引越し見積りサイトってヤバイの?失敗せずに引越し費用を安くする

引越しは何かとお金がかかるので、引越料金を少しでも安くするために、引越し見積もりサイトを利用しようかと考えている人もいるかと思います。

ところがSNSなどでチェックすると「ヤバイ」という声も多く、見積もりサイトを使わないで普通に引越しをするケースもあります。とはいえ少しでも安く引越したいなら、見積もりサイトの利用は必須です。

そこでここでは、何が「ヤバイ」のかについて詳しく解説し、トラブルに巻き込まれたり、嫌な気持ちにさせられたりしないための引越し見積もりサイトの利用方法についてご紹介していきます。

引越し見積りサイトの仕組み

引越し見積もりサイトの何がヤバイのかをお伝えする前に、まずは引越し見積もりサイトの仕組みについて解説しておきましょう。仕組みを理解しておくことで、後ほどご紹介する引越し見積もりサイトを利用するコツについて理解しやすくなすので、しっかりと頭に入れておいてください。

引越料金は相見積もりにすることで安くなる

引越しには定価がなく、値引き交渉を行うのが一般的ということもあり、引越業者は値引きするのを前提に相場よりも高い見積金額を提示してきます。そこから交渉が始まるわけですが、単純に「安くしてください」とお願いしても断られてしまいます。

そこで他の引越業者にも見積依頼をして、相見積もりの状態にします。そうすることで、業者は他社に取られないようにと価格競争を仕掛けてきます。

A社が10万円、B社が9万円という見積金額を提示したら、A社に対して「B社よりも安ければ契約します」と持ちかけると、A社は8.5万円くらいを提示してきます。

A社

うちは10万円になります。
うちは9万円

B社

A社

B社に取られるから8.5万円にします。
今度はB社に対して「A社は8.5万でしたが、それよりも安ければ御社に依頼します」と持ちかけ、B社がこれに応じて8万円を提示してくるというわけです。

A社に取られるので8万円にします。

B社

A社単独で依頼したら10万円だったものが、相見積もりにすることで20%も安くなりました。

ひとつの例えですので、金額は引越内容ごとに違いますが、このように相見積もりにして業者同士に競い合わせて値引きするというのが引越業界の常識となっています。ただ、複数社に見積依頼をするのは手間も時間もかかります。そこで登場するのが引越し見積もりサイトというわけです。

1回の情報入力で複数社に見積依頼できる

これまで引越しの見積は業者ごとに行う必要がありました。この場合、荷物の量や引っ越し先の情報、個人情報などを入力する作業が毎回発生します。

相見積もりをするときにはできるだけ多くの業者に依頼するのが理想ですが、1社に対して15分かかったとして、4社に見積依頼をするとなると1時間もかかります。

そうなると途中で入力作業が面倒になってしまい、結局1〜2社程度の見積依頼になり、業者間の競争が小さくなってしまいます。結果的に大幅な値引きが期待できず、相場よりも高値で引越しをすることになります。

ところが引越し見積もりサイトでは、1回の情報入力で複数の引越業者にまとめて見積依頼ができるため、何社に依頼するにしても10分前後の入力作業で済んでしまいます。入力した内容がそのまま引越業者に送信され、それを確認した引越業者側から確認のための電話がかかってきます。

相見積もりであることを告げる必要がない

引越し見積もりサイトを使った場合、個別に見積依頼をするときと違って、相見積もりであることを伝える必要がありません。

メリット

引越し見積もりサイト経由で依頼のあった案件は、もれなく相見積もりになっていることを業者は把握しているため、勝手に安値を提示してくれます。

他の業者よりも高値を提示するだけで選択肢から外れるため、最初から自社の提示できる最安値を提示してもらえます。業者によっては契約を取るために、見積もりを提出してからさらに交渉してくることもありますが、基本的には交渉することなく相場以下の料金で引越しできます。

