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契約した賃貸物件に照明器具が最初からついていると思いこんで、いざ入居してみたら照明がついていないことに気付いて慌てるケースがよくあります。初めてのひとり暮らしなどでよくあるトラブルなのですが、それに気付いたのが夜間だった場合、どう対処すればいいか迷いますよね。
そこでここでは、賃貸物件でよくある「照明ついてない」トラブルに対処する方法や、賃貸物件での照明器具の選び方について詳しく解説していきます。これから引っ越しする人や、まさにいま照明がなくて困っている人はぜひ参考にしてください。
ライター
重松貴志
しげまつ たかし
合同会社グロウファイナンシャルプラ機械設計のエンジニアとして15年ほど働いた後、2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を元に引越しに関する役立つ情報を執筆しております。不動産・金融・旅・スポーツなど幅広いジャンルの記事を手掛けており、さらに個人の活動としてランニングに関する情報発信やマラソン大会の運営なども行っています。
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引っ越し当日に照明がついてない!気づいたときの対処方法
いますぐにでも、照明がついていないトラブルに対処したいという人もいるかと思います。そこでまずは、引っ越し当日に照明がついていないことに気づいたときにどう対処すればいいのか、その方法をご紹介します。
結論からお伝えすると、賃貸物件に照明がついてない場合には自分で購入するしかありません。大家さんや管理会社は対処してくれないということを頭に入れておいてください。そのうえで、照明がないときにどのように対処すればいいか見ていきましょう。
照明器具を販売しているお店へ買いに行く
まだ明るい時間帯で、周辺のお店も営業している時間帯に照明がないことに気付いた場合には、下記店舗で照明を購入しましょう。
- 家電量販店
- ホームセンター
- 大型家具店
- インテリアショップ
いくつもの種類の中から選びたいのであれば家電量販店、リーズナブルな価格で入手したいならホームセンターがおすすめです。デザイン性を重視するなら、ニトリのような大型家具店やインテリアショップで購入しましょう。
照明器具は設置してしまうと交換することもほとんどなく、長く使うことになります。デザインや機能で妥協することなく、本当に気に入ったものを選びましょう。
夜間はドン・キホーテで購入する
引っ越しの搬入が遅くなって、照明ついてないのに気づいたのが21時以降。家電量販店もホームセンターも開いていないというときには、Google Mapなどを使って近くにドン・キホーテがないか調べましょう。
ほとんどのドン・キホーテは朝まで営業しており、照明器具も取り扱っています。しかも低価格なので出費を最小限に抑えられます。ただし店舗によっては取り扱っている商品に限りがありますので、事前に電話で確認してから買いに行きましょう。
電球や蛍光灯はコンビニや100円ショップで購入する
照明器具はあるけど電球や蛍光灯が切れているという場合には、コンビニや100円ショップが近くにないか探してみましょう。いずれも品揃えはそれほど多くありませんが、多くのお店でLED電球や蛍光灯を取り扱っており、コンビニなら24時間いつでも対処できます。
ちなみに100円ショップにも照明器具が売られていますが、しっかりと照らせるものはほとんどありません。緊急対応としては使えますが、日常生活で使う照明器具は家電量販店などでお求めください。
スマートフォンのライトを活用する
近くにドン・キホーテやコンビニがないという場合には、照明器具の入手を諦めるしかありません。とはいえ真っ暗な部屋で引越荷物が散らかっているとなると、トイレなどに移動するのも大変です。そういうときにはスマートフォンを使いましょう。
スマートフォンに搭載されているライトをそのまま照明器具として使うこともできますし、手元にペットボトルがあるなら、スマートフォンのライトと組み合わせて簡易ランタンとして、部屋を照らすことも可能です。
これだけでスマートフォン単体よりも広い範囲を照らすことができます。もちろん懐中電灯でも同じように簡易ランタンを作れます。コンビニによっては懐中電灯を販売している店舗もありますので、新居近くにコンビニがある場合には売っているかどうか問い合わせてみましょう。
必要に応じて脚立も調達しよう
照明器具を購入してきても、天井に手が届かないと設置できません。照明を買いに出かける前に、自宅にある机やテーブルを使って、照明用ソケットに手が届くかどうか確認しましょう。もし使えそうな家具がない場合には脚立やステップ台も用意してください。
ただし、暗闇での取り付け作業になるので、高所でバランスを崩して転倒するリスクがあります。危険を感じる場合には無理に取り付けようとせず、翌日以降の明るい時間帯に対応しましょう。
物件の下見で必ず確認しよう
ここまでの說明で、引越し当日になって照明がついていないことに気付いたときに、どう対処すればいいのかわかってもらえたかと思いますが、そもそも照明がついているかどうかは、事前に確認しておくものです。
賃貸物件なら照明がついているものでは?と思うかもしれませんが、照明をつけておくかどうかは大家さんや管理会社によって判断が異なります。たとえばレオパレスのような家具家電付き物件であれば最初から照明がついていますが、それ以外の物件は水回りのみ付いているというケースがほとんどです。
ちなみに私は10回の引越し経験がありますが、照明がついていたのはレオパレスに引越しした1回だけです。
その他の9物件ではキッチンやトイレの水回りのみ最初から付いていて、部屋の照明は自分で用意しました。
