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カナダの高品質注文住宅を取り扱っているセルコホーム。カナダの寒さを乗り切るための断熱性能や、日本にはない魅力的なデザインが特長のハウスメーカーで、住宅展示場でその魅力の虜になってしまったという人もいるかと思います。
ただ、気になるのは実際に購入するときの価格ですよね。輸入住宅としてリーズナブルな価格設定になっているものの、具体的ば費用を知りたい人も多いと思います。そこで、ここではセルコホームの価格や間取りのポイントなどをまとめてご紹介していきます。

合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹(1983年8月生まれ)。熊本学園大学を卒業後、飲料メーカーに就職。2013年に宅建を独学で取得し不動産会社へ転職。2023年3月に不動産専門webライター業で独立。実名記事の作成や監修を行う。
セルコホームの坪単価・価格・総額費用

セルコホームの注文住宅は建てる地域や、敷地の大きさなどによって価格が変わってきますが、平均的な価格は坪単価から推定できます。セルコホームの坪単価は40万〜70万円と幅があるのですが、オプションを付ける人も多いので、坪単価を60万円として計算してみましょう。
坪別 | 建物費用 |
---|---|
30坪 | 1,800万円 |
40坪 | 2,400万円 |
50坪 | 3,000万円 |
あくまでも目安ですが、この金額から大きく外れることはないはずです。オプションを追加せず、間取りもおまかせにしてしまえば、もう少し安く抑えることもできますが、それでは建売住宅を購入するのと変わりませんので、坪単価70万円くらいで考えておきましょう。
ここで気をつけたいのが、建物本体工事費用だけでは家が建つわけではないということです。この他にも建築確認申請、付帯工事、オプションなどの費用が発生し、さらには土地を取得するのにもお金を用意しなくてはいけません。
別途 | 金額 |
---|---|
建築確認申請 | 35万〜45万円 |
付帯工事 | 100万〜200万円 |
オプション | 50万〜500万円 |
追加費用として185万〜745万円発生しますが、高額になりやすいのはオプション費用です。セルコホームは輸入住宅ということもあって、建材もカナダ製のものを多く採用しており、どうしても割高になってしまいます。
さらに地盤の改良や基礎工事に100万〜200万円かかり、もちろん消費税も10%発生します。これらも含めた土地代を除いた住宅取得費用は、次のようになります。
坪別 | セルコホーム総額 |
---|---|
30坪 | 2,300万〜3,000万円 |
40坪 | 2,900万〜3,700万円 |
50坪 | 3,600万〜4,400万円 |
リーズナブルな輸入住宅というイメージがあるセルコホームですが、思った以上の価格になって驚いているかもしれません。オプションをどこまで付けるかにもよりますが、予算が限られているという人にとってはかなり厳しい結果になっています。
借入金額が多すぎて、住宅ローンを借りられなかったなんてことも想定できます。そうならないように事前にどれくらい自分が借りられるのかをシミュレーションしておき、オプションは予算の範囲内で付けるようにしましょう。
セルコホームで実際に家を建てた人の実例

ここまでの説明で、セルコホームの価格がかなり高くて、とても手が出そうにないという人もいますよね。でもセルコホームのお店はフランチャイズが多く、値引き交渉にも応じてもらえるので、上記の計算よりも安い価格で建てている人もいます。
実際にセルコホームで家を建てた人が、どれくらいの金額を支払っているのかを見ていきましょう。
坪別 | 総額 | 坪単価 |
---|---|---|
30.2坪 | 2,300万円 | 76.1万円 |
38.7坪 | 2,900万円 | 74.8万円 |
41.6坪 | 2,600万円 | 62.4万円 |
61.1坪 | 2,500万~2,999万円 | 71.9万〜86.3万円 |
75.6坪 | 3,000万~3,499万円 | 66.2万〜77.2万円 |
こちらはオプション込の本体価格となっていますので、実際には建築確認申請費用などの追加費用が発生します。坪単価は60万〜80万円程度になっていることから、多くのケースで標準装備ではなくオプションを選んでいるのがわかります。
この本体価格の他にも外構工事費用やアンテナ設置費用などもかかり、総額で考えたときにはリーズナブルというよりは、かなり高額な注文住宅になってしまいます。住宅ローン審査が不安だという人は、親からの融資などで十分な頭金を用意し、借入金額を抑えるようにしましょう。
セルコホームの坪単価と商品ラインナップ

