ケーズデンキで冷蔵庫の引き取りを依頼したときの料金と注意点まとめ

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象ですので、粗大ごみとして捨てることができません。このため引越しをするときや故障した時に処分するためには、正しい方法で手放す必要があります。おすすめの処分方法は新しい冷蔵庫を購入したお店で引き取ってもらうことです。

そこで人気の高い家電量販店のうち、ここではケーズデンキで冷蔵庫を引き取り依頼したときに発生する料金や、回収してもらう上で注意しなくてはいけないポイントについて情報をまとめてご紹介していきます。

ケーズデンキで冷蔵庫を引き取ってもらおう

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象ですので、ケーズデンキに引き取ってもらう場合には「リサイクル回収」サービスを利用する必要があります。ここではリサイクル回収の利用方法や、引き取りにどれくらいの費用が発生するのかなどをご紹介していきます。

リサイクル回収の利用方法

ケーズデンキで冷蔵庫を回収してもらうときのパターンは、大きく分けて3つあります。

  • ケーズデンキで買った冷蔵庫をケーズデンキで買い替える
  • 他のお店で買った冷蔵庫をケーズデンキで買い替える
  • 他のお店で買った冷蔵庫を引き取りしてもらう

ケーズデンキでは他のお店で買った冷蔵庫も引き取りしてくれるので、回収だけお願いすることもできます。その場合には、最寄りの店舗に行ってスタッフに「古い冷蔵庫の回収をお願いしたいのですが」と伝えましょう。

ケーズデンキで新しい冷蔵庫を買う場合には、購入時に回収を依頼すればOKです。引越しをする場合には、回収先が現住所で配送先が新住所になりますので、ややイレギュラーな対応になります。スタッフが混乱しないように、引越しでの買い替えであることときちんと伝えてください。

冷蔵庫引き取り料金

ケーズデンキの冷蔵庫引き取り料金は、冷蔵庫の内容量によって違います。それぞれの料金を見ていきましょう。2024年5月21日時点の情報。

170リットル未満170リットル以上
リサイクル3,740円4,730円
収集・運搬3,300円3,300円
合計7,040円8,030円
※料金はすべて税込

処分する冷蔵庫の内容量がわからない場合には、冷蔵庫の内側に貼られているシール(定格表示銘板)を確認しましょう。「全定格容量」に記載されている数値が内容量になります。

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シールが貼られていない場合には、型式を調べてみましょう。「xx-xx46x」といった型式になっている場合、約460リットルと推定できます。自分で判断できないようであれば、ケーズデンキのスタッフに型式を伝えるだけでも構いません。スタッフが調べて料金を提示してくれます。

ケーズデンキで冷蔵庫引き取りでの注意点5選

ここまでの説明で、ケーズデンキで冷蔵庫を引き取ってもらう基本的な知識は把握できたかと思います。ただ実際に利用する上では、細かい部分で下記のような注意点があります。

  • 料金は引き取りのタイミングで担当者に現金払いする
  • リサイクル回収のみは税込3,300円以上の出張費が発生する
  • 製造メーカーによってリサイクル料金が変わる
  • リサイクル回収はケーズデンキの配送エリアのみ
  • 業務用冷蔵庫は回収対象外

それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。

料金は引き取りのタイミングで担当者に現金払いする

ケーズデンキの冷蔵庫引き取りは、現金払いのみの対応になっています。回収をするときに担当者に指定された金額を支払う必要があります。キャッシュレスが進んでいて、現金をほとんど持っていないという人も増えていますが、スマホ払いどころかクレジットカード払いもできませんので、ご注意ください。

リサイクル回収のみは税込3,300円以上の出張費が発生する

どこのお店で買った冷蔵庫もケーズデンキで回収してもらえますが、新規購入をともなわないリサイクル回収のみの利用の場合、3,300円以上の出張費が発生します。大型の冷蔵庫の場合には合計1万円近い出費になりますので、少しでも安く手放したい人は、別の方法を検討しましょう。

製造メーカーによってリサイクル料金が変わる

リサイクル料金は170リットル未満で3,740円、170リットル以上で4,730円とお伝えしましたが、実は製造メーカーによってリサイクル料金が変わることもあります。特に海外メーカーの冷蔵庫は上記金額よりも高額になることも多いので、依頼時に必ず確認しておきましょう。

リサイクル回収はケーズデンキの配送エリアのみ

ケーズデンキは全国展開をしていますが、すべてのエリアでリサイクル回収をしているわけではありません。引き取りに対応しているのは配送エリアのみで、例えば神奈川県の場合には横須賀市や三浦市では回収不可となっています。この他、離島などでも利用できません。

