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引越しをするときに気になるのが、新居周辺の治安ですよね。小さなお子さんのいる家庭やひとり暮らしの女性は特に、安全な場所で暮らしたいところです。そこでここでは、引越し先の治安を調べる方法について解説していきます。
防犯を意識した暮らし方についてもご紹介していますので、すでに新居を決めてしまった人も参考になる内容になっています。賃貸契約をしたけど、あまり治安が良くなくて不安になっている人も最後まで読んで、新生活を安全にスタートさせましょう。
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引越し先の治安を調べる4つの方法
まずは引越し先の治安を調べる方法についてご紹介します。新居周辺の治安を調べる方法は下記の4つになります。
- インターネットで治安を調べる
- 不動産会社に確認する
- 地元の飲食店などで聞いてみる
- 自分の足で歩いてみる
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
インターネットで治安を調べる
あまり知られていませんが、警視庁や防犯協会などが地域で発生した犯罪について下記サイトで情報公開しており、誰でも簡単に新居周辺の犯罪履歴を確認できます。
● 警視庁・事件事故発生マップ(東京都のみ)
● 全国犯罪情報マップ
● 全国読売防犯協力会・犯罪発生マップ
● 警察庁・犯罪オープンデータリンク集
それぞれのサイトを活用して、引越し先の周辺エリアで事件や事故、犯罪などが起きていないか確認しましょう。あまりにトラブルが多くて不安に感じた場合には、引越し先を治安のいい場所に変更することも選択肢に入れてください。
不動産会社に確認する
不動産会社は地域に根づいているので、周辺の治安が悪いエリアをある程度把握しています。このため、物件選びの段階で「治安を重視したい」と伝えておけば、比較的治安のいい物件を紹介してもらえます。
ただし不動産会社によっては、治安について正直に教えてくれないケースもあります。地域全体の治安が悪い場合、「ここは全体的に治安が悪いので」と言うと、引越し先候補として除外されてしまう可能性があるためです。
どこまで正直に教えてもらえるかはわかりませんので、不動産会社で確認したい場合には複数の不動産会社で相談し、地域の治安について教えてもらうのがおすすめです。
地元の飲食店などで聞いてみる
不動産会社は自社の利益を考えて、治安については正直に話してくれない可能性がありますので、有益な情報を得られなかった場合には、地元の人に聞くのがおすすめです。とはいえ、いきなり通行人を捕まえて聞くというのは難しいですよね。
こういうときの情報収集は居酒屋などの飲食店や、美容室などが適しています。いずれも情報が集まりやすい場所で、なおかつ警戒することなく話をしてくれます。ただし、いきなり治安について聞くのではなく、エリアの良いところなども聞きながら、さり気なく治安も確認しましょう。
自分の足で歩いてみる
治安を重視して住む場所を決めたいのであれば、必ず自分の足で該当するエリアを歩いてみましょう。最寄り駅から新居までのルートや新居周辺を散策してみて、治安や安全性に問題がないかチェックしてください。
お子さんがいる場合には、新居から学校までの通学路も確認しましょう。また治安を確認するのと合わせて、スーパーや病院など利用する機会が多い施設の位置も合わせて確認してください。治安も大事ですが、快適な暮らしには利便性も重要です。
自分の足で歩いてみる場合に、どのようなポイントをチェックすればいいのかについては、次章で詳しく解説していきます。
新居周辺の治安を調べるときのチェックポイント
治安を確認するのに自分の足で歩いたほうがいいと言われても、何をチェックすればいいのかわからないという人もいますよね。そこでここでは、新居周辺の治安を調べるときのチェックポイントについて解説していきます。
交通量を確認する
最寄り駅や学校などから、新居までの交通量をチェックしましょう。チェックするときのポイントは2つあります。
- いつもある程度の人通りがある
- 安全に歩行できること
犯罪の多くは人通りの少ない場所で発生します。このため、安全に暮らすためには、通勤路や通学路にある程度の人通りがあることが重要になります。路地裏で人の気配がしないエリアを通過する場合には、安全な迂回路があるか確認しておきましょう。
反対に交通量が多すぎるのも、自動車などと接触する危険性があります。頻繁に車が往来するのに車道と歩道が別れていない場合には事故だけでなく、ひったくりなどのリスクもあります。車やバイク、自転車と十分な距離を確保して歩けるかどうかを確認してください。
落書き・ポイ捨てがないことを確認する
新居周辺を歩いてみて、落書きやポイ捨てが目立つようなら要注意です。落書きやポイ捨てを悪いことだと感じていない人、もしくは悪いことだとわかっていながらやっている人がいるわけで、その地域の治安が悪いことが容易に想像つきますよね。
ただし都内などの一部地域では、落書きのように見えるアートペイントなども混じっています。そのような地域は、住民が積極的に治安を良くするための活動をしているため、安心して暮らせる街とも考えられます。
