全館空調でおすすめのハウスメーカー18選!メリット・デメリットも解説

注文住宅の断熱性が高くなってきたことで、全館空調システムを導入しても電気代がそれほど上がらず、商品によっては快適さがアップするのに電気代が下がることもあります。省エネという観点からも、これから建てる家にはできるだけ導入したいところですよね。

ただし、メーカーごとに全館空調システムの仕組みに違いがあり、全館空調システムがどういうものなのかわかりにくいのが現状です。そこでここでは、全館空調システムを選ぶのに知っておきたい基礎知識と、メーカーごとの全館空調システムについて、わかりやすく解説していきます。

全館空調システムの特長

それではまず、全館空調システムがどのような設備なのかについて解説していきます。種類やメリット、デメリットを把握して、自分に最適な全館空調システムを明確にしましょう。

全館空調システムとは

これまでの住宅は部屋ごとにエアコンを設置して、必要な場所の空気を温めたり冷やしたりして、快適さを維持してきました。これに対して全館空調システムは、小屋裏などに大型の空調設備を導入して空調の一括管理を行います。

大型の空調設備から排出された空気を、ダクトなどを通じて各部屋に送り込むことで、すべての空間を温めたり冷やしたり出来ます。基本的には24時間稼働ですので、室内が365日24時間ずっと快適な温度で保たれます。

空間全体を温めるので電気代が高額になるように思えますが、最近の住宅は断熱性に優れており、さらには熱交換器を通して給排気することにより、冷暖房効率がアップしているため、地域によっては個別エアコンとそれほど電気代が変わらないということで、注文住宅のオプションとしてもかなり注目度が上がっています。

ちなみにハウスメーカーの全館空調システムを、他のハウスメーカーや工務店で建てた注文住宅に導入することができません。このため、全館空調システムが用意されていない注文住宅では、ビルダーフリーの単体販売されている全館空調システムを導入する必要があります。

全館空調システムのメリット

全館空調システムを導入すると、地域や建物によって電気代が下がるとお伝えしましたが、それ以外にも下記のようなメリットがあります。

  • 高齢者のヒートショック対策になる
  • 間取りの自由度がアップする
  • 睡眠の質が向上する
  • 室内の空気がきれいになる

それぞれのメリットについて、詳細を見ていきましょう。

高齢者のヒートショック対策になる

暖かい部屋から寒い脱衣場や浴室へ移動し、寒い浴室から温かい湯船に入るということを短時間に行うと血圧が変動し、ヒートショックで心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことがあります。ヒートショックを含めて入浴中に亡くなられた人数は、年間なんと1.9万人にものぼります。

全館空調システムを導入すれば、脱衣場や浴室も部屋と同じ温度に保てるので、血圧変動がほとんど起こらず、ヒートショックを防ぐことができます。

また、夏場はトイレなどで熱中症になるケースが増えていますが、全館空調システムならトイレも室温と同じく快適で、トイレに入っているときの熱中症を防ぐこともできます。このように、全館空調システムを導入することで、様々な健康リスクを回避できます。

間取りの自由度がアップする

自由設計の注文住宅でも、広い空間を作ろうとすると設計者が「冷暖房効率が下がるので壁を作ったほうがいい」と提案されることがあります。ところが全館空調システムを導入すれば、どの空間でも同じ室温になるので、必要のない壁を取り除くことができます。

リビングに大きな吹き抜けを設置するといった、大胆な間取りにもできるので、自由設計の注文住宅との相性がいいというのが、全館空調システムのメリットになります。

室内の空気がきれいになる

ほとんどの全館空調システムで高性能フィルターを使って、室内に取り込んだ空気からホコリや花粉、PM2.5などを除去しているので、室内の空気がきれいになります。このため、花粉症の人やアレルギー持ちの人も全館空調システムの注文住宅なら快適に過ごせます。

