この記事は広告を表示することがあります。
引越しは家賃の6倍以上の費用が発生するとされていますが、家賃が10万円なら少なくとも60万円もかかる計算になります。
これだけのお金をすぐに用意できる人は限られていますよね。このため転勤などの可能性が高い人は、日頃から引越し費用を貯めておく必要があります。
そこでここでは、引越し費用としていくら貯めておくべきなのかについてご紹介し、さらに引っ越し費用を貯める方法や不足したときの資金調達方法について解説していきます。これから引越しを控えている人も、将来の引越しが不安という人もぜひ参考にしてください。
無料の引越し一括見積もりサイトでは国内最大の361社以上の引越し業者が登録しているため、引越し費用が最大50%安くなる。見積もり依頼で最大10万円キャッシュバック。
SUUMO引越しの最大の特徴はメールだけで引越しの一括見積もりが出来ます。電話が苦手な方におすすめです。1回の入力で複数社に無料見積もりするこで引越し費用が安くなります。
引っ越しで必要となる費用
引っ越し費用を貯めるためにまず必要なのは、どれくらいの費用が発生するのかを把握することです。ここではまず、引っ越しでどのような費用が必要になるのかについてご紹介します。
引越しで発生する費用をリストアップすると下記のようになります。
- 賃貸物件の契約費用
- 家財の運搬費用
- 退去にかかる費用
- 新生活に必要な家具や家電の購入費用
それぞれの費用について、具体的にどれくらい必要になるのかを見ていきましょう。
賃貸物件の契約費用
賃貸物件の契約には次の費用が発生します。
前家賃+日割り家賃 | 家賃1〜2ヶ月分 |
敷金 | 家賃1〜2ヶ月分 |
礼金 | 家賃1〜2ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃0.5〜1ヶ月分 |
火災保険料 | 1.5万〜2万円 |
鍵の交換 | 1万〜2万円 |
火災保険料と鍵の交換費用以外は、入居する物件の家賃によって変動します。一般的に新築物件などの人気が高い物件ほど敷金や礼金が高くなる傾向にあり、契約費用も高額になります。
家財の運搬費用
家財を新居に運ぶのにも費用が発生します。引越業者に依頼する場合には、荷物の量や移動距離、引越しをするタイミングによって運搬費用が変わります。
引越し宣言で各引越し見積もりサイトの料金を集計したデータを元に、どれくらいの費用が発生するか見ていきましょう。
通常期5月~1月
距離 | 単身 (荷物少) | 単身 (荷物大) | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
50km未満 | 32,234円 | 41,116円 | 64,603円 | 79,621円 | 89,437円 | 111,737円 |
200km未満 | 41,945円 | 51,090円 | 87,542円 | 128,373円 | 142,975円 | 190,591円 |
500km未満 | 53,321円 | 72,971円 | 123,376円 | 190,134円 | 206,514円 | 267,604円 |
500km以上 | 67,257円 | 91,109円 | 172,754円 | 270,215円 | 293,252円 | 391,082円 |
繁忙期2月~4月
距離 | 単身 (荷物少) | 単身 (荷物大) | 2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
50km未満 | 44,568円 | 56,745円 | 81,958円 | 110,611円 | 124,321円 | 138,635円 |
200km未満 | 57,317円 | 74,398円 | 116,395円 | 143,205円 | 173,220円 | 231,081円 |
500km未満 | 74,398円 | 97,894円 | 164,376円 | 239,613円 | 263,432円 | 360,302円 |
500km以上 | 88,592円 | 122,774円 | 230,371円 | 312,414円 | 347,401円 | 448,248円 |
