宅トラの口コミは最悪?トランクルーム料金サービスの評判を徹底調査してみた

引越し先の部屋が狭くて荷物を収納しきれない。そういうときは断捨離するという選択肢もありますが、簡単に手放せないものもありますよね。何よりも引越しは時間がかかるので、必要なものと不要なものを分別する時間がないという人も多いはず。

そこでおすすめなのが、ダンボール3箱から預けることができ、さらにベッドのような大型家具も保管してくれるトランクルームサービスの「宅トラ」です。ここではそんな宅トラを実際に利用した人の口コミやサービスの詳細について、徹底調査した結果をご紹介していきます。

宅トラの口コミ、評判

宅トラは自宅まで荷物を集荷しに来てくれて、さらに取り出しも自宅に配送してくれるなど、手軽に利用できることで人気があります。ただ他にも似たようなサービスがいくつもあるので、本当に利用して大丈夫なのか気になりますよね。

そこでここでは、実際に宅トラを利用した人の口コミを元に、安心して利用できるサービスなのかどうかについて解説していきます。

宅トラの口コミ

実際に利用した人が、宅トラのサービスについてどのような口コミを投稿しているのか見ていきましょう。

配送・保管がヤマトなので、品質的には宅配型のトランクルームではベストと思います。

みん評

とくに難しい知識もいらず、かんたんに使えますね。荷物の大きさもそれほどこだわらないで平気なんで、気軽に使えています。お値段のほうも、かなり手軽な感じなので深く考えず継続して使いたい感じですね。

みん評

宅トラの評判

宅トラのメリットとして、利用方法が簡単であることを挙げている人が多く、しかも他社のサービスでは預かってもらえないような、大きな荷物でも保管してもらえるということも高く評価されています。個別に写真撮影してもらえるので、何を預けたのかすぐにわかるという点も使っていて便利に感じているようです。

また、ヤマトが配送や保管をしているという点が、安心感につながっています。ただし大手配送業者ということもあって、ルールや決まりごとがしっかりしているためか、対応に柔軟性が欠けると感じているといった口コミもありました。

後ほど詳しく解説しますが、他の収納サービスのようにすぐに預けられるわけではなく、初回の集荷には書類での手続きが必要で、Web完結していないことが今どきのサービスとしてどうなのかと疑問に感じている声もありました。

それでも全体的にはポジティブな評価が多く、信頼も高いことが口コミから伝わってきます。すべての人におすすめというわけではありませんが、用途に合うのであれば高い満足度を期待できます。まずは宅トラのサービスを把握して、自分の用途に適しているかチェックしてみましょう。

宅トラのメリット

口コミからは宅トラが利用者からの評判もよく、信頼できる収納サービスだということがわかりますが、具体的にどのような点が他社と違うのか気になりますよね。そこでここでは、他社と比べて宅トラにどのような魅力があるのか解説していきます。

宅トラの魅力は下記の3点です。

  1. 水害リスクのない定温定湿の倉庫を利用
  2. 荷物の管理や保管、運搬をヤマト運輸が行う
  3. ベッドなどの大型荷物にも対応

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

水害リスクのない定温定湿の倉庫を利用

宅トラは茨城県古河市にあるヤマト運輸の倉庫で、預かった荷物を保管しています。これまで400年以上も水害が発生していないエリアにある倉庫ですので、預けた荷物が洪水などで水浸しになるリスクがほとんどありません。

しかも定温定湿(温度20~25℃/湿度55~65%)環境で保管してもらえるので、自宅で保管するよりも、温度や湿度の変化による荷物の劣化を抑えられます。

荷物の管理や保管、運搬をヤマト運輸が行う

宅トラのサービスは、倉庫での保管だけでなく、荷物の集荷や配送もヤマト運輸が担当します。日本トップクラスの物流網を持ち、しかも普段から多くの荷物を取り扱っているので、安心して荷物を預けられるといった魅力があります。

荷物に破損があったときの補償金は、1梱包あたり上限30万円または1BOXあたり60万円までと、高額に設定されているのも保管や運搬に自信がある証拠です。このため、大切な荷物も安心して預けられるのも宅トラの強みになります。

ベッドなどの大型荷物にも対応

収納サービスによってはダンボールサイズの荷物しか預かってもらえませんが、宅トラは大型荷物専用のプランが用意されているため、他社ではNGとなることが多いベッドやソファなど大型の荷物も問題なく対応してもらえます。

たとえば1年間の留学や海外転勤のために賃貸物件を解約するという場合に、お気に入りの家具をまとめて保管してもらうといった使い方ができます。もちろんダンボールでの保管もできますし、サイズに関係なく預けられるのが宅トラの魅力です。

宅トラのサービス内容

ここまでの説明で宅トラのサービスや魅力について把握できたかと思いますが、大事なのは利用方法や料金が自分の用途に適しているかどうかですよね。そこで他社との比較検討をしたい人のために、宅トラのサービス内容についてわかりやすく解説していきます。

