ウイルス対策を施した注文住宅の「ウイルス対策MAX」で注目されているイシンホーム。知名度はそれほど高くありませんが、全国での着工棟数が3,000棟あり、良質な家を適正な価格で手に入れたいという人たちに人気のハウスメーカーでもあります。
ただフランチャイズ展開をしており、実際の対応は地域密着型の小さな工務店が行っていることがほとんどで、本当に依頼していいか不安になりますよね。また、本当に適正な価格で購入できるのか、坪単価なども気になるかと思います。
そこで、ここではイシンホームの注文住宅の坪単価と魅力についてご紹介し、満足度の高い家づくりにするコツについて解説していきます。イシンホームが気になっているという人は、ぜひ参考にしてください。
イシンホームの坪単価と商品ラインナップ

イシンホームは岡山に本社のあるハウスメーカーですが、フランチャイズ展開により日本全国約230店も拠点があります。大きな購買力を活かしてプライベートブランドの建材を開発しするなどして、コストを徹底して下げることで、高品質でありながらリーズナブルな価格を実現しています。
実際に家を建てた人の坪単価は40万〜65万円で、格安ハウスメーカーよりはやや高めです。ただし、これまでの自由設計の枠組みを超えたHEIG設計により、本当に価値のある注文住宅を建てることができ、さらには高品質な設備が標準で揃っており、価格以上の満足度を得ることができます。
また、商品ラインナップは個性的で、家を建てるときにコンセプト似合わせて選ぶことができます。それぞれどのような個性があるのか見ていきましょう。
ウイルス対策MAX

参照:イシンホーム
ウイルス対策MAXは、12のウイルス対策が標準装備されている注文住宅です。汚れた服を除菌するクリーンルームや除菌水付きの洗面台、抗ウイルス床など様々なウイルス対策が施されており、徹底して室内でウイルスが繁殖するのを防いでいます。
MAXなのはウイルス対策だけでなく、高品質な設備を標準でフル装備しており、さらには太陽光発電が付いているため、ソーラーによる売電と減税、補助金があり、住宅ローンの返済を最小限に抑えることができます。このようにコロナ禍における経済面での不安も解消してくれます。
機能性だけでなく外観も美しさにこだわっており、家事が楽になるように考えられた設計も高く評価されている。イシンホームの技術とノウハウがすべて詰まった、おすすめの注文住宅です。
Beauty seven

参照:イシンホーム
Beauty sevenは、住むだけで健康美人になることを目指した注文住宅です。紫外線をカットするために「UV76%カット窓」を採用し、肌荒れや髪のパサツキを防ぐための「クリン軟水シャワー付きお風呂」が標準装備されています。
それらを合わせて7つの美容効果がある設備が導入され、普通に生活しているだけで美しさと健康を手に入れることができます。他社ではオプションになっている設備で、同じものを追加しようとすると約481万円もかかりますが、Beauty sevenは標準装備ですので追加費用はかかりません。
さらに冷暖房効率が高いため光熱費が抑えられるので、太陽光発電での売電が可能で、収入を得ることもできます。美容にも健康にも良い家でありながらも、ランニングコストを最小限に抑えることができる魅力的な商品です。
フェニックスセブン

参照:イシンホーム
防災にこだわったイシンホームの注文住宅がフェニックスセブンです。耐震ブレーキや太陽光発電、蓄電池など、7つの防災設備が標準装備となっています。震度7相当の揺れにも8回耐えることができ、さらには豪雨による浸水も防ぐ構造で、どんな自然災害が起きても安心です。
7つの防災設備を追加しようとすると600万円かかりまずが、フェニックスセブンはもちろん0円。さらに樹脂サッシやLow-Eガラス、宅配BOXなど、他社ではオプション扱いになるものも標準装備にしつつも、月々の支払いが5.2万円という格安プランも用意されています。
フェニックスセブンは、坪単価だけでは判断できないコストパフォーマンスに優れた商品です。
夢現未来

参照:イシンホーム
夢現未来は今を快適にするための装備を充実させるだけでなく、未来の暮らしを快適にする装備を選べる注文住宅です。例えばAIやIoTのある未来の暮らしを手に入れるための「スマートHEMSパック」や、スマートフォンと繋がるドアホン、電気を賢く貯められるハイブリッド蓄電システムなどを導入できます。
「家事をもっと楽にしたい」「1年中快適な室内環境で暮らしたい」そんな希望を最新のテクノロジーで叶えてくれる注文住宅が夢現未来です。新しい技術に触れるのが好きという人なら、夢現未来がもたらしてくれる快適な未来に、きっと満足できるはず。
MAXスマハ

