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組み立てタイプの机を引っ越しで新居に運ぶとき、そのままの状態で運んでもらえるのか、それとも分解しなくてはいけないのか気になりますよね。しかも、組み立てタイプの机の中には、そもそも分解不可のものもあり、どう対処すればいいのか困っている人もいるかと思います。
そこで今回は引っ越しでの机はそのままの状態でいいのか、それとも分解しておいたほうがいいのかについてわかりやすく解説していきます。組み立てタイプの机を運搬するときに、どのような点に気をつければいいのかについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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机を部屋から出せるなら新居まで運ぶ
組み立てタイプの机の場合、分解しないと運んでもらえないと考えている人もいるようですが、ほとんどのケースで分解することなく、そのままの状態で新居まで運んでもらえます。ただし、下記のようなケースでは分解して運ぶことになります。
- 分解しないと部屋から出せない
- 分解しないと新居に搬入できない
- トラックに積み込むことができない
かなり大きなユニットデスクでもない限り、このようなことは起きませんが、すべての机がそのまま運べるわけでないということを頭に入れておきましょう。ただ、問題は分解するかどうかではなく、分解が必要なのに分解を断られることがあるということです。
どういうことなのか、詳しく解説していきます。
組み立てタイプの机は分解すると再組み立てが難しい
分解しないと部屋から出せないから、引っ越し業者に机の分解を依頼したところ断られてしまうことがあります。組み立てタイプの机なら簡単に分解できるのでは?と思うかもしれませんが、実は組み立て式の机の中には、分解を前提としていないものがあります。
たとえばIKEAの机だと、多くのケースで「こちらでは分解できないので、自分で分解してください」と言われます。IKEAは机に限らず、多くの家具で木ネジと呼ばれる部品が使われており、1度分解して再組み立てをすると強度が落ちる可能性があります。
そのような机を使用しているときに机が壊れて、ケガするおそれがあります。そのときに引っ越し業者は自分たちの責任とされると困るので、引っ越し業者によっては「IKEAの家具は分解しない」としています。
IKEA以外でも、木ネジを使って組み立てられている机は分解を断られる可能性があります。もちろん分解せずに、そのままの状態で運べるケースがほとんどですが、IKEAの机のように分解が難しいタイプの机があるということを頭に入れておきましょう。
引っ越し業者が分解してくれないときの対処方法
分解しないと机を新居に運べないけど、引っ越し業者が分解してくれないとなると、どうすればいいのかわからず困ってしまいますよね。そこでここでは、引っ越し業者が分解してくれないときの対処方法についてご紹介していきます。
自分で分解・再組み立てを行う
机を自分で組み立てたのなら、分解するのはそれほど難しいことではありません。できるだけ低予算で分解したいなら、自分で分解と再組み立てを行いましょう。組み立てしたときの取扱説明書を参考に逆手順で分解してください。
このとき気をつけたいのは、強引な力をかけないということです。無理にネジを回そうとしたり、接続箇所を引き離そうとしたりすると、そこから亀裂が入って壊れてしまう可能性があります。丁寧にゆっくりと分解してください。
組み立てしてくれる引っ越し業者を探す
まだ引っ越し業者が決まっていない、もしくは机の分解を依頼したときの対応が悪くて信頼関係が崩れているのであれば、机の組み立てまで対応してくれる引っ越し業者を探しましょう。大手引っ越し業者がNGとしていても、中小の引っ越し業者なら対応してもらえることもあります。
引っ越しまであまり時間がないから、今さら業者の選定からやり直すのは難しいと考えている人もいるかもしれませんが、引越し一括見積もりサイトを使えば短期間で対応可能な業者を見つけられます。
見積依頼をするときに、「イケアの机があり、分解が必要です」と備考欄などに記載しておきましょう。
また、引越し一括見積もりサイトを使うと、必然的に相見積もりになるため、引っ越し料金が安くなるといったメリットもあります。
少しでも安く引っ越ししたい人は、引越し一括見積もりサイト経由で対応可能な業者を探しましょう。
イケア家具組立て認定サポーターに依頼する
もし分解する机がイケア製品だった場合には、イケア家具組立て認定サポーターに依頼して分解と組み立てをしてもらうという方法もあります。イケア公式のトレーニングを受講して合格した人が対応してくれるので、ある程度の安全性を維持したまま分解と再組み立てをしてもらえます。
イケア製品でなくても、木ネジを使うタイプの机や家具なら対応可能な場合もありますので、引っ越し業者に分解を断られてしまった場合の選択肢として覚えておきましょう。
分解不可で運べない机の処分方法
自分で分解することもできず、引っ越し業者にもそのままでは運べないと言われたときには、その机を処分するしかありません。そのときの処分方法は大きく分けて4つあります。
- もらってくれる人を探す
- 自治体に回収してもらう
- イケアで買取してもらう
- リサイクルショップで買取してもらう
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
もらってくれる人を探す
