黒カビが繁殖しやすい場所はどこ?繁殖したあとに乾燥しても遅い!?原因や病気は?食べたらどうなる?4つの除去方法を紹介!

黒カビが繁殖しやすい場所を知っている人は多いと思います。しかし、黒カビはなにが原因で繁殖してしまうのか、分かっている人は少ないのではないでしょうか。そこで、黒カビの原因と黒カビの繁殖しやすい場所、黒カビによる病気、黒カビの発生を予防する方法と、発生してしまった時の除去方法について紹介します。

黒カビを見つけたら

生活をするうえで、切りたくても切れない黒カビ。黒カビは正式名で「クラドスポリウム」と言われています。住んでいる家の中は、掃除などの手入れを怠っていると、黒カビが発生してしまいます。黒カビが発生してしまうと、掃除は大変になりますし、そのまま放っておくと繁殖してしまいます。

そこで今回は、黒カビが発生する場所や特徴、黒カビの繁殖しやすい場所、黒カビが原因の病気や黒カビの除去方法や対策を紹介します。黒カビに悩まれている人は、黒カビの除去方法や対策をぜひ参考にしてみてくださいね。

黒カビとは

結露の多いところに生えるカビ

黒カビは、結露の多いところに生えるカビで、温度が20~30℃、湿度65%以上で発生してしまいます。特に繁殖しやすい場所は、湿気がこもりやすい場所、結露が発生してしまう場所、生活水でよく濡れてしまう場所などです。

湿度が高くなってしまうと、黒カビはより発生しやすくなるため、梅雨時や加湿器を使う時、水回りなどに注意が必要です。また見落としがちなのが、部屋の隅や家具の裏側など、掃除が行き届きにくく湿気が多くなりやすい場所で、特に注意が必要です。

黒色

黒カビは名前の通り、黒色のカビになります。結露対策などを普段からしている場合には、見ることがないかもしれませんが、忙しくて対策ができていない場合などは、ゴムパッキンなどが真っ黒になってしまいます。黒カビは徐々に黒くなるのがサインですので、早めの除去対策をしたほうが良いでしょう。

低温、乾燥に強い

黒カビは、湿度が高い場所で繁殖しやすいですが、繁殖した後に低温、乾燥状態にしても消えることはありません。屋外の空気中にも黒カビは発生している場合があるので、多少の低温、乾燥状態に対しては強いと言われているのです。

黒カビが繁殖した後に低温、乾燥しても遅いので、マメに掃除などの対策をして除去しましょう。除去した後に湿度が高くならないよう、低温、乾燥させると黒カビは発生しにくくなります。

食べてしまうとどうなる?

黒カビにはカビ毒と呼ばれる毒性はなく、万が一食べてしまったとしても、黒カビで食中毒などを起こすことはないため、体調を崩していない時には、あまり心配する必要はないと言われています。

しかし、毒性はないと言っても、食べて良いものではないので、食べる前に黒カビに気づいた時は、食べるのは控えたほうが良いでしょう。食べてから黒カビに気づいた時には、それ以上食べないことをおすすめします。

黒カビの繁殖しやすい場所

お風呂

黒カビは、湿気がこもりやすい場所で繁殖しやすいですが、お風呂はその典型的な場所になります。しかもお風呂には黒カビの栄養源となる「皮脂や垢」が、体を洗った時にお風呂の壁や天井、浴槽などに付着してしまうため、繁殖しやすいのです。

黒カビは、栄養源となる「皮脂や垢」「酸素」「湿度」「温度」が揃ってしまうと、大量に発生します。「皮脂や垢」がお風呂内の湯気に乗って天井へ付着し、黒カビの胞子を降らせ、黒カビだらけにしてしまうのです。お風呂に入った後には、黒カビを発生させないよう予防する必要があります。

入浴後には換気を行い、壁や天井に付着した汚れを水をかけて取り除き、水分を拭き取りましょう。お風呂内の換気ができている場合には、水分を拭き取る作業は省いても良いでしょう。

洗面所

洗面所は、お風呂と隣接している間取りの家が多いと思いますが、洗面台や洗濯機が一緒に置いてある場合が多いため、湿気が多くなりやすい場所になります。そして、お風呂と隣接していると、入浴後の暖かい空気が湿気とともに洗面所に流れ込むため、カビが好む環境になってしまうのです。

そして、洗面台で顔を洗ったり、歯磨きをするため、洗面台に汚れが付着してしまい、そこから黒カビが発生し始めます。そのまま対策もせず放っておくと、黒カビが大量発生してしまうのです。お風呂の時同様、洗面所も黒カビが発生しないよう予防しましょう。

お風呂の換気はもちろんのこと、洗面所の換気も行うことが大事です。窓や換気扇がない場合には、ドアや収納スペース、引き出しなどをできるだけ開けて風通しを良くしましょう。

