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これまでに10回以上の引っ越しを行ってきましたが、引っ越し慣れしたのもあり、最近は自力で引っ越しをしたこともあります。
そして引っ越しを終えてから毎回思うのは「やっぱり業者にお願いすればよかった」ということです。
自力での引っ越しを選んでしまう理由と、失敗したと思う理由について紹介します。
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自分たちで引っ越しをすると本当に安くなるのか?
引っ越しを自分たちだけですると引っ越し料金が安くなるかという質問に対しては「イエスであり、ノーでもある」としか答えられません。
では自力で引っ越した場合、どのような費用がかかるのか見てみましょう。
単身引っ越しの料金相場
これから紹介する自力で引っ越した場合の費用の比較のために、まずは単身の引っ越し料金相場はいくらか説明しておきます。単身者で同一都道府県内の引っ越しの場合、以下の料金になります。
- 通常期・・・・・16,000円〜30,000円
- 繁忙期・・・・・26,000円〜43,000円
通常期(5月〜2月)と繁忙期(3月〜4月)の時期と荷物量によって料金は多少変わりますが、荷物量が少なければ単身カーゴ便などで費用を安く抑えることができます。
自力で引っ越した場合にかかる費用
次に自力で引っ越しをした場合、大体どの程度の費用がかかるのでしょうか?ここでそれぞれのかかる費用相場を見ていきます。
レンタカー代 | 12時間6,500円〜 |
---|---|
ダンボールなどの資材代 | 10枚2,500円〜 |
交通費 | ガソリン代 |
手伝いの謝礼 | 一人あたり3,000円〜 |
レンタカー代
移動距離が長い場合は、レンタカーを返却しに戻ってくる必要がありますし、ガソリンも満タンにして返却しないといけません。さらに車の保険などにも加入する必要があります。
ハイエースやワンボックスのような大型の普通乗用車の場合でも12時間13,000円以上、小型の軽バンや軽トラックをレンタルした場合でも5,000円以上はかかります。
何より、自身で引っ越しで利用できる安いレンタカー屋さんを探さなくてはいけません。
レンタカーをしなければいけなくなったときは、ほとんどの場合、引っ越し業者に依頼しても料金が変わらないか、安くなるケースもあります。
ダンボールなどの資材
ダンボールはコンビニやドラッグストア、家電量販店やホームセンター等を探し回れば無料で入手できます。しかし必ず欲しい枚数やサイズのダンボールを入手するにはかなりの労力がいります。
ホームセンターやネットで購入する場合は、10枚で2,000円〜3,000円程度かかります。
引越し用ダンボールを安く入手する方法3選!引越し業者のダンボールは高い
交通費
レンタカーではなく、自家用車を利用した場合の引っ越し距離に応じたガソリン代になります。
また、長距離になればなるほどガソリン代だけでなく、運転時間もかかるので運転だけで疲労していまいます。なるべく友人と交代で運転するようにしましょう。
手伝ってくれた人への謝礼
はっきりとした金額はありませんが、「親しき中にも礼儀あり」です。食事などをごちそうしてもいいかもしれません。
家族が手伝ってくれた場合はそこまで気を使っわなくても良いのですが、友人の場合は、せっかくの仕事の休みの日に手伝ってくれているので必ずお礼をするようにしましょう。
手伝ってくれた友人が多ければ多いほど、人数分の謝礼を用意しなくてはいけません。
結果的に「自力で引っ越し」は安くないことも
一見すると安く感じる「自力で引っ越し」ですが、結局積もり積もって「あんまり安くない」ということは珍しくありません。
単身パックなどに比べると、「自力で引っ越し」のほうが割高になることもあります。
冒頭でもお伝えした通り、単身引っ越しプランなどのカーゴ便の料金は同一県内であれば1万円台からになります。
家族の引っ越しを自力で行ったの場合でも、大型荷物や小物の荷物量がとても多いので、レンタカーを借りたり友人の助けを借りたりした場合、トータルで考えたときに掛かった費用は変わらないのに、「自力で引っ越し」のほうはかなりの疲労感が残ります。
