【4月版】火災保険シミュレーション4選!プロが失敗しない火災保険の選び方を解説

火災保険に加入するときに、まず気になるのは保険料ですよね。戸建ての火災保険ですと10年契約で30万〜40万円程度の出費になります。さらに地震保険や家財保険の加入で、どれくらいの保険料になるのかなども見積依頼をする前に把握しておきたいところです。

そんなときに便利なのが保険会社の見積もりシミュレーションです。シミュレーションの精度は保険会社によって違いますが、上手に使いこなせば保険料相場や条件別の比較などができ、保険選びに役立ちます。そこで、今回は火災保険のシミュレーションについて詳しく解説していきます。

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火災保険のシミュレーションでできること

火災保険に加入するときには、検討しなくてはいけないことがいくつもあります。例えば下記のような検討項目があります。

  1. 備えるべき災害とリスク
  2. 建物の補償額をいくらにするか
  3. 家財の補償額をいくらにするか
  4. 地震保険の要不要

予算に余裕があるならそれほど悩むことはないのですが、住宅取得で予算の残りが少ない場合には、不要な補償内容を省いたり、家財の補償額を減らしたりして、予算内に収まる最適な組み合わせを見つける必要があります。

火災保険のシミュレーションは、その最適な組み合わせを見つけるのに役立つサービスです。例えば、地震保険の有無で保険料がどれくらい違うのかを簡単に比較できます。さらに、保険会社ごとに違ってくる保険料を比較し、保険料が安い火災保険を探すのにも使えます。

ただし、どの保険会社のシミュレーションでも細かく比較できるわけではありません。それぞれに個性がありますので、次章ではシミュレーションを用意している保険会社を紹介し、どのような特徴があるのかをご紹介していきます。

シミュレーションのある保険会社4選

クリックで飛べる住所入力電話入力地震保険
損保ジャパンなしなしあり
楽天損保必須なしあり
セコム損害保険なしなしあり
ジェイアイ生涯火災保険なしなしあり

火災保険のシミュレーションは保険の検討をするときに、とても便利なサービスですが、すべての保険会社で用意されているわけではありません。そこで、ここではシミュレーションのある保険会社と、それぞれの特徴ついてご紹介していきます。

損保ジャパン

引用元:http://web.sjnk.jp/

  • 入力項目が少ない
  • 比較検討しやすいシミュレーション結果ページ

損保ジャパンの保険料試算はとてもシンプルで、都道府県や住宅タイプ、建物や家財の補償額などを入力するだけで、個人向け火災保険「THE すまいの保険」のプラン別保険料を計算できます。入力項目は最小限ですが、シミュレーション結果に地震保険の有無・契約期間ごとの保険料が表示されるので、結果表示だけで申込み条件の検討ができます。

楽天損保

引用元:https://fire.rakuten-sonpo.co.jp/

  •  建物がある場所の水災リスクがわかる
  • 「おすすめプラン」と「フリープラン」の結果が表示される

楽天損保はエリアごとの水災リスクによって保険料が変わります。このため、シミュレーションでは正確な住所を入力することになりますが、水災リスクがわかりますので、水災補償を加えるかどうかの判断がしやすくなります。

シミュレーション結果は「おすすめプラン」と「フリープラン」が表示され、フリープランでは補償内容や自己負担額の変更ができ、組み合わせごとの保険料を簡単にチェックできます。

セコム損害保険

引用元:https://direct.secom-anshinmyhome.jp/

  • わかりやすい条件入力ページ
  • シミュレーション結果ページで簡単に条件変更

セコム損害保険のシミュレーションは入力項目が多くなっていますが、説明がとてもわかりやすく、専門的な知識がなくても詳細な見積もりを算出できます。見積条件を入力するときにプランまで選ぶ必要がありますが、シミュレーション結果のページで簡単に変更できるようになっています。

シミュレーション結果のページでは特約についても選ぶことができ、必要な特約を追加して再計算できます。ただし地震保険の有無はシミュレーション結果ページで変更できないため、再度条件を入力し直す必要があります。

ジェイアイ生涯(傷害)火災保険

引用元:https://www.jihoken.co.jp/ieho/sim/

  • 目的に合わせた2段階のシミュレーション
  • 補償内容や特約を選ぶと自動的に保険料表示が変わる

ジェイアイ生涯(傷害)火災保険のシミュレーションは、簡易シミュレーションと詳細シミュレーションの2段階になっており、簡易シミュレーションでは全ての補償項目を選んだ場合と、最低限の保証項目を選んだ場合それぞれの概算保険料を算出できます。

もっと詳しく計算したい人には詳細シミュレーションを用意されており、こちらは補償内容や特約を選択すると保険料が自動的に変わる仕組みになっていおり、条件を変えての比較が簡単にできるようになっています。

シミュレーションを利用するときの注意点

保険会社のシミュレーションはとても便利なサービスですが、利用するときには気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。どのような点に注意すればいいのか、詳しく見ていきましょう。

提示されるのは概算料金

火災保険シミュレーションで算出される見積もりは、入力した条件での概算料金です。実際に申し込みをする場合には、細かな条件が追加され、保険料が上がってしまうこともあります。どのシミュレーションページにも記載されていますが、保険料の目安として考えてください。

もちろん、実際の保険料とかけ離れている見積もりが提示されることはありませんが、複数の火災保険を比較しているときに、シミュレーションでは商品Aのほうが保険料は安いのに、実際の保険料は商品Bのほうが安いということが発生します。

シミュレーション結果は確定金額ではないということを、頭に入れておきましょう。

2〜4社でシミュレーションをする

火災保険の保険料は保険会社ごとに違います。このため、同じ条件でシミュレーションをしても損保ジャパンと楽天損保では保険料が変わってきます。少しでも保険料を安くしたいなら、できるだけ多くの保険会社でシミュレーションを行い、最安値になる保険を見つけましょう。

