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自宅の収納スペースが狭くて困っている人や、引越しなどで一時的に荷物の保管場所を探している人に注目されているのが、物置きのシェアサービス「モノオク」です。初期費用がかからず、リーズナブルな価格でスペースを借りることができ、短期でも長期でも利用できます。
ただし、まだ認知度がそれほど高くないのもあって、スペースを貸す人(ホスト)も借りる人(ゲスト)も気持ちよく利用するためのノウハウが不足しています。そこで、ここではモノオクでトラブルを回避して、便利に利用するための注意点をまとめてご紹介していきます。
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モノオクとは
転用:モノオク公式サイト
すでに「知っているよ」という人もいるかと思いますが、まずはモノオクについての基本的な考え方や利用方法について簡単にご紹介していきます。
スペースを貸したい人と借りたい人をつなぐプラットフォーム
モノオクは「物置きのシェアサービス」として展開していますが、抽象的でわかりにくいかもしれませんので、もう少しわかりやすく説明します。
ゲスト(借りる人):荷物が溢れてどこか場所を借りたい
ホスト(貸す人):家に空きスペースがあってもったいない
この2人をつなぐためのサービスが「モノオク」です。ホストは空きスペースの情報をモノオクに登録して公開し、ゲストはモノオクのサイトでスペースを探します。モノオクはこのようなプラットフォームを用意し、トラブルになりやすい支払いの仲介をしています。
モノオクの利用料金
モノオクを利用して保管スペースを探したり、モノオクにスペースを登録したりするのにはお金がかかりませんが、スペースを利用するときにゲストとホストそれぞれに次の料金が発生します。
・サービス利用手数料(スペース利用料の10%)
・振込手数料(10,000円以上の振込申請で無料)
1ヶ月5,000円でスペースを借りたとすると、利用料金は下記のようになります。
ゲスト(借りる人) | 費用 |
---|---|
月々のスペース利用料 | 5,000円 |
サービス利用手数料 | 500円 |
合計支払金額 | 5,500円(5,000円+500円) |
ホスト(貸す人) | 費用 |
---|---|
月々のスペース利用料 | 1,500円 |
サービス利用手数料 | 260円 |
振込金額 | 3,240円(5,000円-1,500円-260円) |
モノオクを利用する流れ
1〜4までをモノオクを使って行います。利用料金の支払いが終わったら、基本的にはあとは個人間で取引となりますが、荷物を預けている途中のホストとの連絡は、モノオクのメッセージルームを利用します。
モノオクで預けられないもの
モノオクを利用するにあたっては、預けられないものを把握しておく必要があります。荷物預けが禁止されているものと、ホストの確認が必要なものがありますので、スペースを検索する前にチェックしておきましょう。
スペース利用を禁止されているもの
- 危険物・劇毒物(劇薬、毒物、農薬、化学薬品、花火、放射性物質、ハサミ、工具、ナイフなど凶器と判断されるもの)
- 可燃物・特殊可燃物(塗料、マッチ、ライター、ゴム、燃料類など)
- 特殊品(磁気テープ類などの磁気の影響を受ける物、精密機器など)
- 生き物(植木類、苗および生花、種子、ペット類など)
- 美術品・高価品(書画、骨董品、宝石類、毛皮品など)
- 生鮮食品(魚介類、野菜、果実など 異臭のする物 臭いの強い物など)
- 慶事・祭事・仏事関連品(仏壇、祭壇、神棚など)
その他にも個人の貴重品、高価な荷物、現金・有価証券の類、ゴミ、産業廃棄物、常温では管理できない物、法令に定められている取り扱いできない物をスペースに保管することはできません。
ホストの確認が必要なもの
- こわれやすい物(ガラス、陶磁器類など)
- 特殊な衣料(毛皮、着物など)
- 保管に注意が必要なもの(タイヤ、楽器、機材類など)
これらは保管が禁止されているわけではありませんが、預ける場合には必ずホストに保管の可否を確認してください。
モノオクを利用するときの注意点
リーズナブルな料金で荷物を預かってもらえるモノオクですが、利用するにあたってはいくつか気をつけなくてはいけない下記のようなポイントがあります。
- 個人間取引であることを意識する
- 配送業者を自分で手配する
