【WiMAX 2+とは?】WiMAXとポケットWiFiの違いとそれぞれのメリット・デメリット

最近はパソコンを持たない人も増えてきて、それに代わってスマホやタブレットが主流になってきました。スマホやタブレットはどこにでも持ち歩けるので、それに合わせてインターネット回線も固定回線ではなく、モバイル端末を使う人が増えつつあります。

そんな持ち運びできるインターネット回線の中でも、特に人気があるのがWiMAXです。ここではWiMAXの特徴やポケットWiFiの違い、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しながら、自分に適したインターネット回線を選ぶ方法をお伝えします。

WiMAXとは

それではまずWiMAXがどのようなインターネット回線なのかについて、分かりやすく説明していきます。

WiMAXのスペック

月額利用料金:3,500〜4,500円
通信速度:最大1.2Gbps
実測速度:30〜120Mbps
通信速度制限:3日で10GBを超えると1Mbps
契約期間:2年もしくは3年

WiMAXの基本スペックを見ていきましょう。

WiMAXはいくつものプロバイダーが提供しており、利用料金の相場としては1ヶ月あたり4,000円前後になっています。最初の1〜2ヶ月だけ大幅値引きしていることもありますが、基本的にはこれくらいかかると考えておきましょう。

通信速度は最大1.2Gbpsとなっていますが、実測値としては30〜120Mbps程度です。インターネット接続環境としては10Mbpsあれば十分ですので、WiMAXを使っていて「遅い」と感じることはほとんどありません。

ただし通信速度制限があり、3日で10GB以上使うと1Mbpsにまで速度低下します。また、3年契約が基本で更新月以外の解約は解約金が発生します。

WiMAXとWiMAX 2+はどう違う?

WiMAXについて調べていると「WiMAX 2+」という単語が何度も出てきます。WiMAXとWiMAX 2+はどのような違いがあるのか気になると思いますので、2つの関係性について解説しておきましょう。

4Gや5Gといった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。4Gは第4世代移動通信システムのことで、WiMAXはこの第4世代移動通信システムに該当する通信規格です。よく目にする「LTE」というのも同じく4Gの通信規格のひとつです。

正確にはWiMAXやLTEは3.9Gと呼ばれる規格で、3Gと4Gを橋渡しする「限りなく4Gに近い3G規格」です。これに対して、本当の意味での4Gに対応しているのが、WiMAXの最新規格である「WiMAX 2+」です。

WiMAX 2+が登場したことにより、3.9G規格のWiMAXサービスは2020年3月31日で終了することが決まっており、すでに新規での受付は行っていません。このため、現在WiMAXと呼ばれているものはすべてWiMAX 2+サービスになります。

WiMAXの広告に「WiMAX 2+」と書かれているのは、WiMAXからの移行期の名残りで、最新規格を使ったサービスであることをアピールするためのものです。現在はすべてのWiMAXがWiMAX 2+を採用していますので、違いを気にする必要はありません。

WiMAXはプロバイダーごとにサービス内容が違う

WiMAXは様々なプロバイダーが提供していますが、これについても解説しておきましょう。WiMAXはUQ WiMAXという会社が提供している通信サービスです。UQ WiMAXが設備投資を行い、通信回線を整えています。

この整えた通信回線に「WiMAX」というサービス名をつけて、下記のようなプロバイダーに提供しています。

・JPWiMAX
・GMOとくとくBB
・カシモWiMAX
・Broad WiMAX
・So-net WiMAX

また、UQ WiMAXは通信回線を貸し出すだけでなく、自社でも「UQ WiMAX」として通信事業を行っています。

これらのプロバイダーは同じ通信回線を使い、通信端末も共通のものを提供しているため、通信速度に違いはありません。ただし、それぞれにキャッシュバックやオプションなどで差別化を行っており、利用料金にも違いがあります。

WiMAXとポケットWiFiの違い

WiMAXについては理解できたかと思いますが、同じようなモバイルWiFiサービスにポケットWiFiがあります。WiMAXとポケットWiFiにはいったいどのような違いがあるのか、ここでは2つのサービスの違いについてご紹介します。

最近はモバイルWiFiサービスの総称として「ポケットWiFi」と呼ぶことがありますが、正確にはWiMAXとポケットWiFiは別物です。

WiMAX:WiMAX 2+
ポケットWiFi:4GLTE

WiMAXとポケットWiFiは通信方式に違いがあります。WiMAXはすでにお伝えしましたようにWiMAX 2+方式を採用していますが、ポケットWiFiはスマホと同じ4GLTEを採用しています。いずれも4G規格の通信技術ですが、使用する周波数などに違いがあります。