「自力で引っ越し」を仲間同士でワイワイするイベントとして行うのであればありですが、単純に安く引っ越しをしたいと考える場合は、引っ越し業者の格安のパックなどを利用したほうが、安く楽に引っ越しすることができるのがほとんどです。
自分で引っ越しして後悔する理由
「自力で引っ越し」を終えた後に後悔する理由は、先ほどもお伝えしたとおり、その疲労感にあります。
引っ越しを全部自力で行おうとすると、荷物の上げ下げや車の運転まで、すべて自分と友人だけで行うことになります。
友人の手を借りる場合は土日になってしまいますので、道路が渋滞することもあります。友人といえどもやっぱり気を使ってしまいます。
引っ越し以外にもやることが多い
引っ越しは荷物を運び終えても荷解きがありますし、退去する部屋の掃除もあります。
また、転居届けなどの役所での手続きも行わなければいけません。さらに近所への挨拶回りもあります。
すべてのことを終えて、さあ新生活のスタートとなった時にはいつもヘトヘトに疲れ果てて、新鮮な気持ちどころか、いつも重たい気持ちでの新生活をスタートさせることになっています。
自分たちで引っ越しをするメリット・デメリット
それでも自分たちだけで行う引っ越しは基本的に安くなります。引っ越し先がそれほど遠くなく、自家用車があれば空き時間を利用してこまめに荷物を運ぶことも可能です。
ここで、自分たちで引っ越しをする場合のメリット・デメリットについて紹介します。
- 費用が安い
- 自分のペースで引っ越しできる
費用が安い以外のメリットがあまりない
メリットと言えば、引っ越し業者との値引き交渉をする必要もなく、トラックチャーター代や人件費の節約が期待できます。荷物が少なく自家用車があればガソリン代などの交通費数千円ですませてしまうことも可能でしょう。
また、自分のペースで引っ越しできることも大きなメリットのひとつになります。「引っ越し業者が来る時間まで待つ」など、誰かに予定を合わせる必要がありませんので、好きな時間に好きな荷物を運べます。
- とにかく疲れる
- 大型荷物が運べない
- 破損しても自己責任
- 人手やダンボールなどの資材を自分で集めなくてはいけない
デメリットは「とにかく疲れる」ということです。とくに運動不足の人は普段しない動きをしますので、1週間はまともに動けない日が続くかもしれません。
最大のデメリット大型家具・家電が運べない
一人暮らしであれば、小型の家具や家電なので問題ありませんが、家族の引っ越しともなると300L以上の冷蔵庫やドラム洗濯機などの大型家を運ばなくてはいけません。その場合普通乗用車しか所有していないと、軽トラックのレンタルが必要になったり人手も必要になります。
また人手が集まったとしても、素人では大きな家具や家電を動かすのも簡単ではありません。さらに大型の荷物を運ぶ際に建物に傷つけてしまった場合はすべて自己責任になってしまいます。
こんなときは、引っ越し業者の大型家具・家電配送のみのサービスなどを利用すると言う方法もあります。
自分たちで引っ越しをするときの注意点
実際に自分たちだけで引っ越しをするときに気をつけなくてはいけないことがあります。それは荷物の破損や紛失です。そして、一番怖いのが運搬による事故や怪我です。
破損・怪我をしても誰も助けてくれない
荷物や建物への破損
まず荷物の破損や建物の破損で重要なのことは「保険が効かない」ということです。
引っ越し業者は家財を壊した場合には、責任をとって原状回復してもらうことも可能ですが、自分たちで行う場合はそうもいきません。
壊れたものは「仕方はない」で済ませるしかありません。間違っても手伝ってくれた友人を責めたりはしないようにしましょう。
引っ越し作業による怪我
また大型の家財を動かすときに気をつけなくてはいけないのは、なにも家財だけではありません。
重いものをいきなり持って友人がぎっくり腰になってしまったのでは、お願いした側からすると本当に掛ける言葉がないくらい申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
