三回忌法要に参加する前にチェック!服装や香典・最低限のマナーやポイント!

三回忌法要に参加する遺族、参列者の方に向けて、知っておくべきマナーや常識をまとめました。遺族や参列者の方で、それぞれ参加するにあたり違いもあります。失礼のないように、事前にチェックしてみてください。

三回忌法要とは?

「三回忌法要」とは、故人が亡くなってから満2年目の命日に行われる法要のことです。四十九日法要・一周忌法要と並び、親族や近親者を招いて執り行う、大切な法要です。満3年ではなく、満2年で行いますので、注意が必要です。

手順としては一周忌法要とほぼ同じです。迷うことも少なくなっているとは思いますが、和やかに、つつがなく執り行うようにしましょう。出席者側の場合は、遺族の用意に感謝の気持ちを忘れず、失礼のないようにしましょう。

葬儀社やお寺の住職と相談をして、自宅、お寺、または斎場で法要を執り行います。その後は会場を移して会食(お斎)をし、故人を偲びます。菩提寺がある場合は、かならず菩提寺のご住職に相談をしてください。基本的には、1周忌法要の時に相談した相手に相談すれば迷うことはないと思います。

遺族の服装は?

男性の遺族の服装

正礼装は和装、モーニングコートですが、現在は法要に正礼装を着ることはほとんどなくなってきています。準礼装はブラックスーツです。いわゆる「喪服」として売られているスーツです。現在ではブラックスーツが一般的です。

略礼服としてダークスーツも着用できますが、遺族の立場では、なるべく略礼服を用意するようにしたほうが無難です。シャツは白の無地のものにしましょう。襟もワイドやボタンダウンではなく、レギュラーカラーのものにしましょう。

ベルト、靴下、靴は、すべて黒でそろえるようにしてください。靴は革靴を用意します。フォーマルな場では、ローファーやウィングチップはカジュアルすぎるとされています。黒のキャップトゥ、ストレートチップが一番ふさわしいでしょう。

女性の遺族の服装

正礼装、黒のワンピース、スーツ女性の喪服は、黒のワンピース、アンサンブル、黒のスーツが準礼装のブラックフォーマルとして一般的です。これに和装を加えて、正礼装となります。

略礼服として地味なワンピースなども着用できますが、学生でない限りは、やはりブラックフォーマルを用意するようにしたほうが無難です。派手なメイクやマニュキュアもNGです。アクセサリーも結婚指輪とパール、黒の髪留め程度にしましょう。香水も避けるようにしてください。ストッキングと靴は黒でそろえたほうが良いでしょう。

また、女性の場合は、極力、肌の露出をしないことを心がけてください。

子供・学生の遺族の服装

子供・学生は、制服があるようでしたら、制服がいちばん適した服装といえます。制服がない場合は、男の子なら、白シャツにブレザーなどを羽織るのがよいでしょう。女の子なら無地のワンピースやジャンパースカート、ブラウスにカーディガンを羽織ればよいでしょう。

色は黒がもちろん一番適していますが、手持ちがなければ無理に揃えず、濃紺やダークグレーなどでも浮いてしまうことはありません。一番悩むのが靴ですが、革靴がない場合は、黒や白のスニーカでも基本的にはかまいません。ただし、靴下やストッキングなどに黒を選べば無難といえます。

また、赤ちゃんの場合は、派手な色でなければかまわないと思います。無理にあたらしい物をそろえず、手持ちのものの中から、白や地味な色のシンプルなものを用意すればよいでしょう。

参列者の服装は?

男性の参列者の服装

三回忌法要以降は、略礼服またはブラックスーツとなります。基本的にはダークスーツで参列するのがよいでしょう。略礼服の場合も、ベルト・靴下・靴は黒でそろえるようにしたほうがよいでしょう。靴はローファーやウィングチップなどのカジュアルなものは避けたほうが無難です。ただし、ストレートチップ以外に、プレーントゥやUチップくらいまでは失礼になることはないと思います。

もちろん準礼服の喪服でもかまいませんが、遺族よりも格式の高い服装をしないようにしてください。また、金ベルトの時計やネックレスなど、なるべく目立つアクセサリーを身につけないように心がけてください。

