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カビは熱湯で死滅します!ただし、死滅させるには、いろいろな条件があります。ここでは、カビの特徴や、カビを熱湯で死滅させる条件などを、詳しく紹介していきます。
カビの掃除をしようとすると、まずカビキラーで掃除しようと思いますが、臭いがキツくて掃除するのが億劫ですよね。そんな時はまず、この方法を試してみて下さい。
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ほとんどのカビは熱湯で死滅!
大部分のカビは熱に弱い
家の中には無数のカビがそこら中にいます。特に日本は、カビ大国とも言われ、梅雨時期や、冬場に石油ストーブを使い、サッシが結露するのもカビの原因です。
ほとんどのカビは熱に弱く、乾燥にも弱いので、それを利用して、カビ退治をしましょう。
温度と加熱時間は種類による
通常のカビは、40℃以上になると、死滅すると言われています。また、0℃以下になると、生育は止まるものの、死滅までには至りません。
私たちが良く目にするカビは、お風呂場などで見る「黒カビ」ではないでしょうか。この黒カビは、60℃のお湯で、10分ほど熱すると、ほぼ死滅してくれます。
一部には耐熱性のカビもある
75℃で、30分加熱しても死滅しないカビを、耐熱性のカビと判断します。身近な果汁を使用した酸性飲料などにも、耐熱性のカビが発生することが解っています。
もちろん製造工程で、加熱処理されたり、保存料などが含まれている飲料などがあります。しかし、「口を付けて飲んでいないから」「冷蔵庫で保存してたから」などと言って、開封後時間が経っているものを口にするのはやめましょう。
アルコールと比較した消毒作用
熱湯は死滅〇・滅菌✖
熱湯で、カビは殺菌可能です。菌糸のカビを死滅することが可能ですが、滅菌することは出来ません。
家庭環境にもよりますが、カビ菌は至る所に存在します。なので目に見えるカビを死滅させることが出来たとしても、滅菌することは無理なのです。
カビの胞子は目に見えず、目に見える色が付いている場合は既にカビが成長している状態なのです。
カビを発見したらならば、すぐに除去し、これ以上カビが広がらないように、カビ予防も一緒に行いましょう。
種類や濃度関係なし!+水で効果
アルコール消毒には、エタノールを使用します。お店で販売されているエタノールは主に2種類あります。
- 99%がエタノールの【無水エタノール】
- 無水エタノールを80%に薄めた【消毒用エタノール】
上の2種類です。どちらを使用した方がカビに有効かなと考えた時、「もちろん濃度が濃い、無水エタノールでしょ!」と考えると思いますが、答えは、カビには消毒用エタノールが有効です。
実は、カビの殺菌には無水エタノール+水が必要なのです。無水エタノールは水を含まないので、カビには効き目がありません。
最も消毒効果が高いのは、無水エタノールを80%に薄めたものなので、すでに80%に薄めてある消毒用エタノールを購入した方が、手間を省けます。
水中でカビたんぱく質破壊
【エタノール+水】には、カビたんぱく質を分解してくれる効果があります。なので、カビを根っこから破壊してくれるのです。
また、空気中にもホコリと共に、カビが浮遊しています。日々のお掃除に、スプレー容器に入れたアルコールをプラスしましょう!
室内の空調管理に、エアコンを使う方は多いと思います。しかし、冷房を使うと、エアコン内で水が発生し、エアコン内にカビが発生していることも多々あります。
それを知らず、エアコンの掃除もせずに使用してしまうと、部屋中にカビをばら撒いていることになってしまうので、注意が必要です。
そんなエアコンをアルコールで拭いたり、手あかが付くドアノブ、食事をするテーブルにスプレーをひと吹きして拭けば、除菌完了です。
消臭効果も期待できるので、一石二鳥になります。ただし、エタノールでカビを破壊しても、漂白されることはないので、カビが生えたところを白くしたいと思ったら、また別問題です。
カビの生殖場所と熱湯処理
風呂場のカビは熱湯シャワーで風呂場のカビにお困りの方はたくさんいるのではないでしょうか?そんな方はこの方法を取り入れてみてください!
その方法は、お風呂上り、壁や、床に熱湯をかけるだけ!とっても簡単ですよね。2つのポイントも併せて確認して下さい。
- 温度は42℃~60℃くらいに設定しましょう。熱湯で、カビは死滅します。
- 熱湯をかけた後は、換気扇を回し、乾燥させましょう。風呂場の湿度をしっかり下げることで、カビが生育しにくい環境になります。
これでカビは死滅。また、カビの予防にもなるので、やらなきゃ損です!
お風呂上りに熱湯をかけることで、垢や、石鹸カスなども流してくれます。排水溝にかければ、嫌なヌメリも取り除いてくれるので、日々の掃除も楽になります。
食器類のカビは洗浄後熱湯消毒
カビはそこら中にある有機物を分解し、エネルギーを得て、生育しています。食後の食べカスが付いている食器も、カビには最高の生育場所になるのです。
洗い桶に浸してから洗う人は注意が必要です。すぐに洗えばいいのですが、「今日は疲れたし、水に浸しておく時間が長ければ洗う時も楽だし、明日洗おう。」なんて思ってる人は大間違い!
確かに水に浸しておけば、汚れの落ちは良いですが、水に浸せば浸しておくだけ雑菌が繁殖します。もちろんカビが生育する環境も整ってしまいます。
なので、食べ終わったらなるべく早く食器を洗いましょう。大抵の人は、食器を洗う時、水切りカゴを使うと思います。
全ての食器を洗い終わり、水切りカゴに並べ終えたら、熱湯を上からまんべんなくかけましょう。そうすることで、熱湯消毒になり、カビや雑菌の繁殖を防ぎます。
また、熱湯をかけると、食器類が熱で早く乾くので、家事の時短にも繋がります。
日々できるカビ防止
食器を洗いながら、お湯を沸かして、食器類にかける。今日から是非、いつもの食器洗いにプラスしてみて下さい。
衣類のカビも熱湯で死滅
植物繊維(綿や麻素材)で出来ているものにカビが出来てしまったら、熱湯で殺菌、死滅させましょう。
例えば寝具や、タオル。嫌な臭いが消えないなんてことありませんか?もしかしたら、カビ菌が繁殖しているのかもしれません。
衣類のカビを除去したい場合は、50℃程度の熱湯にカビを取り除きたいタオルなどを入れて、30分程浸けておきます。後はいつも通り、洗濯機で洗えば完了です!
これでカビは死滅。カビの養分となる、汚れも除去できるので、梅雨時期など、カビが生えやすい時に先手を打って、熱湯に浸けてから洗うのも良いでしょう。
洗濯機も、カビや雑菌が繁殖しやすい場所です。洗濯後は蓋を開けて、乾燥させるよう心がけましょう。
服や靴等皮製品のカビにはNG!
服には動物繊維(ウール、シルクなど)が使われているものもたくさんあります。また、皮も動物繊維です。
動物繊維は、たんぱく質で構成されています。この動物繊維は、熱湯処理で、縮んでしまう可能性が高いので、植物繊維の様な熱湯処理はしないで下さい。
この場合、固く絞った布でカビをふき取り、乾燥させましょう。それでも気になる場合は、専門店に相談してみるのが一番です。
日本に住む限り、カビとの戦いは続きます
いかがでしたでしょうか?これから梅雨時期に気になるカビ。日本に住んでいる以上、カビとは上手に賢く付き合っていかなければいけません。
カビは、あなたが今いる家のそこら中に潜んでいます。カビを見つけたら熱湯消毒!カビ予防にも熱湯消毒!今日から始めてみませんか?