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引っ越しをするときに植木鉢や盆栽などがあるとちょっと悩ましいことになります。引っ越し業者は基本的に「植木鉢や盆栽などを運ばない」としているためです。植木鉢や盆栽などは生き物と同じ扱いで、何かあったときの責任を取れないためです。
植木鉢や盆栽、そして植木や庭木を運んでもらうには自己責任での梱包になりますので、気をつけて梱包する必要があります。そんな植木鉢や盆栽、植木、庭木の梱包の方法の梱包の方法について紹介します。
また、植物をどうしても業者に運んでもらいたい場合の業者の探し方についても説明します。
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植物は引っ越し業者に運んでもらえないのか?
引っ越し業者はお願いすると植物類も運んでくれます。しかし、厳しい条件があります。
それは、「植物の運搬中や引っ越し後に植物に損害がでても業者は一切責任を負わない」ということです。これは「標準引越運送約款」にも定められています。
第三章 運送の引受け
標準引越運送約款
第 四条 当店は、次の各号の一に該当する場合には、引越運送の引受けを拒絶することがあります。(一部省略)
三 動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの
このように、植物も「特殊な管理を要する」ためいわばペットと同じ扱いになります。何よりも植物は上に他の荷物を積み上げることができないためスペースを使ってしまいます。
しかし、引っ越し業者もプロなので安易に「運びません」と拒絶はしません。ダンボールに収まるくらいのものであれば問題なく運んでもらえます。
植物は運んでもらえますか?
基本的に動植物の運搬はお断りしていますが、植物については、引越荷物といっしょに運搬を希望されるお客様が多いため対応しています。ただし、枯れや損傷等が発生しても、補償の対象とならないことをご了承いただいたうえでお運びすることになりますので、事前にご相談ください。また、大型の観葉植物等は積み重ねて運ぶことが難しく、かなりの積載スペースが必要となりますので、大きさや個数によっては輸送手段に影響して見積金額が増える可能性もありますのでご注意ください。
引っ越しは日通
大きめの観葉植物はその分スペースを取りますから、大型トラック手配しなければいけなくなり、結果的に引っ越し料金の値上がりになってしまいます。
植物を運ぶ業者の探し方
先ほどお伝えしたとおり、引っ越し業者は基本動植物を運ぶことはできません。しかし、引っ越し業者にもムービングエスのように、植物専門の業者と提携して植物を進んで運んでくれるところもあります。その探し方と、業者にお願いせずに運ぶ方法も紹介します。
最初から植物運搬ありで相見積もりを取る
せっかく訪問見積もりしてもらって「植物はうちでは運べません」と言われてしまったら、再度業者探しをしなければいけません。まずは、引越し侍などの引越一括見積もりサイトで「植物・観葉植物」にチェックを入れる
こうすれば植物運搬に対応した業者からしか見積もりがきませんので手っ取り早く探すことができます。ですが、あくまで「無理を言って運んでもらっている」ということを頭に入れておいてください。
引越し侍の口コミ評判を徹底検証!引越し費用が半額になる一括見積もりサービス引っ越し業者に断られた場合の対処方法5選
先ほどもお伝えしたとおり、ダンボールに収まる程度のものであれば、問題なく運んでもらえますが、問題は中型以上の観葉植物です。
もし引っ越し業者に断られた場合は次のようにするしかありません。
宅配便で送る
意外と知られていませんが、しっかり梱包さえすれば、費用はかかりますが以下の宅配業者から送ることができます。
- 佐川急便 飛脚ラージサイズ宅配便
- ヤマト便orらくらく家財宅急便
料金目安についてですが、例えば東京から大阪に送った場合、佐川急便 飛脚ラージサイズ宅配便だと3辺合計260cm以内・50kgまで大体8,000円程度で梱包は自身で行います。
