退去日と入居日に数日の間が空いてしまった時の対処方法を詳しく解説

そんなことあるのかと思うかもしれませんが、旧居の退去日に新居に入れないということがまれに起こります。

前の住民が退去してから業者を入れて室内の清掃を行うのですが、この清掃が予定通り進まないようなとき、不動産業者から「すみません」の連絡がやってきます。

新築で家を建てるようなときも天候などにより思わぬ遅れが発生して、新居に入れないということがあります。

そんなときどのように対処すればいいのでしょう。そんな悩みにお答えするために、ここでは退去日と入居日に数日の間が空いてしまったときの対処方法について紹介します。

退去日と入居日がずれてしまったときの対処法

対処法としては以下の流れになります。


STEP.1
引っ越し業者に連絡する

STEP.2
引っ越し業者の荷物預かりプランを利用する

STEP.3
再度引越し日を決める

STEP.4
宿泊場所を探す

まずは引っ越し業者に連絡する

一時的な住居の確保も重要ですが、それと同じくらい重要なのが引っ越し業者への連絡です。

自分たちの住まいはなんとでもなりますが、引っ越し業者は当初の予定通りの引っ越しで他の家の引っ越しスケジュールを組んでいます。

まずは退去日に入居できないことがわかった時点で引っ越し業者に連絡してください。いつ入居できるか分からなくてもかまいません。

現状で分かっている範囲だけ伝えて、詳細は分かり次第再度連絡をすれば問題ないです。

引っ越し業者の荷物預かりプランを利用する

入居日が確定した時点で、再度引っ越し業者に連絡をして再スケジューリングしてもらいますが、基本的には引っ越し業者の倉庫に荷物を一時的に預かってもらうことになります。

しかし、大手の場合は「建て替えプラン」として倉庫での預りを請けてくれますが、中小の引っ越し業者の場合は預かり不可の場合もあります。

この場合はトランクルームなどを借りるなどして、荷物の一時保管先を確保してください。

引っ越し業者と相談して決めると最適な保管方法を提案してくれることもあります。

荷物を倉庫で預かってもらうプランについて詳しくはこちら

引っ越し荷物預かりサービスの引越し業者5選!口コミや料金相場を解説

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荷物の置き場所に困っている人と余ったスペースを活用したい人をつなぐ【モノオク】は、個人の空き部屋・空きスペースをレンタルできるので、トランクルームよりも圧倒的に費用が安いのが特徴です。東京都であれば1畳あたり6,000円/月〜、東京都以外では1畳あたり3,000円/月〜で借りられます。

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再度引越し日を決める

荷物を預ける際や、引越し日を再スケジューリングした場合は当然割増料金が発生しますが、これは仕方のないものです。

よほどおかしな金額でない限り提示された追加料金を支払うしかないでしょう。しかし、どうしても納得いかない場合はキャンセルするという方法もあります。

「標準引越運送約款」では、引っ越しのキャンセルは引っ越しの3日前までキャンセル料無料で行えます。

ただし、まだ引っ越し業者探しからはじめなくてはいけないと思うと憂鬱になりますよね。

時間がある場合は引越し一括見積もりサイトを使って見積もりからやり直して、時間がないときは引っ越し業者から提示された金額で行うことをおすすめします。

割増料金の負担について

自身の都合ではなく、業者や他者による都合で割増料金をどこかに請求できる場合は、割増料金分だけの見積もりをもらい、請求先の承認をもらってから依頼をするようにしてください。

宿泊場所を探す

次に行うのは空白期間の自分たちの住居です。

まずは旧居の解約延長ができないか、不動産屋に問い合わせます。もし延長ができた場合でも、その分の家賃が発生するので注意が必要です。

解約日の延長ができない場合の宿泊先
  • 実家で仮住まいする
  • ホテルで仮住まいする
  • ウィークリーマンションで仮住まいする

実家がそれほど遠くない場合は、先程案内した荷物のみ引っ越し業者に預かってもらえない確認し、実家を利用できないか相談してみましょう。

2,3日の遅れであれば、ホテルなどでいいのですが、1週間以上の遅れになるような場合は、ウィークリーマンションの方が宿泊代も割安になり、自分たちで食事も作れるので外食だけという状況にはらないためおすすめです。

ウィークリーマンションを探す際は、不動産業者に問い合わせると見つけやすいでしょう。

すべて自分でなんとかしようとするのではなく、緊急事態ですので借りられる力は借りるようにしてトラブルを解決しましょう。

退去日から入居日までの住居費負担

ここで心配なのが、空白期間の住居の料金負担は誰が行うかということです。もちろん入居できない理由や責任がどちらかによって変わってきます。

不動産業者側の責任で空白期間が空いてしまったとき

不動産業者側の責任で入居できない場合は、不動産業者の責任で宿泊施設を用意してもらいましょう。

すでに契約はしていますので、本来発生する必要のない出費はすべて不動産業者が負担する義務があります。

不動産業者もそのことはわかっているはずなので、宿泊費と引っ越しの割増料金を不動産業者に補填してもらえれば良しとしてください。

いずれにしても不動産業者と話し合いをして、最適な解決方法を見つけるようにしましょう。

新築の工事が遅れてしまい空白期間が空いてしまったとき

自分で建てた新築の家への工事が遅れて空白期間ができてしまった場合は、まずはハウスメーカーとの交渉になります。基本的に仮住まいの費用はハウスメーカー負担になります。賃貸物件のときと同じ対応を行いましょう。

自己責任で空白期間が会いてしまった場合

入居日の勘違いなどの自己責任で空白期間が空いてしまったときは、発生する費用はすべて自己負担ということになります。

できるだけ負担を軽くしたいでしょうから、まずは旧居の解約の延長ができないかダメ元で相談してみましょう。不可の可能性が高いですが、解約日まで十分に時間がある場合は対応してくれることもあります。

あわてずに一つ一つ解決していく

退去日と入居日に数日の間が空いてしまったとき、誰の責任なのかによって、発生する費用の負担者が変わってきますが、変わらないのは引っ越し業者の作業内容と割増料金が発生することです。

まずはスケジュールの見直しをしてもらうためにも、すぐに引っ越し業者に連絡をしてその後詳細を詰めるようにしてください。

大手の引っ越し業者であれば、運び出した荷物を倉庫で預かってもらうプランもありますので、プラン変更も含め引っ越し業者に相談してみましょう。

引越し一括見積もりサイト!荷物預かりプランを探す

誰でも住むところがないと不安になりあわててしまいますよね。

なんでも自分で解決しようとせずに、引っ越し業者や不動産会社も含め、いろんな人を頼りながらこのトラブルを一つ一つ解決してき、無事に引っ越し完了を目指しましょう。

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