宅トラの利用手順

宅トラの利用手順は下記のようになっています。

Webから利用申し込み
スタートアップキットの返送
荷物を梱包してヤマトに集荷依頼
荷物を写真撮影して保管
Webから出庫・入庫依頼

まずはWebから宅トラを利用するための申し込みを行います。宅トラからスタートアップキットが送られてきますので、必要事項の記入・捺印して返送します。その後、荷物を梱包して送れる状態にして、ヤマトに集荷してもらいます。

ちびタイプとボックスタイプで、集荷依頼の方法が違いますのでご注意ください。

  • ちびタイプ:自分でヤマトに集荷依頼
  • ボックスタイプ:ヤマトから引き取り日時調整の連絡

倉庫に届いた荷物は個別に写真撮影が行われ、14営業日程度で荷物の管理サイトに荷物情報が登録されます。管理サイトに登録された荷物の出庫や、追加荷物の入庫依頼はすべてWebで依頼できます。

宅トラのプランと利用料金

宅トラには下記3つのプランが用意されています。

  1. ボックスタイプ
  2. ちびタイプ
  3. 大型荷物

それぞれのプランの特徴についてご紹介します。

  • ※料金は税込みです。
  • ※2023年1月18日現在の料金です。
  • ※ボックスタイプ全量での出庫は片道のみでの取り扱いとなります。
  • ※ちびタイプはダンボール1個につき370円のダンボール費用がかかります。

ボックスタイプ

指定のカーゴで荷物を保管してもらえるプランで、たくさんの荷物をまとめて預けることができます。カーゴには「スタンダードボックス」と「ミニボックス」の2種類があり、いずれも初回引取料と月額保管料が発生します。預けた荷物はアイテム単位で取り出せます。

ボックスタイプ

月額保管料初回引取料
ミニボックス5,478円20,900円
レギュラーボックス6,600円24,200円
取り出しサイズ配送料金
60cmまで1,818円
80cmまで2,037円(往復)
100cmまで2,297円(往復)
120cmまで2,516円(往復)
140cmまで2,781円(往復)
160cmまで3,000円(往復)

ちびタイプ

預ける荷物がそれほど多くなく、本や雑誌などの小物を預けたいという人のためのプランで、有料の専用ダンボールを使って集荷・保管をしてくれます。預ける荷物量に合わせて、ダンボール3箱の「ちびトラ3」と5箱の「ちびトラ5」の2種類から選べます。

ちびタイプ

月額保管料初回引取料配送料金
(片道)
ちびトラ31,628円4,950円1,650円/個
ちびトラ52,178円8,250円1,650円/個

大型荷物

カーゴに収まりきらないベッドやソファといった、1辺が170cmを超える大型の荷物を預かってもらえるプランです。自宅からの運び出しには対応していますが、家具の解体は対応不可になっているため、解体して保管したい場合には自分で解体作業を行う必要があります。

大型荷物

月額保管料初回引取料配送料金
(片道)
250cmまで2,475円7,535円10,591円
300cmまで3,960円10,945円14,510円
350cmまで6,435円16,555円20,629円
400cmまで9,405円23,375円27,449円
450cmまで13,530円30,195円34,269円

宅トラのボックスサイズ

ダンボール幅60cm×奥行40cm×高さ40cm
ミニボックス幅104cm×奥行104cm×高さ130cm
レギュラーボックス幅104cm×奥行104cm×高さ170cm

宅トラのオプションサービス内容と料金

宅トラは荷物の預け入れや取り出し作業をスムーズに行うために、下記のようなオプションサービスを用意しています。

梱包作業

ボックスタイプを利用する場合、1ボックスあたり税込み6,600円(2ボックス以降は税込み2,200円)で対応してもらえます。仕事が忙しくて梱包作業が間に合いそうにない場合や、重たい家電を預けたい場合におすすめのオプションサービスです。

養生作業

マンションなど建物に傷がつくと困る場合に、宅トラが下記料金で養生作業をしてくれます(要事前申込)。

養生費用3,300円
横持輸送費用5,500円(30m毎に)

宅トラの支払い方法

宅トラの支払いは、倉庫に送付する費用とその他の費用で支払い方法が異なります。

  • 倉庫に送付する際に発生する費用:現金
  • その他費用:クレジットカード

※デビットカードおよびプリペイドカードは支払いに利用できません。

宅トラの注意点5選

宅トラはとても便利なサービスですが、利用するときには下記のようにいくつか注意しなくてはいけないポイントがあります。

  1. ヤマト運輸が運営しているサービスではない
  2. 利用するエリアごとに料金が異なる
  3. 急ぎで預けたい場合には適していない
  4. 短期保管でも最低6ヶ月分の費用が発生する
  5. 保管できないものがある