デザイン性に優れた机やシンプルな机なら、近所でもらってくれる人がいるかもしれません。知り合いも含めて、欲しいという人を探してみましょう。このとき、分解しないと部屋から出せないというのであれば、きちんとその旨も伝えておきましょう。
近所に知人が少ないという場合には、売買や不用品処分できる地元情報サイト「ジモティー」を使うのがおすすめです。ここで欲を出して売ろうとした場合には、引っ越しまでにもらい手が見つからない可能性もありますので、無料で譲るようにしてください。
自治体に回収してもらう
自分で分解はできるけど、再組み立てで強度が落ちるのが不安で手放したいという場合には、自治体に回収してもらいましょう。机であれば粗大ごみとして回収してもらえるはずですので、そのままの状態もしくは分解したうえで、回収場所に持っていってください。
自治体に回収してもらう場合には、ほとんどのケースで有料対応になりますが。500〜1,000円程度で済みますので、安く処分したい人におすすめです。ただし、回収日が月に数回しかない自治体がほとんどですので、早めに回収依頼するか、自分で処理施設に持っていく必要があります。
イケアで買取してもらう
もしイケアの机を処分したいのであれば、イケアに買取してもらうという選択肢もあります。イケアでは家具買取りサービスを行っており、家具の状態に応じて値段をつけてくれます。買取した家具は、イケアのサーキュラーマーケットで販売されるので、資源の無駄にならないといったメリットもあります。
買取してもらうには、まずイケアの家具買取りサービスのページから申し込みを行い、それから店舗に持ち込むか配送で家具を店舗に送るかのどちらかになります。状態がいい家具であればそれなりの値段が付きますので、まずは買取価格がどれくらいになるか見積もりしてもらいましょう。
リサイクルショップで買取してもらう
自宅周辺にリサイクルショップがあるなら、そちらで買取してもらうという方法もあります。リサイクルショップだとそれほど高くは売れませんが、自社のトラックなどで回収に来てくれるため、スピーディに処分できるといったメリットがあります。
ちなみに、軽トラックなどで廃品回収している業者に依頼すると、高額請求されるなどのトラブルになるケースもありますので、絶対に利用しないでください。
またリサイクルショップよりも、メルカリやヤフオクに出品したほうが高く売れますが、発送するまでに手間がかかるため、引っ越しのタイミングでの利用には適していません。「損しなければいい」くらいの感覚で、リサイクルショップで引き取ってもらうのがおすすめです。
机を運んでもらうときの注意点
分解もできて、問題なく引っ越し業者に新居まで運んでもらえるとなったからといって、そこで安心してはいけません。運搬するときにさまざまなトラブルが発生する可能性もありますので、ここではどのようなトラブルがあり、どう注意すればいいのかを解説していきます。
部品はひとまとめにしておくこと
分解した場合には、ネジやダボなど細かい部品がいくつも出てきます。これらの管理をしっかりとしていないと、いざ再組み立てしようとしたときに部品が足りなかったり、どこに組み付ければいいのかわからなくなったりすることがよくあります。
そうならないためにも、写真を撮るなどして、どの部品をどこに付けるべきなのかわかるようにしておきましょう。紛失しないようにビニール袋など入れて、机の天板や脚に貼り付けるなどしておきましょう。
新居で部品に緩みがないか確認する
組み立てタイプの机の場合、そのままの状態で運ぶと、運搬中の振動でネジが緩んだり、部品が外れたりしてしまう可能性があります。新居に到着したら、できるだけすぐに机をチェックして、緩みが発生している場合には増し締めをしておきましょう。
また、机を梱包しない状態で新居まで運ぶと、運搬中の振動で外れた部品がどこかに転がっていき、紛失する可能性があります。そうならないためにも、組み立てタイプの机をそのまま運ぶ場合は、引っ越し業者にしっかりと梱包してもらうか、自分で梱包して部品の紛失を防ぎましょう。
分解してくれても補償対象外になることもある
イケアの家具のような分解と再組み立てが難しい家具も、問題なく対応できるとしている引っ越し業者でも、再組み立て後の補償は対象外としているケースがあります。もちろん断られたものを「どうしても運んでもらいたい」と依頼した場合も、補償はしてくれません。
組み立てタイプの机の場合、そもそもきちんと組み立てられているかどうかもわかりません。すでに1度分解済みで、再組み立て後にまた引っ越しをしている可能性もあるため、分解しなくても補償対象外にされる可能性もあります。
ただ、問題なのは補償対象外になることではなく、業者が補償したくないくらい強度が落ちてしまうということです。無理して運んだ結果、新居で使っていたら作業中に破損して、ケガすることも考えられます。そのリスクを考えると、買い替えてしまうのがおすすめです。
まとめ
組み立てタイプの机の場合、分解しないと部屋から出せないなどの特別な理由がなければ、そのまま運ぶことになります。ただし、引っ越し業者によっては組み立てタイプの机というだけで、NGとすることもありますし、補償対象外とされてしまう可能性もあります。
新居に持っていきたいなら、分解と再組み立て可能な引っ越し業者やイケア家具組立て認定サポーターなど、信頼できる業者に依頼してください。もしくはそのまま運んでもらい、自分でネジに緩みがないかしっかりチェックしてから利用しましょう。
ただしトラックなどで運搬することで、多少なりとも強度低下のリスクが発生します。どうしても新居で使いたいという理由がないなら、無理して運ぶのではなく、引っ越しのタイミングで買い替えてしまいましょう。
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