ただし空気清浄性能に関してはメーカーごとに差が大きく、すべての全館空調システムで空気がきれいになるわけではありません。また、室内を空気が循環しているため、例えば料理中の匂いがすべての部屋に広がってしまうというデメリットもあります。

睡眠の質が向上する

全館空調システムを導入すると常に快適な室温に保たれ、睡眠環境が整います。夏場に寝苦しくなることもなくなりますし、冬に寒くて目が覚めるということもありません。しっかりと眠れるようになるので、疲労回復も早まり、目覚めもすっきりとします。

ただし、人によっては全館空調システムの室内機の音が気になって、睡眠の質が下がったという口コミもありますので、室内機と寝室を離すなどの対策が必要になるケースもあります。

注意
実績が少ない工務店に依頼すると、このような失敗が起きがちですので注意しましょう。

全館空調システムのデメリット

全館空調システムはこれから家を建てるなら、必ず導入したい設備のひとつですが、メリットだけでなく下記のようなデメリットもあります。

  • 導入費用が高い
  • 設備によっては業者による定期メンテナンスが必要
  • 安価なシステムだと部屋ごとの温度調整ができない
  • 室内機が故障するとすべての部屋に影響が出る

デメリットについてもそれぞれ詳しく見ていきましょう。

導入費用が高い

全館空調システムを導入するには100万〜300万円の費用がかかります。ハウスメーカーとセットになっている場合には、いくら高くても提示された値段で導入するしかありませんので、初期費用を安く抑えることもできません。

人によってはこの費用がネックになって導入できない可能性があります。全館空調システムを導入したい人はハウスメーカーを選ぶとき、それぞれのハウスメーカーごとに全館空調システムがどれくらいの費用がかかるのかを事前に確認しておきましょう。

設備によっては業者による定期メンテナンスが必要

全館空調システムによっては、年間のメンテナンス契約が必須になっていることがあります。1年間に2〜4万円程度払う必要があり、さらにはフィルター交換費用などが発生することもあります。また室内機の寿命は10年程度ですので、10年に1回のペースで機器の入れ替えが必要になります。

電気代以外のランニングコストも発生しますので、こちらも1年間でどれくらいの費用がかかるのかを事前に調べておきましょう。メーカーによっては10年保証、10年無料点検に対応していますので、ランニングコストを下げたい人は、それらの全館空調システムを選びましょう。

安価なシステムだと部屋ごとの温度調整ができない

安価な全館空調システムは100万円台前半で導入できますが、それらの多くが部屋ごとの温度調整ができません。1つの室内機で温めたり冷やしたりした空気を、各部屋に送り込んでいるだけですので、日当たりのいい部屋の室温が上がり、そうでない部屋の室温は低くなります。

200万円以上の高価格帯の商品であれば、部屋ごとの温度コントロールができ、すべての部屋を同じ温度に揃えることもできますし、家族それぞれの好みに合わせて部屋ごとの調整も可能です。価格帯によってできることが違いますので、きちんと機能の比較も行いましょう。

室内機が故障するとすべての部屋に影響が出る

全館空調システムは集中管理をするので、室内機が故障するとすべての部屋に影響が出ます。夏はどの部屋も暑くなり、冬は家全体が冷えてしまいます。修理業者がすぐに対応できるなら問題ありませんが、繁忙期で修理に数週間かかるとなると、ずっと不快な状態が続いてしまいます。

このようなリスクに備えるため、簡易的な冷暖房器具を揃えておくか、すぐ購入できるように必要な冷暖房器具を事前にリストアップしておきましょう。また故障させないためにも、日頃からこまめにフィルターの掃除などを心掛けておく必要もあります。

全館空調システムと24時間換気システムの違い

全館空調システムの中に24時間換気システムが組み込まれているケースが多く、この2つを同じものだと考えている人もいるようですが、実際にはそれぞれ別の設備になります。全館空調システムは建物内の温度や湿度を一定に保つための設備で、24時間換気システムは室内の空気を入れ替えるための設備です。

日本の住宅はシックハウス症候群対策のために、建築基準法によって1時間に部屋の空気の半分が入れ替わるシステムを導入することが義務付けられており、それに対応したのが24時間換気システムです。24時間換気システムは強制的に室内を換気するシステムだと考えてください。

そのシステムに、温度や湿度をコントロールさせる機能を持たせたのが、全館空調システムになります。

注意
注文住宅に「24時間換気システム搭載」と紹介されていることがありますが、それだけでは空調ができず、温度や湿度の管理はエアコンなどが必要になるので注意してください。

全館空調システムは後付けできる?