業務用冷蔵庫は回収対象外

家庭用の冷蔵庫は問題なく回収してもらえますが、業務用冷蔵庫は回収の対象外です。一般家庭の場合には問題ありませんが、仕事の関係などで使っている業務用冷蔵庫を処分するには、産業廃棄物として捨てる必要があるので、産業廃棄物運搬業者に引き取ってもらいましょう。

引き取り以外の処分方法

新しい冷蔵庫をケーズデンキで購入するのであれば、回収にかかる費用はそれほど高くありませんが、リサイクル回収だけを依頼すると出張料金が発生するので割高感があります。このため、少しでも出費を抑えたいなら、他の方法で引き取ってもらう必要があります。

そこで、ここではケーズデンキ以外での冷蔵庫の処分方法をご紹介します。

自治体が指定する回収協力店に依頼する

冷蔵庫を運ぶ車がない場合には、自治体が指定する回収協力店に依頼して、引き取ってもらいましょう。料金は店舗ごとに違いますが、自治体と提携していますので適正な金額を提示してくれます。ケーズデンキよりも安ければこちらを利用しましょう。

回収協力店は自治体のホームページでチェックできますので、自宅近くの店舗に連絡して回収してもらいましょう。早ければ即日に引き取ってくれます。

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指定取引場所に自分で持ち込む

冷蔵庫を運べる車があるなら、リサイクル券を入手して指定取引場所に自分で持ち込みましょう。

持ち込みの場合は収集運搬料金がかかりませんので、数千円の節約になります。リサイクル券は郵便局・ゆうちょ銀行で入手できますので、窓口でリサイクル料金を払い、冷蔵庫を指定取引場所に持ち込みましょう。

指定取引場所によっては事前予約が必要ですので、こちらも自治体のホームページでチェックしておきましょう。

リサイクルショップなどの買取業者に買い取ってもらう

もし処分したい冷蔵庫がまだ新しく5年程度しか使っていないのであれば、リサイクルショップなどの買取業者に買取してもらうという方法もあります。少し古いと0円査定になる可能性はありますが、無料回収でリサイクル料金もかかりません。

見積もりは無料で行ってもらえますので、売るというよりは無料で引き取ってもらうという感覚で利用してみましょう。

ちなみにネットオークションやフリマアプリでも出品できますが、デザイン性の高い冷蔵庫などでもないかぎり、買い手がなかなか見つかりません。配送するのも大変ですので、引越し前の処分方法としてはおすすめしません。

知り合いに譲る

まだ使えるけど、スペースの都合で新居では使えない。反対に大型の冷蔵庫に買い替えるという場合には、知り合いに譲るという方法もあります。3〜4月くらいで引越しの多い時期ですと、中古でも欲しいという人は意外とたくさんいます。

周りの人に聞いてみたり、SNSに投稿するなどして貰い手を探しましょう。そのとき「送料の負担はお願いします」としておけば、0円で冷蔵庫を処分できます。

トラックで周っている廃品回収業者は使わない

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冷蔵庫を処分するときに、トラックで近所に周ってくる廃品回収業者を利用しようと考えている人もいるようですが、これは絶対にNGです。

冷蔵庫を処分するには必ずリサイクル料金が発生します。無料で回収するというのは、廃品回収業者がリサイクル料金を負担することになるので、まずありえません。

多くのケースで「冷蔵庫は家電リサイクル法の対象なので1万円かかります」とケーズデンキの引き取りよりも高額な料金を請求されることになります。そうでない場合でも、お金になる金属部品だけ取り除いて、あとは山などに不法投棄されるといったケースもあります。

いずれにしても、これらの業者を利用するメリットはありませんし、このような廃品回収業者は免許を持たずに営業していることが多く、利用することは犯罪に加担することにもなるので、冷蔵庫は上記4つのいずれかの方法で処分しましょう。

まとめ

ケーズデンキの冷蔵庫引き取りは、買い替え利用であれば妥当な金額で回収してもらえますので、引越しで買い替えるという場合には、選択肢のひとつとして覚えておくといいでしょう。回収だけの依頼だと、3,300円の出張料金が発生し割高になりますので注意してください。

料金を少しでも抑えたい場合には、自分で指定取引場所に持ち込むかリサイクルショップなどで買取してもらう、もしくは知人に譲るなどの方法で処分しましょう。見た目もきれいで、まだ新しい冷蔵庫であれば数千円で売れることもあります。

ただし、冷蔵庫は中古でもあまり人気のないアイテムですので、あまり期待しすぎないで0円で引き取ってもらえればいいと考えてください。また、トラックで近所を周っている廃品回収業者は違法業者の可能性が高いので、絶対に利用しないように気をつけましょう。