【yucacoシステム】は本当に快適?全館空調のメリットとデメリット

家を建てるときに悩ましいのが、エアコンをどの部屋に付けるかということですよね。予算に余裕があれば全室にエアコンを付けたいところですが、そうなるとエアコンだけでもかなりの金額になりますし、すべてを稼働させるとなると電気代もかかりますし、契約アンペア数も大きくする必要があります。

そんな問題を解決するのが全館空調の「yucacoシステム」です。yucacoシステムは1台のエアコンで全室の冷暖房ができ、電気代を大幅に減らせる画期的なシステムです。そこで、ここでは「yucacoシステム」にどのようなメリットやデメリットがあるのかについて、詳しく解説していきます。

yucacoシステムとは

まずはyucacoシステムがどのような設備なのかについて解説していきます。yucacoシステムに備わっているのは「冷房・暖房・換気・空気清浄・結露防止」の5つの機能で、これらの管理を1台の空調設備で行います。

他の全館空調システムとの大きな違いは、初期費用が安い点にあります。一般的な全館空調システムは200万〜300万円ほどの初期費用がかかりますが、yucacoシステムは100万円程度の費用で導入できるので、低予算でも全館空調システムを採用できるといった特長があります。

yucacoシステムの仕組み

  1. 新鮮な空気を熱交換器に取り込み空気を室温に近づける
  2. 熱交換器を通過した空気や各部屋の空気を空調室に取り込む
  3. エアコンで空気の温度と湿度を調整する
  4. DCファンで各部屋に空気を送り込む
  5. 各部屋の換気グリルから室内に給気

※浴室には局所換気から直接排気する
※洗面室・トイレ・玄関の排気口で空気を集め、熱交換器を通して排気する

yucacoシステムでは1台のエアコンで空気の温度と湿度の調整を行い、その空気をすべての部屋に送り込みます。これにより家のどこにいても快適さが続きます。

このときポイントになるのが熱交換器の存在です。排気する空気の温度を使って、吸気した外気の温度を室温に近づけているため、エアコンの負担が少なく、電気代がそれほどかからないような仕組みになっています。このため40坪の延べ床面積の建物でも、14畳用のエアコンで空調管理できます。

高気密・高断熱であることが条件

家のどこにいても常に快適な温度・湿度の中で生活できるのであれば、新築の家はすべてyucacoシステムを導入すればいいのにと思いますよね。残念ながら、yucacoシステムはどんな家にでも適用できるわけではなく、導入するための条件があります。

その条件が「高気密・高断熱」であることです。yucacoシステムで空気を温めたり冷やしたりしても、気密性が低いと隙間から空気が出入りしてしまいます。窓を開けてエアコンを付けているようなものですので、効率が悪く電気代が上がってしまいます。

また断熱性能が低いと、外気によって建物全体が温められたり冷やされたりするので、室内の空気もその影響を受けて冷暖房の効率が下がります。そうならないためにも、yucacoシステムを導入する家には「高気密・高断熱」であることが求められます。

さらに空調管理のノウハウが必要で、yucacoシステムを導入するには、施工するハウスメーカーや工務店がyucacoシステムの加盟店になっている必要があります。

yucacoシステムを導入できる加盟店一覧

yucacoシステムを導入できるハウスメーカーや工務店は限られていますので、全国のどの業者がyucacoシステムに対応しているのか一覧にしてご紹介します。

北海道・東北エリア

業者北海道・東北
ゴエン建築社北海道樺戸郡新十津川町
アルティザン建築工房北海道札幌市
ハウジング・コバヤシ北海道函館市
創樹北海道旭川市
道東ハウス工業北海道河東郡音更町
久末弘信建設北海道札幌市
建築工房青森県青森市
プライムハウジング青森県青森市
松美造園建設工業秋田県秋田市
リベスト岩手県奥州市
デワホーム山形県山形市
タカコウ・ハウス宮城県石巻市
ファーストホーム福島県いわき市
大成ハウス福島県会津若松市