すでに家を建てていて、簡単なリフォームで全館空調システムを追加したい人もいますよね。そうなると気になるのが、既存の建物に後付できるかどうかということです。結論から言えば、商品によっては導入可能です。ただし建物の断熱性や気密性が優れていることが条件になります。

この2つの機能が優れていないと、いくら室内を温めても熱がどんどんと家の外に逃げてしまいますので、電気代がとんでもない金額になります。夏場は室内を冷やすことになりますが、断熱性や気密性が低いと、太陽の熱や外気で室内が温められるので、冷房効率が著しく下がります。

期待した導入効果が得られるかどうかは、建物次第というところがありますので、まずは後付可能な全館空調システムを取り扱っている工務店に相談して、効果があるかどうかの判断をしてもらいましょう。

ハウスメーカーの全館空調システム11選

全館空調システムの多くがハウスメーカー独自開発品になっており、他のハウスメーカーや工務店では導入できません。そこでここでは、ハウスメーカーごとの全館空調システムの特長をご紹介していきます。

積水ハウス「エアシーズン」

参照:積水ハウス公式サイト

積水ハウスの「エアシーズン」は、冷暖房・換気・除湿・加湿の機能を備えた全館空調システムです。初期費用が200万〜300万円と高額ですが、積水ハウスの注文住宅は鉄骨造ですので、冬の寒さを回避するにはほぼ必須のオプションとなっています。

加湿機能が付いているのが魅力ですが、それほど加湿効果は高くないという口コミもあり、地域によっては冬場の加湿器が別に必要になる可能性があります。エアシーズンは機能や構造がほとんど公開されておらず、導入検討時には担当者から詳しく説明を聞く必要があります。

初期費用:約200万~300万円

住友林業「エアドリーム ハイブリッド」

参照:住友林業公式サイト

住友林業の「エアドリーム ハイブリッド」は、一般的な全館空調システムに、外気冷房機能を追加したオリジナル全館空調システムです。風や太陽、緑を使って部屋を暖かくしたり、冷やしたりするので電気を使うことなく、心地よさを得ることができます。

さらに三相電源を使用できるので低圧電力契約が可能で、ランニングコストがエアコン+床暖房とほぼ変わらないといったメリットもあります。機械だけに頼らないので、木の家のぬくもりを実感しやすく、より快適な暮らしが実現します。

初期費用:約200万円

三井ホーム「スマートブリーズ」

参照:三井ホーム公式サイト

140mmの外壁断熱材と組み合わせることで、業界No.1の省エネ性能を実現したのが、三井ホームのスマートブリーズです。年間の冷暖房費が、一般的な住宅の個別エアコンと比べると33%しかかからず、ランニングコストの安さが魅力の全館空調システムです。

高性能フィルターを採用しているため、花粉やカビだけでなくPM2.5も取り除いたきれいな空気を部屋に送りこむことができます。初期費用も比較的リーズナブルで、太陽光発電と組み合わせることで、空調エネルギー収支ゼロを実現できます。

初期費用:約150万〜190万円

ミサワホーム「エアテリア」

参照:ミサワホーム公式サイト

ミサワホームのエアテリアは、全館空調システムに換気システム、プラズマクラスターイオン発生機などを組合せたシステムで、空調だけでなく様々な角度から空気環境を整え、健康で快適な暮らしを提供してくれます。