見つけにくい格安引越し業者を提案してもらえる

知っている引越業者の名前を思い浮かべてみてください。アート引越センターやサカイ引越センターなど、誰もが知っている業者の名前ばかり浮かんでくるかと思います。これらの引越業者は知名度が高いものの、宣伝広告にお金をかけているため、引越料金はやや割高になっています。

価格に見合うだけの作業品質があり、実績も十分なので安心して利用できるといったメリットがありますが、引越業者の中には同等の品質や大手以上の接客応対で人気の、小さな格安引越し業者がいくつもあります。

そういう優良な業者を自分で探すのは難しいのですが、引越し見積もりサイトを使うと、登録している地域密着型の優良な業者も提案してもらえます。ほとんどの引越し見積もりサイトが業者に対する口コミも掲載しているため、聞いたことのない業者でも評価を確認してから利用できます。

無料で利用できる

これだけ素晴らしいサービスを提供してくれる引越し見積もりサイトですが、なんと利用するのには1円もかかりません。利用料金は引越業者が仲介手数料として支払いますので、引越しをする人は完全無料で利用できるというわけです。

もちろん引越料金に、サイトの利用料金が上乗せされることもありません。ただし「ただより高いものはない」と言いますように無料がゆえに、どうしても「ヤバイ」と感じるネガティブな面もあります。次章ではどのような点がヤバイのか、詳しく解説していきます。

引越し見積りサイトがヤバイと言われる5つの理由

引越し見積もりサイトを利用する場合、下記のような5つの「ヤバイ」があるとされています。

  • しつこく営業電話がかかってくる
  • 訪問見積もりをしないと見積もりを出してくれない
  • 必要のないオプションを付けられそうになる
  • 個人情報が漏れている可能性がある
  • 絶対に依頼しないような業者にも見積依頼がいく

それぞれ、どのようにヤバイのか詳しく見ていきましょう。

しつこく営業電話がかかってくる

引越し見積もりサイトを利用した人の多くが、引越業者からの営業電話に悩まされます。申込ボタンを押した数秒後から登録した電話番号に電話があり、1社の対応をしたらすぐに次の着信があり、忙しくて無視していたら着信履歴が数十件なんてことも珍しくありません。

鳴り止まない電話がストレスになり、ノイローゼ気味になる人もいます。実際にtwitterなどのSNSをチェックすると「営業電話がヤバイ」なんて声がいくつも見つかります。

ただし、これは引越し見積もりサイトの仕組みを理解していないから起こることで、電話の原因を作っているのは自分です。引越業者にしてみれば見積依頼を受けたので、確認のために電話をするのは当然のことです。連絡もせずに放置していたのでは、他社に負けてしまいます。

20社に依頼したら当然20社から電話がありますし、電話に出なければ何度も連絡をしてきます。しつこい営業電話は面倒ですが、1件1件丁寧に対応していくしかありません。これに関しては引越し見積もりサイトを利用する上での宿命だと考えてください。

もちろん対処方法もありますので、それに関しては後ほど詳しくご紹介しますので、安心してください。

訪問見積もりをしないと見積もりを出してくれない

引越し見積もりサイトを利用する人の多くが「電話で見積金額を教えてくれない」ことに不満を感じています。鳴り止まない電話に対応するだけでも疲れるのに、どの業者も「訪問見積もりがないと見積もりを出せない」と答えることにイライラして「ヤバイ」となってしまいます。

とはいえ、引越しは荷物が少ない単身引越しでもないかぎり、訪問見積もりによって荷物を確認するのが常識です。訪問せずに入力された荷物の量だけでトラックを手配したら、入力されていない荷物が多数あってトラックに乗り切らなかったなんてことになりかねません。

STEP.1
引越し見積もりサイトで申し込みをする
STEP.2
引越業者から確認の連絡があり、訪問見積もりのスケジュールを決める
STEP.3
訪問見積もりにより見積もりを出してもらう

引越し見積もりサイトを利用する場合には、この流れを把握しておきましょう。「概算を知りたいだけ」とお願いしても業者を困らせるだけです。引越し見積もりサイトは正式な見積依頼ができるサービスですので、その点を間違えないようにしてください。