扇風機を使うのも1つの手ですよ。そして、顔などを洗った時に汚れが洗面台に付着した場合には、その都度きれいに掃除しましょう。

窓のサッシ

寒い冬、室外と室内の温度差と、室内の湿気が多いことにより、結露が生じやすくなります。人間には欠かせない空気には水蒸気が含まれており、その空気が暖かい状態であればあるほど水蒸気を多く含み、冷えた状態であれば、水蒸気の量が少なくなります。

暖かい空気が冷やされてしまうと、空気中に含むことができる水蒸気の量が減ってしまうため、余った水蒸気は空気中には入りきらなくなり、水滴として現れてしまうのです。これが結露の原因となります。

そして、黒カビの条件となる「温度」「湿度」「酸素」「栄養源」が揃い、窓のサッシに黒カビが発生してしまいます。黒カビの栄養源には、天然繊維やほこり、皮脂などが挙げられ、自然にサッシのゴムパッキン部分などに溜まるのです。

窓のサッシに黒カビが発生しないようにするには、発生した結露を拭き取り、換気を行うことが大事です。しかし、毎日発生した結露を拭き取るのは結構大変な作業です。そんな時には、結露吸水シートなどを窓に貼り付けるだけで、吸水した水分を自然蒸発してくれますよ。

台所の流し

台所の流しは食材を洗ったり、食器や鍋、フライパンなどを洗ったりする場所のため、様々な汚れが付着しやすい場所になります。その汚れが黒カビの好む「栄養源」となります。

そして、お湯で洗い物をした場合には湿気や温度が上がることはもちろん、料理をする際にも湯気が出ることで湿気や温度が上がるため、黒カビの好む環境になります。

台所の流しは排水溝部分などに凹凸があるため、表面はきれいにしていても、凹凸部分に汚れが付着していると、そこから黒カビが発生してしまいます。台所の流しに黒カビが発生しないようにするためには、換気をすること、流しの掃除はすみずみまで行うことが必要です。

特に、流しの掃除はできるだけ毎日、調理~洗い物ごとにその都度行ったほうが良いでしょう。そして、掃除した後は乾いたタオルなどで水滴を拭き取るとバッチリですね。

エアコン

梅雨時期や夏、冷房もしくは除湿をエアコンで運転すると、エアコン内部が湿気だらけになり濡れた状態になります。エアコン内部の熱交換器が冷房などにより冷やされて、室内の暖かい空気を熱交換器に通し、空気を冷やして風を出す仕組みになっているため、熱交換器が結露してしまいます。

熱交換器の結露した水は、外のドレインホースより排出するのですが、強制的に結露の水を吸収したり、乾かすシステムにはなっていないため、エアコン内部が湿気だらけなのです。

この状態でエアコンを停止してしまうと、温度も湿度も上がってしまうので、黒カビの好む環境になり、黒カビが繁殖してしまいます。エアコンに黒カビを発生させないようにするには、エアコン内部を乾かしましょう。

冷房や除湿を使用した後に、エアコンの送風運転や内部乾燥、内部クリーン機能を使用してエアコン内部を乾かしましょう。風を回すだけですので結露は起きません。

フローリング

フローリングは、細菌やほこりなどの汚れが溜まりやすく、細菌の量はトイレの床の2.5倍以上とも言われています。そんな状態で、フローリングに布団を直敷きしそのままにしていたり、マットやカーペットを常に敷いたままだと、黒カビが発生してしまいます。

フローリングに布団を直敷きして、そのままという状態を万年床ですが、人間は寝ている間に汗を大量にかいているので、布団は湿気が溜まりやすい状態になります。その状態が長く続いてしまうと、フローリングと布団の間が密閉され、湿気の逃げ場がなく、黒カビが発生してしまうのです。

また、マットやカーペットも布団ほどではなくても、湿気がこもりやすい状態になってしまい、黒カビが発生してしまいます。フローリングに黒カビを発生させないようにするためには、万年床の状態を改善したり、マットやカーペットの掃除をこまめに行い定期的に干しましょう。

フローリングに布団を敷く場合には、フローリングと布団の間にバスタオルを敷いて湿気対策を行うか、すのこと除湿マットを活用しましょう。もちろん布団も定期的に干して乾燥させるのも対策の1つです。

マットやカーペットはずっと敷いているとカビ菌だけでなく、ダニの繁殖もしてしまいます。定期的に干し、床に防カビ効果のあるワックスや消毒用エタノールを塗布すると、カビ菌予防になりますよ。

壁紙

トイレや洗面所、お風呂、北側の部屋など、湿気が多く換気の悪い場所の壁紙に黒カビが発生しやすいです。また、キッチンの食器棚や冷蔵庫などを壁にくっつけて置いてあると、壁紙もしくは家具・家電類に黒カビが発生してしまいます。