ミサワホームでは快適な空気にこだわっており、壁や天井には低VOC建材を採用し、業界最高レベルのシックハウス対策を行っています。体感できる快適さだけでなく、体では直接感じられない部分までもサポートしてくれるのが、エアテリアの魅力になります。

初期費用:約250万~300万円

パナソニックホームズ「エアロハス」

参照:パナソニックホームズ公式サイト

パナソニックホームズのエアロハスは、床下空間を自然のフィルターとして活用し、さらにはクリーンルームなどにも使われている超高性能HEPAフィルターを採用することで、0.3μmの微粒子まで99.97%除去してくれる全館空調システムです。

部屋ごとに最適な温度調整ができるVAV制御タイプですので、部屋の環境に合わせて最適な室温にできるといったメリットもあります。また、地熱を使用しているので、一般的な全館空調システムを導入した注文住宅よりも、電気代が安くなるのもエアロハスの魅力のひとつになります。

初期費用:約200万~250万円

トヨタホーム「スマート・エアーズ」

参照:トヨタホーム公式サイト

トヨタホームのスマート・エアーズはスタンダードな全館空調システムで、オプションで加湿モードが付けられる以外には特別な機能はありません。ただし、建物の断熱性がとても高いので、冬は暖かく、夏は涼しいといった基本性能はしっかりとしています。

また換気扇ピュア24セントラルと組み合わせることで、フロアの空気を2時間で入れ替えることができるので、部屋に嫌な臭いが留まらないといった魅力もあります。何よりも初期費用が100万円台前半でリーズナブルなので、できるだけ導入したい設備のひとつです。

初期費用:約100万~150万円

三菱地所ホーム「エアロテック」

参照:三菱地所ホーム公式サイト

三菱地所ホームのエアロテックは、可変風量制御システムVAVと温度制御システムABCの2つの制御を組合せて部屋ごとの温度コントロールを実現しています。室内機は1台で、建物内すべての空調を管理でき、さらにフィルターも1つですのでメンテナンスもしやすいといった特長があります。

一般的な空調設備は保証期間が1年しかありませんが、エアロテックはなんと10年保証で、10年間の無償点検を受けられます。さらにワンランク上の空調として、ウイルスや菌を徹底除去できる「新・エアロテック-UV」もラインナップされています。

初期費用:約250万~300万円

セキスイハイム「快適エアリー」

参照:セキスイハイム公式サイト

空気の質に力を入れている全館空調システムが、セキスイハイムの「快適エアリー」です。3層フィルターを採用し、0.5μm以上の微粒子を99.9%除去し、さらにはNO2フィルターで排気ガスなどのNO2を80%以上も除去しています。

冬は床暖房のように足元から暖かくなりますが、ヒーター式の床暖房と比べると年間の空調光熱費を50%以上もカットでき、初期費用も約100万〜150万円とリーズナブルに設定されていて導入しやすいのも、快適エアリーの魅力になります。

初期費用:約100万~150万円

アキュラホーム「匠空調」

参照:アキュラホーム公式サイト

タイマー設定やエリアごとの温度設定ができるなど、機能性の高さで人気なのがアキュラホームの「匠空調」です。価格は約250万円と高額ですが、24時間稼働でも冷暖房費は個別エアコンと変わらず、ランニングコストが安いといった魅力があります。

保証期間が10年あるのもメリットのひとつで、安心して長く使うことができます。メンテナンスも1ヶ月に1回くらいのサイクルで、フィルターのホコリなどを掃除機で吸い取るだけですので、手間もほとんどかかりません。

初期費用:約250万円

アイフルホーム「全館空調システム」

参照:アイフルホーム公式サイト

アイフルホームの全館空調システムは、小屋裏に設置したエアコン1台で冷暖房を行い、送風機とダクトを使って、フロアごとに快適な空気を送り届けます。フロアごとに風量のコントロールができるなどの特長がありますが機能は一般的な全館空調システムと同等です。

価格は240万円と高額ですが10年保証があり、さらに運転コストが年間8.4万円と抑えられていますので、トータルでの割高感はそれほどありません。ただし、導入されたのが2018年からということで実績が少なく、口コミや評判がわかりにくのがデメリットとして挙げられます。