退去にかかる費用
引越しをするときには次の3つの費用が発生します。
- 原状回復費用
- ハウスクリーニング費用
- 不用品処分費用
原状回復費用は部屋の大きさや損傷具合によって変わってきますが、家賃1ヶ月分程度を想定しておきましょう。
ただし預けている敷金から差し引きされますので、敷金として家賃の2ヶ月分を預けていた場合には、家賃約1ヶ月分が戻ってきます。
不動産管理会社によってはさらに、ハウスクリーニング費用が発生することもあります。ハウスクリーニング費用は部屋のサイズにもよりますが、1.5万〜10万円とかなり幅があります。こちらも敷金から差し引かれます。
さらに新生活を始めるにあたって古い家具や家電を処分する場合には、それらの処分費用が発生します。自治体の回収日に間に合えば数千円の出費で済みますが、不用品回収業者に依頼すると1万〜2万円程度かかります。
新生活に必要な家具や家電の購入費用
旧居で使っていた家具や家電をそのまま新居でも使うにしても、カーテンやガスコンロなどが新居で使えない場合、買い換えなくてはいけません。日用品など買い揃えなくてはいけないものもありますので、思ったよりも出費がかさみます。
初めての1人暮らしで家具や家電を揃えたり、新生活に合わせて買い換えたりする場合にはさらに大きな出費になります。この場合は10万〜20万円くらいの予算を確保しておく必要があります。
引っ越し費用総額のシミュレーション
ここまでの説明で、引越しをするときにかかる費用についてある程度イメージできたかと思いますが、ここではもう少し具体的な例を挙げて、どれくらい貯める必要があるのかをシミュレーションしていきます。
就職で静岡から東京
静岡で1人暮らししている大学生が、就職のために東京に引っ越しする場合、どれくらいの費用が必要になるのかをシミュレーションします。
- 家賃:6万円
- 敷金:1ヶ月分
- 礼金:1ヶ月分
- 仲介手数料:0.5ヶ月分
- 移動距離:190km
前家賃+日割り家賃 | 10万円(6万円+4万円) |
---|---|
敷金 | 6万円 |
礼金 | 6万円 |
仲介手数料 | 3万円 |
火災保険料 | 1.5万円 |
鍵の交換 | 1万円 |
家財の運搬 | 5.3万円 |
電化製品 | 10万円 |
敷金の戻り | -5万円 |
合計 | 37.8万円 |
3月の引越しということで、家財が少なくても引越業者に支払う運搬費用が高く、さらには新生活を始めるために買い揃えるものも多いため、このケースでは40万円近く貯める必要があることがわかります。
転勤により3人家族で東京から仙台
仕事の転勤によって家族で東京から仙台まで引越しする場合に、どれくらいのの費用が発生するのかをシミュレーションします。
- 家賃:10万円
- 敷金:2ヶ月分
- 礼金:2ヶ月分
- 仲介手数料:1ヶ月分
- 移動距離:370km
前家賃+日割り家賃 | 15万円(10万円+5万円) |
---|---|
敷金 | 20万円 |
礼金 | 20万円 |
仲介手数料 | 10万円 |
火災保険料 | 2万円 |
鍵の交換 | 2万円 |
家財の運搬 | 15万円 |
電化製品 | 5万円 |
不用品処分 | 2万円 |
敷金の戻り | -10万円 |
合計 | 81万円 |
家族で引越しをする場合には、80万円以上の費用が必要になります。ある程度は会社が負担してくれるケースがほとんどですが、精算されるのは引越しが終わってからというケースが多く、自分で仮払いする場合には、しっかりと貯めておく必要があります。
引越し費用を貯める方法
シミュレーション結果からわかるのは、引越し費用はかなり高額になるということ。費用が高すぎて良い物件が出てきたのに、引越しを諦めた経験のある人もいるかも知れません。
そこで、ここではどのようにすれば引越し費用を貯めることができるのか、その方法をご紹介していきます。
毎月いくら貯める必要があるのかを明確にする
まずは下記に従って、毎月の貯金額を算出しましょう。
- 概算引越し費用:40万円
- 貯金額:10万円
- 引越しまでに残された期間:10ヶ月