適正価格を掲げているセルコホームの坪単価は約40万〜70万円で、一般的な注文住宅の坪単価が50万〜60万円ですので、標準的な価格設定になっています。坪単価に幅があるのは、セルコホームの注文住宅がセレクトメイドになっているためです。
外観などを組み合わせることで、オリジナルなデザインに仕上がりますが、こだわりすぎると坪単価が上がってしまいます。反対にシンプルなデザインで仕上げれば、坪単価が40万円台とローコスト住宅と同等の価格で購入できます。
現在セルコホームにラインナップされているのは次に3タイプの注文住宅です。
- THE HOME(ザ・ホーム)
- 2✕6レンガの家
- SELCOHOME FLAT STYLE
それぞれのラインナップについて、その特長を詳しく見ていきましょう。
THE HOME(ザ・ホーム)
THE HOMEは選んで組み合わせる「セルコホーム・セレクトメイド・システム」の注文住宅です。家づくりの楽しさやよろこびを味わってもらうために、5種類のキーアイテムから、お気に入りを選んで組み合わせるスタイルとなっています。
- 外観を選ぶ
- 玄関を選ぶ
- インテリアを選ぶ
- 躯体を選ぶ
- 窓を選ぶ
外観と玄関、インテリアはデザインを自分の好みで選び、躯体と窓は必要とする断熱性や気密性を考慮して選びます。寒さの厳しいカナダの住宅ですので、断熱性には徹底してこだわっており、真冬でも薄着で過ごせるほど快適に過ごすことができます。
さらに、フローリングには厚さ19mmの無垢材を使用することで、木の温もりや優しさを感じることができ、加えて24時間換気システムにより、快適な環境を作り出します。もちろん耐震性にも優れており、災害に対しても堅牢さを備えた注文住宅になります。
2✕6レンガの家

2✕6レンガの家は従来のカナダ住宅を進化させた注文住宅で、そこで暮らす人の安全を守るために、外壁に耐火性能に優れたレンガを採用しています。レンガを採用したことで、建物内の寒暖差を最小限に抑えることができ、家の劣化を防ぐことで約100年の寿命を実現しています。
2階はフレックスルームとなっており、家族の成長に合わせて自由自在に間取りを変えられる構造になっています。可動間仕切り収納で簡易的に空間を区切ることもできますし、完全に仕切ることで独立した子ども部屋を作ることも可能です。
12種類の基本プランが用意されており、価格は1,745万円から購入できます。標準装備でも外壁や屋根、玄関ドアなどを選ぶことができ、自分の好みに仕上がります。ワンランク上の安心、もしくは家を次の世代に引き継ぎたい人におすすめの注文住宅です。
SELCOHOME FLAT STYLE

平屋先進国であるカナダのノウハウの知恵が詰め込まれた、シンプルな平屋輸入住宅です。欧米のリゾート邸宅のような上質なデザインと無理のない生活動線、そして圧倒的な強度を誇る2✕4構造により、優れた耐震強度を備えています。
外観をレンガにすることで、平屋でも重厚感のあるデザインになっています。レンガ外壁の住宅はメンテナンスにかかる費用も少なく、建物が劣化しにくいといったメリットもあり、寿命が100年以上あるので、次の世代やその次の世代へと住み継ぐことも可能です。
2階がないので室内に光を取り入れやすく、居心地のいいリビングになるので、家族が自然と集まってくるのもSELCOHOME FLAT STYLEの魅力です。収納力のあるロフトタイプも用意されており、物が多くて平屋は不安という人にもおすすめできる注文住宅です。
セルコホームのおすすめ間取り
セルコホームの注文住宅は、特別価格の限定モデルを除けば、基本的に自由設計で好きな間取りに出来ます。ただ、せっかくの輸入住宅ですから、その利点を活かした間取りにしたいところですのね。そこで、ここではセルコホームのおすすめ間取りについてご紹介していきます。
高い断熱性能を活かした吹き抜け