WiMAXの周波数は2.5GHzが採用され、4GLTEは2GHzや700〜900MHzの電波を使用します。電波は周波数が低いほど繋がりやすいという特徴があり、低周波数を利用できるポケットWiFiは繋がりやすく、WiMAXは繋がりにくいという違いがあります。

その他にも違いがありますので、それぞれのメリットとデメリットを見ながらWiMAXとポケットWiFiの違いについて把握していきましょう。

WiMAXのメリットとデメリット

それではまず、WiMAXのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

・容量制限なしで利用できる
・通信速度制限がかかっても1Mbpsで通信できる
・最大1.2Gbpsの超高速通信に対応
・LTEオプションをつければ屋内や地下でも使える
・auのスマホと組み合わせて割引を受けられる

WiMAXのメリットは、高速な通信を容量制限なしで利用できるという点にあります。3日で10GB以上使うと通信速度制限が発生しますが、スマホやタブレットで接続するなら3日で10GBを超えることはほとんどありませんし、通信速度制限になっても1Mbpsで通信できます。

有線接続すれば1.2Gbpsの超高速通信も可能で、オンラインゲームなどの応答速度の速さが求められるような使い方でも十分に利用できます。

また、屋内や地下に弱いという弱点もありますが、LTEオプションをつけることでauの4GLTE回線も利用でき、さらにはauのスマホを使っているなら、最大1,000円/月の割引を受けられます。このため、auユーザーなら毎月の通信費を大幅に減らすことができます。

デメリット

・屋内や地下などで電波が入りにくい
・山間部ではアンテナが少なく繋がりにくい
・プロバイダーが多くて選定が難しい
・3年契約で更新月以外は解約金が発生する

WiMAXのデメリットは電波が入りにくいということです。オプションで4GLTE回線を使うことができますが、4GLTE回線はデータ容量が7GBまでしか使えません。さらに、山間部ではそもそもアンテナがないこともあり、メインのインターネット回線としては使えない地域もあります。

プロバイダーの多さも悩ましい問題です。WiMAXを取り扱っているプロバイダーは10社以上あり、それぞれ利用料金やサービスに違いがあり、どれを選んでいいのか分かりづらい状況にあります。プロバイダー選びが難しいというのがWiMAXの大きなデメリットです。

また、ほとんどのプロバイダーは3年契約を必須としています。3年間使い続けるなら問題ありませんが、転勤などによる引っ越しがあり、引っ越し先でWiMAXの電波が入らないというようなときでも、更新月以外の解約には解約金が発生します。

このためWiMAXは使う人を選ぶという難しさがあります。

ポケットWiFiのメリットとデメリット

それでは次に、ポケットWiFiのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

・回線が安定している
・利用可能エリアが広い
・セットにすると割引を受けられる

ポケットWiFiはスマホと同じ4GLTE回線を利用していますので、電波が屋内に届きやすく回線が安定しています。その回線もSoftBank回線を利用していますので、人が生活している地域であれば、ほぼどこでも利用できます。

また、ソフトバンクやワイモバイルはポケットWiFiとスマホをセットにすることで、セット割引を受けることも出来ます。

デメリット

・通信量に5GB/月や7GB/月の上限がある
・通信速度制限がかかったときは128kbpsになって何もできなくなる
・回線が混雑する時間は速度低下する

ポケットWiFiはWiMAXと違って、7GB/月という容量制限があります。7GB使用すると128kbpsまで低速化されてしまい、ほとんど使い物にならない状態になってしまいます。最近はスマホでも数十GB利用できるプランもありますので、あえてポケットWiFiを選ぶ理由がありません。

また、ソフトバンクの回線を利用しますので、夕方以降やランチタムなどの回線が混雑する時間は通信速度がかなり低下することもあります。特に都市部では利用者がかなり多くなるため、インターネット検索するだけでもかなり時間がかかります。

WiMAXとポケットWiFiのどちらを選ぶべき?

ここまでの説明でWiMAXもポケットWiFiも一長一短で、すべての人に適しているわけではないのが分かってもらえたかと思います。そこで、ここでは最後にWiMAXとポケットWiFiのどちらに適しているかの判断基準をご紹介します。

・自分の使用環境でWiMAXの電波が入るならWiMAXを選ぶ

WiMAXにするべきかポケットWiFiにするべきかの基準はこの1点だけです。自宅などの自分の使用環境でWiMAXの電波が入るなら、あえてポケットWiFiを選ぶ必理由はどこにもありません。利用料金もそれほど大きく変わりませんので、無制限で利用できるWiMAXのほうがおすすめです。

ただし、YmobileやソフトバンクといったキャリアのポケットWiFiではなく、レンタルWiFiのポケットWiFiの中には、無制限で利用できるものもあります。WiMAXの電波が入らないというような場合には、レンタルWiFiで無制限利用できるポケットWiFiを利用しましょう。

