引越し業者にご祝儀は必要?スマートなご祝儀の渡し方

引越し業者に依頼して引越しをする場合、気になるのが引越し業者へのご祝儀ですよね。心付けやチップと呼ばれることもあるご祝儀は、どれくらいの額をいつ渡すのかで悩みますよね。そもそもご祝儀なんて必要なの?そんな疑問もあるかと思います。

ここではそんな引越し業者へのご祝儀の基本的な考え方と、スマートなご祝儀の渡し方を紹介します。

引越し業者へのご祝儀はなくても問題はない

約15年前は、引越し業者へのご祝儀は当たり前にあったのですが、最近では不景気なこともあり、ご祝儀があるケースのほうが少ないようです。

きちんと引越し料金を払っているのだから、それ以上の出費は出したくないと考える人も少なくないでしょう。

引越し業者もご祝儀の要不要を聞かれると「不要」と答えるはずです。

どんな引越しの場合に渡していたか?

傾向としては、一人暮らしの引越しのような場合はご祝儀を渡さず、家族での引越しの場合にはご祝儀を渡すことが多くなります。一人暮らしをしている若い人は、ご祝儀を渡すという感覚を持っていないのかもしれません。

特に引越し料金を1円でも安くしようと一生懸命になっていた人にとっては、ご祝儀なんて考えられないかと思います。そういう場合は無理してご祝儀を渡す必要はありません。

引越し業者にご祝儀を渡すメリット

日本ではチップのような文化は根付いていませんが、ご祝儀を渡すことにも意義はあります。人の動きというのは感情によって大きく変わります。

モチベーション高い状態で引越し作業をしてもらうのと、投げやりな状態で引越し作業をしてもらうのとでは、引越しの質がまったく変わってきます。

どんな状態でもベストをつくすのがプロですが、それはあくまでも理想論で、人はやっぱり「がんばろう」という気持ちが湧いてこないとベストはなかなか尽くせないものです。

そんな「がんばろう」を引き出すのがご祝儀の存在です。ご祝儀を渡すことで、作業員のモチベーションが高くなります。そのため作業の質が上がるため、作業がスムーズに進むだけではなく、物損などの可能性も下がります。

「お金で人が動く」というわけではありませんが、ご祝儀をもらえたということは作業員一人ひとりをきちんと見てもらっているということに対する気持ちの現われです。

ですので、ご祝儀の額はそれほど重要ではありません。大事なのは「きちんと見てますよ」を伝えることです。

ご祝儀の金額の目安とスマートな渡し方

ご祝儀の額はそれほど重要ではないとはいえ、やはり気になりますよね。では、基本的な考え方としてご祝儀の相場はいくらくらいでしょうか?

金額の目安

引越しご祝儀の相場

作業員1人あたり1000円程度×人数分

もちろんこれより多くても少なくても問題はありません。繰り返しになりますが、金額そのものが重要ではなく、ご祝儀を渡すということが大切なのです。

渡すタイミング

渡すタイミングは作業開始前の挨拶をする時がベストです。作業後に渡しても「がんばろう」の気持ちは湧いてきませんよね。引越し作業が始まる前に渡しましょう。

できればぽち袋に現金を入れて、ひとりひとりに渡すようにしましょう。作業員のリーダーに渡すと、多くの場合その人のポケットに入ったまま他の作業員の手に渡ることはありません。この場合も作業員の頑張りにはつながりませんので、ご祝儀の意味がなくなります。

あまりかしこまった感じではなく、「お茶代にしてください」「お昼の足しにしてください」と言って渡せば、気持ちよく受け取れるでしょう。

現在はご祝儀の受取を禁止している業者もある


現在では、ご祝儀の受取を禁止している業者もあります。そのような場合はあまりしつこく渡そうとしないようにしましょう。

例えば、サカイの引越し業者では「よくある質問」の中で以下のことが掲載されています。

現金ではなく軽食や飲み物


禁止している場合でも、暑い日差しの中頑張っている作業員を見ると何かしてあげたくなることもありますよね。疲れて体力が落ちると作業に支障をきたすことも考えられますし、今は熱中症も怖いです。

ご祝儀は用意しなくても、冷たい飲み物や軽食(おにぎり等)など塩分補充できるものを用意して、体力を回復させたりと問題なく作業が終えられるようにサポートしてあげてもいいでしょう。

ご祝儀文化

年配の方々はよく、引越しはお祝いということでご祝儀を配っていたそうです。しかし、景気の影響もあるのでそれがずっと続くとは限りませんよね。

引越しの作業員にご祝儀が必要かどうかという議論は、これからもなくなることのないテーマですが、時代の流れとともにご祝儀を渡さない、ご祝儀を渡すという文化を知らないという人たちも増えていくことでしょう。

現代のご祝儀の意味はあくまでも「よろしくお願いします」の挨拶のようなものです。建前上は渡しても渡さなくても引越し作業に差がでることはありません。

それでも、やっぱりもらえた側は嬉しいものです。そして引越し作業にプラスになることはあっても、マイナスになるようなことはありません。どうしようか悩むのであれば、ご祝儀の用意をしておきましょう。