必要のないオプションを付けられそうになる

引越し見積もりサイトによっては「サイト利用でウォーターサーバープレゼント」「インターネットが安くなるサービス」といったキャンペーンを行っていたりします。ところがプレゼントと言いながら、実態はウォーターサーバーの契約となっていて、必要のない無駄な出費をさせられることがあります。

無料サービスですので、引越し見積もりサイトは様々な手段を使って利益をあげようとしてきます。引越業者も仲介手数料を払うわけですから、少しでも利益をあげるため積極的にオプションの提案をしてくることもあります。

注意
いらないオプションや不要なサービスに関しては、きちんと断る姿勢が求められます。せっかく安く引越しできるのに、別のところで出費をしないように注意してください。

個人情報が漏れている可能性がある

どのサイトも個人情報の管理はしっかりとしているはずですが、利用申込みをしたらまったく関係のない業者から次々と電話がかかってきたというヤバイ話をよく耳にします。

これは見積もりサービスを利用する時に【個人情報の取り扱い】にあなた自身が同意してるからです。

例えば、引越し侍の場合は以下の画面で個人情報の取扱いの同意を求めております。

利用規約・個人情報の取り扱い通知を必ずお読みになり同意の上でご利用ください。

個人情報の取り扱い通知の内容を見てみると以下の記載があります。

1.個人情報の安全管理について
1.当社は、個人情報の漏洩、滅失、破棄損等の防止のために、法令、ガイドライン及び社内規程に従い、適切な安全管理策を施し、保有する個人情報の保護に努めます。また、従業員に対しても個人情報の適切な取扱い等についての教育を行い、その保護に万全を期するよう努めます。
2.当社は、利用目的の達成のために必要な範囲内で、個人情報の取扱いの全部又は一部を第三者に委託する場合があります。この場合、委託先において個人情報の安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行います。

上記の黄色線を見るとわかりますが、必要な範囲内で、個人情報を第三者に委託する場合があります。これはクレジットカード登録も同じですが、要は取得した個人情報を他のサービス(営業電話など)で利用することがありますって事です。

ただ、普段インターネットサービスを利用する時にわざわざ個人情報の文章を全部読む人などいませんので、【知らない間に同意している】って言い方が一般的かもしれません。個人情報が流失して営業電話がくるのではなくて、同意してるので企業側は第三者に委託しているのです。

個人情報を第三者に委託することを前提に考えると管理が大切になりますので、管理体制がしっかりしている会社にはプライバシーマークの記載があります。

ちなみに引越し侍サービスにはあります。

個人情報を心配されている方は【プライバシーマーク】を判断基準にしてみると良いです。

絶対に依頼しないような業者にも見積依頼がいく

引越し見積もりサイトによっては業者の絞り込みができずに、対象となるエリアの該当する業者全てに自動的に見積依頼されることがあります。過去に利用して嫌な思いをさせられたから「◯◯引越センターは使いたくない」と思っていても、そこが含まれてしまう可能性があります。

聞いたことのない小さな引越業者にも見積依頼が入り、それこそ個人情報の管理がしっかりとされているのか不安になることもあります。さらに業者の絞り込みができないと、それこそ20社くらいから電話連絡があり、申込み直後は大変なことになります。

最近はそうした引越し見積もりサイトが減ってきましたが、いまだにそのようなヤバイ引越し見積もりサイトが存在するのも事実です。もし申し込みの途中で、業者の絞り込みができないとわかったら、面倒でも他サイトへの乗り換えをおすすめします。

スマートに引越し見積りサイトを利用するコツ

ここまでの説明で、引越し見積もりサイトを利用したい気持ちが高まったものの、ヤバイ部分が強調されたのもあり、やっぱり利用したくないなと思ったかもしれません。でも安心してください。利用方法を間違えなければ、引越し見積もりサイトの恩恵だけを受けることも可能です。

