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海外への引っ越しは家具や家電を持っていくことはほとんどありませんので、基本はダンボールのみの引っ越しになります。そのダンボールですが、スーパーやコンビニでもらえるようなダンボールでいいかというと、そうでもありません。それはいったいなぜなのでしょうか?詳しく説明していきます。
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海外用ダンボールじゃなきゃダメ?
通常のダンボールとの大きな違いは強度です。海外用ダンボールは2層構造になっているため凹んだりといった衝撃に強い作りになっています。
なぜ海外用ダンボールは強度が必要かと言うと、海外で暮らしたことのある人ならわかるかもしれませんが、海外での荷物の扱いはとても雑で乱暴です。
放り投げる、蹴飛ばすは当たり前の世界です。つまり強度が弱いダンボールですと、中身が破損してしまう可能性が高いのです。
海外用ダンボールを用意する
海外への引っ越しには、「海外用のダンボール」というものがインターネットなどで売られていますのでできればこちらをおすすめします。
海外用ダンボールはそんな劣悪な輸送環境にも耐えられるようにダンボールが2重構造になっています。
これでも「穴が開いてた」というような人もいますので、どれほどの扱いをうけているか想像できますよね。
ですので「最低限の保護」という意味で海外用の頑丈なダンボールを使用してください。
少し割高になりますが、ここでケチって大損をするよりは、保険だと思って海外用ダンボールを使用するようにしてください。
どうしても無料でダンボールを入手したい場合
スーパーやドラッグストア、家電量販店でもらったダンボールを使用したいという方もいらっしゃると思います。海外用よりはもちろん強度は落ちてしまいますが、中身が洋服など破損の可能性が低いのであれば、無料のダンボールを使って少しでも引っ越し費用を安く抑えたいものです。
その場合は、大小複数のダンボールを重ねて使用することで、強度がまだマシになります。もちろん中身も緩衝材などでしっかり梱包することも忘れないようにしてください。
海外用ダンボールを使うメリット
- 2重構造で頑丈
- 海外の人が扱いやすいサイズ
- 揺れに強い
海外用ダンボールを使うメリットは、やはりその頑丈さにあるのですが、じつはそれだけではありません。
海外用ダンボールは海外で流通しているサイズのダンボールですので、扱う人が慣れているサイズになります。
慣れているから丁寧に扱ってくれるかというとそうではありませんが、持ち慣れている形状のダンボールのほうが、落下させる危険性も少なくなります。
トラックへの荷積みも同じサイズのダンボールのほうがきれいに詰められますし、しっかり固定することが出来るため揺れに強い積み込みが出来る要因になります。
海外引っ越しのダンボール梱包ワンポイントアドバイス
サイズによって入れる荷物を検討する
ダンボールが頑丈だからといってなんでもかんでも詰め込めばいいというものではありません。
ダンボールにはサイズごとに使い分けする必要があります。基本的な考え方は「小さなダンボールに重いものを入れる」です。
大きいダンボールについついなんでも詰め込んで重くしてしまいがちですが、大きな段ボールは小さなダンボールに比べて強度がありません。
大きな段ボールには衣類などの軽くてかさばるもの入れて、本のような重たいものは小さなダンボールに詰めるようにしてください。
強度の強いテープで補強する
海外引っ越しのダンボールは扱いが悪いため、梱包に手を抜くと簡単に箱が壊れて中身がこぼれてしまうことがあります。
そうならないためにダンボールのテープはクラフトテープと呼ばれる紙製のものではなく、布粘着テープと呼ばれる強度の高いものを利用しましょう。
中に入れるものがないからといってすき間を開けておくと、ちょっとした衝撃で荷物が動いてしまい、その勢いで中側からダンボールを突き破ることもあります。
すき間にはタオルや梱包材をかならず詰め込んで、中の荷物が絶対に動かない状態にしておきましょう。また、壊れやすいものは必ず梱包材でぐるぐる巻きにしてください。
荷物の紛失を防ぐために
荷物が分からなくなるのを防ぐために、ダンボールに大きく名前と目的地を書いておけば、途中で紛失する可能性が低くなります。
念のため梱包した荷物は、梱包状態も含め、すべて写真に収めておきましょう。トラブル発生時に「自分はきちんと梱包した」と主張できますので、少しの手間を惜しまず、行うようにしてください。
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超長距離輸送を失敗しないために
海外への引っ越しに関わらず、海外に荷物を送る場合は海外用ダンボールを基本使用するようにしましょう。
私たちが思っている以上に海外での荷物の扱いがひどいため、日本の薄いダンボールではすぐに穴が開いたり壊れたりしてしまいます。
せっかく高い宅配料や引っ越し費用を払って輸送してもらっても中身が破損してしまってはもともこもありません。
頑丈な海外用のダンボールを使用し、そのうえで中の荷物をしっかり守れるように梱包することで、大切な荷物を海外の手荒い輸送環境から守るようにしてください。
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