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引っ越し先の賃貸物件がシーリングライト付きで、旧居のシーリングライトを持っていく必要がなかった場合、シーリングライトをそのままにして退去してもいいのか気になりますよね。まだ使えるので処分するのはもったいないですし、次の入居者に使ってもらえればムダになりません。
ただ賃貸物件の退去は原状回復が基本。そうなるとシーリングライトをどうすればいいかわからず迷っている人もいるかと思います。ここではそんな人のために、賃貸物件のシーリングライトをそのままにしていいかどうかについて解説していきます。
宅地士・FP
田口諒
田口諒(1989.2生まれ)合同会社グロウファイナンシャルプランニング技能士。国立熊本大学卒業後、佐賀県警察官及び役所にて、公務員として10年間の勤務を経て転職。株式投資8年の経験を活かし、主に資産運用・相続等の個別相談を中心にFPとして活動中。2021年宅地建物取引士合格
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そのままでいいかどうかは賃貸物件ごとに違う
結論からお伝えすると、シーリングライトをそのままにしていいかどうかは、賃貸物件により異なります。基本的な考え方は原状回復ですので、入居時の状態に戻す必要がありますが、そもそも入居時の状態が物件ごとに異なります。
そこでここではまず、ケースごとにどうすればいいか解説していきます。
最初から付いていたらそのままにする
レオパレスのように最初からシーリングライトが付いている賃貸物件を退去する場合には、シーリングライトはそのままにしてもOKです。むしろ新居に持っていくはNGで、その場合には敷金からシーリングライトの代金を差し引かれるのでご注意ください。
また、シーリングライトの電球や蛍光灯を自分で交換した場合、原状回復ならそのままにするのはNGのように思えますが、これは新居に持っていく必要はありません。契約書に電球や蛍光灯の交換は入居者負担となっているはずですので、そのままにしておくことになります。
もし自分好みのシーリングライトに付け替えていた場合は、自分のシーリングライトを撤去して、入居時に付いていたシーリングライトに戻しておきましょう。
自分で設置したなら撤去する
自分で設置したシーリングライトは、賃貸物件の原状回復の原則にともない撤去するというのが基本的な考え方になります。次の入居者がシーリングライトを購入する必要がなくなり、賃貸物件の備品も増えるので、喜んでもらえると思うかもしれませんが、現実はそうではありません。
シーリングライト付きの物件にすると、シーリングライトのトラブルは大家さんや管理会社の責任になりますし、そのままにされたシーリングライトに盗聴器や盗撮器が仕掛けられている可能性もあります。このため、大家さんや管理会社にとってはそのままにされても困るわけです。
ただし、絶対にそのままにしてはいけないかというと、そうでもありません。大家さんや管理会社によっては、そのままにしてもいいとしてくれるケースもありますので、どうしても手放したい人は、大家さんや管理会社に相談してみましょう。
どちらかわからないときは管理会社に確認する
同じ賃貸物件で何十年も暮らしていて、シーリングライトを自分で設置したのか、最初からあったのかわからないという場合には、まずは大家さんや管理会社に確認しましょう。そのうえで、大家さんや管理会社に指示に従えばOKです。
自分で設置したシーリングライトをそのままにしたらどうなる?
