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多くの方が周知の通り毎年2月から4月は引っ越しの繁忙期となります。理由は受験シーズンが終わり、卒業式近くになると大学入学や新卒の就職などに向けて、引っ越しを考える人が急増するためです。
しかし、引っ越し費用が高いというだけで、決して「引っ越しができない」というわけではありませんでした。
ところが2019年以降、「引っ越しができない・・・」という事態が多く発生しています。それがニュースやSNS上でも話題になっている「引っ越し難民」です。
ではなぜ近年引っ越し難民が急増しているのでしょうか??その原因と引っ越し難民にならないための対策について詳しく説明していきますので、引っ越しを考えている方は、来年に備えるためにもぜひ参考にしてください。
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引っ越し難民の特徴
引っ越し難民とは、引っ越しをしたいのに希望日や希望の予算内での引っ越し予約がとれないことです。引っ越し難民の人の特徴は以下のように大きく2つです。
- 引っ越し希望日に予約がとれない
- 引っ越し料金が高すぎて引っ越しができない
それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
引っ越し希望日に予約がとれない
引っ越し予約を電話で行おうとした際、すでに希望日の予約が埋まっており予約を断念している方も多いのではないでしょうか。
それには以下のような可能性が考えられます。
引っ越し予約を取るのが遅い
引っ越し希望日に予約がとれない人は、引っ越し予約を取るのが遅れている可能性が考えられます。
引っ越しの予約は通常期でも最低1ヶ月前までには行うようにしますが、繁忙期に引っ越しを検討している場合は2〜3ヶ月前から予約を行うようにしてください。
ただし、早めに引っ越し予約を探す際に注意したいのが、引っ越し先(住所)が決まっているということです。そのためにもまずは物件を探しておく必要があります。
また、希望日に引っ越しできるようにするためにも、引っ越し予約は電話ではなく引越し一括見積もりサイトなどを利用して数多くの引っ越し業者の候補から探すようにしましょう。
家族の引っ越し
大手引越し一括見積りサイトの「引越し侍」によると、繁忙期で引越し希望日のズレが一番少ないのが単身引っ越しで、希望日に引っ越しができなかった人のほとんどが4人以上の家族の引っ越しでした。
どうしても家族で長距離で引っ越しを行う場合は、引っ越し予算をあげるか引っ越し希望日の候補を多くとっておくようにしましょう。
引っ越し料金が高すぎて引っ越しができない
繁忙期は引越し費用に関しても、一年の中でもともと高値のため「高すぎるのかわからない」といった引っ越し相場の混濁が引き起こさてしまう可能性も考えられます。
ちなみにオンシーズン(3〜4月)の費用相場は、オフシーズン(5〜2月)の3〜5倍程度と言われていますが、2019年度は長距離の引っ越しの場合だと通常期の約5倍〜9倍程度も費用がかかっていることが大手引っ越し一括見積サイト引越し侍が行ったアンケートでわかっています。
距離 | 人数 | オンシーズン | オフシーズン |
---|---|---|---|
熊本県→千葉県 | 6人 | 100万円 | 21万円 |
栃木県→島根県 | 2人 | 100万円 | 15万円 |
東京都→北海道 | 2人 | 90万円 | 15万円 |
以上のデータでさらにわかったことは、家族の長距離引っ越しが高くなる傾向にあるということです。
長距離引っ越しの場合、引っ越しに時間がかかるため、引っ越し業者も他の引っ越しが受けられず通常期の料金では稼げないため高値で引き受ける傾向にあります。
よっぽどの理由がない限り、家族の長距離引っ越しを行う場合は3月〜4月の引っ越しを避けるようにしましょう。
家族は繁忙期以外に引越し
夫の転勤が伴うような引っ越し場合は、先に夫だけ転勤先に引っ越しを行い、家族は後から引っ越しが行えないかなど検討するようにします。
引っ越し難民になってしまう原因