ただし、補償内容や特約によって保険料がどのように変わるかを確認するのは1つのシミュレーションだけで十分です。使いやすさを考えると、申込み条件の検討をするときには楽天損保かセコム損害保険のいずれかを利用するのがおすすめです。

注意事項をしっかりと確認する

シミュレーションページには、様々な注意事項が書かれています。例えば楽天損保の場合には次の注意書きがあります。

  • 下記の保険料には、インターネット割引(10%割引)が適用されています。(地震保険を除く)
  • この契約には、保険契約の自動継続に関する特約が付帯されます。
  • 払込方法はクレジットカードでの一括払のみとなります。

これを見逃して、窓口で申し込みをすると10%の割引が受けられず、さらに月払いにするとシミュレーション結果よりも保険料が上がってしまいます。シミュレーションを使うときには、どのような条件で算出したのか、注意書きをしっかりと確認しましょう。

また、申込み条件選びのワンポイントアドバイスが記載されているサイトもありますので、火災保険の知識が十分でないという人は、そのようなアドバイスもチェックしておきましょう。

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火災保険を安くするための4つのポイント

火災保険のシミュレーションを使えば、様々な条件での見積もりを簡単にできてしまいますが、選択項目がとても多く、どこを変えれば保険料が安くなるのか判断できないという人もいるかと思います。そこで、どうすれば保険料が下がるのか、そのポイントを4つご紹介します。

地震保険・家財保険を省く

保険料を少しでも安くしたいなら、あまりおすすめはしませんが地震保険や家財保険を省きましょう。この2つの保険があることで、保険料は大幅に上がってしまいます。

住宅ローン契約に必要だから仕方なく火災保険に入るという場合には、これらの保険は外してください。(はずすことも検討してみてはいかがでしょうか?)

丸尾

ただし地震被害にあったときや、火災で家財がすべて使い物にならなくなったとき、元の状態に戻すにはかなり高額な出費になります。この2つを外すかどうかは慎重に検討しましょう。

リスクの低い補償内容は省く

地震保険と家財保険の次に、保険料に影響するのが補償内容です。フルサポートですと火災だけでなく風災や水災、盗難など幅広く補償してもらえますが、それだけ保険料が上がってしまいます。自分の家に必要のない補償は外してしまいましょう。

丸尾

例えば浸水リスクがない高台エリアなら水災補償は不要ですし、セキュリティがしっかりしているマンションなら盗難補償はいりません。このように本当に必要な補償内容だけに絞ることで、保険料を抑えることができます。

10年契約一括払いを選ぶ

10年契約は廃止

現在は保険契約は最長5年になっております。2022年11月19日時点の情報。

契約期間と支払い方法も保険料に影響します。最も安くなるのが10年契約一括払いです。1年契約一括払いと比べると、8〜10%程度保険料が安くなります。保険料が50万円なら、4万〜5万円も安くなるのでかなりお得です。

免責金額を設定する

火災保険に免責金額を設定すると、支払われる保険金が減ってしまいますが、保険料は下がります。それほど大きな差額になるわけではありませんが、火災保険によっては20万円や30万円の免責金額を設定でき、そうなると保険料が数万円安くなります。

丸尾

他の方法と比べるとそれほどインパクトはありませんが、1円でも安くしたいなら免責金額を設定しましょう。ただし、いざというときに受け取れる保険金が少なくなるので、設定した免責金額分は別途貯蓄しておきましょう。

一括見積りサイトならシミュレーション不要

保険会社が用意しているシミュレーションを使えば、誰でも簡単に火災保険の検討や比較ができます。ただしそれらの作業をすべて自分だけで行おうと思うと、かなりの時間がかかってしまい、途中で面倒になってしまうことがよくあります。

そこでおすすめなのが、火災保険一括見積もりサイトです。このサイトを使えば、見積条件を入力するだけで、条件に見合った火災保険の見積もりを提供してもらえます。それも1社だけでなく、サイトが提携しているいくつかの保険会社から見積もりを出してもらえます。

見積条件の入力は最短で3分程度で終わりますので入力時間を短縮でき、さらに火災保険の絞り込みまでお任せできます。あとは提出された見積もりを比較して、最適な火災保険を選んで契約するだけです。

無駄なくスムーズに火災保険を選ぶことができますので、あまり時間をかけたくないという人や、自分で絞り込みをするのが難しいと感じている人は、火災保険一括見積もりサイトを活用しましょう。

火災保険一括見積もりする

まとめ

火災保険に加入するときに、予算が潤沢にあるなら悩むことなくフルサポート+地震保険で手厚く補償してくれる保険を選べばいいのですが、予算が限られている場合には、必要な補償内容の見極めが必要で、保険料を確認しながら、補償内容や特約を組み合わせていく必要があります。

そういうときに保険会社のシミュレーションは、とても役に立ちます。火災保険に詳しくない人でも直感的に選べるようなわかりやすい構成になっており、さらには保険選びのワンポイントアドバイスなども記載されています。

火災保険を検討するときにはぜひ利用してもらいたいサービスなのですが、1つだけ面倒な点があります。それは保険会社ごとに申し込みをしなくてはいけないという点です。このため、仕事が忙しくて時間がないという人にはあまり向いていません。

そのような人はシミュレーションを使うよりも、火災保険一括見積もりサイトの利用がおすすめです。火災保険の窓口では一括見積りだけでなく、保険選びの相談まで行っており、さらには保険加入後もサポートを受けられます。シミュレーションを使いこなすのが難しいと感じている人は、ぜひ火災保険の窓口をご活用ください。