自分たちで引っ越しをするときは全員の健康が第一と考えて無理をしない配慮が必要です。
エアコン工事やリサイクル廃棄は自分でできない
エアコンの取り付け取り外しなどは、素人がすぐにできるものではありません。自身で無理しておこなうとエアコン自体を壊してしまうこともあります。
それだけでなく、仮にうまく取り付けできたとしても、使用中に水漏れしたりすると建物への破損にも繋がります。そうならないためにもしっかりとしたプロにお願いしたいものです。
また、粗大ごみやリサイクル品の処分も自分でできなくはないのですが、粗大ごみは行政に回収の予約をしなければいけなかったり、引っ越し当日に思わぬゴミが発生することもあります。
当日だと自身ではなかなかどう処分してしていいかわからなくなってしまします。結局新居へゴミも持っていかなくてはいけない状況になりかねません。こうゆう困ったときに相談できないのもデメリットの一つです。
引越し時のエアコンの取り外し・取り付け!当日の追加料金でトラブル注意
自分たちで引っ越しと引っ越し業者の選び方
結局、自分たちだけで行うのと引っ越し業者を利用するのとどっちがいいかは、人それぞれで変わってきます。
まずは自分たちで行う引っ越しでどれぐらいの費用が必要かを算出して、引っ越しの相場と比較してみましょう。金額面で考えてメリットがあるようでしたら、あとはデメリットについてどう考えるかだけです。
自分での引っ越しが向いてるケース
しかし、自力で引っ越しが向いているケースももちろんあります。特殊なケースではありますが次のような場合です。
- 現住所のすぐ近くに引っ越しする場合
- 引っ越しのプロが知人・友人にいる
- 軽トラックを所有している
- 同じ建物内で引っ越す
- 繁忙期で引っ越し業者の予約がとれなかった
まずは「現在住んでいる住宅の1km以内に新居を購入した」というようなパターンや同じ建物内への引っ越しのようなケースです。
1km以内の引っ越しであれば、移動距離も少ない分引っ越し作業時間も短くてすみますし、車でのピストン輸送もそれほど疲れません。
また厳重な荷造りなしで引っ越しをすることができます。
引っ越し繁忙期で、とても払えないような見積もりを提示された場合や希望の予約日がどこも空いてなかったときも「自力で引っ越し」には向いていますが、それでも現実的に「自力で引っ越し」が可能なのは同一市内がいいところです。
リスクを考えた引っ越し
一度くらい「自分で引っ越し」を経験してみるのも面白いかと思います。ただし引っ越しを終えたとき、「やっぱり業者にお願いすればよかった」とつぶやく可能性が高いことも頭に入れておきましょう。
後悔しないためにリスクも考えておく
「自分で引っ越し」にはケガのリスクもありますので、基本的には業者に依頼する前提で検討をしたほうが快適な引っ越しができるというのが、これまでの引っ越しで学んだことです。
荷物が少なくて身軽な引っ越しができるなら、引っ越しによる疲労はあまりないでしょうから、迷うことなく自分たちで引っ越しすることをおすすめします。
反対に荷物が多い場合や移動距離が長い場合は引っ越しでかなり疲れることになりますので、翌日以降のことも考えると、引っ越し業者に依頼するほうがいいかもしれません。
安くなるというメリットと、疲れるというデメリットを自分の引っ越しに当てはめて、天秤がどちらに傾くかをひとつの基準にしてみると、自分たちで引っ越しをするのか、引っ越し業者に依頼するのかの答えが見えてくるはずです。
引っ越しの見積もりは無料なので、時間に余裕があれば引越し一括見積もりサイトなどを利用して見積り金額を出してもらい、そこから自力で引越すかどうか検討してみてください。自分で引っ越しをするのは安いことに違いありませんが、安い代償もあります。
その代償としての疲れであったり、重いものを持ってケガをしてしまうかもしれないというリスクについてしっかりと考えた上で、自分たちで引っ越しをするのか、引っ越し業者に依頼するのかを決めるようにしてください。
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