妊娠中の引越しのタイミングと注意事項

旦那さんの仕事の都合で、どうしても妊娠中に引越しをしなくてはいけなくなったり、現在の間取りでは子育てが大変だから引越しを決めることがあります。

引越しを決めたのはいいのですが、妊娠中の引越しは危険がいっぱいです。

そんな妊娠中の引越しを安全に行うためには、いつどのようなタイミングで行えばいいのか、紹介します。

産後よりは妊娠中のほうがいい

妊娠したので引越しの予定を変えて出産後に行う人もいますが、これはあまりおすすめできません。

妊娠中のリスクは回避できるのですが、出産後は朝から晩まで授乳や夜泣きもあり、常に赤ちゃんに合わせて行動しなくてはいけませんし、お母さんの体力もまだ戻りきっていませんから、精神的にも肉体的にも常に疲れている状態です。

こんなときに引越しをするのはあまり得策ではありません。

出産後に引越しを行う場合

赤ちゃんが6ヶ月以上で、できれば他の人に預かってもらえるような状態(ミルクが飲める)にすることをおすすめします。

産後か妊娠中に引越しをしなくてはいけないのであれば、それぞれのリスクをしっかりと考え、負担の少ない引越しを心がけてください。

妊婦さんにおすすめの引越しのタイミング

ご周知のとおり妊娠期間には以下の時期があります。

  • 妊娠超初期・・・妊娠0週最終月経の初日から4週までになります。
  • 妊娠初期・・・妊娠5週から15週までになります。
  • 妊娠中期・・・妊娠16週から27週までになります。
  • 妊娠後期・・・妊娠28週から39週までになります。

妊娠がわかるのは生理が遅れたタイミングなので、すでに妊娠初期の5週目ということになります。妊娠がわかってお腹が大きくなる前に早く引越しを済ませてしまおうと思ってしまいがちですが、ここは慎重に時期を見定めましょう。

安定期に引越しする

妊娠がわかってからは初期、中期、後期とありますが、引越しをするなら安定期と呼ばれる妊娠中期がおすすめです。

まず妊娠初期はつわりなどで気持ちが悪くなることもあり、とても引越しどころではありません。体のホルモンバランスも崩れ、小さなことにもイライラしてしまいがちな妊娠初期はあらゆる面で引越しに適していませんので避けるようにしてください。

妊娠後期はちょっとした動作にも気を使う時期です。本人が大丈夫と言っても、見ている周りが心配になります。

見た目が明らかに妊婦さんだとわかるため、引越し業者も気を使うことになります。作業が慎重になり、進みが遅れる可能性もありますので、できるだけ妊娠後期も避けてください。

よく出産前の旅行も妊娠中期のほうが良いと言われますし、お医者さんの許可もでやすいでしょう。しかし注意したいのは、安定期なら安心なわけではなく、「まだ安心できる」という程度ですので、必ず無理はしないようにします。

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妊娠初期に引越しを避けたほうがいい理由

話が少し戻りますが、なぜ身軽な妊娠初期に引越しを避けたほうが良いのか説明します。

流産とは、妊娠22週未満に妊娠が終わってしまうことで、自然流産の発生頻度は約15%です。妊娠12週未満を早期流産、12週以降22週未満を後期流産と区別します。

このように、妊娠初期の自然流産発生率は5人に一人の割合と言われており、けして珍しいことではありません。本来は原因もわからないため誰も悪くないのですが、どうしても自分がいけなかったと責めたりしてしまうものです。もしこのタイミングで引越しを行い、何かあった場合はとてもじゃありませんが新生活を気持ちよくスタートできません。

上の子がいる場合の引越し

2人目3人目の場合、上の子を見ながら引越し準備をすることになりますが、引越し当日は荷物の中ふざけたりすると危険なので、なるべく保育園や実家に預けられる時間帯で引越し作業を終わらせられるようにするとスムーズに終わらせられます。

保育園に入れてない場合は、一部の認可保育園で「一時預かり」なども有料で行っているところもあるので是非利用してみましょう。

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妊娠中の引越しの手続き

引越しには様々な手続きが必要になりますが、最も重要なのは病院探しです。産婦人科はもちろんですが、出産後にお世話になる小児科も探しておくと安心です。

転居先の産婦人科を探す

引越しとは直接関係ありませんが、妊娠中に引越しをするときに他県や現在地からアクセスの悪いところに引越した場合は、病院を変える必要が出てきます。

現在のお医者さんに紹介状を書いてもらい、新居での病院通いをスムーズに行えるようにしてください。

引越してからだと近所に病院が見つからないということが実際に起きていますので、引越し前に必ず病院の目星は付けておきましょう。

POINT

病院が合わないかったり、妊婦さんが多すぎて受け入れできない場合も考えられるので、念のため引越し前に通いたい病院をいくつか調べておくことも重要です。

母子手帳も使えるか確認しておく

母子手帳は継続して使えますが、妊婦健康診査受診票は新しい住所のものを使用することになりますので、旧住所の母子手帳と妊婦健康診査受診票を転入届と一緒に提出してください。

妊娠中の引越しで注意すること

妊娠中に引越しする際に、妊婦さんとご主人が気をつけたいことをそれぞれ紹介します。

妊婦さんが気をつけること

いざ引越しをするとなったら、妊婦さんは基本的にノータッチにしてください。小さなゴミを拾うこともしないで、ただ指示をだすだけにしてください。

性格上どうしても動きたくなる人は、その期間中だけ実家に帰るなどしたほうがよいかもしれません。

引越しとなるとどうしても思い荷物を持ってしまったり、かがんだりしてしまいます。とにかく荷物には指一本振れないこと。そして引越し業者や家族に対して、できるだけイライラしないことを心がけてください。

これが妊娠中に引越しをするときの「約束事」になります。実際に引越しによる流産は珍しいことではありません。絶対に小さなものでも持たない、手伝わないようにしてください。

注意
引越し関係者全員に、妊娠中であることを伝えて下さい。知らない人が荷物を渡したりする可能性もありますので、妊婦さんを守るためにも必ず伝えておきましょう。

ご主人が気をつけること

またご主人はできるだけ奥さんのサポートや気遣いを怠らないようにします。旦那さんの動き方次第で女性は今後の子育てに安心感を覚えます。奥さんも手伝おうとすると思いますが、何かやり忘れてしまったりミスをしても決して責めてはいけません。

二人で一緒に引越し準備期間にやることリストを作成したり、必要な手続きについて確認しながら行うようにしましょう。

引越し準備期間にやることリストと必要な手続きの総まとめ

妊娠中のストレスは極力避ける

妊娠中の引越しはできるだけ避けたいのですが、どうしても避けられないときがあります。こればっかりは夫婦でしっかり話し合って決めるしかありません。

また産後よりも妊娠中期の安定した時を狙って行うことをおすすめしたいのですが、安定期といっても絶対安心ではないためできるだけ引越し作業に手を出さない、手伝わないスタンスでいてください。すべておまかせのパックを利用するのもひとつの手段です。

環境が変わるだけでも妊婦さんにはストレスになりますから、引越し中のストレスは出来るだけゼロにして、引越し中のリスクからもできるだけ遠ざかるようにしてください。