ハウスクリーニングを自分ですれば退去時の敷金は全額戻ってくる?

引越しのときに気になるのが、敷金がいくら戻ってくるかですよね。敷金は家賃の1〜2ヶ月分が基本ですから、家賃が6万円でも最大12万円戻ってくる計算になります。ただし、退去時にハウスクリーニング料金を差し引かれることがほとんどです。

だったらハウスクリーニングを自分で行えば、敷金はすべて帰ってくるのではないかと思うかもしれません。

さてハウスクリーニングを自分で行った場合、敷金は全額戻ってくるのでしょうか。ここでは退去時のハウスクリーニングと敷金の関係について紹介します。

自分でハウスクリーニングを行うときも業者に依頼する

まず、引越し時のハウスクリーニングに関しては、100%自分で行うことは無理だと考えてください。

自分で行うというのは、自分でハウスクリーニングの業者に依頼するということであって、自分で一生懸命掃除をするということではありません。

プロのハウスクリーニングの作業は、私たちが想像している以上に徹底してキレイに掃除します。

専用の道具や洗剤などを用いて行いますので、短時間で清掃が完了しますが、私たちが同程度の仕上がりになるまでクリーニングするには倍以上の時間がかかります。

敷金を返還してもらうために自分で一生懸命クリーニングしたけど、大家さんがキレイになったと認めないと、せっかくの作業が無駄になってしまいます。

完全に自分でハウスクリーニングをするのは諦めて、安値でハウスクリーニングをしてくれる業者に依頼することをおすすめします。

引越し時にハウスクリーニングを行うメリットとデメリット料金相場

ハウスクリーニングを受け入れるしかないケースもある

入居時の契約に「退去時にハウスクリーニング代を敷金から差し引く」という項目が入っている場合、これは大家さんや不動産業者の指定するクリーニング業者にハウスクリーニングを委ねるしかありません。

法的には指定されたハウスクリーニング業者に依頼する必要はなく、自分でクリーニングをしても問題はありません。ただし、勝手に行うと必ず揉めることになります。

必ずハウスクリーニングを自分で業者に依頼してもいいか、大家さんや不動産業者に確認をしたうえで依頼するようにしてください。

そこでNGだと言われたら、そこは無理を通すべきところではありません。指定のあったクリーニング業者に任せるようにしてください。

敷金を少しでも多く取り戻すためにすべきこと

敷金が戻ってくる条件を「原状回復」だと思っている人がいますが、実際は通常使用で壊れてしまったものなどは、その回復義務は大家さんにあります。

畳の表替や、フローリングの擦り傷、キッチンやトイレの消毒などはすべて貸主がメンテナンスする必要があります。

ただし、どこまでが貸主負担で、どこからが借主負担になるかが不明確になっているため、契約書によっては、居住年数によってその割合を決めている不動産業者もあります。

例えば壁紙の耐久年数が6年と設定されていた場合、入居時に壁紙交換を行ってもらった場合は、6年以上住めばその壁紙の交換は貸主の負担になります。

3年で引越しをした場合は、壁紙交換費用の半分を借りた人が負担する。そんな契約になっている人が多いかと思います。

まずは自分の契約がどのような契約になっているのかを、契約書を見てチェックしてください。そして、どのような条件になれば敷金が戻ってくるのかを、書き出してまとめてみましょう。

ある程度長い期間暮らしていれば、故意的に凹みを作ったり、部屋を傷つけたりしたのでなければ基本的に敷金は戻ってくることになります。

そうなると問題はハウスクリーニング代だけです。ハウスクリーニングを自分で行うことを大家さんや不動産業者に認めてもらえるかどうかが、敷金全額返還の鍵になります。

敷金の正しい意味について以下の記事で解説しています。

知らないじゃ済まされない!敷金の正しい意味を知りトラブルを回避する

まとめ

大家さんや不動産業者の許可があれば、ハウスクリーニングを自分で行うことは可能ですが、実際の作業を行うのはハウスクリーニング専門の業者に任せましょう。

すべて自分で行うのと、プロに任せるのとでは仕上がりも時間も大きく変わってきます。

また長い期間暮らすのであれば、敷金が戻ってこない要因はハウスクリーニング代だけですが、短期間での引越しの場合、契約によっては借主負担が発生することもありますので、必ず敷金返還の条件を契約書で確認するようにしましょう。