関東エリア

業者関東
白石建設群馬県太田市
むぎくら栃木県宇都宮市
イサカホーム茨城県水戸市
増田工務店茨城県坂東市
藤島建設埼玉県川口市
山口企画設計埼玉県所沢市
横田住建埼玉県川越市
大賀建設埼玉県さいたま市
アップルホ−ム埼玉県狭山市
菅谷工務店千葉県香取市
カキザワ工務店神奈川県相模原市
タマック神奈川県川崎市
桜建築事務所神奈川県愛甲郡愛川町

北陸・甲信越エリア

業者北陸・甲信越
松栄建設福井県坂井市
飯島建設長野県長野市

中部エリア

業者中部
イデキョウホーム静岡県富士市
朝日住宅静岡県磐田市
ゆめのはうす岐阜県中津川市
チェックハウス岐阜県揖斐郡大野町
大雄岐阜県各務原市

近畿エリア

業者近畿
ヤマト住建兵庫県神戸市

中国・四国エリア

業者中国・四国
エルクホームズ山口県周南市

九州・沖縄エリア

業者九州・沖縄
健康住宅福岡県福岡市
アイ・ホーム宮崎県宮崎市

yucacoシステム加盟店一覧

yucacoシステムのメリット・デメリット

ここまでの説明でyucacoシステムについて特長を把握できたかと思いますが、ここではもう少し詳しく理解してもらうために、yucacoシステムのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

yucacoシステムのメリット

それではまず、yucacoシステムのメリットから見ていきましょう。

  • 24時間365日快適な空間で暮らせる
  • 電気代を減らせる
  • メンテナンスが簡単

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

24時間365日快適な空間で暮らせる

yucacoシステムは常にエアコンが稼働して空調管理をしていますので、24時間365日ほぼ室温も湿度も変わりません。室温は22〜25℃の範囲に固定され、湿度も50~60%調整されます。ただしエアコンには加湿機能がないので、冬場は別途加湿器が必要になります。

もっともすべての部屋がつながっているため、高性能な加湿器を1台どこかの部屋で稼働させれば、すべての部屋で快適な湿度を自動的に保ってくれます。冬場はどこにいても暖かいので、ヒートショックなどのリスクも大幅に下がります。

また、空調室に空気を取り込むときにフィルターを通すため、PM2.5を97%も除去できます。もちろん花粉もフィルターで取り除かれますので、花粉症の人も自宅にいれば安心です。

電気代を減らせる

全館空調システムは電気代が高くなるというのが一般的な考え方ですが、yucacoシステムは14畳用のエアコンが常時稼働しているだけで、さらに通常のエアコンのように外気をダイレクトに温めたり冷やしたりしているわけではないので、電気代をかなり抑えることができます。

65坪の家に導入したケースでは、エアコンの年間消費電力量金は26,268円にしかならないという実証データがあります。消費電力が大きくなる夏場でも、たった4,950円です。いかに効率的に稼働しているかが分かってもらえるかと思います。

システムを導入するのに100万円かかりますが、節電効果により初期費用のほとんどを節電分でペイできてしまいます。

メンテナンスが簡単

yucacoシステムは他の全館空調システムと比べて、とてもシンプルな仕組みになっており、普段のメンテナンスはフィルターを掃除するだけで済みます。エアコンは10年程度で交換する必要がありますが、大掛かりなメンテナンスはそれだけです。

フィルターの清掃は自分でできますし、エアコンの交換もきちんと積み立てをしておけばそれほど大きな負担にはなりません。初期費用も安く、メンテナンスも簡単ですので導入の障壁になるものがほとんどないのが、yucacoシステムの魅力のひとつになります。

yucacoシステムのデメリット

とても魅力的なyucacoシステムですが、残念ながら下記のようなデメリットもあります。

  • エアコンが故障すると修理までの生活が大変になる
  • 建物価格が高くなる
  • 施工できる業者が限られている

こちらもそれぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

エアコンが故障すると修理までの生活が大変になる

yucacoシステムの心臓部とも言えるのがエアコンです。このエアコンが故障すると、家全体の空調がストップしてしまいます。春や秋ならいいのですが、夏にエアコンが故障すると家族が熱中症になる可能性がありますし、冬は室内のどこにいても寒さを感じることになります。

https://twitter.com/meikogiken/status/1299901512450060288?s=20

修理や交換はそれほど難しくありませんが、夏場になると業者も繁忙期で時間がなく対応できないなんてことも考えられます。yucacoシステムとしてはサブのエアコンを用意しておくことをアナウンスしていますが、それだけエアコン1台というのはリスクがあるということです。