女性の参列者の服装

女性もやはり、準礼装から略礼装の、黒のワンピースやスーツ、地味なワンピースが一般的です。ストッキングと靴は黒でそろえたほうが良いでしょう。やはり、遺族よりも目立つ服装は避け、略礼服の場合も、肌の露出を控えるようにしてください。

また、アクセサリーで身につけるものは、結婚指輪やパール、黒の控えめな髪飾りのみにしたほうがよいとされています。くわえて、派手なメイクやマニキュア、香水なども避けるようにしてください。

子供・学生の参列者の服装

基本的には遺族側と同じで、制服がある場合は制服を着用します。制服がない場合は、男の子は白シャツにブレザーなどを羽織るのがよいでしょう。女の子なら無地のワンピースやジャンパースカート、ブラウスにカーディガンを羽織ればよいでしょう。靴も革靴がなければ無理にそろえず、スニーカでもかまわないでしょう。

香典の相場は?

1万円前後の方

一般的に故人との関係が下記の間柄の方は、一般的に1万円〜3万円程度です。
「対象」
・血縁関係のない知人・友人の方。
・未婚の子、孫。

香典袋はあまり高価なものを選ばないほうが良いでしょう。新札ではなく、使い古したお札のほうが良いとされています。

2~3万円前後の方

故人との血縁関係がある方は、一般的に2〜3万円程度です。夫婦で出席する場合は、3万円〜5万円程度になります。香典袋も、それなりに格式のあるものを選ぶと良いでしょう。

上記と同じく、新札ではなく、使い古したお札のほうが良いとされています。

三回忌法要のお供えは何がいい?

食べ物

あまり高価すぎるものは返って気を使わせてしまうものです。5千円〜1万円程度までのものを選ぶようにしたほうが良いでしょう。また、高齢の方からお子さんまで喜ばれるもの、取り分けがしやすいもの、日持ちのするものが喜ばれます。和菓子をはじめ、クッキーやカステラ、プリンやゼリー、羊羹などがよいでしょう。

お菓子以外では、果物が喜ばれます。丸いものがよいとされていますので、メロンや桃などの丸いフルーツの中から、旬のものを選べばよいでしょう。贈答用や高価なものであっても、カットしてあるものは避けるようにしてください。籠入りの果物セットなども喜ばれます。

お供え物として適しているのは、胡蝶蘭、白いゆりです。お花屋さんで購入する際には、お供え物であることを伝え、ふさわしいラッピングをしてもらってください。バラのように棘のあるものはふさわしくないとされていますので、故人の方がとくに好きだった場合を除いて、避けるようにしましょう。

ひまわりやチューリップなどは、故人が好きだった場合でも、あまりふさわしいとはいえないかもしれません。最低限の節度を持って選ぶようにしたほうが無難と言えそうです。

香典のお返しは?

会食

三回忌に招いた方には、遺族からは会食を用意します。相場としては、5千円程度のものを用意するとよいでしょう。お店は、お寿司やうなぎ、和食の食事処の中から選ぶと無難です。料理は、ご年配の方に合わせて、あまりしつこいものを避けるようにしましょう。

施主は出席者にお酌をしながら故人との思い出話や近況の報告などの挨拶を行います。お酒やソフトドリンクは、瓶に入っているものを用意するほうが良いでしょう。クルマで来られる方が多いので、最近ではノンアルコールビールを用意すると喜ばれる事が多いです。

ご高齢の出席者の中には、膝や腰が悪く、正座がしづらい方がいることもあります。お座敷の場合は、お店の方に座椅子の用意があるか、事前に確認するとよいでしょう。

引き物

遺族からは、会食の他に、「引き物」と呼ばれるお返しを用意します。生活用品・食品などの消え物が適しています。2000〜5000円程度のものを用意するとよいでしょう。タオルセット、海苔、お茶、珈琲などの乾物の詰め合わせ、オイルや調味料などの詰め合わせなどの保存が効く消え物が喜ばれます。

お菓子の場合は、パウンドケーキ、羊羹、ゼリー、プリンなどの、保存ができて取り分けがしやすいものが喜ばれます。

お布施の相場は?