参照:イシンホーム
電気機器やガス機器に効率のいい省エネ設備を選び、エネルギーモニターで電気の発電量を確認できる家のことをスマートハウスと呼びます。イシンホームでもスマートハウスを手掛けており、その商品が「MAXスマハ」になります。
通常のスマートハウスは省エネだけを考えて設計されていますが、イシンホームのMAXスマハは省エネだけでなく収益をもたらすなどの、賢さを備えた注文住宅です。太陽光発電や外反射断熱を備えた外壁、全室LED証明など、徹底してエネルギーのムダをカットできる商品になります。
四季-ZEN

参照:イシンホーム
日本人が落ち着く、木のぬくもりを感じられる注文住宅が「四季-ZEN」です。大きな窓で光を取り込み、さらには1.5倍以上広く見える設計を行っているので、ゆったりとしたゆとりを感じられる空間で、日々の生活を送ることができます。
日本の伝統デザインを活かしつつも、最新のトレンドを取り入れ、さらには家事を楽にする動線や家事の合間にくつろげる自分だけの小部屋など、暮らしが快適になるアイデアも詰まったこだわりの住宅です。穏やかに上質な時間を過ごしたいという家族におすすめの住宅です。
イシンホーム注文住宅の3つの魅力

高機能設備がついていながらも、坪単価が40万〜65万円とリーズナブルであることが、イシンホームの特長ですが、同じようなコンセプトのハウスメーカーは他にもあります。それなのに、なぜ数あるハウスメーカーの中から、イシンホームの注文住宅が選ばれるのでしょう。
それには3つの大きな理由があります。
- 初期費用0円の太陽光発電で約480万円の収入がある
- HEIG住宅設計で幸福度の高い暮らしができる
- 追加のオプション費用が少なく資金計画を立てやすい
それぞれの理由について、その魅力を詳しく解説していきます。
初期費用0円の太陽光発電で約480万円の収入がある
イシンホームの注文住宅には太陽光発電システムが標準装備されています。これだけなら他のハウスメーカーでも珍しくはありませんが、イシンホームの場合には光熱費を削減するだけでなく、売電や補助金によって35年で約480万円の収入になる仕組みがあります。
この太陽光発電システムはリース契約で設置するので、初期費用がかかりません。リース料は売電収入から支払うため、実質0円で導入できます。さらにリース料の支払いを差し引いても売電収入があり、11年目からはリース料もなくなるので、35年で480万円の収入になります。
もし2,500万円で家を建てたとすると、2,020万円で建てたのと同じ計算になりますので、実質の坪単価はさらに下がります。このようにトータルの出費を抑えることができ、コストパフォーマンスに優れているのがイシンホームの魅力のひとつになります。
HEIG住宅設計で幸福度の高い暮らしができる
イシンホームは自由設計ではなくHEIG設計で注文住宅をデザインします。HEIGというのは耳慣れない言葉かもしれませんが、イシンホームがコンセプトとする単語の頭文字をとったものになります。
- Human/Happy life
- Ecology/Eco-price/Eco-life
- Idea/Ideal
- Good design
自由設計は「自由」とはいうものの、実際には設計事務所の都合でデザインや間取りが決まっています。ところがHEIG設計は、そこで暮らす人の幸せな人生から逆算し、省エネと経済性も考慮してデザインされています。
暮らしを豊かにするためのアイデアが豊富で、ただ美しいだけでなく機能美も備えており、足りないものはひとつもありません。高い安全性能はもちろんのこと、そこで暮らす人の健康や快適さを追求し、さらには経済面でのメリットまで考慮した最高のマイホームが手に入ります。
追加のオプション費用が少なく資金計画を立てやすい
家を建てる前に坪単価をチェックするのは、予算内に収まるか不安だからですよね。でも坪単価というのは標準装備での金額になるため、実際に家を建てるとなるとオプションで追加費用が発生し、理想の家を目指していくうちに簡単に予算オーバーになります。
ところがイシンホームは標準装備がほぼフル装備ですので、オプションの追加がほとんどありません。さらにファブレスとフランチャイズ体制により経費を大幅削減しており、他社の同等クラスの注文住宅と比べると約500万円も安く家を建てることができます。
標準装備でありながらも、プライベートブランドの建材を使用するため、建物と設備がコーディネートされており、統一感のある家に仕上がります。低価格でありながらも高品質で、さらに売電収入もありますので、収入が少ないという人でも素敵なマイホームを建てられます。
イシンホームで満足度の注文住宅を建てるコツ