エアコンは機械ですので、いつどのタイミングで壊れるかわかりません。多少予算オーバーになってもサブエアコンを1台設置しておきましょう。

建物価格が高くなる

高気密・高断熱であることがyucacoシステムの導入条件とお伝えしましたが、この高気密・高断熱を実現しるためには、窓サッシや壁材、玄関の扉などにハイグレードなアイテムを使うことになります。これにより建物価格がどうしても高くなってしまいます。

それに加えてyucacoシステムに100万円かかりますので、予算が限られている場合にはお風呂やキッチンなどの設備にお金をかけられなくなります。もちろん他の全館空調システムよりはリーズナブルですが、家を建てるときにはそれなりの費用が発生することを、しっかりと頭に入れておきましょう。

メンテナンス費用は年間1万円~2万円、フィルター交換1,500円~5,000円

施工できる業者が限られている

yucacoシステム最大のデメリットは、施工できる業者が限られているという点です。ヤマト住建のように広範囲で展開している業者もありますが、加盟店の多くが地域密着型の業者で、導入したくても家を建てるエリアに対応できる業者がいない場合には利用できません。

どれだけ魅力的なシステムでも、利用できないというのでは絵に描いた餅です。導入を検討するときには、近所に対応できる業者があるかどうかを確認しましょう。自分で調べるのが難しい場合には、yucacoシステムのホームページにお問い合わせページがありますので、そちらからお問い合わせください。

導入できない地域は「タウンライフ家づくり」で業者を探そう

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リーズナブルな予算で全館空調システムを導入できるyucacoシステムですが、どの地域でも利用できるわけではないという問題があります。もしyucacoシステムを利用できないエリアだった場合には、「タウンライフ家づくり」で業者探しをしましょう。

「タウンライフ家づくり」は複数の業者に対してまとめて提案依頼できる無料サービスで、簡単な情報入力で複数の業者から提案書や間取り、見積もりなどを提出してもらえます。その情報入力の要望欄に「低予算で全館空調システムを導入したい」と記載しておけば、対応できる業者がその条件で提案してくれます。

複数の提案を見て比較検討できるので、自分の理想とする間取りで家づくりを進めていけますし、相見積もりになるのでどの業者も比較的リーズナブルな金額で対応してくれます。yucacoシステムで家づくりをするよりも魅力的な提案をしてくれる業者が見つかる可能性もあります。

複数の提案を比較することは、満足度の高い家づくりをするため基本ですので、yucacoシステムで家を建てようと考えている人も、ぜひ「タウンライフ家づくり」を使って、他社の提案と比較してみましょう。

ただしすでに契約をしている場合には利用できませんので、その点だけご注意ください。

まとめ

yucacoシステムはエアコン1台ですべての部屋の空調管理ができ、初期費用もランニングコストも安い画期的なシステムです。100万円程度の追加予算で快適な住空間が手に入るので、ぜひ導入を検討したいところですが、対応できるハウスメーカーや工務店が限られています。

地域によっては対応できる業者がおらず、せっかくのシステムなのに利用できないというケースもありますし、高い気密性や断熱性が求められるので、対応しているハウスメーカーや工務店の建物価格が高額になる可能性も考えられます。

いくらyucacoシステムが安くても、建物が高かったのでは手が出さえません。全館空調システムを導入したいと考えている場合には、システムの値段だけでなく建物価格と合わせて総額で比較検討しましょう。そのためには複数の業者から提案をしてもらう必要があります。

このとき1社ずつに提案依頼をするのは大変です。手間をかけたくないのであれば「タウンライフ家づくり」を利用してスマートに業者選定するのがおすすめです。全館空調システムにも様々な種類がありますので、理想の提案をしてくれる業者と契約し、満足度の高い注文住宅づくりを目指しましょう。