どのように利用すればいいのか、そのコツをご紹介していきます。

業者を選択できる引越し見積もりサイトで3〜5社に絞る

引越し見積もりサイトには、見積依頼する業者を自分で選べるサイトとそうでないサイトがあります。鳴り止まない電話に悩まされたくないのであれば、自分で業者を選択できるサイトを利用してください。

そのうえで、口コミなどを参考に業者の数を3〜5社に絞り込みましょう。数が多ければそれだけ安くなる確率は上がりますが、見積依頼する数が増えればそれだけ電話応対をする必要があります。3〜5社程度なら、業者間の競争もありつつ、電話応対のストレスも最小限に抑えられます。

ポイントは幅広く選ぶということです。5社すべて大手引越し業者にするのではなく、地域密着型の格安業者も1〜2社程度混ぜておくことで価格競争が起こりやすく、結果的に出てくる見積もりが安くなります。

欲張ってたくさんの引越業者に依頼するよりも効率よく、なおかつ相場以下の料金で引越しできますので、この点だけは必ず実行しましょう。

電話番号入力が必要のない引越し見積もりサイトを選ぶ

電話に悩まされるのだから、そもそも電話番号入力がなく、メールだけでやりとりできるサイトを利用するという方法もあります。どのサイトでも利用できるわけではありませんが、suumo引越し侍の2つのサイトなら、電話番号入力なしで利用できます。

suumo

電話番号入力が任意になっているので、電話番号を入力しなければ電話がかかってくることはありません。すべてメールでのやり取りになるので安心です。

SUUMOで見積もり

引越し侍

引越し侍の場合は「引越し予約サービス」を利用することで、電話応対なしで業者選定できます。「引越し予約サービス」はサイトで必要な情報入力をするだけで、対応可能な引越業者と料金が一覧で表示されます。

まるでホテルの宿泊予約をするような感覚で利用できるのが特徴です。提示された中から1社を選んで予約し、あとは選定した業者と詳細を詰めていきます。

訪問見積もりの結果、提示された料金と実際の料金に差が出ることもありますが、納得できない場合にはもちろん他社に乗り換えることも可能です。

引越し侍で見積もり

このように、鳴り止まない電話に悩まされないためのサービスも用意されていますので、電話が苦手という人は、suumoか引越し侍の「引越し予約サービス」のいずれかを利用しましょう。

料金だけで引っ越し業者を選ばない

ほとんどの人が引越料金を安くするために引越し見積もりサイトを利用するわけですが、業者選定をするときには料金だけで決めないことが重要です。

  • A社(評価3.5):4.5万円
  • B社(評価4.6):5万円
  • C社(評価4.3):5.2万円

このようなケースであれば、料金が安いA社を選びたくなるのですが、A者の評価がかなり低いのが気になります。なぜ評価が低いのかを口コミでチェックして、ヤバイと感じたらA社は避けるようにしましょう。

またB社とC社を比較するとB社のほうが評価も高く料金も安いので、B社に依頼したくなりますが、B社はダンボールが有料で、C社はダンボールが無料だとすると、実はC社のほうがお得ということになります。このようにサービスの内容まで見て選ばないと、どちらが優れているのかはわかりません。

料金はひとつの目安になりますが、業者の評価やサービス内容までしっかりとチェックして、トータルで満足度の高くなりそうな業者を選びましょう。

まとめ

引越し見積もりサイトの仕組みを理解せずに利用すると、鳴り止まない電話に悩まされたり、必要のないオプションを付けられそうになったりと、何かとストレスが溜まってしまいます。そうならないために、下記の2点だけは必ず頭に入れておきましょう。

  • 見積依頼は3〜5社までにする
  • 料金だけで選ばない

この2点を意識するだけで引越しでのストレスやトラブル、失敗を防げます。また、電話応対が苦手だという人は、電話番号入力がないsuumoや引越し侍の「引越し予約サービス」を利用するというのもおすすめです。

これらのポイントを抑えておけば、「引越し見積もりサイトはヤバイ」という口コミはあまり気にする必要はありません。ぜひ上手に活用して、格安で満足度の高い引越しを目指しましょう。