セルコホームは断熱性能の高さが魅力の注文住宅で、さらに24時間セントラル換気システムを採用しているため、冷暖房効率を気にすることなく大胆に空間を利用できます。リビングに吹き抜けを設けて開放的でリラックスできる空間にしましょう。
吹き抜けにすることで、リビングにより多くの光を取り込むことができ、快適さがアップします。リビングの居心地がよくなると、自然と家族が集って会話も増えていきます。セルコホームは内装の美しさにも定評がありますが、吹き抜けを採用することでデザイン性がさらにアップします。
車好きならインナーガレージがおすすめ

日本の住宅ですと建物の外側にカーポートを設置するのが一般的ですが、雪の多いカナダではインナーガレージを採用している家も多く、セルコホームももちろんインナーガレージに対応しており、見た目も違和感なくすっきりとしたデザインで導入できます。
インナーガレージは夏の暑さからも車を守ることができ、荷物の出し入れもしやすいといったメリットもあります。一方で居住空間が削られてしまうというデメリットもありますが、愛車がそばにある生活というのはワクワクするものです。
車が好きでいつも車いじりをしていたいという人は、インナーガレージのある間取りがおすすめです。
老後を考えた間取りにする
セルコホームは寿命が長い注文住宅ですので、長く暮らすことを意識した間取りにしましょう。例えば寝室が2階にあってトイレが1階にあると、高齢者が寝ているときにトイレに行きたくなっても、トイレまで間に合わないなんてことがあります。
寝室とトイレを同じフロアにしたり、掃除をしやすいように部屋の凹凸を減らすなどの工夫をして、歳をとってからも暮らしやすい間取りを意識してください。もちろんバリアフリーにしておくことも忘れないでください。
フロアごとに十分な収納を用意しておく
自由設計の家を建てるとき、収納力が低くて後悔するということがよくあります。これを回避するために十分な収納を確保した間取りにしておきましょう。各部屋ごとに収納を付けるのはもちろんのこと、大きめのウォークインクローゼットをフロアごとに用意してください。
「ロフトがあるから大丈夫」と思っていても、ロフトに上がるのも面倒になって保管したものを出さなくなります。収納は出し入れしやすさを重視しましょう。おすすめは玄関直結のクローゼットです。上着をすぐかけられるので、リビングに脱ぎっぱなしということがなくなります。
セルコホームの特長

セルコホームは住宅先進国カナダの資源や知恵を生かした「世界水準の安全な輸入住宅」を提供しているハウスメーカーです。カナダの住宅は多文化主義の影響もあってデザインが豊富で、セルコホームも個性的なスタイルから住宅デザインを選ぶことができます。
外観だけでなく内装もこだわっており、ヨーロッパデザインを好む人であれば、自分の理想とする注文住宅に仕上げることができます。素材にはカナダの木材を使用しており、室内のどこにいても木の優しさを感じられるのもセルコホームの魅力です。
それだけではなく耐震性や耐火性が優れており、さらに高密度なグラスウール32K相当を天井や壁、床などに採用しているため、高い断熱性が備わっています。夏は涼しく、冬は温かい空間になるので、電気代を抑えながらも室内で快適に過ごせます。
セルコホームで失敗しないための4つのポイント