公園がきれいに整備されている
公園も治安をチェックするのに適した場所のひとつで、落書きなどもなくきれいに整備されているようなら安心して暮らせます。反対にトイレが汚れていたり、ゴミ箱が溢れていたりするなど、居心地の悪さを感じるようなら要注意です。
また公園の案内看板以外に、「バイクの乗り入れ禁止」などの張り紙などがいくつもある場合もNGです。あえて書かないと常識的なルールも守れない人が一定数いるということですので、公園が整備されていても、張り紙が多いならその周辺は避けたほうが無難です。
風俗店がある場所は避ける
風俗店があるエリアは一般的に治安が悪いとされています。風俗店があるから必ず治安が悪いわけではありませんが、反社会的勢力と関係のあるお店も多く、風俗店があるエリアは繁華街になっているため、酔っ払いなども少なくありません。
お子さんがいる家庭や単身女性などは、できるだけ風俗店がある場所の近くは避けておきましょう。男性でも不要なトラブルを回避したいなら、風俗店が集まっているエリアはおすすめできません。駅近くで便利だというメリットもありますが、あえて選ぶ場所ではありません。
ちなみに風俗店は風営法で病院・学校など以下の施設周辺では営業できない法律になってるためこれらの施設が周辺にあることも確認すると良いです。
- 学校
- 病院
- 診療所
- 児童福祉施設
- 図書館
コンビニや派出所の位置を確認する
新居周辺や駅からの新居までの道を歩いて調べるときには、コンビニや派出所がどこにあるのか確認してください。いずれも何かあったときに深夜でも助けを求めることができ、近くにあるととても頼りになります。
コンビニも派出所もなく、夜中は人通りも少なくなる場合には、治安がいいとされる地域でも犯罪に巻き込まれるリスクがあります。そのような地域に新居を借りるなら、できるだけ駅やバス停などから近い物件を選びましょう。
夜の治安も調べておく
街を自分で歩いて調べるときには、昼の明るい時間帯だけでなく、夜の暗い時間帯も調べるようにしてください。同じ道でも昼と夜とでは、まったく違う雰囲気になることも多く、安全だと思っていた場所が、ガラの悪い人たちのたまり場になっているということもあります。
可能であれば、平日と休日のそれぞれ昼と夜に歩いておいてください。知らない街を夜中に1人で歩き回るのは危険ですし、見落としもあるかもしれませんので、できれば1人ではなく2人以上で治安をチェックしましょう。
どのような地域でも防犯を意識して暮らそう
警視庁や防犯協会などの情報や自分で実際に歩いてみた結果、治安がいいと判断した地域でも、100%安全というわけではありません。反対にすでに新居が決まっていて、その地域の治安が悪いことがわかったとしても、対策次第で安全に暮らすことは可能です。
そこでここでは、どのような地域でも安全に暮らすために意識すべきポイントをご紹介していきます。
夜間は街灯のある道を選んで歩く
暗い場所というのはそれだけで犯罪のリスクが高まります。仕事から帰るときや夜中に出掛けるときには、できるだけ街灯のある明るい道を選んで歩きましょう。防犯カメラが設置されている商店街などもおすすめです。
歩くスピードはできるだけ速いほうが安全です。また、同じルートを使うのではなく、いくつかの帰宅ルートを使い分けることで、犯罪を回避しやすくなります。
スマホ操作や音楽を聴きながらの「ながら」歩きをしない
スマホ操作をしたり音楽を聴いたりしながら歩くと、注意力が散漫になるため、犯罪者の標的にされてしまいます。
人にぶつかってしまって、トラブルになるケースもあります。余計なトラブルに巻き込まれないためにも、歩いているときはスマホ操作や音楽視聴をせずに、できるだけ素早く移動しましょう。
防犯ブザーを持ち歩く
防犯ブザーは小さな子どもが使うものと思っている人もいるようですが、大人でも有効な防犯アイテムです。最近はおしゃれな防犯ブザーもあるようですが、誰の目から見ても防犯ブザーとわかるものを目立つように付けておきましょう。
また防犯ブザーは電池が切れると、いざというときに音がなりません。使っていなくても定期的に電池を交換して、動作確認も行ってください。
カバンなどの荷物は車道と反対側で持つ
治安に関係なく、どこでも起きる可能性がある犯罪のひとつがひったくりです。ひったくり犯はバイクや車、自転車などを使うことが多いため、車道側にカバンなどの荷物を持っている人を狙います。狙われないように、荷物は車道と反対側で持つように習慣づけてください。
自転車の前カゴに荷物を入れる場合には、必ずひったくり防止カバーやネットをつけておくと安心です。
まとめ
引越し先の治安を調べる方法はいくつもありますが、まずは警視庁や防犯協力会が提供している情報を参考にしましょう。そのあと物件選びや下見をするタイミングで、新居周辺を自分の足で歩いて確認してください。そのとき昼だけでなく夜も確認するのがポイントになります。
まだ物件選びの途中という場合には、治安が悪いと感じた地域は避けるのが理想ですが、治安がいい地域でも犯罪が起きる可能性はゼロではありません。どこで暮らすにしても、かならず防犯意識を持って生活するように心掛けてください。
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