大家さんや管理会社に相談せずに、自分で設置したシーリングライトをそのままにしたらどうなるのか気になる人もいますよね。「最初から設置されていたはず……」とトボけたら、撤去せずに済むのではないかと考えている人もいるかもしれません。
この場合は、ほぼ間違いなく処分費用を請求されます。まだ使えるのに処分するの?と思うかもしれませんが、すでにお伝えしましたように大家さんや管理会社にしてみると、トラブルの元になるかもしれないシーリングライトをそのままにしておくわけにはいきません。
まだ使えるかどうかは関係なく撤去するのが基本ですので、処分費用を敷金から差し引かれてしまいます。処分費用が割高でもほぼ強制的に徴収されてしまいますので、そのままにせずに自分で処分しましょう。
シーリングライトを処分する方法4選
新居にはすでにシーリングライトがあり、旧居のシーリングライトが不要になったときに、どのようにして処分すればいいのか、その方法を見ていきましょう。一般的な処分方法は下記の4つになります。
- 粗大ごみもしくは不燃ごみとして処分する
- リサイクルショップで買い取りしてもらう
- メルカリやヤフオクなどで販売する
- 不用品回収業者に処分してもらう
それぞれの方法について詳しく説明していきます。
粗大ごみもしくは不燃ごみとして処分する
シーリングライトを処分する方法として簡単なのが、自治体に回収してもらうことです。自治体ごとに処分方法が異なりますが、一般的にはサイズによって粗大ごみもしくは不燃ごみとして回収されます。たとえば横浜市の場合には下記のようになっています。
参考:横浜市
どのような方法であれ、自治体に回収してもらう場合に気をつけたいのが、基本的に新居のある自治体で回収してもらうことになるという点です。
シーリングライトなどの照明器具は、引っ越し当日まで使うものですので、引っ越し当日が収集日でない限り、旧居では処分できません。このため新居で使う予定がなくても、引越業者に新居まで運んでもらい、生活が落ち着いてから処分することになります。
また、横浜市の「出し方のポイント」にありますように、どのように処分するにしても電球や蛍光灯は外しておかなくてはいけません。自治体のホームページや冊子などで電球や蛍光灯の処分方法を確認して、正しい方法で処分してください。
リサイクルショップで買い取りしてもらう
シーリングライトの状態がよければ、リサイクルショップで買い取りしてもらうという選択肢もあります。高額な買取価格は期待できませんが、他の家電や家具と一緒に査定してもらえば、少しまとまった金額を提示してもらえるかもしれません。
ただし、こちらも引っ越ししてから処分することになります。新居の近くにリサイクルショップがあるか事前に確認しておいてください。
新居の近くにリサイクルショップがなくても、出張買取してくれるショップもあります。シーリングライトひとつだけでは断られるかもしれませんが、他にも状態のいい家具や家電があるなら、リサイクルショップの出張買取がおすすめです。
メルカリやヤフオクなどで販売する
少しでも高く売りたいなら、メルカリやヤフオクなどで販売するのがおすすめです。とくにデザインがよいシーリングライトであれば、数千円の値段がつくこともあります。もちろん、このケースでもまずは新居に持っていくことになりますので、生活が落ち着いてから出品しましょう。
不用品回収業者に処分してもらう
処分したいものがシーリングライト以外にもある場合には、不用品回収業者に依頼して回収してもらうという方法もあります。事前に連絡しておけば引っ越し当日でも回収に来てもらえるので、引っ越し当日の朝までシーリングライトを使えます。
気をつけたいのが、信頼できる不用品回収業者を利用するという点です。無料で回収しますと宣伝しながら、トラックで巡回している不用品回収業者はNGです。無料としながらも、さまざまな理由をつけて数万円の請求をされたり、回収した不用品を不法投棄されたりすることもあります。
自分で信頼できる不用品回収業者を見つけられないという人は、不用品回収もしてくれる引越業者を利用し
ましょう。下記リンク先で不用品回収にも対応している引越業者をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
超便利!不用品回収できる引越し業者10選!粗大ごみの回収日に間に合わなくても大丈夫シーリングライトは引越荷物に含めておこう
ここまで何度か説明してきましたように、不用品回収業者が引っ越し当日に来てくれるわけでなければ、シーリングライトの処分は新居に運んでからになります。ところが不要になるからといって、引越荷物から除外した場合には、見積もり時に含まれていなかったとして、追加料金を請求される可能性があります。
ほとんどのケースでそこまで厳密にチェックされませんが、避けられるリスクは回避しておきたいところです。シーリングライトをそのままにしておけない場合には、必ず引越荷物に含めて引越業者に見積依頼してください。
まとめ
賃貸物件に自分で設置したシーリングライトは、退去するときに取り外して、原状回復させなくてはいけません。反対に最初から部屋に付いていた場合には、そのままにしておく必要があり、新居に持っていってしまうと、照明器具代を請求されてしまいます。
自分で設置したシーリングライトをそのままにして退去した場合も処分費用を請求され、敷金から差し引かれてしまいます。ただし、大家さんや管理会社によっては、そのままにしてもいいとしてくれるケースもあります。シーリングライトが不要になった場合には、大家さんや管理会社に相談してみましょう。
また、シーリングライトは引っ越し当日の朝まで使うことになります。処分するにしても、新居に持っていってから自治体に回収してもらったり、リサイクルショップなどで買取してもらったりすることになります。引っ越し当日に処分できるのでなければ、引越業者に運んでもらえるように、きちんと手配しておきましょう。
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