引っ越し難民になりやすい人の特徴について紹介しましたが、引っ越し難民の誕生は利用者側だけの問題ではもちろんありません。
引っ越し業者側でも様々な原因があります。その要因について詳しく紹介していきます。
引っ越し業界の繁忙期
もともと毎年3月4月は、学生は実家から一人暮らしへ、卒業者は就職先へ引っ越し、会社員は人事異動で転勤など、様々な人の流れが多くなるため、どうしても引っ越し需要が集中してしまいがちです。
つまり、3月4月の繁忙期はになると「引っ越しできない」という状況は近年からではなく昔からよくある話ですすが、近年この繁忙期が異常事態だと考えられます。
引っ越し業者不足
引っ越ししたいのにできない一番の原因として考えられるのが引っ越し業者の人手不足です。
その背景には、アマゾンやヤフーショッピングなどの「インターネットショッピング」の普及による、配達荷物の急激な増加によるものとも言われています。
結果、運送会社も通年忙しい宅配業者の賃金を上げ求人募集する傾向が強くなり、一時の繁忙期のために引っ越し業者の賃金を上げるという傾向が見られないためです。
さらに、引っ越し作業は体力勝負です。給料は宅配の配送よりは高いとはいえ、長年働く職業としてはあまり人気はなく、離職率の高さも長年の問題となっています。
働き方改革による影響
2019年4月よる働き方改革により、長時間労働削減に向けた取組強化も一つの要因です。
つまり、一日に受ける引っ越し件数を減らす「受注抑制」が大手引っ越し業者の間でも増え、結果的に利用者の引っ越し依頼先の選択肢が減少したと言えます。
国交省による引っ越し分散の呼びかけ
2019年の春はとにかく様々な要因が重なった為、いち早く異常事態を察知した国交省は引っ越し時期の分散を呼びかけていました。
また、全日本トラック協会は引越混雑予想カレンダーを発表し、特に3月16日から4月7日頃が特に混雑が予想されると発表しています。
2024年の全日本トラック協会による混雑カレンダー
引っ越し難民にならないための3つの対策
引っ越し難民の特徴と原因がわかったところで、ここからは引っ越し難民にならないための対策について紹介します。
来年引っ越し予定がある方は次のことに気をつけながら、以下の方法でなるべく希望日・希望予算内で引っ越しを行うようにしましょう。
引っ越しは繁忙期を避ける
引っ越し難民が発生する大きな要因は繁忙期にあります。一番の対策としては繁忙期に引っ越しは行わないことです。
本当に繁忙期に引っ越しを行わなくてはいけないのか今一度考え、以下の手法で引越し日をずらせないか検討してみてください。
- 荷物預かりサービスを利用して数日程度格安ホテルで過ごす
- 旧居からなんとか通勤通学をする
さきほどお伝えした、少し面倒ですが家族別々で引っ越しをするのも一つの方法です。
2度引っ越しするの?と不安なかたもいらっしゃいますが、例えばヤマトホームコンビニエンスの「ご家族W割引」では、転勤が伴う引っ越しでご主人だけ先に引っ越しを行い、家族は後から引っ越しをするといったサポートを行ってくれるプランもあります。
早めの引っ越し一括見積りサイトで予約を取る
先ほども少し紹介しましたが、引っ越し難民にならないためには、引っ越し業者の探し方を工夫する必要があります。
引っ越し業者一軒一軒に電話していては、時間も労力も使ってしまいます。一番早い方法としては、やはり引越し一括見積もりサイトを利用することです。
また、引っ越し一括見積もりで引っ越し業者を探す際は次の点に注意してみてください。
地域密着型業者や軽貨物運送業も候補に入れる
例えば東京都内だと、「まつり引っ越しサービス」や軽貨物運送業の「赤帽」など、大手以外の地域密着型引っ越し業者に見積もりを依頼してみてください。
地域密着型業者は、融通がきくのとコスパに優れています。特に赤帽は一緒に荷物を運ぶ必要がありますが、近距離引っ越しのみの対応で全国に約180ヵ所の営業所があるため、一日に多くの件数を引き受けてくれる可能性があります。
地域密着型と大手との違いは、作業員の技量の違いや保証がしっかりされているかどうかということです。
コスト重視でではなく、とにかく保証がしっかりしているなど安心して引っ越しを任せたい場合は大手引っ越し業者がおすすめです。
仮予約はできるの?