- 取り出すときには事前連絡が必要
- 時間に余裕を持って利用延長依頼や引き取り準備をする
- 連絡していない荷物は預けない
- VisaもしくはMasterCardのクレジットカードが必要
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
個人間取引であることを意識する
モノオクを利用するときに1番気をつけなくてはいけないのが、個人間取引であるということです。モノオクそのものはプラットフォームを提供しているだけで、ホストは企業ではなく個人です。気持ちよく取引をするには、誠実なやり取りや丁寧な言葉遣いを心がけてください。
また、テキストだけでやり取りをするので、自分の意図が相手にきちんと伝わっていないことが多々あります。「この書き方では誤解されるかも」というような表現は避けて、簡潔で伝わりやすい文章を心がけましょう。
配送業者を自分で手配する
モノオクを利用する場合には、荷物を自分で持っていくか配送業者に依頼して配送してもらうことになります。スケジュールも含め、どのように荷物を搬入するかはホストと相談しながら決めましょう(ホストによっては持ち込みNGにしていることもあります)。配送業者に依頼する場合には、すべて自分で手配しましょう。
ちなみに、モノオクには「ハコベルカーゴ」や「レントラ便」、「Hi!MOVE」といった提携配送サービスがあります。配達業者に依頼する場合には、それらのサービスを利用するのがおすすめです。
取り出すときには事前連絡が必要
預けた荷物を一時的に取り出すときなどには、あらかじめホストに連絡しておく必要があります。トランクルームのように24時間いつでも好きなときに取り出せるのではなく、ホストの都合も考えると、早朝や夜間の取り出しはあまり好ましくありません。
ただしホストによっては鍵を貸与したり、置き鍵をしたりしているケースもあります。預けた荷物を頻繁に取り出したり、緊急で取り出したりする可能性があるなら、そのような対応をしているホストを探しましょう。
時間に余裕を持って利用延長依頼や引き取り準備をする
取引完了日が近づいたら、利用を延長するのか取引完了するのかを、早めにホストに伝えましょう。延長するつもりでいても、それを伝えるのが遅れてしまうと、ホストが次のゲストを探し始めてしまいます。新しいゲストが決まると継続利用ができません。
継続するにしても取引完了するにしても、1ヶ月前くらいにホストに今後について連絡をしましょう。早めに連絡することで、契約を終了して引き取る場合のスケジュール調整もしやすくなります。個人間取引であることを意識して、早めの連絡を心がけましょう。
連絡していない荷物は預けない
モノオクには荷物に対する補償サービスがあります。契約中に荷物が破損してしまったときなどに、最大10万円の補償を受けられるのですが、この補償を受けられるのはモノオクのメッセージ上で記録に残っている荷物だけです。
・預ける荷物を明記する
・荷物の写真を撮影してメッセージに添付する
万が一に備えてこの2点を行いましょう。連絡していない荷物を預けて、破損などがあっても補償対象外とされてしまいますので気をつけてください。
VisaもしくはMasterCardのクレジットカードが必要
モノオクの支払いはクレジットカードのみで、それもVisaもしくはMasterCardしか利用できません。JCBカードでは支払いができませんのでご注意ください。該当するクレジットカードがない場合には、新規でクレジットカードを作りましょう。
スマホアプリで作れるVisaプリペイドカード「バンドルカード」にも対応していますので、クレジットカードを用意するのが難しい場合には、バンドルカードを利用してください。
まとめ
格安で荷物を預かってもらえるモノオクですが、ベースとなっているのは個人間取引ですので、こまめに連絡を取り合ったり、丁寧な対応を心がけたりするなど気をつけなくてはいけない点がいくつもあります。
また宅配業者を自分で手配したり、ホストと相談や交渉したりするなどの手間も発生します。それでもトランクルームの半額以下でスペースを借りることができ、地域によっては徒歩圏内でスペースが見つかることもあります。
上手に活用することで、リーズナブルかつ便利に使えるサービスです。ここでご紹介した内容をしっかりと頭に入れて、トラブルのない気持ちのいい取引を目指しましょう。
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