壁紙に黒カビが発生しないようにするためには、換気をしっかり行うようにしましょう。換気しにくい場所の場合でも、ドアや収納スペース、引き出しなどを開けて、風通しを良くしましょう。

家具・家電類の裏側の壁紙は、家具・家電類と壁紙の間に隙間を作るようにし、風通しを良くしましょう。家具。家電類の裏側をこまめに掃除するのも効果的です。

洗濯機

洗濯機もお風呂及び洗面所同様、黒カビが発生しやすいです。黒カビが好む栄養源が洗濯槽内に付着しやすく、湿度も温度も繁殖に適しているためです。また、洗濯機内の構造が、黒カビの繁殖するのに効果的なため、カビが発生しやすいのです。

黒カビが繁殖した状態をそのまま放っておくと、洗濯した服や衣類に剥がれた黒カビが付着する場合があります。洗濯機内の黒カビを予防するためには、洗濯する前に黒カビの栄養源となる食べかすなどを衣類から取り除きましょう。

また、洗濯が終わった後には洗濯機のフタを開けた状態にして、湿気がこもらないようにしましょう。洗濯機に乾燥機能がある場合には使用するだけで、湿度も減り、温度も黒カビには好ましくない温度になります。そして、洗濯槽の掃除を定期的に行うようにしましょう。

黒カビの害や病気

喘息

黒カビが発生してしまうと、空気中に見えない黒カビの胞子が、大量に浮遊している状態になります。人間にとって、空気は生きるため絶対必要なものです。

しかし、その空気に黒カビの胞子が大量に含まれているとなると、呼吸で体内に黒カビの胞子をたくさん取り込んでしまい、呼吸器系に入り込むと喘息になる可能性があります。

アレルギー

黒カビには喘息だけでなく、アレルギーを引き起こす原因にもなります。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎など、免疫力に関係なく、黒カビの胞子を吸い込むことで起こる可能性があるのです。

黒カビの取り方や除去、対策など

1.こまめな掃除

黒カビを発生させないようにするためには、こまめな掃除が効果的です。黒カビは皮脂や垢、食べかす、汚れなどを栄養源にして繁殖していきます。こまめな掃除を行うことで、黒カビの栄養源となる原因を除去することになり、黒カビの繁殖を抑えることができるのです。

特に黒カビが発生しやすい場所では、普段見えない裏側などに黒カビが発生してしまうので、すみずみまで掃除を行い、黒カビを繁殖させないようにしましょう。

2.湿度管理

湿度が高くなりやすい水回りは、湿度管理を行うことで、黒カビの発生を防ぐことができます。水回りで作業を行った後は換気を行い湿度を下げる工夫をしましょう。また、湿度の根本的な原因の水滴を拭き取るようにすると、湿度管理を行うことができ、黒カビの発生を防ぐことができます。

3.通気、換気

通気や換気も、黒カビを発生させないようにするためには大事なことになります。特に水回りや結露の生じやすい窓付近は、風通しを良くして湿気を減らすようにしましょう。換気扇を使用するのはもちろん、換気扇がないところでは、風通しが良くなるように窓を開けたり、ドアを開けっぱなしにしましょう。

4.クエン酸と重曹を使って黒カビの除去

黒カビが発生してしまった場合には、クエン酸と重曹を使用して黒カビの除去を行いましょう。クエン酸パウダーと重曹パウダーを同量ずつ混ぜたものを黒カビ部分にのせ、スプレーボトルに入った水をパウダー部分に泡が立つくらいまで吹きかけて、30分ほどおき、固くしぼったふきんで拭き取ります。

壁に黒カビが発生した時には、クエン酸パウダーと重曹パウダーを水に溶かし、それぞれスプレーボトルに入れて、黒カビ部分に交互に吹きかけるようにしましょう。吹きかけた後はしばらく置いて、固くしぼったふきんで拭き取ります。

クエン酸パウダーの代わりに酢を使用すると、酢の原料の穀物が、黒カビのエサになる場合があるので、あまりおすすめしません。クエン酸パウダーと重曹パウダーを使用して黒カビが除去できない場合には、塩素系のカビ取り剤を使用して黒カビを除去しましょう。

まとめ

黒カビの原因と黒カビが繁殖しやすい場所、黒カビが原因の病気、黒カビの除去方法及び予防方法を紹介しました。黒カビは掃除を怠ったり、換気が上手くできない場所で発生しやすく、そのまま放っておくと、健康に大きくかかわることが分かったと思います。

どうしても仕事や学校などで忙しい人は、今回紹介したことがすべてできないかもしれません。しかし、黒カビが発生してそのまま放っておくのは、体に影響がある場合があるので、黒カビの除去はしたほうが良いです。

できれば、黒カビの発生をさせないよう、こまめに掃除を行いましょう。そして、日常生活を気持ちよく過ごせるようにしてほしいですね。