おすすめのWiMAXベスト5

モバイルWiFiでインターネット接続するなら、WiMAX回線がおすすめとお伝えしましたが、WiMAX回線のデメリットであるプロバイダーの多さで悩むことになるかと思いますので、ここではおすすめのWiMAXプロバイダーを5つご紹介します。

1位 JPWiMAX

JPWiMAXは世界最大のWiFiコミュニティのFONが運営するWiMAXで、利用料金が安いだけでなく、Amazonギフト券16,000円分がキャッシュバックされます。このため、3年間の実質費用が業界トップクラスに安く、1円でも費用を抑えたい人におすすめです。

3年間の実質費用:118,100円

利用料金
契約月〜3ヶ月:2,800円/月
4〜24ヶ月:3,500円/月
それ以降:4,100円/月

キャッシュバック:Amazonギフト券16,000円
auスマートバリューmine:×

2位 GMOとくとくBB

・最大31,500円キャッシュバック
・20日以内ならキャンセルOK
・auスマホの月額利用料が最大1,000円/月割引

GMOとくとくBBは最大31,500円のキャッシュバックを受けることができ、さらにはauスマートバリューmineの対象となっているため、auスマホを使っている場合には、スマホ料金を毎月最大1,000円割引で利用できます。

スマホ割と合わせると3年間の実質総額を10万円以下にすることもでき、さらに20日のキャンセル期間があるため、自宅で電波が入るかどうかが不安だという人も、安心して申し込みできます。

3年間の実質費用:127,269円

利用料金(ギガ放題プラン)
契約月:3,609円の日割り料金
1〜2ヶ月:3,609円/月
それ以降:4,263円/月

キャッシュバック:31,500円
auスマートバリューmine:◯

3位 Broad WiMAX

Broad WiMAXは、他社からの乗り換え時に解約違約金を肩代わりしてくれます。このため、契約途中のインターネット回線でも、自己負担額なしでBroad WiMAXへの乗り換えが可能です。サポートにも定評があり、人気のWiMAXサービスのひとつです。

こちらはauスマートバリューmineだけでなく、UQ mobileのギガMAX月割にも対応しており、UQ mobileのスマホを使っているという人でも、実質月額利用料金を抑えることができます。

3年間の実質費用:134,352円

利用料金(クレジットカード払い)
契約月:2,726円の日割り料金
1〜2ヶ月:2,726円/月
3〜24ヶ月:3,411円/月
それ以降:4,011円/月

キャッシュバック:0円
auスマートバリューmine:◯

4位 カシモWiMAX

引っ越しなどでまとまったお金が必要だという人は、生活が落ち着くまでWiMAXの利用料金も抑えたいところですよね。そういう人におすすめなのが、最初の1ヶ月を1,380円で利用できるカシモWiMAXです。

auスマートバリューmineは使えませんが、UQ mobileのギガMAX月割対象になっています。UQ mobileのスマホを使っている場合には、スマホ料金が300円割引になり、3年間利用時には10,800円もお得になります。

3年間の実質費用:133,368円

利用料金(ギガ放題)
契約月:0円
1ヶ月:1,380円
2〜24ヶ月:3,480円/月
それ以降:4,079円/月

キャッシュバック:0円
auスマートバリューmine:×

5位 DTI WiMAX

大手インターネットプロバイダーでもあるDTIもWiMAXサービスを行っています。こちらは契約月から2ヶ月間無料で利用できるため、初期費用を徹底して抑えたいという人におすすめです。

auスマートバリューmineの対象外になっていますが、NTTグループカードを新規契約し、そのカードで支払いをすれば最大6,000円の割引を受けることができます。

さらにDTI Club Offサービスも使えますので、映画を安く観れたり、レストランやホテルで割引サービスを受けたりすることもできます。DTI WiMAXは利用料金に反映されないところで、お得さを感じることができます。

3年間の実質費用:134,430円

利用料金(ギガ放題)
契約月〜2ヶ月:0円/月
3ヶ月:2,590円/月
それ以降:3,760円/月

キャッシュバック:0円
auスマートバリューmine:×

まとめ

WiMAXは電波の入りが悪いという弱点がありますが、その弱点もauの4GLTE回線と組み合わせることで、ほとんど感じることがありません。とはいえ、自宅でWiMAX回線を使えないとなると、あっという間にギガ不足になってしまいます。

基本的には自宅で電波が入ることを条件に利用しましょう。電波が入らない場合には、ポケットWiFiや光回線をおすすめします。

WiMAXは様々なプロバイダーが提供しているサービスですので、WiMAXを利用すると決めたら、しっかりと比較検討をしましょう。もしauのスマホを使っているなら、auスマートバリューmine対象となっているプロバイダーを選び、スマホ割でお得にWiMAXを利用しましょう。