初期費用:約240万円

アイダ設計「ブラーボゼネクト」

アイダ設計公式サイト

全館空調システムではありませんが、ローコスト住宅で人気のアイダ設計の注文住宅「ブラーボゼネクト」は、標準で家の中を空気が循環する構造になっており高性能断熱材を使用しているのもあって、どこにいても快適な室温で過ごせるようになっています。

全熱交換換気システムも採用しており、冬場に冷たい空気がダイレクトに室内に入ってくることもないので、エアコン効率が上がって電気代が安くなるというメリットもあります。簡易的に快適温度を保てればいいという人は、選択肢のひとつに入れておきましょう。

ビルダーフリーの全館空調システム7選

全館空調システムを販売しているのはハウスメーカーだけでなく、多くの空調メーカーが取り扱っています。これらを使うことで全館空調システムのないハウスメーカーの注文住宅にも、全館空調システムを導入できます。どのような全館空調システムがあるのか見ていきましょう。

三菱電機「エアリゾート」

参照:日産住設株式会社公式サイト

三菱電機のエアリゾートはセントラルダクト方式を採用した全館空調システムで、部屋ごとに温度調整ができます。また温度だけでなく湿度も交換回収できる全熱交換器を採用しているので、冬場に部屋の湿度が下がりにくいといった特長もあります。

2週間に1度のペースでフィルターの掃除が必要になりますが、掃除機でホコリを吸い取るだけなので手間がかかりません。また、気流を感じることもほとんどなく、静音性にも優れているため、ほとんど存在を感じることなく快適な空間を得ることができます。

初期費用:約250万~300万円

ヒノキヤグループ「Z空調」

参照:ヒノキヤグループ公式サイト

ヒノキヤグループの「Z空調」は、全館空調シェアNo.1で1万棟の受注実績があります。「空調で生活は変わる。」を掲げて、格安で全館空調システムを提供しています。ヒノキヤグループの注文住宅以外にも導入でき、流行りのローコスト住宅を全館空調にすることも可能です。

フロアごとにエアコンを1台ずつ設置し、ダクトと通じて各部屋を快適な温度に設定します。空調システムはダイキン、熱交換器は協立エアテックを採用するなど、それぞれの強みを活かしたコラボレーション商品で、全熱交換機を採用しているので、冬でも湿度が下がりにくいという特長があります。

初期費用:約150万円

デンソーソリューション「パラディア(PARADIA)」

参照:デンソーソリューション公式サイト

パラディアはVAV制御を採用しており、部屋ごとに風量を可変させることで、すべての部屋を設定した温度に調整できます。使っていない部屋の温度を控えめにしたり、家族それぞれの好みに合わせて調整したりすることもできます。

熱交換器は、湿度が下がりにくい全熱交換器と熱だけを交換する顕熱交換型の2タイプから選ぶことができるといった特長があり、設置場所も2階もしくは天井裏の、いずれか好きな場所に設置できるので、間取りに合わせて導入できるといったメリットがあります。

初期費用:約250万円

アズビル「きくばり」

参照:アズビル公式サイト

アズビルの「きくばり」は電子式エアクリーナを採用しており、1時間に3〜5回のペースで室内の空気をきれいにします。電子式エアクリーナは理論上0.01μmまで集じんできるので、花粉やカビはもちろんのこと、タバコの煙までも99%除去してくれます。

加湿ができないため、冬場は加湿器が必須になりますが、除湿機能はあるので夏場のジメジメに悩まされることはありません。またVAV制御を採用しており、タブレットを使って部屋ごとに最適な温度に調整することも出来ます。

初期費用:約230万~250万円

YUCACOビルダーズクラブ「YUCACOシステム」

参照:YUCACOシステム公式サイト

YUCACOシステムは断熱性や気密性の高い建物に高効率エアコンを1台設置し、小型のファンを使って建物中に空気を送り込むといった、とてもシンプルな全館空調システムです。床下空間を利用して空気を送り込むので、床暖房・床冷房効果があります。

