。
1月の引っ越し料金相場

引っ越し料金は距離や人数によって変わってきますので、ここでは距離と人数ごとの引っ越し料金相場がどれくらいになっているのかを見ていきましょう。
同都道府県内(50km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都内程度の距離です。
単身1人の場合 | 平均35,000円 |
夫婦、カップル2人の場合 | 平均55,000円 |
家族3人以上 | 平均75,000円 |
同一地方内(200km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都から静岡県ぐらいまでの距離です。
単身1人の場合 | 平均41,400円 |
夫婦、カップル2人の場合 | 平均85,000円 |
家族3人以上 | 平均87,000円 |
遠距離地方(500km未満)の人数別における引っ越し相場
東京都から大阪府ぐらいまでの距離です。
単身1人の場合 | 平均70,000円 |
夫婦、カップル2人の場合 | 平均165,000円 |
家族3人以上 | 平均225,000円 |
引っ越し料金以外にエアコン取付け取り外しなどのオプション料金がある場合は、上記の平均料金にプラスでオプション料金が加算されます。
見積もりについては、引っ越し一括見積もりサイトでさらに詳しい料金の見積もりが簡単にできますので利用してみてください。
なぜ1月は引っ越し料金が安くなるのか

1月が安くなるのはわかっても、なぜそんなに安くなるのか気になりますよね。安くするためにアルバイトを使って、手抜き作業をされるのではないかと不安になるかもしれません。実はその反対で、1月は作業のほとんどを正社員が行うので、丁寧で安心して任せることができます。
なぜそんなことが起こるのかについて、順を追って説明していきます。
引っ越し料金は需要と供給で決まる
引っ越しは人の移動が起こらないと仕事になりません。反対に人が生活拠点を変えるタイミングで引っ越しが発生します。それでは、どんなタイミングで人は生活拠点を変えることになるのでしょう。
- 進学
- 就職
- 転勤
人が引っ越しをする理由として多いのは、この3つです。他にも家の購入や、結婚などの理由がありますが、大きく人が動くとなると進学や就職、転勤などが理由として挙げられます。勘のいい人はすでにお気づきかと思いますが、これらの多くは4月に発生します。
学校が始まるのは4月からですし、新入社員が働き始めるのも4月です。転勤だけは必ずしも4月というわけではありませんが、それでも会社内で人事異動が起きやすいのが4月です。4月から新生活が始まりますので、引っ越しは必然的に3月に多くなります。
引っ越し料金は需要と供給のバランスで決まりますので、利用する人が多い3月に最も料金が高くなります。それに引きずられるように4月と5月も高くなります。また、9月から新体制になる会社もあり、夏休み中に引っ越しをすることも多いため、7月8月も引っ越し料金が上がる傾向にあります。
このように、需要が高いときほど引っ越し料金が上がります。どの引越業者もこのタイミングが稼ぎどきということで、3月の引っ越しは通常の2倍以上の値段をふっかけてくる引越し業者もあるくらいです。
反対に需要がない場合には、引っ越し料金は安くなります。6月が梅雨なので引っ越しに適していないから安くなるというのは、すでにお伝えしたとおりです。それではなぜ1月の引っ越しが安くなるのでしょう?理由はとても簡単です。
年末はどの会社も忙しくなるため、人事異動などをする余裕がありません。学生もまだ進学先が決まっていない状態です。誰もこの時期に引っ越しをする理由がないため、引越し業者は正社員もトラックも遊んでいる状態になります。
でも引越業者は社員を抱えているので、仕事はなくても給料を払わなくてはいけません。何もしないよりも、安値でも仕事を請けたほうが赤字幅は減るため、1月の引っ越しは安くなるというわけです。
閑散期は正社員だけで作業できる
繁忙期の引っ越しはとにかく人手が足りません。トラックをフル稼働させようと思うと正社員1〜2人にアルバイトを数名つけるという体制にしなくてはいけません。アルバイトにはもちろん給料を払わなくてはいけませんので、それだけ引っ越し料金が割増になります。
例えば1人で1.5万円計算になると、2人のアルバイトを入れた場合には3万円ほど引っ越し料金が高くなります。繁忙期の引っ越し料金が高くなるのは、こうした理由があるからですが、反対に閑散期の1月はアルバイトを雇う必要がありません。
仕事がなくて稼働していない正社員がたくさんいるわけですから、アルバイトを雇わずに引っ越し作業ができます。その結果、アルバイトを雇う繁忙期よりも数万円コストを抑えることができます。そのコストダウンが引っ越し料金に反映されるので、安くできるというわけです。
1月なのに引っ越し料金が高くなるタイミング