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

ヤマト運輸が運営しているサービスではない

宅トラをヤマト運輸のサービスだと思っている人もいるようですが、宅トラはクオリティライフ・コンシェルジュが運営し、預かった荷物の管理や保管、配送をヤマト運輸に委託しているサービスです。ヤマト運輸のサービスではありませんのでご注意ください。

利用するエリアごとに料金が異なる

プランごとの料金一覧にも記載していますが、宅トラは利用するエリアによって、利用料金が異なります。ヤマト運輸の輸送網を利用している関係で、倉庫から遠い場所ほど初回引取料や配送料が高くなる傾向にあります。他のサービスより割高になることもあるので、きちんと料金シミュレーションをしたうえでご利用ください。

また、ボックスタイプと大型荷物は対応エリアが限られています。どのエリアが対応しているかは変動するため、利用を検討している場合には自分の住居が対応エリアに含まれているかどうか、事前に確認しておきましょう。

急ぎで預けたい場合には適していない

宅トラを最初に利用するときには、書類の提出が必須となっています。このためスタートアップキットが届き、必要事項を記載した書類が宅トラに届くまで、サービスを利用できません。急いで荷物を預けたいケースでの利用には適していませんので、その場合は他社のサービスをご利用ください。

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短期保管でも最低6ヶ月分の費用が発生する

注意点

宅トラは最低利用期間が6ヶ月になっています。6ヶ月未満で解約することも可能ですが、その場合には6ヶ月分の保管料が発生します。

たとえば東京でレギュラーボックスを利用した場合には、1ヶ月で解約しても総額88,000円支払わなくてはいけません。

引越しをするときに新居への入居可能日が、旧居の退去日よりも先で、数週間ほど荷物を預けたいといった使い方をすると多くのケースで割高になってしまいます。短期間での利用には適していないサービスですので、6ヶ月以内に解約する予定がある人は気をつけてください。

保管できないものがある

宅トラでは下記アイテムの保管ができません。

1. 現金、有価証券、通帳、切手、印紙、証書、重要書類、印鑑、クレジットカード、 キャッシュカード類、パスポート、信書
2. 廃棄物
3. 仏壇、遺骨、位牌などの仏具及び神具
4. 緊急性が高い物品、または代替品が用意できない物品
5. 動物、動物の使用したもの、植物(種子、苗を含む)
6. 貴金属、美術品、骨董品、宝石、工芸品、毛皮、着物、和服など、その他貴重品に該当する物品
7. 精密機器(医療器具、美容器具、パソコンサーバー、製図台など)
8. 易損品(ガラス製品、人形、人形ケース、フィギュア・プラモデル含む模型、陶磁器等の壊れやすい素材の物品、有機ELテレビ、ガラス面が2面以上又は天面にある物品、ガラス製の棚板を使用した物品など)
9. 楽器(電子楽器含む)
10. オーディオ機器(スピーカー・アンプ・ミキサー・ウーハーなど)
11. 灯油、ガソリン、ガスボンベ、マッチ、ライター、塗料等の可燃物
12. 農薬、劇薬、火薬、毒物、化学薬品、放射性物質等の危険物または劇物
13. バッテリー、もしくはバッテリーが付属されるもの(電動自転車等)など発火の恐れがあるもの
14. 液体または液漏れのおそれのある物品(シャンプー・洗剤など)
15. 異臭、悪臭を発する、または発するおそれのある物品
16. 食料品、飲料、アルコール類
17. 輸送時に他の荷物に損害を与えるおそれのある物品
18. 衛生上、他物品に損害を与えるおそれのある物品
19. 荷物一梱包が30 万円を超える物品、又は1BOXあたり60万円を超える物品
20.建築資材などの業務用品、業務用・工業用として販売、使用されている物品
21. 荷受けや搬送に特殊な工具・作業が必要な物品

宅トラ

かなり細かく設定されており、思わぬものがNGになることもあります。預けた荷物の中に該当しそうなものが含まれる場合には、問題ないか事前に電話で確認しておきましょう。

まとめ

宅トラはヤマト運輸が配送や管理、保管をしてくれるということで、信頼性がとても高い収納サービスとして、利用者からも高く評価されています。荷物は自宅まで取りに来てくれますし、取り出すのも簡単で、ヤマト運輸だからすぐに手元に届きます。

ただし、利用するために書類でのやり取りが発生するので利用開始までに時間がかかり、さらには最低利用期間が6ヶ月に設定されており、短期間の保管で利用すると割高になるといったデメリットもあります。さらに関東から遠いエリアでは、初回引取料や送料が高額になります。

このため誰にでもおすすめできるわけではありませんが、関東圏で収納サービスの長期利用を考えているならとても魅力的なサービスです。まずは自分の用途に合っているかを確認し、他社と比較してメリットを感じるようなら、スタートアップキットを取り寄せましょう。

宅トラ公式サイト