この条件ですと10ヶ月で30万円貯める必要がありますので、1ヶ月あたり3万円の貯金額という計算になります。
このように貯金額を算出することで、いくら貯めれば良いのかが明確になります。お金を貯める上でとても重要なことですので、面倒でも必ず計算しましょう。
定額自動送金サービスを使って積み立てる
10ヶ月後に30万円が絶対に必要なら、毎月3万円ずつ強制的に積み立てる必要があります。そのために引越し費用積立用口座を用意しましょう。
その口座に対して、給料が振り込まれる口座から自動送金するように設定してください。
ほとんどの金融機関で毎月決まった額を送金できる「定額自動送金サービス」を用意していますので、そのサービスを活用して毎月の給料日直後に積立用口座へ送金しましょう。これで確実に引越し費用を貯めることができます。
週末に副業をして貯める
自動送金をすれば積立用口座に自動的にお金が貯まりますが、それでは生活費が足りなくなるという人もいますよね。そういう場合は収入を増やすしかありません。副業が認められているなら週末にデリバリーなどの仕事を行いましょう。
土日にそれぞれ5,000円稼ぐだけでも1ヶ月で4万円以上になります。これを10ヶ月続ければ40万円になるため、生活費が足りなくなることもありません。
副業の収入を引越し費用として貯めればいいのでは?と思うかもしれませんが、副業は安定収入ではありませんので積立には不向きです。
確実に引越し費用を貯めたいのであれば、給料から積み立てて、生活費を補うために副業をするというスタンスがおすすめです。
生活費を節約して貯める
会社で副業が禁止されている場合には、支出を減らして生活費に余裕を持たせるしかありません。引越し費用を確保するために次の2点を実行してください。
- 携帯電話プランの変更
- 外食を控える
引越し費用を捻出するとなると、小さな節約を積み重ねるだけでは足りませんので、大きな出費を見直しましょう。
スマホ代が毎月5,000円を超えるのであれば、格安プランに変更しましょう。これまで夫婦で2万円かかっていたものが、格安プランなら6千円で済みます。
あとは外食をしなくなるだけでも、夫婦2人なら毎月2万円程度は抑えることができます。携帯電話プランの変更と合わせれば、毎月3万〜4万円ほど節約となり、引越し費用の積立による生活費圧迫を回避できます。
もちろん電気はこまめに消したり、エアコンの使用を控えたりすることも節約としての効果はあります。上記の節約方法と合わせて生活の中にある無駄を取り除いていきましょう。
引越し費用が足りないときの資金調達方法
予定通り積立ができたものの、引越し費用が思った以上に高くなり資金が不足することもあります。その場合には次のいずれかの方法で不足分を調達しましょう。
- フリーローンやカードローンを利用する
- 親や知人から借りる
- 所持品を売って現金を手に入れる
それぞれの調達方法のポイントと注意点を詳しく解説します。
フリーローンやカードローンを利用する
引越し費用が足りないというのであれば、銀行や消費者金融などのフリーローン(多目的ローン)やカードローンを利用しましょう。
ローンは危険だと思っている人もいるようですが、きちんと返済できるならトラブルになることもなく、お金が足りないということが周りの人にもバレないので、おすすめの資金調達方法になります。
数十万円といったまとまった金額が不足しているならフリーローン、10万円程度の不足であれば手軽に申し込めるカードローンがおすすめです。
もっと少ない金額なら、クレジットカードを使ってキャッシングするという方法もあります。
いずれの方法で借りるにしても、必ず返済計画を立て、無理なく完済できることを確認したうえで引越し費用を借りましょう。
親や知人から借りる
もし不足している金額が10万円以内なら、親や知人からお金を借りるのがおすすめです。貸してもらうのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、きちんと返済計画を立てた上で、困っているのだと伝えれば融資してもらえます。
ただし、親に借りるにしても知人に借りるにしても必ず借用書を作り、1%以上の金利を付けて借りましょう。借用書がないと揉める原因になりますし、金利なしで親から借りると、贈与とみなされて、贈与税が発生することもあります。