引っ越し業者に黙って仮予約しておこけばよいのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、引っ越し業者は仮予約は受け付けていません。理由はあなたからの予約をもとに、他のお客さんからの引っ越しを受注するためです。仮予約だということを黙って日程を抑えることは絶対にやめましょう。
早めの決断をする
引っ越し一括見積サイトで良さそうな引っ越し業者を見つけたらいよいよ訪問見積もりです。大体のケースで訪問見積もり時に本予約するかどうか聞かれます。
いくつか訪問見積もりを行う場合はすべて終えて見積もりが出てからの判断でもいいのですが、繁忙期の場合はなるべく早く結論を出すようにしましょう。
希望日に近い日程や、近い予算の引っ越し業者が見つかった場合、そんなに大きなズレでなければ先取必勝として本予約する勇気も必要です。
確かにもう少し探せば、今より自分の希望日や時間、予算内に収まるなどすべての条件が合う引っ越し業者が見つかるかもしれませんが、同時に引っ越し難民になってしまうリスクも高くなってしまいます。特に繁忙期は気づいたら引っ越し難民・・・なんてことにもなりかねません。
ここは、先取必勝として早めに引越し業者が見つかることで、安心して引越し準備や必要な手続きを行うためにも多少の条件の妥協は仕方ないでしょう。
とにかく荷物を減らす
繁忙期に限らず、引っ越し荷物が多いことは引越し費用を高くしてしまう要因の一つと言えます。
引っ越しを機会に、10年以上使っている家電や一部が破損している家具などは、持っていかず処分したほうが賢明です。
実家から上京する場合は、家具家電付きの物件に引っ越すか、家具家電は引越し先で揃えるようにします。
トラックに積む荷物を減らすことで、作業員の数も減らせるため引越し費用を少しでも下げることができます。
自分で引っ越し
近距離引っ越しで自家用車がある方やダンボール荷物が少ない方は自力での引っ越しも検討しましよう。ただし、自力の引っ越しではいくつか以下のように注意点があります。
- 事故の可能性
- 荷物の保険が効かない
以上の注意点を踏まえて自身で引っ越しを行うようにしましょう。また、自力の引っ越しを上手に行うために以下の方法も参考にしてみてください。
自分で引越し失敗談!自力で引越しは安くてお得なのか?検証してみた大型の家具・家電の引っ越しのみ業者に依頼する
また、自身で引っ越しを行う際も、大型の家具・家電の運搬は引っ越し業者や運送業者を利用することをおすすめします。
引っ越し業者には、大型荷物のみ運送してくれるプランもあります。細かい作業がない分、短時間で終わるため繁忙期の引っ越し業者も引き受けてくれるかもしれません。一度相談してみましょう。
宅配便を利用
先ほど引っ越し業界の人手不足について紹介した中で、宅配業者への運賃引き上げを行うことで人手不足を解消する傾向があることをお伝えしました。
つまり、宅配業者の数は年々増加傾向にあるといえるため、荷物が少ない単身者や時間が取れる方は、ダンボール荷物を思いきって宅配業者で送ってもらうのも一つの方法です。
宅配業者でも、複数ダンボールで割引が受けられたり、宅配業者の「家財宅配」を利用すれば大型荷物も送ることができます。
ただし、荷物の到着が送れることや荷物の破損や紛失の可能性があることも頭に入れておきましょう。
引っ越し難民の今後
引っ越し難民の発生原因は、ネットショッピング普及による深刻なドライバーの人手不足に加え働き改革による受注抑制です。
これらの問題は、すぐに改善されるのもではないため、引っ越し難民が今後もなくならないことは確かです。
引っ越し難民にならないための一番の対策は繁忙期(3月〜4月)の引っ越しをとにかく避けることです。特に国交省からの発表でもあった3月23日から4月7日頃は絶対に避けるべきでしょう。
また、引っ越し料金の高騰に関しても、引っ越し業者一社との交渉はなるべく避け、複数社と比較見積もりが行える引っ越し一括見積もりサイトの中から引っ越し業者を探しすようにします。
自分の希望日や時間、予算内に収まるなどすべての条件が合う引っ越し業者を繁忙期に探そうとするとあっという間に時間が過ぎ、気づいたら引っ越し難民・・・なんてことにもなりかねません。
多少費用や日程は妥協してでも、早めに引越し業者が見つかることで、安心して引越し準備や必要な手続きを行えるので結果的に良い方向へいくことでしょう。
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