導入金額が安く、断熱性や気密性が高ければ、ほとんどの住宅に導入できるといった手軽さで注目されています。メンテナンスも通常のエアコンと同様で、フィルターの清掃以外は、10年に1回程度のサイクルでエアコンを入れ替えるだけ済むといったメリットもあります。

初期費用:約100万〜150万円

ONREI「ECO床暖」

参照:ONREI公式サイト

床からの輻射熱で部屋を温めたり、冷やしたりするのがONREIの「ECO床暖」です。床から温めるため、冬場に過度な乾燥が起こりにくいといった特長があります。また導入費用が100万円前後と安いのも魅力的で、冬場は電気代がかかりますが、年間を通して考えると電気代も抑えられます。

特殊な工事が必要ないので多くの工務店で導入でき、メンテナンスも定期的にフィルターの掃除程度で済みます。通常の床暖房と違って、部屋を冷やすこともできるので、冷房設備も必要なく、年間を通じて快適に暮らせるということで、いま注目されている全館空調システムのひとつです。

初期費用:約100万円

FUTAEDA「F-CON」

参照:F-CON公式サイト

F-CONは他の全館空調システムとは仕組みがまったく違い、エアコンではなく自然の熱を利用した空調システムとなっています。放吸射した遠赤外線が壁や天井で共振・共鳴して空間に熱を与えたり、熱を奪ったりします。

ラジエータ1台の設置でワンフロアの空調管理ができ、エアコンよりもランニングコストを抑えることができます。運転音がないので夜中でも静かですし、送風がないためホコリや花粉が舞い上がることもなく、1年を通じて快適な環境で暮らすことができます。

初期費用:約250万~350万円

「タウンライフ家づくり」で対応ハウスメーカーを探そう

taunraifu

ハウスメーカー独自の全館空調システムだけでなく、ビルダーフリーの全館空調システムもあり、これから家を建てるのであれば、ほとんどの家で全館空調システムを導入できます。ただ、初期費用がかなり高額ですし、すべての工務店が対応しているわけではありません。

1社ずつ確認して業者の絞り込みをするのも大変ですから、依頼するハウスメーカーや工務店が決まっていないのであれば、「タウンライフ家づくり」の利用がおすすめです。「タウンライフ家づくり」は建てたい家の条件を入力するだけで、複数のハウスメーカーや工務店から無料で間取り提案をしてもらえるサービスです。

条件を入力する項目のひとつに、要望を自由に記載できる欄がありますので、そこに「全館空調システム導入希望」と記載しておけば、それに対応できるハウスメーカーや工務店から提案をしてもらえます。1社ずつ確認するよりもスマートで、いろいろな提案を比較検討できます。

いくつもの選択肢から絞り込みを行うことが、満足度の高い家づくりにつながりますので、まだ自分が理想とする家のイメージが明確になっていない人に、とてもおすすめのサービスです。ぜひ上手に活用しましょう。

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まとめ

これから新しく家を建てるのであれば、どのような設備よりも優先して導入してもらいたいのが全館空調システムです。室内の快適度がまったく違いますし、空気もきれいになるので健康面でも安心して暮らせる住まいになります。

ただし、初期費用として100万〜300万円もかかり、さらにハウスメーカーが全館空調システムをオプションで用意している場合には、他社の全館空調システムを導入することができず、割高に感じても用意されたものを使うしかありません。

それでも導入して後悔することはほとんどありませんので、まずは予算の上限を決めて、「タウンライフ家づくり」を使って、その範囲内で注文住宅を建てられる業者を探しましょう。このとき値段だけで決めずに、きちんと全館空調システムの性能も比較してください。

ランニングコストについてもメーカーごとに違いますので、メンテナンス費用や電気代などが、1年間にどれくらいの費用がかかるのかも含めて選定しましょう。