一方、らくらく家財宅急便だと梱包もやってもらえて3辺合計300cm以内で税抜き11,250円になります。
自力で運ぶ
近場の引っ越しの場合であれば、自家用車の足元に置いて運ぶか、軽トラックをレンタルして運びます。雨の日は屋根付きの軽トラックをレンタルしましょう。
植物を運んでくれる業者を探す
情報がない場合は、お花屋さんやホームセンターなどの植物を扱う身近なお店に聞いてみるのもよいでしょう。
思い切って処分する
引っ越し費用を安く抑えたい、新居に置き場所が無いなどの場合は、荷物を減らすというのも一つの方法です。処分方法ですが、植物そのものは家庭用ゴミで処分が可能で、鉢やプランターは粗大ゴミ扱いになります。
一番やっかいなのが土で、なかなか回収してくれるところがないので、庭にまくか、量が多い場合は自治体か植物販売業者に引き取ってもらえないか相談しましょう。
生態系を変えると大変なので、植物や土は間違っても安易に山奥に捨てたりしないようにしましょう。
一時預かりサービスを利用する
千葉県にあるグリーンドクターでは、引っ越しには対応していませんが、旅行や入院などで長期間家を離れる方向けの観葉植物の預かりサービスを行っています。
引っ越し先までの植物の運搬方法に困っているけど、とりあえずどこかに移しておきたい場合などに利用するとよいでしょう。
植木鉢や盆栽の梱包方法
では、引っ越しに向けて植木鉢や盆栽の運搬で気をつけることや上手に梱包するポイントについて紹介します。まずは、梱包の流れをみていきましょう。
植物梱包の流れ
運搬の際に気をつけること
運搬する際には次の2点に気をつけましょう。
- 運搬中に水漏れしないようにする
- 運搬中に鉢同士がぶつからないようにする
まず植木鉢や盆栽には2日前から水やりを止めるようにしてください。表面上は乾いているように見えて、土の中には水が多く残っていることがあります。
上手に梱包する方法
小さい植木鉢や盆栽はダンボールに詰めますが、絶対に動かないように新聞紙で隙間を埋めておきましょう。また中身がわかるように、ダンボールの蓋は閉めないようにしてください。
枝の広がりが大きい植物は、枝同士を紐で軽く縛っておくとコンパクトになるだけでなく、他の荷物と接触して枝が折れる心配がなくなります。
梱包時は植木鉢全体を新聞紙で包み、水漏れをしても大丈夫なようにビニール袋をかぶせます。植木鉢から上の部分、葉や花もビニール袋で囲うようにしましょう。
ビニール袋で覆うのが心配という方は、大きめの布団収納袋を縦に入れて覆うのがおすすめです。
引っ越しに数日かかる場合
引っ越しが2日程度かかるため、まったく水をあげないのが心配という方は、新聞紙などに水分を含ませて鉢の中に入れておくようにしましょう。
植木や庭木の梱包方法
植木や庭木の場合は大きすぎると、引っ越し業者に断られる可能性がありますので、必ず事前に相談するようにしてください。
自分で梱包を行う場合は、植木や庭木の周りの土ごと掘って抜き取るようにしてください。
その土の周りに藁(わら)を巻いて、荒縄で巻き上げます。あとはビニール袋でカバーしておけば運送できる状態になります。
ただし、自分での梱包はとてもリスクのある方法ですので、以下のような造園業などの専門業者に依頼・相談するようにしてください。
自己責任で業者に運んでもらう
植木鉢や盆栽、植木や庭木は基本的に引っ越し業者が避けたがるので、場合によっては引っ越し業者は拒否することも出来ます。
「梱包は自身でしっかりやります」という旨をしっかり業者に伝えて、多少料金が上がってもトラックに積んでもらえないか丁寧にお願いしましょう。
そして、オプションでの引っ越しでない限り、ほとんどの場合は「何があっても責任は取らない」という条件での引っ越しなることを忘れないでください。
可能な限り引っ越しも梱包も専門の業者に依頼してもらいたいのですが、それが難しい場合は慎重に梱包するようにしてください。
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