このように、物件ごとに照明の有無が異なりますので、物件を下見する際に必ず照明がついているかどうかを確認しましょう。もし現場で確認し忘れたという場合には、大家さんや不動産管理会社に問い合わせてください。
部屋に適した照明器具の選び方4選
新居に照明がついていない場合、急いで買いに行くことになりますが、すぐにでも購入しなくてはいけない焦りから、適当に選んでしまって後悔することになるケースが多々あります。急ぎたい気持ちはわかりますが、照明器具は慎重に選びましょう。
- 照明の重量に注意する
- こだわりがないならLED照明を選ぶ
- スマホ操作できる照明器具だと便利
- 多機能な照明器具も検討する
家電量販店などへ買いに行くときには、この4点を頭に入れておいてください。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
照明の重量に注意する
照明器具を取り付ける引掛シーリングは、種類ごとに耐荷重が異なります。
角型引掛シーリング | 5kg |
丸形フル引掛シーリング | 5kg |
引掛埋込ローゼット | 5kg |
フル引掛ローゼット(ハンガー付き) | 10kg |
引掛埋込ローゼット(ハンガー付き) | 10kg |
また、築年数が古い物件の場合、耐荷重の範囲内でもプラスチックの劣化により破損することがあります。引掛シーリングが破損した場合には、すみやかに大家さんもしくは管理会社に連絡して修理してもらいましょう。
こだわりがないならLED照明を選ぶ
家電量販店には蛍光灯タイプの照明器具とLEDタイプの照明器具が売られており、引越しでお金がない場合には安い蛍光灯タイプを購入したくなりますが、こだわりがないなら蛍光灯ではなく多少高額でもLED照明を選びましょう。
LED照明は電気代を抑えることができますし、寿命も長いといった特徴があり、ランニングコストを抑えられます。蛍光灯よりも衝撃や振動に強いため壊れにくいのもLED照明の魅力です。どうしても蛍光灯にしたいという理由がないなら、迷わずLED照明を導入してください。
スマホ操作できる照明器具だと便利
せっかく新しい生活をスタートさせるのですから、これまでにない体験ができる照明器具も選択肢に入れましょう。おすすめなのはスマホ操作可能な照明器具で、手元にあるスマホでオン・オフだけでなく明るさの調整までできてしまいます。
さらにAlexaやGoogleアシスタントと組み合わることができる照明器具なら、声で電気をつけたり消したりするなど、未来感のある生活を送れます。遠隔操作もできるので、部屋の電気を消し忘れて外出しても、スマホを使って遠隔操作で消すといった使い方もできます。
スマホ操作に対応した照明器具は選択肢がまだ少なく、高額なものが多いといったデメリットもありますが、せっかく照明器具を購入するのであれば検討してみる価値はあります。
多機能な照明器具も検討する
照明器具は部屋を明るくするものというイメージがあるかもしれませんが、最近はさまざまな機能を搭載した照明器具がラインナップされています。いくつか例を見ていきましょう。
スピーカー搭載LEDシーリングライト
プロジェクター搭載LEDシーリングライト
シーリングファンライト
リラックス効果のあるシーリングライト
天井から音楽が流れてくるスピーカー搭載LEDシーリングライトは、音楽のシャワーを浴びられるので音楽好きにおすすめです。映画をよく観るという人には、プロジェクター搭載のシーリングライトがあると、家でも大画面で映画を楽しめます。
他にも羽で空気をかき混ぜることができるシーリングファンライトや、時間に応じて自動で最適な色に変化し、リラックス効果が期待できるシーリングライトもあります。これらの照明を導入することで生活を大きく変えることができるので、予算に余裕があるならこれらの照明器具も選択肢にいれておきましょう。
最初からついている照明は勝手に交換してもいい?
照明器具といってもただ部屋を照らすだけでなく、スピーカー付きなど高機能なものがあるとなると、照明がついている物件でもそれらを導入したくなりますよね。せっかくなら、自分好みのデザインの照明に変えたい人もいるはずです。
そうなると、最初からついている照明を勝手に交換してもいいのか気になりますよね。残念ながら最初からついている照明は、原則として交換不可となっています。もちろん電球や蛍光灯の交換は自由ですが、照明器具そのものは交換できません。
ただし、大家さんや管理会社が許可した場合には交換可能です。お気に入りの照明器具を使いたい場合には、まず大家さんもしくは管理会社に相談しましょう。要望が必ず通るわけではありませんが、許可してもらえることもあります。
そのときに気をつけてもらいたいのが、最初からついている照明器具を処分しないということです。退去時には原状回復させる義務がありますので、取り外した照明器具はダンボールなどで保護して収納しておきましょう。
まとめ
家具家電付き物件であれば最初から照明器具がついていることもありますが、一般的なアパートやマンションは部屋の照明器具を自分で用意しなくてはいけません。このため入居してから照明ついてないことに気付いたら、部屋が暗くなる前に家電量販店などに買いに行きましょう。
夜間であればドン・キホーテで購入できますが、近所に店舗がない場合には、ペットボトルとスマートフォンのライトで簡易ランタンを作るなどしてしのぎましょう。また、高所作業になりますので、椅子やテーブルを使って交換できない場合には脚立なども購入しておきましょう。
照明がないとなると緊急対応として安い照明器具を買いたくなりますが、大抵の場合はそれをずっと使い続けることになります。少なくとも蛍光灯ではなくLEDの照明器具を選びましょう。予算に余裕があるなら、高機能な照明器具も検討しましょう。
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