意外かもしれませんが、引越業者は年末年始を休みとしていることが多く、引越しを受け付けている業者の数が限られています。お正月に営業している業者も、スタッフがお正月も働くことになるので、割増料金を設定しています。
どれくらい高くなるかは業者によって違いますが、アルバイトを集めにくく、社員にも割増賃金が発生しますので、引っ越し料金としては2〜3割高くなると想定しておきましょう。それでも3月よりは十分に安いのですが、お正月は交通規制なども多く、スムーズな引越しが難しいので、できるだけ年末年始の引っ越しは避けておきましょう。
どうしても、この年末年始にしかできないという場合には、引越し一括見積もりサイトの利用をおすすめします。このサービスを使えば、業者が休みかどうかを確認する必要もなく、対応できる業者だけが連絡してきます。
さらに相見積もりの状態になるので、金額もそれなりに抑えることができます。年末年始の引っ越しをスムーズに、なおかつ少しでもコストを抑えたいのであれば、引越し一括見積もりサイトを活用しましょう。
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年末年始(12月、1月)のお得日
1月の引っ越しがお得になる日を紹介しますので、引っ越しのスケジュールを組むときの参考にしてください。
サカイ引越センター | 4日,5日,10日〜12日,16日〜19日 |
アーク引越センター | 4日〜6日,8日〜20日,22日〜27日,30日,31日 |
サカイ引越センターでは初旬から中旬にかけての平日、アーク引越センターでは年始と土曜日以外がお得に引っ越しできる日になっています。
1月の引っ越しは業者ごとにお得な日が違いますので、1社に絞らずに相見積もりにするのがおすすめです。
1月に引っ越しを依頼するときの注意点

1月の引っ越しで年始は割高になるとお伝えしましたが、他にも注意してなくてはいけない点がいくつかあります。どのような点に注意して引っ越しをすればいいのか見ていきましょう。
12月中に契約をしておく
1月の引越しをしたいなら、12月のうちに契約を済ませておきましょう。1月になってからでいいやと思っていると、業者のお正月休みが終わるのを待たなくてはいけませんし、1月になると年度末の繁忙期に向けて業者はにわかに忙しくなってきます。
そういうタイミングで依頼しても、しっかりとした対応をしてくれない可能性があります。そうならないためにも、12月のうちに訪問見積もりをしてもらい、引越しのスケジュールも確定させた上で契約まで済ませておきましょう。
あとは引っ越すだけという状態にしておけば、年末年始も安心して過ごすことができます。業者もスケジュールに余裕があると、他社に取られないようにするために引越し費用を安くする傾向にあります。
少しでもコストを抑えたい人も12月中にすべてを決めて、1月は引越しをするだけという状態にまでしておきましょう。
成人の日の連休は避ける
この日はやめる
1月はお正月だけでなく、もうひとつ引越しを避けるべき日があります。それが成人の日がある3連休のタイミングです。
お正月休みはすでに終わっていて、通常であれば引越し料金も抑え気味になっているのですが、数少ない1月の引越し予定者の多くが、この連休での引っ越しをしようと考えます。
そこで需給バランスが少し乱れてしまって、連休だけは引越業者の立場が強くなってしまいます。お正月ほどではないにしても、それなりに割増賃金が発生しますので、成人の日を含む連休には引越しをしないように気をつけてください
安いとはいえ相見積もりは必須
1月は引越しが安い月ですが、そうはいっても業者にしてみれば1円でも稼ぎたいところです。このため、引っ越し慣れしていない人に対しては、「即決してくれれば割引しますよ」と言いつつ、相場よりも高値で契約しようとしてくることもあります。
そのような罠に引っかからないようにするために、相場よりも安い時期であっても、きちんと相見積もりにするのが基本です。5〜6社の見積依頼をして、そのときに「相見積もりです」と伝えておけば、それだけでふっかけてくる業者を排除することができます。
もし相見積もりをするのが面倒だとしたら、上記でご紹介した引越し一括見積もりサイトがおすすめです。1回の申し込みで複数社にまとめて見積り依頼できるので、忙しくて時間がない人にもおすすめのサービスです。
縁起が悪いかどうかは自分の考え方次第
インターネットで調べると
縁起悪い
1月の引っ越しは、縁起悪いからやめておいたほうがいい
というような情報に当たることがあります。「縁起悪い」と言われるとちょっと気になりますよね。人によっては別の月にしようと考えるかもしれません。
というような情報に当たることがあります。「縁起悪い」と言われるとちょっと気になりますよね。人によっては別の月にしようと考えるかもしれません。
日本には正五九祭という考えがあって、お正月と5月、9月が仏教のお祭りにあたります。その期間の引っ越しは近隣に迷惑をかけますし、1月は土地を休めるために働いてはいけない時期という文化が日本にはあり、その時期の引っ越しはタブーという考え方が定着していました、
ただし、時代の流れとともにそのような考え方も薄れてきました。正五九祭は農家が多かった時代の日本で定着したもので、現代の日本にはそぐわない部分のある考え方でもあります。周りに迷惑をかけないということは重要ですが、「縁起が悪い」という理由で変更する必要はありません。
自分の考え方次第で決めてかまいませんので、あまり古い考え方に振り回されないように注意しましょう。
まとめ
1月は引っ越しをする人が少ないというのもあって、需給バランスの関係から相場よりもはるかに安い価格で引っ越しできます。ただし、お正月と成人の日の連休は割増料金が発生しますので、2〜3割ほど高値になることもあります。
少しでも安くしたいという人は、この期間を外しての引っ越しがおすすめです。
また、いくら安くできるからといって1社だけにしか見積依頼をしなかったら、出てきた金額が妥当なものなのかどうかの判断がつきません。業者同士で競争をしてもらうことで費用をさらに下げることができますので、必ず相見積もりをして業者を選びましょう。
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