一般的に1万円~5万円くらいです

僧侶を自宅や斎場に招いて法要を執り行う際に、お布施を渡します。一般的には1万円〜5万円程度と言われています。ただし、菩提寺で法要を執り行う場合は、これまでの慣例、近親者が以前支払った金額などによって決めることが一般的ですので、まずは家族に相談をした上で、金額を決めるようにしてください。

身近に相談できる家族がいない、という方は、直接お寺のご住職に相談してしまうのがよいかもしれません。先祖が眠っている菩提寺のご住職ですから、こちらが礼を失するようなことがない限りは、親身に相談に乗ってくれるのではないでしょうか。

斎場ですべてを執り行う場合は、葬儀社の担当に相談するのがよいでしょう。いずれの場合においても、変に見栄をはらずに相談をするようにするほうが良いでしょう。

お車代は5000円~1万円

僧侶を式場や自宅に呼ぶ場合、お車代として5000円〜1万円程度を、お布施とは別に渡すことがあります。もちろんこれはめやすですので、遠方から僧侶を招く場合など、距離や手段によって金額は異なります。また、こちらでクルマを用意する場合や、すべてをお寺で行う場合は不要です。

法事の挨拶(施主の挨拶)の構成は?

年忌の法要の後の会食では、施主は親族を代表して挨拶を行います。

三回忌以降はごく身近な親族や友人のみで行うことが多いので、葬儀の時ようなかしこまった挨拶な必要ありませんが、それでも、遺族の悲しみや故人の思い出、集まっていただいた親族に感謝の気持ちを伝えるために、最低限の構成やマナーを押さえた挨拶を用意しましょう。

1.法事・法要への参列のお礼

まずは必ず、来場のお礼からはじめます。故人のために時間を割いて足を運んでいただいたことに対する感謝をもって、挨拶をはじめます。

例)
「本日はお忙しい中、亡き◯◯のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございました。
「本日はご多忙中にもかかわらずお集まりいただきまして、心よりお礼を申し上げます。」

2.葬儀の出席と心遣いのお礼

年忌だけでなく、葬儀にも出席していただいているのですから、度々の出席に対するお礼、またその心遣いに対して、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

例)
「みなさまには、葬儀の折にもお集まりいただきまして、あわせてお礼を申し上げます。」
「葬儀の際には、みなさまには多大なるお世話を賜り、あらためてお礼を申し上げます。」

3.故人の思い出・エピソード

自分や家族と故人との思い出などを紹介し、故人を偲びます。故人の人柄を表すようなエピソードを加えてください。

例)
「◯◯はみなで集まって賑やかに酒を呑むのが楽しみでしたので、◯◯が好きだった酒を片手に、思い出話をしていただければ幸いです。」
「◯◯はみなさまといった旅行の話をいつも楽しそうに話しておりました。ですからこの席で、わたしの知らないエピソードをお聞かせいただければと思います。」

4.遺族の近況報告

普段あまり顔を合わせることがないような親族の方も出席しているでしょうから、自身や家族の近況の報告をし、あわせて感謝の気持ちを伝えるのも良いでしょう。

例)
「◯◯が無くなった時には私はまだ学生でしたが、昨年無事に就職をすることができました。これもひとえに、みなさまのご助力と、温かい励ましのお陰です。」
「◯◯がなくなって塞ぎこんでいた母も、みなさまの励ましを賜り、元気にこの場に集まることができました。」

5.お斎の案内

会食の案内をして、出席していただいた方に、ゆっくりと会食や会話をしていただけるような雰囲気を作りましょう。

例)
「ささやかではございますが、食事を用意いたしました。」
「気持ちばかりではございますが、膳を用意いたしましたので、ゆっくりとおくつろぎください。」

6.結び

最後に、あらためて感謝の気持ちを述べて、挨拶の締めくくりとしてください。

例)
「みなさま、どうか◯◯を偲びながら、ごゆっくりとおくつろぎください。」
「かんたんではございますが、お礼のご挨拶とさせていただきます。どうぞお召し上がりください。」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お通夜や告別式とは違い、故人が亡くなってから丸2年が経っています。法要では最低限礼の失する事がないよう、つつがなく執り行い、会食では、あまりかしこまりすぎずに、場を和やかにすることを心がけるようにしましょう。