気をつけたいのは滞りなく返済をするということ。お金のトラブルは簡単に人間関係を崩します。返済期限よりもできるだけ前倒しして、早期の完済を目指しましょう。
所有物を売って現金を手に入れる
どこからもお金を借りられないという人は、自分の所有物を売って引越し費用を調達しましょう。メルカリやラクマ、ヤフオクなどを使えば機種変前のスマホや書籍、ファッションアイテムなども売ることができます。
1つの買取価格は安くても、積み重ねればまとまった金額になります。引越し前に物を減らしておくことは、引越し料金を抑えることに繋がりますので、念のためにとっておいたものや、使わなくなったものは躊躇せずに売って、引越し費用の足しにしましょう。
引越し費用を少しでも抑えるためのポイント
思ったようにお金を貯めることができなかった場合には、そもそもの引越し費用を抑えましょう。やり方次第で引越し費用を半分以下に減らすことができますので、お金がないけど引越しをしなくてはいけないという人はしっかりとチェックしておきましょう。
敷金礼金ゼロ・フリーレント物件を狙う
引越し費用の大部分を占める賃貸物件の契約費用ですが、実はこの費用を大幅に減らせます。その方法が敷金礼金ゼロの物件を選ぶことで、これだけで引越し費用が20万円以上も下がることもあります。
さらに家賃が数ヶ月分無料になるフリーレントを使えば、前家賃と日割り家賃をカットできます。
これにより賃貸物件の契約費用を10万円以下に抑えることも可能ですので、引越し費用を貯めることができなかった場合には、このようなお得な物件の中から引越し先を選びましょう。
繁忙期を避けて平日のフリープランで引っ越しする
少しでも安く引越しをしたいなら、3〜4月の繁忙期は外しましょう。通常期と繁忙期の相場を比較してもらえばわかりますが、繁忙期は通常期の1.2〜1.3倍の料金になります。3月の土日になると2倍以上になることもありますので、そこは絶対に避けましょう。
理想は平日のフリープランです。通常期の平日は需要が少ないのもあって、引越業者によっては土日の半額で対応してくれます。
さらに時間指定をせずに、作業開始時間を業者任せにするフリープランを使えば、さらに値引きしてもらえます。
引越一括見積もりサイトを使って業者選定する
業者選定をするときに、1社だけに見積依頼をするとほとんどのケースで相場よりも高い金額を提示されます。そこから交渉をして値下げることは可能ですが、割引してもらったと思ったら、実はまだ相場よりも高かったなんてこともあります。
それを回避するためには2〜3社に相見積もりする必要がありますが、複数社に見積依頼をするのは時間も手間もかかります。そこでおすすめなのが「引越し一括見積もりサイト」です。このサービスを使えば1回の申し込みで複数社に見積依頼できます。
業者も相見積もりであることを前提で見積もりを出してくるため、どの業者も他社に負けないように安値を提示してくれます。結果的に相場よりも大幅に安く引越しできますので、引越し費用を貯めることができた人にもおすすめです。
まとめ
引越しは単身者でも30万〜40万円程度の費用がかかり、家族の引越しとなると80万円近くのお金が必要になることもあります。これだけのお金を準備するのは簡単ではありませんので、できれば1年以上前からコツコツと積み立てておきましょう。
もし積み立てが生活を圧迫するようであれば、副業や節約をするなどして生活費の不足分を補うようにしてください。それでも足りない場合にはカードローンやフリーローンを使ってお金を借りるのがおすすめです。
また、敷金礼金ゼロ・フリーレント物件を選ぶなどして賃貸物件の契約費用を減らしたり、引越一括見積もりサイトを使って引越し費用を抑えたりするのも有効です。予定通りに引越し費用を貯めることができなかったときの対策として覚えておきましょう。
おすすめの引越し一括見積サイト
引越し一括見積りサービスのなかでも優秀なのが、- 引越し業者の登録者数が1番多いので見積もり料金が安くなりやすい【引越し侍】
- 電話番号入力が不要なので営業電話がない【SUUMO引越し】