セルコホームは低価格と言われていますが、品質を考えれば安いというだけで、決して安い買い物ではありません。しかも長く暮らすことになるので、建てる段階での失敗はできるだけ少なくしておきたいところです。失敗を防ぐために、下記の4点を意識して家づくりを行いましょう。
- モデルハウスで実際の家をチェックする
- 提案された間取りに家具や家電を書き込んでみる
- こだわりたいところにお金をかける
- 「タウンライフ家づくり」で間取りを比較検討する
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
モデルハウスで実際の家をチェックする
セルコホームの注文住宅で建てると決めたら、すでに1回訪問していても、もう1度モデルハウスをチェックしに行ってください。このときチェックするのは下記の4項目です。
- 外壁や内装の質感
- 設備のグレード
- 生活動線
- 収納スペース
実際に建てる家と同じ間取りになるわけではないため、間取りを気にする必要はありません。それよりも外観や内装の質感を確認しておきましょう。また設備のグレードもチェックしておき、標準装備で満足できるかどうか判断材料にしましょう。
実際の生活動線もイメージして、使いにくそうであればメモしておき、実際にヒアリングを受けるときに伝えるようにしましょう。また収納スペースについても標準でどれくらい収納できるのかを確認しておき、完成したときに収納力不足で悩まされないようにしましょう。
提案された間取りに家具や家電を書き込んでみる
セルコホームから間取りの提案を受けたら、その間取りに実際に使う予定の家具や家電を書き込んでいきましょう。そうすることで、部屋が広すぎたり狭すぎたりすることを防げます。また、家電をどこに配置するかがわかっていれば、コンセントのレイアウトも決めやすくなります。
セルコホームはリビング階段のある間取りも得意としていますが、リビングにソファなどを置いてみたら2階へ上がる動線が悪くなってしまったといった、実際に使い始める前に建物の問題に気づけることもあります。家具や家電を書き込むことで、打ち合わせもスムーズになります。
こだわりたいところにお金をかける
予算が限られている場合は、オプションを選ばずにすべて標準装備で済ませたくなりますが、それが建ててからの後悔につながります。予算オーバーしない範囲で、こだわりたい場所にしっかりとお金をかけてアップグレードしましょう。
セルコホームでお金をかけるべきポイントは空調設備です。断熱性や気密性に優れているのでエアコン1台で問題ないと担当者が言いますが、寒さが厳しい地域では部屋をしっかりと温められません。これでは快適に過ごせませんので、予算をかけて空調設備を揃えておきましょう。
「タウンライフ家づくり」で間取りを比較検討する

自由設計が魅力のセルコホームですが、理想の間取りを決めるためには、できるだけ多くの間取りを比較検討する必要があります。いくつもの間取りを比較することで、自分の理想とする暮らしをイメージできるようになり、満足度の高い家づくりになります。
この比較検討におすすめなのが「タウンライフ家づくり」です。このサービスを使うと、無料で複数のハウスメーカーや工務店から、間取り提案をしてもらえます。現在全国910社以上が提携しており、セルコホームもその中に含まれています。

他社が提案した間取りを参考にセルコホームでの家づくりを進めてもいいですし、セルコホームよりも魅力的な提案をしてくれる業者があれば、もちろん乗り換えてもOKです。相見積もりの形にもなるので、業者によっては通常よりも割引きしてくれるケースもあります。
まだ理想とする間取りが明確になっていないというのであれば、「タウンライフ家づくり」を活用して比較検討を行い、まずは間取りを決めるところから始めましょう。
まとめ
適正価格の輸入住宅として展開しているセルコホームですが、機能性の高さを考えるとリーズナブルですが、ローコスト住宅が増えてきたことを考えると、とても安いとは言えません。ただし寿命が長く建て替えの必要がないので、トータルコストはそれほど高くありません。
機能性の高さを考慮したら、むしろ割安感すらあります。自由設計ですので、自分の理想とする間取りにできるという魅力もあります。また、インナーガレージのように個性的な間取りにすることもでき、満足度の高い家づくりになるといったメリットもあります。
それでも、いきなりセルコホームだけに絞って家づくりを始めると、提案された間取りが自分たちに適しているのかどうかの判断ができません。まずは多くの間取りを比較検討するために「タウンライフ家づくり」を活用して、満足度の高い家づくりを目指しましょう。