坪単価が安く、標準装備がフル装備と、非の打ち所がないように思えるイシンホームの注文住宅ですが、それでも実際に建てた人の中には、不満を感じている人もいます。
そこで、ここではどのような点に不満を感じているのかをご紹介し、同じ問題が発生しないようにどうすればいいのか、そのコツをご紹介していきます。
太陽光発電での売電を期待しすぎない
太陽光発電で売電でき、収入を得られるのがイシンホーム最大の魅力です。ところが売電価格は年々下がりつつあり、数年前よりも確実に売電収入が下がっています。実際に以前はこの売電の仕組を使い「ローン0円住宅」が用意されていましたが、現在はラインナップから消えています。
安定して収入を得られるのがリース期間の10年間だけで、10年後には売電価格はさらに下がる可能性もあります。
太陽光発電
ところがメンテナンスに費用がかかりますし、太陽光パネルなどの劣化などもあり、11年目からは思うように稼げないという声もあります。
それでも損をするわけではなく、あまりに期待しすぎた反動として後悔しているケースがほとんどです。太陽光発電による売電は将来にわたって収益が約束されているわけではありませんので、期待しすぎて皮算用とならないように気をつけましょう。
依頼する工務店の経営状態を調べておく
イシンホームで家を建てるときに、気をつけなくてはいけないのが依頼する販売店の経営状態です。イシンホームはフランチャイズ経営ですので、契約は販売店と行います。
販売店の多くが地域密着型の小さな工務店で、経営的に余裕がありません。経営が悪化して倒産することもありますし、後継者がいなくて廃業することもあります。イシンホームで家を建てるときには、必ず倒産リスクについて担当者と話をしておきましょう。
もちろん倒産しないことが理想ですが、新型コロナウイルスの感染拡大のように、5年後10年後に何が起こるかはわかりません。建てている最中に倒産した場合、建ててからの保証を受けられる10年間に倒産した場合、それぞれの対処方法を確認し記録として残しておきましょう。
他社の提案も合わせて検討する
イシンホームは他のハウスメーカーとは方向性が違い、そこで暮らす人の喜ぶ姿を最優先して住宅設計をしてくれます。しかも坪単価も安く設備も充実しているため、最初から1社に絞って家づくりを進めたくなりますが、本当に満足できるマイホームを期待するなら少し待ってください。
家づくりで最も重要なのはハウスメーカー選びです。どこに依頼するかで金額的な満足度も、暮らし始めてからの満足度もまったく違ってきます。ですので、いきなりイシンホーム1社に絞るのではなく、複数のハウスメーカーや工務店に提案をしてもらいましょう。
最近は「タウンライフ家づくり」のように無料で一括見積りできるサービスがあり、1回の情報入力で複数の業者から提案してもらえます。このサービスを使えば、時間も手間も省いて複数の提案を比較検討できます。
そうすることで自分の予算でできることのイメージが膨らみ、さらには自分たちが理想とする住まいの姿が見えてきます。イシンホームで家を建てると決めていても、他社のアイデアで良いものがあれば取り入れることもできます。
比較検討せずに家を建てるというのは、満足度を下げる要因になります。多少時間をかけてでも複数の業者と話を進めて、最適な提案をしてくれたハウスメーカーや工務店と契約しましょう。
まとめ
充実した標準装備で坪単価も安く、さらには家を建ててから売電で収入を得られるイシンホームの注文住宅。間取りも暮らす人のことを最優先に考えて設計されており、これ以上ない条件で理想の家を建てることができます。
ただし、実際に担当するのは地域密着型の小さな工務店ということが多く、倒産や廃業のリスクがあります。また、売電価格も年々下がっており、10年間は収入が保証されても、11年目からはほとんど利益にならない可能性もあります。
それらはあくまでもリスクであり、実際に起きるかどうかはわかりませんが、建ててから後悔しないように、きちんと事前に確認をして不安要素を取り除いておきましょう。これらに対して回答をはぐらかすようであれば、もっと信頼できる他のハウスメーカーとの契約がおすすめです。
また、家づくりで失敗したくないのであれば、1社に絞らずに、「タウンライフ家づくり」のようなサービスを利用して、複数社の提案を比較検討しましょう。そうすることで視野が広がり、理想の家をイメージしやすくなります。
1社に絞るよりも時間はかかりますが、数千万円の買い物で失敗しないためにも必ず比較検討をして、納得した上で契約しましょう。